雨上がりの朝 音楽会は終わり あたりは拍手のように光っていた
──終演
濡れた落ち葉は閉じられた楽譜 土に還る日を待つのだろう
──静謐
鳥は何の疑問もなく冬へと向かう ...
熱せられてどろどろになった
黄色い言葉を型にいれる
冷えてプリンのように固まったのを
皿の上にもる
黄色い言葉は
テーブルの上の静物画だ
触れると聴いたことのある歌声
この中にきみが ...
歴史に突き刺さった彼の脚を
歴史に絞め殺された彼の眼を
上空を飛び交う空の歴史へと組み替えよ
縮み果てている そして
端をどこかに置き忘れてしまった
空という平坦な炎に死んだ憎しみを与えよ
...
1
カモメが鳴いている下を空が飛んでいた。水、用意していきます。貴方の前で涙が涸れるといけないから。塩水、用意していきます。天気予報は大体見ないの。消しゴムを転がして一応は予測するけれど、傘も、長靴 ...
自分に
向けた 背で
生きて
何を思うべきだろう
金は何も 人に与えない
街をさまよう旅人である僕は今日も知らない
夏の駅に戻って 歩きたい 強い日差しを浴びながら
緑の中で青 ...
空港で飛ぶコウモリ、
背中にはりつく電波は一級品で
然るべきナビを覆う
真っ白な暗号
際限のない街の灯り
日本だとはいえ、
どこだか分らない。
HUKUOKA
HUKUOKA
...
キミのことが大好きです。
大好きなんです、どうしょうもなく。
そんなキミを、守りたいって
僕はいつしか思うようなったんだ。
そして
キミを守ることができ ...
どこかのBarには
探偵がいるのかもしれないが
俺たちのBarには詩人がいる!
唄うたいもいる。
Barには
たくさん
いい奴らがいる。
夢を描 ...
乾いた唇をアルコールが潤すと
孤独の味が口の中一杯に広がった。
傾けるグラスは
ほの暗いカウンターで
時折澄んだ氷の音を響かせると
その度に
弾ける花火のような
...
昨日はどうやら生きていた。
今日もなんとか生きている。
明日も運が悪くなければ生きてるだろう。
日々の生活で浪費してるのは、酸素ぐらいなもので。
つまならないことも、くだら ...
あたい
あんたのこと
よく知らなかった
こんなに近くに
いるのにね
あんたが
あたいの一部だったのか
それとも赤の他人で
たまたま
あたいに住み着いたのか
そりゃあ
調べ ...
どうだい
奇跡の居心地はどうだい
まだ慣れねえか
さっきは無限の中にいた
バイブレーションしながら
過去に未来に今を震えた
どうだい
奇跡の居心地はどうだい
...
かかなくては、死んでしまいます。
うたわなくては、死んでしまうのです。
髪も、膚もまっ白い、ゆう霊のやうな少女は、さう云ひました。
あかい硯を右手に、まっ黒い{ルビ蝶々=てふてふ}の ...
明確な胎動を受理できない午前2時
私の処女膜は宇宙に懺悔する方の涙になった
思考が定まらない午前2時
神様は死んだ
・
ざくろを潰すのが好きだ
忘れてしまった声が聞 ...
寂しくて
部屋のにおいさえも嗅げない
煙草が
冬の匂いと混ざり合って
僕は
どんなに遠くを
迷うだろう
少年だったころ
僕は少年宇宙飛行士でした
その後
記憶を消されたのだけど ...
羽化する理由を知っているなら
窓を開いた
心を閉ざしたままで
呟く理由
聞こえぬことを
知っているから
少しだけ
唇を開けば
新しい空気が
入り込んで来る
...
引っこ抜かれた紅葉が
真っ黒に凝固して
光る路面の上
じっとりと持ち場を離れない
南北にかかる星のアーチ
まばたきのようにパチパチ弾けて
青白い薄雲をこしらえ
光の翼を噴射している
...
公園の木立が醸しだす衣擦れに
つい呼び込まれる落ち葉の季節
自らの想いをまとめることもできず
今日も折りたたみ杖の同行で散策にでる
プロムナードに落とす
猫にゆがんだシルエットの裏には
...
地図を広げて電話を片手に話している
相手は叔父だ
ある地名の場所がわからないという
三文字の漢字で表す地名
「興味の興、という字がつくの?何?聞き取れないの?」
歳老いた叔父の声はしゃがれ、 ...
弟のプリンを冷蔵庫から盗む。鳥の名前にやたら詳しい。血液型が気になる。勉強ができない。{引用=(世界の終わり)}
遅刻する。早退する。ブッチする。君に会いにいく。電車のドアが目の前で閉まる。{引 ...
わかってたのに
できなかった・・・
甘えてると離れていくこと、辛いことばっかり言ってると苦しませること。大切に思っているならもう少し工夫できなかったの?
