すいぶんありふれた場所まできてしまった
ふりむけば怠惰に崩れた愛がみえる

いまや恋心は
あまい雨雲になって
なんとなくふたりを覆っている

雨がふれば
わたしもあなたも
木々も ...
鏡のような湖面
ここに有機体は居なそうだ
美しすぎて拒絶された感覚を覚える

のっぺりした私の顔
内には渦巻く感情がある
割れた窓ガラスに内なる私は写らない

あなたは私の表情を読み取 ...
             121112



輪切りにされた風景
などくとどくがが
買ったばかりの風景に溶け込んでは
ふうすけと鳴る
ふうさくになり損ねる
ふりんとうのう ...
「いつか止む」雨を見つめて呟いたあなたに逢える喜びは晴れ

擦れ違う人々の波絶え間ないそれぞれ違う生き方がある

飛行機のエンジン音が遮った愛の告白静寂好む

放課後の教室はもう元気 ...
繰り返される迷いや
知っている範囲の真実を探すことが
もはや何かの復讐としてしか呼ばれないのなら
消え去ってしまいたい

それぞれの真実を
かきけしてしまうのなら
虹 ...
両親を持たない
孤児はさ迷って
乳が欲しいと雌の裾を掴む
だのに女は乳房を持たない
大聖堂の聖母も大通りの花売りも路地裏の娼婦も
まるで育むことを拒むように
首元までボタンを閉めて
...
今朝君は
泣いてないって
しょうがない
涙にぬれた
別れを告げた
風に戸口を叩かれた冬が
一斉に開かれようとしている夜に
凍えるようなアスファルトを踏む
裸の爪先が何処かを目指してさ迷っている
たくさんの色彩に恵まれた
この祝福された大地で
夜の闇にさえ ...
十七歳だったあの日も曇り空

ブランコが揺れているのは誰のせい

メールでは伝わらないね よし祈る

青空を憎んだだけで大惨事

綾波のとてもリアルなかぶりもの

永遠のような ...
新入社員の頃に言われた
組織の長を目指して
世界に羽ばたく蝶になれと

中堅社員の頃に思った
組織の長は無理ならば
地元で羽ばたく蝶になろうと

熟年社員になって気がついた
組織の長 ...
{画像=121112003029.jpg}


人はみな心の中に
自分の花園を持っていて
色々な花を育てている

私は一つの花壇に飽き足らず
ネットを彷徨い
この花園を見つけた
私 ...

タトン
タタ
雨が大気にあふれ出す
地は吸い込んで
水流が闇にあふれ出す
ヒトはみな小動物
家のなか
葉陰の小鳥たちの夜を案じ
明朝の我が身を気に病む
石くれになる傘の中

...
はるか遠くの
たんぽぽ綿毛が舞い降りる
まるで初雪のように
まるで天使のように

国境も
区切りもない空の上空で
どんなねがいを背負ってるの

どこかでうまれたたんぽぽも
その背景 ...
ゼンマイ仕掛けの時間は
古い鳩時計みたいに装飾されてさ

彼女だって珍しくつけまつげをしてる
僕はピンクのカーテンの裏側は何色か考えてる

演奏者の孤独と陶酔
空から蜘蛛が降りてくるなん ...
元カノの元カレの 元カノの元カレの
元カノの元カレ は 俺 だったか

甥の 恩師の 親友の 妻の 妹の 幼なじみを
いじめた子の 曾祖父 は 福沢諭吉 です


今日も何処かでタマネギ ...
スクランブル交差点の
真ん中で
やおらパンツを下ろし
しゃがみこんで
青信号の間に
用を足そうと思った

行き交う人は
無表情で
こちらに
視線を向けるものさえいない
剥き出しの ...
どうしようもない 気味の悪さを 感じながら
別のモノだと 勘違いしようと している

