FBIに囲まれて居る
小さな鍵のうえに
丈夫な檻をかぶせる
はかり知ることのできない
うしろ暗いかなしみの末
その幼さだけが頼みの
あなたの白い歯が
深い夕闇にとっぷりと ...
僕が降ってきたよ
無数の
堪え切れずに
僕が
地面に突き刺さろうとして
ザザズ
濁った悲鳴をあげているよ
無数の
僕が降ってきたよ
止めどなく
所嫌わずに
...
一口に付き合い方といっても
相手として
個人と政府を
規制される側とする側を
同一視することはできない
人として素晴らしい個人がいることは
何の疑いもない
どこの国でもそうだろう
...
強いってなんだろう
冬の朝は潔い
そんな空気の中を歩いてゆく
けっして潔くはない私の足は
心を映すようにふらりふらり
視線までもふらり
はらりの葉っぱを追いかけて
自由なんて ...
押入れの毛布にくるまり
ロールケーキのようだなと
とろけるように目を閉じ
甘い夢を見る
お菓子の家は飽きたから
寿司ネタにしてくれと叫んでいる
小学生の私
そ ...
外はまだ暗い
風はないらしい
木々の揺れる音もなく、ただ
規則的で優しい雨音
世界の静寂
僕の孤独が浮かび
街灯の足下でアオガエルが思案していた
天気予報、雨 ...
夜中になるとなんだか手紙が書きたくなってしまう。
別に書く必要もないし、ありきたりだけど翌朝後悔したりする。こっぱずかしくなっちゃって。
夜中に書いた手紙って、やっぱり寝ぼけた頭で書いたから、 ...
僕は 何気なく 思いついた言葉を
誰でもないような顔で 書いていた
何故だろう 言葉は 今もそこにある
誰であるということも無いままに だけどたたずんでいた気のする新宿の街角で
ぼんやりと ...
1.
過剰な喪失感に苛まれている。神を宿して居ても、先天的敗北者は苦しみ続けねばならない。嘆かれなかった感傷が、秋の空を曇らせていくように。希望は砕かれるためにあるのだろうか。真実 ...
A.光とは波である
B.光とは粒子である
光は粒子であると同時に波である
粒子はかの人の心を砕いた粉末と同一である
波はわたしの砕けた心にひろがる波紋と同一である
満ちて ...
いつもスポーツとメカニズムにはコンプレックスを持っていたと思う。
でも好きなのだ。
たとえば本当はクイーンがとかカレンカーペンターが大好きなのにあえて反骨のかたちを
繕っていたのだろう。
...
流れ着いたころにはなかった公園
なかったベンチもすっかり馴染み
時を重ねている
けれど経つことない
思いは今日もため息に
変わり移ろいを 笑い飛ばしたいのに
過ぎた写真機を懐いて 佇むばか ...
人の心に耳を澄ませた金曜日
聞こえてくる様々な声に
目頭が熱くなった
人の声に耳を塞いだ土曜日
何度も繰り返した同じ言葉
口にだしてしまえば、泣いてしまいそうで
唇をぎゅっと噛みし ...
ラジオで誰かが言っていた
「小さなことからコツコツと」を
「小さな琴から骨骨と」なんて変換していた翌日
ご近所でお骨発見のニュース
家族すら知らないうちに家の中で骨になるのなら
たぶん友 ...
先哲の立たれて本壊を遂げられるまでの年月
現の己にも同じく積み重なりつづき行く日々
如何に為さん 更なる決意誓願を立て前進をす
どんなに身を焦がしても
無駄だよ
何度も言われた
諦めきれない
(でもね…
(少し、知ったかもね…
(沁みてるかも…
風がずいぶんと冷たくなってきて
お願いを
ひ ...
昔々と記しておけば
赦されるのだと気づいたの
赤い靴のロンド
パパ ママ 行ってくるわね
眠りに落ちた 部屋に囁いて
闇に溶け込む 家から抜け出したの
...
思いが波紋と広がり
弾けてきらめく
夜空に星座を探す夜は
そうして更けてゆく
ゆきずりに声かけて
無理にでも言わせたい
おやすみなさい
よい夢を
あてないから
お ...
語りたい思いを
風が連れ去ってゆく
初冬を迎えたちいさな
部屋から
窓は閉じられているけれど
夕べ 樹から葉が
離れてゆくのを見た
未練は何もないように感じた
履いてほしい ...
羊の群れ
戯れに操業するサアカス
旋廻する記憶
/
線対称な磁界
鳥たちは中空をその磁界の痕跡に沿って廻る
無限なる時間を鳥たちはそうして廻っている
...
