ピカソみたいなメイクだと思われていた 30年まえ観た映画と再会した

30年まえの日本だ

撮影現場の600キロむこうに

ぼくはぼくの轍を探していた

あの頃の湿度

遊園地の風

蝉のしたの日差し

ぼくはあの頃今よりもひどかった

...
(わたしは猫になって、イチローに会いに行ったの)

 
 きょうの午後、鈴木さんに出会った公園にようやくたどり着いた。
 この公園のどこかに、イチローがいるはずだけれど、わたしの目に猫の影は映 ...
忘れた、ということを
忘れている道草の
風色はそよそよと
帰れないでいる
ほのぐらい影
(さようなら)さようなら
ずっと

うすぼんやりとともるこみち
ぽつり、ぽつり遠くまで
...
大人になったら
幸せが飛んでくると思っていた

けれど
幸せの羽は飛び去るためにも存在する

大人って
幸せにちゃんとさよなら、できる人
世界中の男女とセックスフレンドになりたい
だけど今すぐひとりぼっちになりたい
たぶんどこかがぶっ壊れているのでしょう

たくさんのひとに迷惑かけてきました
たくさんのひとをこれからも裏切るで ...
古本屋本の匂いが混ざり合う色んな理由で棚に並んだ

今日もまた何処かで花が咲いている見る人みんな心は子供

好きなこと書けば書くほど面白い詩になっていく日々の出来事

過去なんて振り返る ...
人の気持ちになんか
なれるわけないじゃん

なのに
雨がふると反省の気分になる

浄化されそうです
うちがわのドロドロなんて
ほおっておいてと
いいたいけど 少し心地よかったり

...
こんな街の外れの路地裏で
こんな冷たい雨の日に
あの娘(こ)今日も
たった独りで
佇んでいるよ こんな時刻に
学校 どうしたのかな
制服姿で 大丈夫かな
明日までに乾くといいけど
突然 ...
 年に一度か二度、真夜中に車に乗ってどこか遠くに行きたくなる。すれ違うヘッドライトもまばらな高速道路を、一人っきりで、ただ黙って車を走らせ続けたくなる時がある。
 目的地なんか必要ない。カーステから ...
?.

夜をくだる木の小舟に乗って、
流され、産み落とされた河口の、
なめらかな汽水の均衡のなかで、
嬰児の不鮮明な母音が浮沈し、
灰色の歓声、と、
どこまでも平たい原野、

手を、 ...
抑揚の中で光に悶える
今日の私達はそんな午後を迎えていた

開け放たれた窓の奥の空から 飛行機雲が落下するのを見て

私達は普段タンスの三段目に入れている宝箱という名の金庫を取り出し
中か ...
水道管から聞こえてくる
遠くから雨がやってくる
おとなたちはおしゃべりをやめて
会えないひとに手紙を書き始める

ラジオが音楽を止める
もう雨は近くまできている
...
―お客様お客様ブレーキお一ついかがですか?

―いえ、間に合ってますんで大丈夫です

―そんなことを言わずに、ささ自転車のブレーキでも

―いや、俺自転車乗れないんで

―それでは ...
車窓はいまだ固まらず
七三キロにえぐられる
ぐにゃりぐにゃりと 鐘がなり 
平たく 延び縮みした思いが
頭をぶちつけ 眼より飛ぶ
まどろみからはみ出す黒枝の
茂みの青い光をかきむし ...
 お酒を飲んだ帰り道、女性が声をかけてきた。彼女はガールズバーの客引きだった。アルコールで火照った体でも、寒い夜だった。乾いた風が、冷たい空気を体にたたきつける。大通りを走る車の列が、街を歩く人の群れ ... ふたりで街を冷やかしながら歩いていた

幸福というものがあるのなら

そんな時間や音や風のなかにあるようだった

ちいさなものからおおきな景色まで

ふたりに冷やかされるものは無限のようだった

それ ...
いつかかなうなら 
ゆっくり寝ていたい
お前の膝の上で
誰かを信じる力が欲しい
胸をはってあんたを抱き寄せられるくらいの度胸がほしい。
あんたがそういったように、おれもできることをしたい。
本当の言葉を形にするのはむずかしい
初めてあの人の声が聴こえなかった時の怖さを自分で声にするのは

