虹を浴びていると存在がくるくるまわる。自傷。叡智。笑い。堪えきれなくなる。きみどりいろの空。大きな大きな卵に温められた空色のことり。
コップ一杯の涙を電気会社に支払う。何度も何度も、√の形に区切られ ...
さみしいヒト。
かなしいヒト。

全部食べたら、幸せになれる?


いいよ。
泣きたいなら私を貸してあげる。
好きに使えばいいよ。

さみしい、かなしい。

食べてあげる。
...
 黄色を暗がりで見ていると金色に輝く草原の満月だった 牛が骨を売って旅していく 寿司ネタは左からまぐろはまちサーモンの順で並び口穴へ消え失せたが 最後の紅しょうがの味がいつ ... 痛みに目を閉じた朝は
白痴だった電気羊の剥製と共に
世界中の飢餓の残骸となって
瀕死状態の純粋を嬲った
声だけの恋人は
「愛する者」と訳されて
一生分の夢より幻想的な
あやま ...
物憂い溜め息は朝を灰色に変え
私の指先をぬらした
冷凍室的空想は
剃刀を尖らせた
息を吸ったしゅんかん
喉に蝶が止まる
三月はみずみずしく
くちばしを持った少年は歩く
花々の祝福
光は前方から差し込む
北北西の智者は
彼に泉を与えた
棺桶を開けるとそこには見知った筈の大きな顔と、見知らぬ血色があるばかりで、周りには花なんか添えられているし、ついつい「久しぶりだなあ」と場違いな言葉が喉を震わせた。本当はこんなところに来たくなんかなか ... 私の声は
とってもいい声だから
アエギ声なら
100万人の男だって
同時にいかせることが出来る

だけど
飛びきり上等のアエギ声を
出させてくれるような
素敵な男が一人もいないから
...
寒さのあまり目が覚めて

気がつけば、職場で椅子に座ったままで

くしゃみが鼻先で誘爆すると

まるで冷たい水中にいるのではないかと思うほど寒かった。

いつの間にか、窓は真っ黒に塗り ...
コスモスを見に行こうよ。とキミが言うから

その日、僕らは旅に出た。

思いつきで、旅に出た。



できれば、車はオープンカーの

アメリカンなおっきな車が理想だけれど ...
思想がない
煙草を吸うことも

通りを歩くと
そこが表の道だったか
裏通りだったか
もうまっくらで
風の音ももちろん
タイヤを削る
だけで

空中を
あるいていたら
仏様にあ ...
膝までの深さの
泥水のプールに
君と潜ってはしゃいでいた
君と潜ってはしゃいでいた


僕たちは19歳で
怖いものなんか何もなかった
僕たちは無敵で
青春は永遠だった ...
路肩に吹きだまる枯葉
新銅の輝きに縁取られた灰色の雲
ベランダに放置された色褪せたサンダル
つぎはぎだらけのアスファルト
遠くでたなびく商店の幟(のぼり)




...
四階のパソコン使い無為な歌書くわれの前はにちゃんねる見る


記すためノートに力込め書くもちびた鉛筆筆跡薄く


鉛筆を削る手に込めた力はただ廻す為ではないと思う


キー叩 ...
茎干からび転げる掘り起したままの花園に名もしれず


向日葵が花咲く中潜る蜂羨ましく思う夏過ぎ


自転車の百千並びに差す秋陽その長し影から出れずに寒し


歩き方忘れたように並木道 ...
あたし
知ってる

フォアグラを食べて
脂肪肝になったら

ミイラ取りが
ミイラになったって

あなた嗤うのでしょう?

