口に含んだルビーを
少し、見せて
彼女は深い眠りへと向かった。
天蓋から垂れたベールの外に立ち尽くし、
私は窓から夜を見る。
月はあった。
もはや天体の月までもが、
彼女の言うま ...
あらゆる辛酸を舐めようと
水だけで一週間暮らそうと
敬意を抱く親友が逝っても
愛した女が他の男に走って
全財産を盗んでいかれても
会社でリストラに遭っても
倒産・自己破産しようとも
痛み ...
虹の始まりが
何処なのか分からない
虹の終わりが
何処なのか分からない
出所もなく 湧きあがる
雨上がりのイリュージョン
七色の光のスペクトルを
キラキラと反射させて
...
赤い空は夜の続き
星数える予定を君と取り付けたのは
今夜雨が降るから
一人でいるのが淋しいのは
意味があることじゃない
二人でいるのが好きなのは
君だけじゃない
生き方に迷ってる ...
詩を消した
書かれたノートには 跡が
例えば誰かのために書いた絵のように残っていた
僕には それは 寂しい気がする
例えばそこで言うべきことを話すこともなく別れるように
多くの言 ...
band-aid is food
カタツムリを捕まえて、それを頭の中で飼った。
すごく天国に行きたかったので、夜通し起きていた。
そうして視力を鍛えた。
カタツムリを飼ったのは、彼らが強い ...
いくな
いくな
いくな と過ぎ去りし影の端を握る
あたいの前には、立ち入り禁止
あんたの前には、Uターン禁止
標識、ちゃんと見てよね!
あたし
自分で見たこと
なかったから
あんたに言われて
初めて知ったから
恥ずかしそうな
素振り見せたけど
嬉しかったの
本当に嬉しかった
こんな
薄汚れた
あたしでも
...
ノオトに書きつのった 想いは
黒板のみどりに にじんで
金木犀の風に
セイラァ服のすそが揺れる頃
放課後の職員室で
私、わたし、ワタシ、、、
うつむいて
「それは はし ...
朝、職場の一日の初めに同僚たちが
コーヒーを啜っている一角には
充填しそこなった活力が
辺りに漂い出している
それに与りたいと
自分もカップにコーヒーを注ぐ
一日の仕事をやっつけるため ...
砂漠が止まり
荒地に変わり
境はうねり
灯に裏がえる
蒼とむらさき
はざまの冬に
窓は影を塗る
ただ繰りかえす
両側を壁に囲まれた
長い坂を下 ...
あの星の輝き
あの花の艶やかさは過去の印象
今は
何もかもが色褪せて見えてしまう
貴方と恋をしていたあの頃
私は一体貴方の何を見ていたんだろう?
私は一体貴方の何を知っていたんだろ ...
あたしの皮膚に
刻まれた
この傷跡は
あんたが残していったもの
あたし
あんたが好きだった
あんたが死ぬほど
好きだった
あんた好みの男に
なりたくて
あんたが
デブ専だ ...
偽善かな、って 迷う瞬間って 言うのは
何処かしら 自分自身に
後ろめたさが 有るのでしょうね。
常に 色んな可能性を 考えて 動くコトは
大切だと 思いますが、
出来れば、
相 ...
ダムのサイレンが鳴った――
遠来の旅人はまさに無頼の男で、
己が生をあなたの扁桃体へ刻んでいった
――それは一つの警告だったのだろう。
思い出に鬱ぐあなたを召し迎えよう、
と、腕を廻し込 ...
ゲーム--スタート
--"-"(2)いいえ。
--"---->-->「--10 --いいえ
--"-"(1つ)いいえ
回転するボー ...
小さなあまりにも小さな
小さなあまりにも小さな
ことにかまけて
昆虫針でとめられた一羽の蝶のように
僕は身動きひとつできない
僕のまわりを
すべては無声映画のように流れてゆく
...
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする
この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ...
夜に、バレエのおけいこから帰る道で、
もうすぐ家につくというとき、
住宅街の隅で、若草色のネグリジェを着た女の人が猫と喋っていた。
ふたりは向かい合って楽しそうで、とても、きれいだった。
車の ...