アナルの
シワとシワを
合わせて
シアワセ
ナム〜
汚物弾の跳ね側
つまり
肛門と肛門を
つき合わせてですね
両側から
脱糞するんですね
相手のウンコを
自分のウンコで ...
僕の思慕の根柢には
無表情な錯誤が無限に痛罵とともに在り
/それは泡沫のように浮かんでは消える幻想としてのみ
なにか極限の調和を保っているように思え
/
存在全体を震撼させ
存 ...
なんで悲しくて
なんで泣くのか
わからない
なにが気に入らなくて
なんで怒るのか
わからない
なにが楽しくて
なんで笑うのか
わからない
私の心は
ピー ...
がらんどうの箱
窓枠から向こうの風景が見える
いや
もはや窓枠ではなく
ただの開口部
風通しがよい
では済まされぬコンクリートの塊
荒涼としているのは
今にも泣きだ ...
夕方は落ち込んでいたけど
救いの電話が来た。
皆に嫌われているのかな?と言ったら。
たまたま都合が悪かっただけさ。と言ってくれた。
今夜はご機嫌
明日はポッキーの日
そして介護の日
...
最後にはジキタリスの色を塗った
幼児期は三叉路で堕落
その手足ばらばらで踊る
むこうずねで待つ
最初には赤い頬
サボテンに棲む昆虫を
こまかくくだいて夕日色
ママはしばらくおそくなる ...
やさしくなどとおもわなくても
しみわたっていて
近づけば
近づくほど
殺すこともできるこの手が
どれだけでもやさしく触れます
らら空が音をつけて見ている
見えない色 らら空の音
眠っている瞳 生きている耳
らら空が音を変えて知らせている
色をつける耳 眠っている瞳に届く らら空の音
近くか ...
そんな事実まみれの話をしないで。
朝、光のふりそそぐ首都圏に溶けだしたチョコレートのせいで、つ
づいていく肥満児の行進。破綻した都市計画が描くメープルシロッ
プ、キャラメ ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
FBIに囲まれて居る
北大路京介
自由詩
2*
12/11/11 12:04
夕闇の檻
草野春心
自由詩
5
12/11/11 10:54
土砂降り
nonya
自由詩
16*
12/11/11 10:31
情報に壁は作れない。人の心も…。
眠り羊
自由詩
0
12/11/11 10:28
潔い朝
朧月
自由詩
3
12/11/11 8:34
甘い毛布
灰泥軽茶
自由詩
5*
12/11/11 8:05
アオガエル
三田九郎
自由詩
3
12/11/11 6:52
夜に書いた手紙
caligr...
自由詩
0
12/11/11 3:23
屍のバッタ
番田
自由詩
1
12/11/11 2:22
剰余のゲファーレン
青土よし
自由詩
0
12/11/11 1:55
光の定義
高原漣
自由詩
1*
12/11/11 1:41
僕たちは何ものなのか
梅昆布茶
散文(批評...
4
12/11/11 1:35
影ひとつ
もっぷ
携帯写真+...
3
12/11/11 1:03
週末
三奈
自由詩
16
12/11/11 0:44
小さなことからコツコツと
ただのみきや
自由詩
21*
12/11/11 0:37
節
侔義
自由詩
0*
12/11/11 0:18
凪知らず
もっぷ
自由詩
2
12/11/11 0:13
赤い靴のロンド
愛心
自由詩
2
12/11/11 0:09
今夜は空が澄んでいるよ
もっぷ
自由詩
6*
12/11/11 0:02
何かを
〃
自由詩
3
12/11/10 23:40
abuse
empty
自由詩
1
12/11/10 23:38
ナム〜
花形新次
自由詩
0
12/11/10 23:36
泡沫
empty
自由詩
2
12/11/10 23:24
心のパズル
ジュリエット
自由詩
1
12/11/10 23:22
解体される団地
kauzak
自由詩
11*
12/11/10 23:11
今夜はご機嫌
ペポパンプ
自由詩
10*
12/11/10 22:56
三叉路
ふるる
自由詩
9*
12/11/10 21:56
タッチ
美砂
自由詩
1*
12/11/10 21:56
らら空
朝焼彩茜色
自由詩
8
12/11/10 21:04
不思議ちゃん無双
しもつき七
自由詩
17*
12/11/10 20:31
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
2848
2849
2850
加筆訂正:
ABEGG
/
しもつき七
[12/11/10 20:43]
縦書き表示に変更しました
4.06sec.