いいの
それでも
あたし
泣きながら
フォアグラ ...
こちらは大雨です、

ぼくはこころでそうしたためた

未来は今と過去の連続地点にあるのではない

今と過去と未来はパラレルワールドで

そのパラレルワールドには無限の組み合わせがある
...
分かるかい分かるかい分かるかい
君を構築するカラフルな遺伝子だ
今、ウラシル、人差し指と中指の境目をすり抜けて
世界へと落ちていく
ほら、受精したね
一生懸命、一生懸命、一生懸命生きようとし ...
愛していると言うことと
愛していると思うことは
まったくちがうわね

窓際に立ち
君はうたう

愛していると囁かれることと
愛されていると感じることは

日没、空あかく
...
「わたしはこの地をあなたに与えて、これを継がせようと、あなたをカルデヤのウルから
 導き出した主です」(創世記15:7)
「わたしはこの地をあなたの子孫に与える。エジプトの川から、かの大川ユフラテ ...
王政復古のミニスカート
あなたがミスを犯したこと
摩擦した太陽と同じくらい明らか
広葉樹の多い樹林の中央に
高さ二〇メートルほどの榛の木が一本
屹立するその根元はジメジメとした地面が広がり
いち早く裸木となった榛の木は
次の春に暗褐色の花を付けるため逼塞する
あたり一面紅 ...
雨がやんだ
塹壕に 糞尿のにおいが」もどってきた
雨のほうがましだ



        ・



複葉機が雨雲のしたを飛んでいきやがる
俺たちのことを 見棄てるのか 

...
毛布から出てこないのがアルテミス 骨太なベースラインや冬の虫 頼まれた宝くじ買いすぎていた 今日はラー油もぶちまけた よかれと思ったことをしてブルー さよならと言ってみる。

何のことはない、ただの言葉だから。
それでも、さっきまでなんともなかった心が、
まるで鉄砲水のような
洪水のような
押し寄せる感情がとめどなく押し寄せてくる。
...
すいぶんありふれた場所まできてしまった
ふりむけば怠惰に崩れた愛がみえる

いまや恋心は
あまい雨雲になって
なんとなくふたりを覆っている

雨がふれば
わたしもあなたも
木々も ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
由比良 倖自由詩312/11/13 1:00
いとしきみへ茅野ゆき自由詩112/11/13 0:53
お茶を薄めるヨルノテガム自由詩112/11/13 0:36
トポロジー青土よし自由詩112/11/13 0:32
浮力の実態自由詩3*12/11/13 0:22
伝説は書き損じられた自由詩112/11/13 0:19
Aピッピ自由詩512/11/12 23:59
もったいない花形新次自由詩212/11/12 22:56
11月の海流は。元親 ミッド自由詩7*12/11/12 22:28
コスモス・ドライブ。自由詩3*12/11/12 22:25
ゆっくりと佐藤伊織自由詩512/11/12 22:23
夏の死体に埋もれてホロウ・シカ...自由詩12*12/11/12 22:17
逃亡者。元親 ミッド自由詩2*12/11/12 22:15
スプロール化Ⅱすみたに短歌012/11/12 21:31
スプロール化Ⅰ短歌2*12/11/12 21:29
アン肝花形新次自由詩312/11/12 19:58
ぼくはあなたに吉岡ペペロ自由詩912/11/12 19:22
メリークリスマスピッピ自由詩412/11/12 19:17
日没はるな自由詩612/11/12 18:59
約束の地HAL自由詩2*12/11/12 18:34
スカート和田カマリ自由詩1*12/11/12 18:29
榛(はんのき)……とある蛙自由詩9*12/11/12 15:59
墓標のはざま月乃助自由詩9*12/11/12 15:45
毛布北大路京介俳句212/11/12 12:45
冬の虫俳句312/11/12 12:44
頼まれた宝くじ買いすぎていた自由詩212/11/12 12:44
今日はラー油もぶちまけた自由詩112/11/12 12:43
よかれと思ったことをしてブルー自由詩312/11/12 12:43
ただの言葉たまごボーロ自由詩4*12/11/12 11:56
雨雲はるな自由詩312/11/12 10:35

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加筆訂正:
サムライブルーブルース/すみたに[12/11/12 21:26]
レイアウトなど
ナム〜/花形新次[12/11/12 19:35]
文字化け修正
4.39sec.