虫食い算のように所々破けた穴に
正解を埋めていく作業は
途方もなくわたしを混乱させるのです
何を埋めても
どこを埋めても
間違いのような気がするのです
...
嘘が許せないなら
現実を受け入れる強さを
持たなくてはならない
嘘を憎むのなら
誰かを傷付ける罪を
覚悟しなければならない
完璧なんてどこにもない
...
涙がひとしずく流れたら
それが合図だ
明日を輝かせる
合図だ
泣かずして強くはなれないから
泣かずして優しくはなれないから
明日の輝きは
...
昔見たドキュメント番組
捨てられて ひどい仕打ちに 涙する子ども
親戚や 知り合いの家 たらいまわし
どうしてこうも 大人は汚い
どうしてこうも 大人は身勝手だ
小さいころに感じた私
...
過保護になり過ぎた時代に間違って先走って坊やの道を
作ってあげそうになってしまうんだ
でもそれは余計なこと
してはいけないことなんだって
教わったよ
すべ ...
そうだね、きみのいうことは正しい
でも僕はそう思わない
どちらか、じゃないんだ
ここに道はなくて、君の見渡す限り広がっているだけ
コンクリートは壊れるけれど
水は決してこわれない
...
朝
お玉におかゆが残ってて
夕べ
ゆきひらでほとほと煮ました
温かいものが食べたくて
お米しかなくて
夕べ
お米を見ました
白くてひかっていて
さらさら洗うとすきとおる ...
ため息を缶詰にして積み上げて635メートル越え
配給のおにぎりの味阪神忌
ちりとりで雪掻く朝やねこまんま
つぶされたくて蚊飛んでくる
土下座する機会与えてもらえず冬の日本海
社交辞令云うだけの口にリップクリームぬる
お月さんが真上にいたら
あたしはもう逃げらんない
持ってる紙コーヒーの中にだって
はいってくるんだもの
白状するとしんどいわ
だけどまいったな
欠けながらだって
びかびかしてる
...
ギュッと閉じた
眼の奥の熱
ジワジワと
脳裡に浸みゆく
からだの寒さを
毛布でくるみ
落ちてきそうな
天井を見つめる
六十兆個の細胞を
生かすも
殺すも
...
(以下英語で)
「カスタマー・サービスです」
「あの、レ・ミゼラブルの上映スケジュールを知りたいのですけど…」
「それでしたらウェブサイトで調べて下さい」
「さっき調べたのですが、 ...
大根は嫌いだと言う言葉が冬休みの合言葉だった
小高い丘が連なる様な古墳群の一角に施設はある
お世辞にも広いとは言えない畑の早朝は
しもやけやあかぎれの手指足指をからかって
まる ...
今 この時に
私はあなたと同じ日暮れを
病んでいる
今 この時に
私はあなたと同じ孤独を
呼吸している
そしてもう二度と会うことはないあなたと
今まででいちばん
近いと感じてい ...
人生は勉強の連続だと、
心の底からケーウラくんは思っていた。
学べば飯の種は得られるが、
学ばねば飯の種の「粒」さえ手に入らない、と
ラジオで語ったケーウラくんの肉声は
今もインターネットで ...
冬の薄暗い回廊を
渡ったところに教室があって
頭痛を抱えたままの君は
そこをめざして歩いていく
壁にはたくさんのテレビがついていて
音もなく瞬きながら
世界中のつらいニュースを
さか ...
からからと 庭の枯れ葉は 風に舞い 集まってゆく 雪のように
チチチチと 小鳥は木の実 ついばんで 眺めるわたし 息をひそめて
ベランダに 小さな服が 並んでいる 冬の陽射 ...
休みの日だからって
何かすることはない
ヒマだから仕事してたほうがいいかも知れない
生きることは
絶望と希望の
バランスかも知れない
こうやって詩が書けるのも
一応めしが食えて
一応住 ...
赤いウミウシの模様であった
デパートの包装紙
それで母はちゃっちゃかと洋服の型紙を作る
かつて何かを包んだものの匂いがしていた
ヒトガタに切った人形が
夢のなかでトモダチになるように
...
