遅い昼食を済ませて
苺の実を一つ齧る
幾つもの
目には見えない高い壁が
頭のなかに聳え立ち
増えたり減ったりしている
煙草を一本吸う
...
愛を送る
そっとあなたを包む
やっと、
気づけたから
愛を送る
エゴではなく
身体中であなたを包む
だから、
先を、
...
どこまでも ゆっくりと
歩いて行ってくれれば 良いと思う
適度に 酔いながら 笑いながらの
微妙な距離で・・
☆
空が 月になったり 海に代わったり する
心が 繋 ...
ゆうぐれに向かってはしっている
かえっているのに
だんだん離れてゆくようで
君がならすおんがく
私のみみをこじあけて
はいるよ乱暴にむねのなか
せつなさをきざんでる
なにか後悔さ ...
学芸会をやることになった。先生が教室に入ってくるなり、明るい表情に、楽しげな声調で言った。「笠子地蔵をやることになりました」と。俄かに教室は騒がしくなった。誰でもそうだが、人が集まるとこうい ...
キヨクアカルイ――君の生き方を見ると、そう言いつつ嘆息が漏れる。多くの声が聞こえてくるけれども、君の声だけは澄やかに聞こえる。他の声とは決定的に違う、芯を持っている、根をもっている。君の名前だ ...
海中を漂う砂粒が、潮流に弄ばれながらも、時には魚の口から鰓へ抜けながらも徐々に沈んでいく。天に在る日輪がその姿を鏡に映している、その鏡である美しい海面から離れて黒い海へと沈んでいく。それは途 ...
ちょっと待ってください
兄弟ですから
似ているところもありますけど
性格は違いますし
性癖に至っては
兄はドMもドMですが
僕はどっちかっていうと
Sですので
兄の代わりに
調教して ...
窓の下には鉄の部隊が並んでいて
わたしは今日も外に出られない
大きな口をがらんとあけた
あのパラシュートみたいなものに飲み込まれる
そうすればわたし、麻を縫わなくてすむのかしら
見世物小 ...
つぶれたスーパーの裏には
ひとり郵便ポストが立っている
その赤いからだは色褪せて
ところどころが剥げている
スーパーとともに忘れられ
...
【つぶつぶとうがらし】
このタイトルが、イコール「粒々辛苦」の振り仮名だと思う人がいたら、その人は私の同級生の○○くんかもしれない。
そう、小学生(たぶん6年生くらい)の時、国語の書き ...
ワイシャツに挟んだネクタイに視線を落として
パソコンに向かう背中を眺める。
穏やかな心は/切なさを交えて/水面下に姿を隠しながら
妬みと嫉妬を掻き立てる。。
(叶ウ物全テガ、 ...
日記詩
(一)
真昼の銀行、キャッシュコーナーの長い列は
金にまつわる一喜一憂を分かち合うかのように寒いほど静かだ
これはまさに近代の儀式
笑っても泣いてもいけない参列者たちは
残酷な ...
それはまるで二人きりの秘密
くすぐったい内緒話をいつも微笑みが包むよう
とある産院での一室
大きな苦難を乗り越えた若い娘が
生まれたばかりの赤ん坊を抱いて誇らしげに微笑んでいた
赤ん坊もさぞ ...
東の空にいつの間にか、オレンジ色した淡い月がでていた。
「あ……、もう、こんな時間だから、お家に帰りましょうか。」
やだっ、そんなの、ずるい!
「外山先生……、わたしどうしても、もういち ...
雲ひとつない冬のそら
白いちいさな骨が
すこしずつ進んでゆく
ひかるアスファルトを
北風に押されては
怖くて笑いあっている
ホテルのロビー
さて、問題です ...
いいことも
わるいことも
関係なしに
うつくしい
ため息さえも
いとおしく
白くかがやく
冬の青空
時間がない が口癖になって
汗を かかないままで 奔走して
どこまで行けば どこまで行けばいい
どこまで歩けば どこまで走れば 辿り着くのかな
腹を空かせたまま ふくよ ...
ワイルドストロベリー / 和名(エゾヘビイチゴ)
苗を買って植えた
幸運と奇跡を呼ぶといわれている
...
あの男が死んだとき
その亡骸をほしいとねがう
ベッドに横たえて
ともに眠り、
おはようと朝をむかえる
腐敗するその ...
