心地好いもの。朝のコーヒー、牛乳の存在、波のあわ立ち。登校中の小学生のさえずり、猫のあくび、晴れた日の窓のそば。日曜日の心臓の音、プラスチックの静謐、枯れた木の肌。
心躍るもの。挑戦的なメイク、 ...
言葉なく花の上を彷徨うものは何か
言葉より上等なものとは何か
君の髪の煌めきとは何か
人々の哄笑にふと射す
あの影とは何か
君がキスの時、赤らめる頬とは何か
僕の厚 ...
柔らかなおんなのかたちだ
優しくて美しいおんなのかたちだ
たったひとつしかない曲線
飯野山というのが本名のこの小さな山は
さぬき富士と呼ばれている
愛したおんなの乳首のよ ...
感情が 動く夜には
自らの 血液を 見詰める
動く姿を
直接 眺められないのが
とても残念と
カテーテルの細さと
赤い糸の 丈夫さを
ゆっくりと 比べたりなんかして
見上げるの ...
鈴木さんと、大王さまはスロープに向かって、ゆっくりあるいて行った。そうして、青白い灯りのなかに立って、わたしに手をふってくれた。
さようなら……。
わたしもちいさく、手をふった。
あ ...
潮だまりに
奇っ怪な紫色の物体をみつけた
グロテスクな
おせじにも美しいとは思えない
そいつから
私は目を離せずにいた
素通りできない塊に
捉えられてしまった
学名 アプリシア ...
女は最後は開き直るいきものであること
不細工さや子供はときに油断をさそうこと
詐欺師は必ずしも独り身の美人とは限らない
子供はときに同情という囮に使われる
詐欺は慇懃無礼の最上 ...
愛を語ってもいいじゃない
知ったふりしてもいいじゃない
修羅場をくぐって
書物に浸って
山の禅寺で胡坐をかいて
ひとかどの人になりました
そんな振りしてもいいじゃない
たまに ...
砂丘のてっぺんに立ち尽くして歌う
君のソプラノ
俺は君の足元で震える
一掴みの雑草
音の滴を全身に浴びて
枯れかけた葉を再び広げる
歌ってくれ 思いのままに
君が自由をつかむ ...
からだを波のようになびかせて
白いあわだちをむかえる
いくつもの永遠が閉じこめられる
かつて少女だったすべての女性たち
かなしみを取り込んだなめらかな体に
くちづけをするとき
...
昼には昼の顔をして
月など知らない振る舞いを
夜には夜の服を着て
海にさからう泳ぎかた
明日には明日の「今日」が来て
なかったことなど無いように
青々とした朝が降る
道を歩いていて嫌になるのは
いつも いつも 枝分かれしていくこと
その中から ひとつを選ばなきゃならない
一番素敵な景色を見せてくれるのが
どの一本かも わからないのに
僕はそれに疲 ...
マイケルジャクソンの青空
アスファルトの上で街は目覚め始める
排気ガスとパンとコーヒーの匂い
新聞配達夫の帰り道には
怪物のような建築現場がある
鉄骨の群れが ...
別れ話
蜜のかおる若々しい花を燃やしている少年の手は
今からはじまる喪失の時から汚れはじめる
ありもしない空を鳥が飛ぶから
銃声はなるのだ
何故と問いかけてはいけないと
い ...
ジプシー
海は
いつも 素肌だ
情熱の心をひろげ
ジプシーを愛する
だから
誰もが鴎になりたがる
{画像=130121043544.jpg}
加齢臭がするオヤジがカリーを作る
可成り美しく無い情景ですよね
「市販のルーは好かぬ」などと
...
血液の色にどろりと赤黒く 淀む怨念のごと恋心
「くだらない」と一蹴してよ 頚椎にまとわりついた恨み、首ごと
汚らしい親父の娘麗しく「私がずっと守ってあげる」
煙草より酒より危ない薬よ ...
指切り一つ
交わした日の涙と
頬にふれる肌の
しなやかさを
失ってしまったこと
近くにあって
遠くにあったもの
それらがみな
始まりのこころへ帰っていくよう ...
#1
きんいろのふりこがゆっくりと放たれて
はらはらと粉を撒き散らしていく
とがった屋根のさきっぽに
逃げ出した雲がひっかかったまま
夜がくる
そのまちでは風が吹かない
時計の ...
無いものが
楽譜の床を舞っている
壁のなかに踊るもの
羽に逃れ 曇を巡る
夜の山のむこうから
横顔が昇りくる
黄色に巨きく
振り向きながら 巨きく
泡の ...