目をつむれば白い雲がみえて
書き込む文字がへんてこなのは
どこまでも どこまでも いつか届 ...
あたりまえのように朝があった

朝という名前

朝でひとくくりにしてしまうと

それは陳腐だ

愛とひとくくりにしてしまうと

解釈だらけだ

地方都市の朝にさえ貴女を思う


微熱

腹痛

結婚
...
好きなことしよう

ミニサイズだけど
大きな心になりたい

好きなことは
小さいことだけど
大切な時間になる
やっぱなんかはじまってんだよ

まったくあたらしいじだいのあしおとが みみもとでひびくもの

あのこいまごろどうしてるだろう

あのともだちはいま どうしてるだろう

みかんばたけで  ...
ここからは






通れませんよ








一ミリも







...
晩飯のおかずを箸で摘み 
炒めたもやしを、食っていた。 

一本の長く萎びたもやしが 
「風」という文字になり 
誰かの顔のように 
皿にへばりついて、僕を見た。  

もしかしたら  ...
詩題への注釈としては











...
この両手いっぱいに こぼれるくらいの
ガーベラの花束を
小さなベッドルーム 埋め尽くすくらいの
うつくしい花束が きみにとても似合う

雨が降るたびに少しずつ秋がちかづいてくる
いいわけも ...
何でも 半分こ
笑いながら じゃれ合う子犬を 連想しながら
何処かで眺めた表情を 
思い出している

一つずつ 分け合うことなく 繋いだ糸は
合わせると 強く なるけれども
少し 儚い
...
今迄の僕は 
サラダにドレッシングを 
どばっとかけては 
じゅるじゅる汁を吸いながら 
緑の葉っぱを{ルビ咀嚼=そしゃく}していた 

ある日、寄ったレストランで 
出てきたサラダの器 ...
{引用=
悲しみのふきだまり
時の塵が 雪のように
ふりつもった

私の父は、元旦の夜に亡くなりました
四十四歳
心臓のわるい 人でした

長いときの 時のながい あいだ
なぐさめ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ピカソみたいなメイクだと思われていた北大路京介自由詩213/1/14 14:15
30年まえ吉岡ペペロ携帯写真+...313/1/14 13:55
あずきの恋人 (連載⑩)たま散文(批評...12*13/1/14 12:06
ゆうけいこしごえ自由詩6*13/1/14 11:20
成人式おめでとう。そらの珊瑚自由詩10*13/1/14 11:12
包帯のような空の下村田 活彦自由詩913/1/14 10:50
古本屋夏川ゆう短歌013/1/14 8:56
雨がもたらすもの朧月自由詩213/1/14 8:21
路地裏の娘もっぷ携帯写真+...713/1/14 6:16
driving alone大覚アキラ散文(批評...313/1/14 5:48
葡萄紅月自由詩213/1/14 4:02
クリスタル・ゲージ赤青黄自由詩3*13/1/14 2:59
雨が連れてくるふたば自由詩113/1/14 2:30
ブレーキ祭り赤青黄自由詩4*13/1/14 2:12
車窓の詩すみたに自由詩1*13/1/14 1:30
雪解けブライアン散文(批評...013/1/14 1:23
ひとり吉岡ペペロ携帯写真+...113/1/14 0:45
_十二支蝶自由詩013/1/14 0:44
自由詩013/1/14 0:39
自由詩113/1/14 0:35
地方都市の朝吉岡ペペロ携帯写真+...913/1/14 0:17
羽はみんな持っている朧月自由詩213/1/13 23:08
なんだかなあ2012自由詩213/1/13 22:42
無題TAT短歌113/1/13 22:15
風の顔 服部 剛自由詩6*13/1/13 21:59
フローズン・イフリートTAT自由詩213/1/13 21:54
Ah, dear gerberarium瀬崎 虎彦自由詩213/1/13 20:58
マスカラ藤鈴呼自由詩4*13/1/13 20:46
サラダの味 服部 剛自由詩3*13/1/13 20:45
誕生日月乃助自由詩7*13/1/13 19:28

Home 戻る 最新へ 次へ
2811 2812 2813 2814 2815 2816 2817 2818 2819 2820 2821 2822 2823 2824 2825 2826 2827 2828 2829 2830 2831 2832 2833 2834 2835 2836 2837 2838 2839 2840 2841 2842 2843 2844 2845 2846 2847 2848 2849 2850 2851 
4.23sec.