弱すぎたよね
でも ...
体毛が濃そうだなって
顔を見ると
何となく
分かるじゃない
髭の剃り跡が
青々としていたり
眉毛がフッサフサだったり
モミアゲがエルビスだったり
あたしもさ
よく見てもらえれば
...
ここをもう少し南に歩くと大きな柿の木が見えてくる
手入れなんてされていなくてばさばさの大きな木が見えてくる
まだかけ算が苦手な時に、そこの汚い倉庫みたいな家には
ガラクタばっかり集めているお ...
ウツウツしつつ
鬱憤はらし
クヨクヨしながら
苦を昇華する
ビクビクしては
吃驚ぎょうてん
クルクルまわる
狂った脳天
タンタンとして
耽溺する水
モヤモヤして ...
教室から飛行機が見えた
窓の向こうでは轟音が聞えているはずだ
潮のにおいも混じっているはずだ
この町の大人達の自慢は この学校の窓という窓は
二重ガラスで 外の音が 全く聞えないこ ...
東京に居ても…
四季は感じるね
こんな都会に居ても…
季節の移ろいを感じる
街の顔も変わり
木々の色付きも変わり
人々の装いも変わる
街が…そして自然が
彩り鮮やかに
そ ...
お日様は
例えばカモを乾かすし
植物の栄養になる
人にとって日当たりとは
幸福であり温かい気持ちである
この絶妙な心配りの太陽は
昼の活動には欠かせないし
雨雲に隠されては悲しく思う
...
屋根裏で昼寝のにおいをかぎながら、
目をつむってうとうとしていると、
光のカーテンの向こうから駱駝が現れた。
駱駝はまるで地図のしわを引き伸ばしたような顔で、
長い間ヨーロッパ諸国を遍歴し ...
山を捌け入り 深水を欲する
大樹に覆い茂る緑の苔は
年を経る毎にこびりつく
生きて動くものは皆無
餌になるような食物も霧中
小さな足跡を探し彷徨う
足は高度を上げるが
空気は淀み ...
寝た子を起こすのは癖などではなく
男の本能なのだ
自分の子も、ひとの子も
猫も鼠もすべからくたたき起こし嫌がられる
朝になれば食卓のししゃもに
やれ早く起きろ、やれおれの相手をしろとわめ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬鳥
そらの珊瑚
自由詩
20
12/11/15 9:50
黄色い言葉
殿岡秀秋
自由詩
6
12/11/15 6:39
冬
葉leaf
自由詩
4
12/11/15 5:35
部屋のなかは遠くて明るい
由比良 倖
自由詩
2*
12/11/15 2:59
かけらの詩
番田
自由詩
2
12/11/15 2:50
:earphone
プテラノドン
自由詩
4
12/11/15 0:32
守るべきものに守られて。
元親 ミッド
自由詩
4
12/11/14 23:51
Barにはやつらがいる。
〃
自由詩
1
12/11/14 23:46
ウイスキーがお好きでしょ?
〃
自由詩
2
12/11/14 23:44
どこかの友へ
たまごボーロ
自由詩
5*
12/11/14 23:36
ハナクソ
花形新次
自由詩
0
12/11/14 23:30
奇跡の居心地
吉岡ペペロ
自由詩
1
12/11/14 23:01
刻詩病
高原漣
自由詩
1*
12/11/14 22:52
しあわせの行方
ゆるこ
自由詩
2
12/11/14 21:48
ノンレム
由比良 倖
自由詩
4
12/11/14 21:19
羽化する理由
藤鈴呼
自由詩
4*
12/11/14 21:10
臭気
風呂奴
自由詩
1
12/11/14 21:06
宇宙人のしわぶき(四)
信天翁
自由詩
2
12/11/14 20:50
午前三時
渡 ひろこ
自由詩
28*
12/11/14 19:16
世界の終わり
コーリャ
自由詩
7
12/11/14 18:52
生きる
スマイル?
自由詩
0
12/11/14 18:40
ささやかな悩み
花形新次
自由詩
1
12/11/14 18:38
タイムマシンおじさん
カマキリ
自由詩
3
12/11/14 18:18
風来坊
シホ.N
自由詩
6
12/11/14 17:17
個と場
るるりら
自由詩
21*
12/11/14 17:16
彩り鮮やかに…
清風三日月
自由詩
2
12/11/14 16:34
お日様
黒髪
自由詩
2*
12/11/14 15:51
駱駝
綾野蒼希
自由詩
2*
12/11/14 15:24
水と山
逢葉優
自由詩
1
12/11/14 14:59
寝た子を起こす
かなりや
自由詩
3
12/11/14 14:28
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
2838
2839
2840
2841
2842
2843
2844
2845
2846
4.46sec.