この 悪寒を
オカンのセイだと 変換してみたり
気味の 悪さは
君の割るさだと
右からの横顔にしよう ...
愛する人よ

あなたは私にとって

天使であり

そして

悪魔だ。
寂寥の砂漠に
咲く薔薇のように
あたしもあんな風に成れるだろうか

あの薔薇は
ロンリーだろうか
ソロだろうか

あたしはソロで在りたい
けど結局はロンリー

冬のベッドは寒 ...
雑踏

喧騒

愛情

談笑

電話

メール

団欒

テレビ

郵便物

すべて

独り

を知らしめる企て

朝陽も

月明かりも

そん ...
オナニー
オナニーという
言葉さえあれば
オナニーできた

それは
トンカツという
言葉さえあれば
どんぶり飯
三杯いけた

あるいは
ゲロという
言葉さえあれば
洗面器 ...
この部屋中にある
あらゆるものを突き刺して
壊れたオブジェをつくる
グラスも、時計も、棚も、オルゴールも、
本もめちゃめちゃに破い ...
黒板から不機嫌に拭き消された詩はノートの裏表紙に書かれていた。

知らなかっただろう、二日前にはまだ星が見えていた、窓から夜空が見渡せた、そこに硝子が割れずにあったことを。もう思い出せない ...
私の旦那がエレキギターを弾けるように
私が夜でも詩を書けるように
私がskypeの友達と
ゆっくりお話できるように

こじんまりとした形で
こじんまりとした電気を
送ってくださいと
私 ...
コンクリートの湿った空気
充満する教室
チョークの粉漂い
俺の肺を白くする
窓を破ることもない
弱々しい生徒の哄笑が
俺の鼓膜を腐らせる……

その賑わいを葬りたい!
教科書閉じ ...
素麺はすいすい泳ぐ箸などにすくわれるとはつゆとも知らず

うつくしくやさしいひとをひとりだけわたしのそばにおいてください

虫の鳴く声がキィキィ単調に響いてさして美しく無く

今までに積み ...
学校で図工の時間ひとり自慢したやつの色
サムライブルー

男の子も女の子もみなもってぼくだけもたぬ
サムライブルー 
 
ほしいけど文房具屋は売りきれてそれどんな色
サムライブル ...
縄跳びで揺れない胸と揺れる胸 禁煙ルームに灰皿を置き去る 文句言うためにテレビを点けて居る
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
雨雲はるな自由詩312/11/12 10:35
平面小川麻由美自由詩2*12/11/12 9:46
ふうすけあおば自由詩6*12/11/12 8:51
逢える喜び夏川ゆう短歌012/11/12 8:42
seniri自由詩0*12/11/12 6:42
衣 ミコ自由詩9*12/11/12 6:03
別れ舞蛍等短歌112/11/12 3:46
よわさ衣 ミコ自由詩512/11/12 3:07
綾波のとてもリアルなかぶりもの小田桐ピロー川柳212/11/12 2:04
蝶能力イオン自由詩5*12/11/12 1:09
人はみな心の中に花園を持っているbeebee自由詩27*12/11/12 0:34
水の夜salco自由詩11*12/11/11 23:51
冬のたんぽぽ朧月自由詩612/11/11 23:08
辻音楽師梅昆布茶自由詩1412/11/11 22:29
夜のリレー猫道自由詩612/11/11 22:15
スクランブルロックンロール花形新次自由詩012/11/11 21:54
左のホクロ藤鈴呼自由詩6*12/11/11 21:15
愛するあなたは。元親 ミッド自由詩1*12/11/11 19:49
砂漠川上凌自由詩2*12/11/11 18:44
スポットライト三田九郎自由詩3*12/11/11 18:30
オナニー花形新次自由詩112/11/11 18:12
『逆流』あおい満月自由詩512/11/11 15:14
消されてしまった詩は舌の裏に隠されていたすみたに自由詩012/11/11 15:04
エレクトリック・アイランド小川麻由美自由詩1*12/11/11 14:28
漂泊者によせて——高校教室すみたに自由詩012/11/11 13:40
不整脈絡木屋 亞万短歌2*12/11/11 13:38
サムライブルーブルースすみたに短歌012/11/11 13:25
縄跳び北大路京介俳句212/11/11 12:06
禁煙ルームに灰皿を置き去る自由詩412/11/11 12:05
文句言うためにテレビを点けて居る自由詩512/11/11 12:05

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