凡人、詩人、変人
詩にしたってだけで 何も変わっていない
明日への不安とか 過去の記憶とかその他諸々
全て無理矢理繋げて 可視化して満足してるだけ
褒めてくれる人なんて 誰も居やしないのに ...
子供はめんどくさい
紙おむつも高いし生活費がかさむ
でも先生なのだな
問いかけることを忘れて
処世に汲々としているぼくたちを
ときどき修正してくれる
大切な生き物だ
...
街は、
カーブの多い 通り
I have lost my job
フランス語を
話せたら、
can i be your friend?
言葉が、
人を 傷つける
...
.
きみたちの{ルビ身体=からだ}から発した熱は
端正な六角の結晶を溶き崩す
時空のしじまをかいくぐりたったいままで保たれていた正クリスタルの羽
気の遠くなる空の上から降りてきたたくさんのたく ...
キミはいつもいつも”どうしてかしら?”っていうよね
ウチの”どうしてかしら?”は、疑問文ではなくてよ
それがわかっていただけないのは、どうしてかしら、ねぇ?
センター試験初日
豪華弁当を作り見送った
仕事中も気になる
あっちゅを学童に迎えに行って帰宅すると、
予備校から電話
「わたしは今仕事 ...
いつか空が大笑いして
わたしを吸い取ってくれるといいね
しわくちゃになった空の歯の隙間に
挟まって
カクカクとゆれるわたしの両足
15時の道ばたには
もう子供もいないから
突 ...
精神的に余裕がなければ
感傷的になって感情が揺れることも
減るんだなと
そんなことを思って、流れる景色をみる
少し休日が続いて
ぼけーっと変な事ばっか考えていたけれど
叩き ...
レモンのようにすっぱい恋だった
イチゴのようにすっぱい恋だった
甘い気持ちになる前に終わってしまった
それでもあきらめられない僕だった
寒い風吹く街角で
祈るような想いを飲み込んだ銀行の看板 ...
真夜中に猫の呻き声 宿題のせいで寝れない夜に
初めて作った芋の煮物 富山県産おいしいな
一人でも暮らしていけると過信するのが楽しい夜
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
苺の実
草野春心
自由詩
8
13/1/20 20:58
ただ、愛を
AquAri...
自由詩
2
13/1/20 20:49
充電したつもりが
藤鈴呼
自由詩
3*
13/1/20 20:08
ゆうぐれの音
朧月
自由詩
9
13/1/20 18:42
木は孤独だろうか?
すみたに
散文(批評...
0*
13/1/20 17:35
樹化
〃
自由詩
2*
13/1/20 17:33
海一粒の砂粒
〃
自由詩
2*
13/1/20 17:30
カラマレーゾンの兄弟
花形新次
自由詩
0
13/1/20 17:01
鉛とわたがし
カマキリ
自由詩
4
13/1/20 16:40
きみを忘れやしない
石田とわ
自由詩
12+*
13/1/20 15:56
珊瑚の小径(エッセイ)
そらの珊瑚
散文(批評...
9*
13/1/20 15:42
格差社会
梓ゆい
自由詩
1
13/1/20 14:07
日記詩
月形半分子
自由詩
5
13/1/20 13:29
秘密
〃
自由詩
1
13/1/20 13:27
あずきの恋人 (連載⑪)
たま
散文(批評...
14*
13/1/20 10:59
冬のそら
吉岡ペペロ
自由詩
2
13/1/20 10:34
かがやき
三田九郎
自由詩
7*
13/1/20 8:03
曇り
ビル
自由詩
3
13/1/20 7:38
白い花と赤い実と祈りと水やり
石田とわ
自由詩
9*
13/1/20 6:17
ひとつの狂気
〃
自由詩
6*
13/1/20 6:04
凡人、詩人、変人
itukam...
自由詩
0
13/1/20 3:50
子供の詩
梅昆布茶
自由詩
20
13/1/20 3:16
トロピカーナ
番田
自由詩
1
13/1/20 2:36
谷
Giton
自由詩
1*
13/1/20 1:09
どうしてかしら?
殿上 童
自由詩
16*
13/1/20 0:23
大学受験狂詩曲
鵜飼千代子
自由詩
14*
13/1/20 0:12
空がわらった
佐藤伊織
自由詩
9*
13/1/20 0:10
新
レイヨウ
自由詩
4
13/1/19 23:27
待つこと
杉原詠二(黒...
自由詩
3*
13/1/19 23:20
真夜中
山岸美香
自由詩
2
13/1/19 23:02
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
9.17sec.