河口の雨
割れた水門
岩に触れると
聞こえる音
土の上の
午後の重なり
終わりまで歩いたのに終わりは無く
また同じ氷を引き返す
どの脚を使うか尋ねられ
む ...
霧の村のむこうに
霧の村がある
耳の奥の音のように
白い
小さな花の生えた機械に
水をやりにくる鳥
機械はいつも
眠ったふりをする
いきどまりの ...
愚かだ
愚かなのは俺なのか
それとも君なのか
いや俺と君が2人でいることか
…
愛が人を愚かにするという
なのに人は愛を狂おしいほどに探し求め続ける
愚かな俺と愚かな君
...
エリンギが
売られていて
それを
買って
来て
食べて
それから
栗みたいに
いがいがをだした夜
ひっこみきれずに
あなたもさしてしまった
ごめんなさいが
なぜか言えずに栗のままで
いがいがを
いっぽんいっぽんぬく
いっしょうけんめいにぬ ...
鳩子よ
おまえが生まれたのは寒さの残る
春と呼ぶにはまだ早い季節だった
忙しさにかまけ、放置していたベランダで
気づいたときに ...
年の瀬の上野公園は
家族づれの人々で賑わい
僕等は3人で
枯れた葦の間に煌く
不忍池の周囲を歩いた
ゆくあてもないような僕等の歩みは
本郷へと進み
詩友Fの朗らかな顔に ...
たのみますおねがいします!きてください
ポーカーフェイスで
中止!
雨に濡れたくありません!
埋め合わせ
プライバシーに関することは教えられません。
くちずさんだ歌詞に
涙が止まらない
鼻水が止まらない
人目もはばからず
出尽くせ ぼくの一週間
溶けて、溶けて、溶け出して。
今回は、しろいろさんと大森靖子(おおもりせいこ)さんの表現する世界をのぞいていこうと思います。ふたりとも、私がいい意味でショックを受けた方ですので、大切に考察していけたらな、と思います。
ま ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
メモ
はるな
散文(批評...
2
13/1/26 16:51
発見
yamada...
自由詩
1
13/1/26 16:10
さぬき富士より愛をこめて
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
13/1/26 15:01
何を 思おう
藤鈴呼
自由詩
2*
13/1/26 14:54
あずきの恋人 (最終回)
たま
散文(批評...
13+*
13/1/26 14:13
あめふらし
そらの珊瑚
自由詩
14*
13/1/26 14:12
最近わかったこと
梅昆布茶
自由詩
12*
13/1/26 13:37
いいんじゃない?
まーつん
自由詩
5*
13/1/26 13:36
声
〃
自由詩
4*
13/1/26 12:58
いくつもの永遠/椅子
はるな
自由詩
5
13/1/26 9:45
repeat the same thing
〃
自由詩
6
13/1/26 8:44
選択肢
まーつん
自由詩
9*
13/1/26 8:31
マイケルジャクソンの青空
月形半分子
自由詩
6
13/1/26 3:37
別れ話
〃
自由詩
4
13/1/26 3:22
ジプシー
〃
自由詩
4
13/1/26 3:18
華麗なる加齢(アホ)
ドクダミ五十...
自由詩
4*
13/1/26 2:17
妄執
水瀬游
短歌
1
13/1/26 1:52
約束
赤青黄
自由詩
1*
13/1/26 0:32
てのなるほうへ
小夜
自由詩
4
13/1/26 0:11
冬と熱
木立 悟
自由詩
5
13/1/25 23:58
ノート(まつり おわり)
〃
自由詩
4
13/1/25 23:56
ノート(Graublau)
〃
自由詩
5
13/1/25 23:55
愛してる
文字綴り屋 ...
自由詩
0
13/1/25 23:50
シャッセ マスカット
6
自由詩
0
13/1/25 23:48
毬栗と猫
朧月
自由詩
4
13/1/25 23:44
おまえに別れを告げさせてくれ
石田とわ
自由詩
10*
13/1/25 23:41
卵の音
服部 剛
自由詩
6*
13/1/25 23:38
わらい傘
あっはっはっ...
自由詩
0
13/1/25 23:07
潮解
短角牛
自由詩
0
13/1/25 22:28
【HHM参加作品】しろいろさんと大森靖子さん
佐藤真夏
散文(批評...
5*
13/1/25 22:28
2797
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2824
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2828
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2830
2831
2832
2833
2834
2835
2836
2837
加筆訂正:
約束
/
赤青黄
[13/1/26 4:28]
レイアウト及び言葉を補正。
4.39sec.