何も知らない日々が
ぼんやり流れているようだった
知らない恋人と僕は歩き続けていた
街の 住み慣れた世界の郊外にある 沼のほとり
その汚れた沼には誰も来ないようだった 
だけど 僕らも  ...
都合のいい鏡だ
ありのままを映し、臭いものを覆う
何も知らなかった頃に帰れれば
楽だろう
それはそれは楽だろう
(反転
今までの上は下になりました
なので、東京に向かう電車は下りです
...
「路上で突然ですが、
果物買ってくれませんか?」
「さっきまで
そこで売っていたのですが、
少し残っちゃって」



立川駅の歩道橋の下で
前を歩いていた人に袖にされた、 ...
おそろしいものに
心あたった朝、

月は
黙って
灰色でした



わたしの言葉は
薪のようです

誰かの夜を
あたためうるならば、と

みえない炎を
見つめかねな ...
枯草の中に埋もれた 
名も無き花のつぼみが 
こちらに口を開いていた 

花の声に耳を澄ましていると 
自らのつぼみが 
開いてゆきそうな気がする 
何処へ行っても 
同じような人間ばかり住んでおり 
同じような村や町やで 
同じように繰り返される日々―― 

旅を求める私の道は 
人が時空と因果の外へ飛翔する 
あの瞬間 
夢と{ ...
死神の愛馬はたいて冬囃子


傘を咬む波の輪かかげ雨を招ぶ   


まぼろしはまぼろしのまま糸車


泣く子から泣く子へ雨を遠去ける


髪の毛の花と同じ空く ...
いんもうはいらんかえ
わてのいんもうは
いらんかえ
21才短大英文科卒の
いんもうはいらんかえ
この場で
抜きたてホッカホカの
いんもうはいらんかえ
沖縄出身
目鼻立ちの整った
ト ...
いつもちゃんと閉めるのに

蛇口から落ちる水滴の音

もう一度強く閉める時もあれば

そのまま

ポタポタ落ちるのにまかせて

ぼんやり

ポタッ

ポタッと

落ちる ...
暗い冬の海に向かって
真っ直ぐ延びる
桟橋のさきで
潮風に晒され
逃れることも
かなわず
ただ
直立する
未来
帰ろう 
帰りたい 
君と過ごした時間 
君と一緒に歩いた夕暮れ 
君と交わした約束 
願っても祈っても 
時間は戻らない 
砂時計を逆さまにしても巻き戻らない 
だけどあの時に感じた ...
白いランニングシャツに
下はパンティ
プールサイドで
水かけっこして濡れて
乳輪が透けて見えるか
見えないか
ギリギリの線で
最後の勝負に出た
20代後半の
崖っぷちアイドルが
と ...
老人は溜息をついた
己可愛さに守りに固執する馬鹿者どもの多くなった事よと
老人は猟師である
日本ではもう少なくなった狩りを主とする人生を送っている

老人はとある子供にいった
お ...
“何か”が重なることで、
不のサイクルに嵌まる。




















時たま、そんなことがあって......
...
きみの温もりは
手のひらやことばの
うちから途切れずに
あふれて

くちずさむことを
許されないうたになって
胸にすいこまれる

なんてうたえば
伝わるだろう

温もりのう ...
指先に残る感触
現実感以上の幻想感
痺れるような弛緩が止まない直後


人差し指と親指が反射した
いや、決断した
正義という大義の下で
防衛という前提の下で   なされた

...
「気づき」
                 木の若芽


きのうとはちがう今日が始まり
ああ 風がふく
きのうとはちがう風が
 
明るい空を吹き渡り
晴れやかな世界を吹き払う
風 ...
どれだけ辛かっただろう

父母を
恋人を
子供を
妻を

残して逝かなければならなかった
貴殿方の苦しみを私は知らない

沖縄の海の上に散った
命の意味を
涙の意味 ...
たとえば

人は誰かを捨てるとき
オブラートに包んで
口に入れる
ゆっくりと嘘が溶けていくように

胃の腑に落ちた
真実の味が
逆流して口の中に溢れだしたとき
その苦さに顔をゆがめ ...
                      121122


義務を果たすために焼酎を飲むのだ
麒麟が空を駆けめぐる季節の到来に
おっかなびっくり地を這い蹲って逃げ遅れのアリンコを探し出し
...
あなたの上におぶさって
海を渡る
落ち葉の海
先の見えないけわしく
おおきな声だけがたよりの―



墜ちていく



海には
かぎ穴も柵もない
だからどこへも
入ら ...
よってたかって
酷いことを言うから
精神科に行って
大変な目にあってみました

夏を飛びこして着地した僕は
金木犀のまじった朝露を
深呼吸する
勝ち組、負け組、と問えば
緊張した行司 ...
小雪や漫画で読みし黙示録 焼芋や一卵性の双生児  ファボると呪われるツイート     コックリさん中毒 寝て起きたら昨日 劇中で悪魔呼び出し主役喰うチャットレディーになりたいソウル 誰からの言葉もかけられないまま
僕は 去る この街を
そこにいるのは 誰だろう 例えば 
立っているのは こうしていても見えない 誰だろう
そんなことを思う 僕は
眠い だから 歩き出す ...
出勤を道草はたの霜ばしら
自堕落の浮腫みづら張る朝すがし

駐輪場サドルに銀の宇宙苔
コンビニに寄れば家路の月は肥え
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
裏原の中で買った財布番田 自由詩1+12/11/23 1:44
ぶんしん中川達矢自由詩212/11/23 0:55
路上の野菜売り鵜飼千代子携帯写真+...17*12/11/22 23:56
アンドロメダ千波 一也自由詩7*12/11/22 23:38
花の声服部 剛自由詩612/11/22 23:25
瞑想散歩 自由詩212/11/22 23:17
冬と呪木立 悟俳句312/11/22 23:09
歳末商戦花形新次自由詩012/11/22 23:01
蛇口灰泥軽茶自由詩4*12/11/22 22:59
桟橋フクスケ自由詩212/11/22 22:00
あの時文字綴り屋 ...自由詩1*12/11/22 21:18
夏といえば花形新次自由詩012/11/22 19:43
老人と少年と通りすがりの私田園自由詩3*12/11/22 19:32
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命どぅ宝ジュリエット自由詩1*12/11/22 14:42
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キャラメル佐野権太自由詩412/11/22 8:39
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寝て起きたら昨日自由詩312/11/22 5:45
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信じた未来番田 自由詩012/11/22 2:16
パキsalco川柳4*12/11/22 0:10

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