プラスチックのじょうぎをカタカタいわせながら
後ろから走ってきたから
こうちゃんだとすぐにわかったけど
ふりむかないでそのまま歩いた
そしたらドーンと背中に勢いよくぶつかってきた
「どーん」 ...
君からもらった
クッション
誕生日だったか
クリスマスだったか
君が僕にくれた
唯一のもの
くっついて
はなれて
またくっついた
またはなれた
それから僕は
...
精製されていく社会について
ゆるい登り坂が真っすぐにのびて、空に消えています。
その道には、両脇に銀杏並木が等間隔でならび、
それよりも長い間隔で綺麗なアイボリーの鈴蘭灯がたっています。 ...
子猫のしゃっくりを右手で引っ掴み
やあらホイ!
ドックフードを食べ残した犬をポチと名付ける
...
北海道にいったら鈴蘭に会っておいでなさい
寒い寒い大地から葉をのばして
日なたにも日陰にも茎をのばし
鈴のように5、6こ
並んで総状の花をつけた
それは、風車のような晩春の香よ
北海道 ...
ふと雑誌の広告を見て
コーセーという化粧品会社の存在を忘れていた自分に
ちょっと驚く
長らくpdc(ポーラデイリーコスメ)を使って来たからか
いずれ価格帯のせいだろう
ドラッグストアやスーパ ...
直ぐに裏返るその舌はダメ
不安?
反発ばかりしていて
慣れていない発音の不自然さは
個人授業してあげるから
お仕事はちゃんとやってね
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
答え
永乃ゆち
自由詩
2*
13/1/17 22:24
嘘
〃
自由詩
3*
13/1/17 22:18
合図
〃
自由詩
1*
13/1/17 22:16
『マザーテレサの名は知れぬ』
座一
自由詩
8
13/1/17 21:43
此処に在る思い
桜 歩美
自由詩
6*
13/1/17 20:40
悲しみは悲しみを生まない
ゆったいり
自由詩
5
13/1/17 20:33
お玉におかゆ
ふるる
自由詩
15*
13/1/17 20:29
息
北大路京介
短歌
7
13/1/17 19:09
阪神忌
〃
俳句
2
13/1/17 19:08
雪掻く
〃
俳句
8
13/1/17 19:08
つぶされたくて蚊飛んでくる
〃
自由詩
4
13/1/17 19:07
土下座する機会与えてもらえず冬の日本海
〃
自由詩
7*
13/1/17 19:07
社交辞令云うだけの口にリップクリームぬる
〃
自由詩
5
13/1/17 19:06
真上の月
朧月
自由詩
6
13/1/17 17:52
足音
シホ.N
自由詩
6
13/1/17 17:23
ああ無情…でも負けない!
夏美かをる
自由詩
28*
13/1/17 16:30
たくあんとぼく
ドクダミ五十...
自由詩
9*
13/1/17 16:01
カモメの朝
Lucy
自由詩
11*
13/1/17 14:50
漫才師のケーウラくん。
み
自由詩
1*
13/1/17 14:37
冬の回廊
Lucy
自由詩
21+*
13/1/17 12:00
冬の日常
ミツバチ
短歌
3
13/1/17 10:55
鉛
渡辺亘
自由詩
3+
13/1/17 9:39
かりぬい
そらの珊瑚
自由詩
34*
13/1/17 8:10
ランドセルから定規
村田 活彦
自由詩
11*
13/1/17 7:59
クッション
ちて
自由詩
6*
13/1/17 5:23
街の絵
月形半分子
自由詩
3*
13/1/17 2:42
ポチと子猫とそれから私
赤青黄
自由詩
5*
13/1/17 2:33
鈴蘭
月形半分子
自由詩
6
13/1/17 2:05
オバサン覚え書き
salco
自由詩
10*
13/1/17 0:35
個人授業
鵜飼千代子
自由詩
9*
13/1/17 0:26
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
加筆訂正:
カモメの朝
/
Lucy
[13/1/17 21:12]
ミスタッチ発見、失礼しました。風邪にのる・・・って。(~_~;)風にのるの間違いです。
悲しみは悲しみを生まない
/
ゆったいり
[13/1/17 20:37]
改行の間違いの修正
4.68sec.