世界は膨張した
私の視界はせまくなる
細かな粒子の集合体は一つのきっかけで崩れ始めた
不用意な誰かの声の振動
『痛い』
と・・・・
そのまま紗のカーテンが何となく音 ...
近所の子らが小銭を握って
フルタのチョコやオレンジガムを買う
細野商店はおばさんがやっていて
娘と息子がひとりずつ
近所の子らが大人になって
いつやらクリーニング代理店になり
細野商店 ...
スーパーに並ぶ玉ねぎは
じつは人の魂です
皮をむくたびによぎるものあり
涙がとめどなく流れます
玉ねぎを最後まで
むいてはいけません
むいたらそこで、おしまいです
...
流れゆく川のように
ゆっくりとした足取りの妖精達
昨日までの汲々とした世界から区別された聖性を掲げ
大地は誇り高く実りを告げる
冬の星座も宙高く
また来る聖夜には全てが始まる
すべての予感 ...
仕事中ふと
椅子の数を数えてみたくなった
ずいぶん移動しているけれど
小さな店なのでそんなに難しくはないだろう
幼児用の椅子が足りなくなったり
学生がテーブルをまとめて島を作ったり
床のコ ...
狩猟民族としてのあるいは
遊牧騎馬民族の遠い遠い血が流れているのだろうか
トラッカーだけれどカーナビなんて要らない
iPadでGoogleMAPだけで探索し移動するのが得意になった
い ...
守るものはなんだ
この生活か
この空間か
過去を帯びた今か
過ぎし忘れられそうな過去か
そのままの先の未来か
何も見えない新しい未来か
なんでもいいから
自分を守れ
...
When the world is mine...
火曜日は街の背中の見える丘でアルマゲドンをひとり待つ予定
タンポポを折った帰りは電柱を倒すべきという義務の問題
相対性理論 ...
買い物袋を持つ
袖口から覗く彼女の腕には
野犬に噛まれたような夥しい赤い痕がある
ぼくの腕にも、
同じような痕が犇めいている ...
{引用=
長らくご無沙汰しております
要に結ばれた 松の葉が
はらはらと舞っていたりするものですから
この世で添い遂げられなかった二人の 死骸の群れのように思え
いたたまれず ...
あたいさあ
本当は
道徳的な人じゃない
自分でそんなことするのって
何だかとっても
悪いことしてる気がして
すごっく悩んだ
こんなことしてると
いつか罰があたる
ダメよ
止めな ...
ある女性から振られて
運気が下がった。
身から出た錆だった。
必死にあがいたが
ダメだった。
前世からの因縁で
地獄行きが決定した。
もう夢も希望もない。
仕事もその内首になる。
...
私は、心を失ったロボット
...
彼が学校を卒業し
規則的に飼育された褒美の
初任給は最初に受け取る聖水
システムの管理の上に
嫌がおうにも引きずり出された
学生気分の抜けない彼でも
一種の儀式として
激しく揺り動かされ ...
「大きなもみじ」
木の若芽
いろんな木の葉が散り交じる
大きい葉 小さい葉 ぎざぎざの まるいの
一面にふりまかれた気取りない木の衣装の端切れ
* ...
「風が来るところ」
木の若芽
雲ひとつない空に
しばらくしてひとつだけ見つけた雲は
空に浮かんだ理想郷の島に見えた
ああ でも今日はここが理想郷だ
あの雲まで ...
恋はまぼろしなんじゃないか
だからこんなに美しいのだろう
夢はまぼろしなんじゃないか
だからこんなにはかないのだろう
人生はまぼろしなんじゃないか
だから今一瞬しかないんだろう
現実は現実 ...
「未来の語り部」
木の若芽
小さな草たちがかすかな声で歌い始めた
わたしも声に出すことを見つけよう
歌うこと語ることを 掘り起こし練り上げよう
肌を光で包んで風 ...