神よりも偉いのだけど蟻よりも偉くないのだ四十二歳
逆月を飲み込んでより変顔にナイル川にも鯖がいました
寝てる間にあなたの眉を剃りまして走らせましょう銀河鉄道
個人情報売った銭で食いつなぐ
薔薇が青ざめている
あなたがいても あなたが淋しいと淋しい
夜汽車の音を聴きにいく
眠れぬ夜のなぐさめに
長く尾をひく汽笛
行く人のさよならのように
旅のゆくえを指し示す
線路のむこうは闇に溶けている
行かない者のさみしさを
私はぼん ...
癒してくれる。
助けてくれる。
理解してくれる。
会ってくれる。
世の中を光り輝くものに
してくれる。
勇気をくれる。
生きる希望を与えてくれる。
自分に自信を与え
その気に ...
私は油性ペンが好きな時もある
泣きながら書いた手紙
泣きながら書いた詩
涙がこぼれ落ちても
にじまないから
私は油性ペンが嫌いな時もある
「これは私のものです」という印に
布に名前を ...
会いたくて
今すぐ君に会いたくて
駆け出しそうになるけれど
僕がどんなに手を伸ばしても
君の足元にも届かない
だから
うんと努力しよう
いつか 君と
肩を並べて 歩ける ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
宝石
小鳥遊儚
自由詩
4
12/11/14 13:31
笑うもの
HAL
自由詩
2*
12/11/14 10:47
【 夢想家の見る虹 】
泡沫恋歌
自由詩
10*
12/11/14 9:11
owatteruwakeja
竜門勇気
自由詩
0*
12/11/14 7:32
ミスタードーナッツで書かれた詩
番田
自由詩
2
12/11/14 2:37
エスケイプ
由比良 倖
自由詩
3*
12/11/14 2:07
かつてを想う
yuma
自由詩
0
12/11/14 1:11
標識
殿上 童
自由詩
14*
12/11/13 23:04
肛門美人
花形新次
自由詩
1
12/11/13 23:04
せんせい
月音
自由詩
1
12/11/13 22:48
コーヒーによる世界の捕え直しのためのエスキース(習作)
N.K.
自由詩
8*
12/11/13 22:18
夜と白 Ⅱ
木立 悟
自由詩
2
12/11/13 22:16
貴方がいた世界は
柊 蒼衣
自由詩
3
12/11/13 21:59
肉割れ
花形新次
自由詩
1
12/11/13 21:31
善だと思う事実
藤鈴呼
自由詩
4*
12/11/13 20:41
漂泊者によせて——巨浪
すみたに
自由詩
2
12/11/13 20:16
デッドボール
和田カマリ
自由詩
2*
12/11/13 17:43
黒田三郎詩集 現代詩文庫を読む
葉leaf
散文(批評...
10*
12/11/13 17:28
サラダそば
梅昆布茶
自由詩
14
12/11/13 15:05
きれいなひと
小鳥遊儚
自由詩
5
12/11/13 12:59
偉
北大路京介
短歌
4
12/11/13 12:47
逆
〃
短歌
0
12/11/13 12:46
眉
〃
短歌
2
12/11/13 12:46
個人情報売った銭で食いつなぐ
〃
自由詩
0
12/11/13 12:45
薔薇が青ざめている
〃
自由詩
6
12/11/13 12:44
あなたがいても あなたが淋しいと淋しい
〃
自由詩
8
12/11/13 12:44
夜汽車
そらの珊瑚
自由詩
19
12/11/13 8:25
愛の力
ペポパンプ
自由詩
10*
12/11/13 7:17
油性ペン
小川麻由美
自由詩
9*
12/11/13 5:40
星に願いを
結城 希
自由詩
2*
12/11/13 3:32
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
2847
加筆訂正:
漂泊者によせて——巨浪
/
すみたに
[12/11/13 21:02]
ちょとなおしました。
3.99sec.