誰にも届かない言葉に意味はあるのか
そんな風に疑いながら自分の言葉を探してる
声なんて無くなってしまえばいい
そんな風に思いながらすぐに歌を口ずさむ
死にたいと嘯きながら約束をする
そんな風 ...
耳が痛い
と
あなたが言うので
のぞきこんだ
産毛に抱かれるように
あなたの
恋人からの言葉がひかっている
それを持ち帰り
窓辺においてやると
いよいよ優しげにひかってい ...
あまがみのはずが致命傷
怪しいチップうづめられている
雪女の夏服に納得がいかない
枯柳カーテンのない天女部屋
帰り花コーネリアスのヘッドフォン
マイルスのジャズ串にさす焼き鳥屋
ときに戦場で敵の銃弾を受け
即死できずに藻掻き苦しむ同胞を
楽にしてやるため
こめかみに銃口を押し当て撃ち殺す
慈悲の一発と呼ばれる
神の意思に背くものが存在する
悲しさと寂しさは
似ているようで違う
悲しさには少し
怒りの気配があり
寂しさには少し
温もりの気配がある
楽しさと嬉しさは
似ているようで違う
楽しさには少し
短さを感じ
嬉 ...
ありがとう と
言うことはできるけど
想うことはむずかしい
平等という言葉を習いすぎて
不公平という言葉を使いすぎて
列を乱してはいけないの
群れとは並ぶことじゃないのに
感 ...
言動のピース
DNAに左右される
言動のピース
思考が言動にかわる
言動のピース
環境で言動がかわる
一秒まえもわからない
一刹那あともわからない
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
現実は膨らむ
TAROぱっ...
自由詩
0
12/11/16 0:24
細野のおばさん
salco
自由詩
9*
12/11/15 23:32
玉ねぎほどの魂
石田とわ
自由詩
8*
12/11/15 23:16
銀河
黒髪
自由詩
6*
12/11/15 23:09
椅子
mizuno...
自由詩
4
12/11/15 22:49
アストロナビゲーター
梅昆布茶
自由詩
16
12/11/15 21:49
頭痛
まきちぇり
自由詩
7
12/11/15 21:49
世界が私のものだったころ
由比良 倖
短歌
8*
12/11/15 21:19
『共喰い』
あおい満月
自由詩
6*
12/11/15 21:19
秋の便り
月乃助
自由詩
13*
12/11/15 21:04
話したかった
花形新次
自由詩
1
12/11/15 20:54
どうあがいても地獄行き
ペポパンプ
自由詩
5+*
12/11/15 20:40
マリオネット
世江
自由詩
1*
12/11/15 18:58
初任給
和田カマリ
自由詩
1*
12/11/15 18:33
大きなもみじ
木の若芽
自由詩
4
12/11/15 16:01
風が来るところ
〃
自由詩
1
12/11/15 15:59
まぼろし
渡辺亘
自由詩
2
12/11/15 15:58
未来の語り部
木の若芽
自由詩
6
12/11/15 15:46
冬の朝日
Mélodi...
自由詩
1
12/11/15 15:35
耳
はるな
自由詩
8
12/11/15 15:11
あまがみのはずが致命傷
北大路京介
自由詩
8
12/11/15 12:52
怪しいチップうづめられている
〃
自由詩
3
12/11/15 12:52
雪女の夏服に納得がいかない
〃
自由詩
3
12/11/15 12:51
枯柳
〃
俳句
1
12/11/15 12:51
帰り花
〃
俳句
0
12/11/15 12:50
焼き鳥屋
〃
俳句
1
12/11/15 12:50
慈悲
HAL
自由詩
1*
12/11/15 12:23
似ているようで
小原あき
自由詩
11*
12/11/15 11:54
ありがとうの群れ
朧月
自由詩
3
12/11/15 11:08
言動のピース
吉岡ペペロ
自由詩
4
12/11/15 10:35
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2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
4.55sec.