130128

5年前に簡単に解けたなぞなぞが
今では難しくてなかなか解けなくなった
謎が謎を生み複雑性が増したのだろう
と考えていたら
引き出しの奥から子供の頃
...
雪のあと
空おだやかに澄みわたる

望みをひとつと問われれば
家族が健康で過ごせますように
儀式の火は燃え上がり
今日という実をはぜていく
紅白の餅は黒くこげ
昨年収穫した稲藁で編んだ ...
寒波が襲来
「それは 陽子と電子が告げた」
風花を焚く 冬の冷香
月夜だけがそこに在る

俯きながら 雄弁は実らず

雪に 傘をさす
「泣き顔が とても簡単に思い浮かぶから」

そ ...
気づけば内定していた印刷会社で
ぼんやりと ひたすら ローテーションワークする 
詩をひたすらにノートに書くように
目を刺す 昼の強烈な日差しだけは 二月の初旬は貴重だった


だけど ...
眠れないならきみを思おう
どんな理由でもきみを思おう
目覚めたくなければ夢できみと会い
白日の木漏れ日はきみへのうたを描くために

なんでも良いんだきみを思いたい
窓辺にあるのがお人形でも ...
聴きたいのに凪いでいる夜
風よ
うたってよ

聞きたいのにきみの声
どこへ行ってしまったの
いつかの空の白煙に乗って

しん、としたまま白んでゆくのか

灰紺色の星のまばらな
...
わたしをころしたのはなに?
わたしをころしたのはだれ?

おおくのしがらみが
たくさんのひとのおもわくが
わたしをころしつづけた

かこはけせない
いまのわたしは ころされたわたしをお ...
  よく晴れた空の下
  十数羽の烏が女の体を
  生きたまま啄ばんでいた
  幼かったわたしは
  生家の二階の部屋で
  宿題をする手をそっと止めた
  本棚に置いたラジオから ...
今日もまた蝿をつぶす

今日もまた、という意識は
やがて日常になり
日常はやがて面倒となり
いつかそれを無くした日に
大切なものだと気付く

それは
果たして幸福なこ ...
クロールの腕は
背泳ぎの腕は

すでに必要な分の
空間をかきとっている

その直径の
中で泳げばいい

ぜんぶというなの
私のせかいで
て何だ
ガソリンスタンドはこればっか
客に手を汚せというのかしら
石油の匂いは嫌いじゃないけど
まどっちかゆーと愛してるけど
可燃性危険物がボタボタ垂れるレバーハンドルを
何で金払ってまで ...
路上に駐車する中型の窓に『敗走中』とある

ああ逃げているのね、フムンと見送る

崩れてゆく戦線に溶けていく{ルビ生命=いのち}、黄昏に沈む国

傾いた客船は船首から浸水し一気に沈む、折れ ...
月がまあるい

それだけでまあるくなれる

ぼくは話し掛ける

みんなも話し掛けてみてください

そうしなきゃ損です

雪が降ったり止んだら満月だったり

いろんなものを見せな ...
一皮剥けたい
剥かれたい
このままじゃ
ダメだって思うから
もっと素敵な男に
ならなきゃって
思うから
一皮も二皮も
剥けるように
頑張ってみる
セロハンテープでとめて
元に戻ら ...
苦しみが二つあるのもいいものだ
一つの事だけ 思いつめていられない
じっくり向き合ってもいられない
さあさあさあ 

最大の苦しみにあうまで
練習しておこう
苦しみながら 生きる術

...
吊革に捕まろうと
子供が両手を精一杯伸ばしても
ぎりぎりで届かない
近くて遠い
輪っかを見つめている

その子は多分何年後かには
何も考えずにそこへ辿り着く

何年待っても、何年願っ ...
私がまだちいさかったころ
薄く引かれたグレーの線が
何故かたまらなく好きだった

ぬりえは色を重ねることを先に終わらせ
最後にふちどりを残すほど
夢中で線を辿っていった


そういえ ...
これから私は慣れないことをする。
感想文を書くのだ。
詩で、しかも中也の詩で。

中原中也の詩に「月夜の浜辺」という詩がある。教科書に載っているくらい有名な詩なので、馬鹿な私でも知っている。裏 ...
そこはいつも夏だった
降りしきる雪
枯れずに凍るひまわり


雪には構造がある
対称は
一瞬で
駄目に
なる
その分生まれる
土を覆いつくすほどに
それが耐えられない

...
美醜なんてのは
相対的なもんだし
時代によっても
変わるわけだから
それに
俺は肉付きのいい
ブス好きなんでね
この場合のブスってのは
ほら今の人が十人集まれば
十人ブスって言う
...
かくのごとき
かくごのとき

平仮名だけだと
読み違えてしまう

心だけだと
はき違えてしまう

言葉だけだと
どうなるのだろう

かくかくしかじか
よもやまばなし

人 ...
へたくそに鳴く
鳥を朝にみつける

へたくそでも
ぎぎぎ ぎぎぎと
さけぶよ 寒風にむかって

首をすくめる
私もみたよ 同じ方向を

風の中に
風しかみつけられない

お前 ...
はとこのちえが
文字を教えてとせがんできた
あいうえお
と順番に教えていくと
「わ」のくだりで
おかしな出来事がおこった
紙から
ふわっと浮かんだ
わの文字は
ちえの両親 ...
朝だと思ったらまだ夜中だった

漫画を二冊読んだ

雑誌を一冊読んであくびをした

傍観者たちに面白おかしく噂されては

おまえの名前をとなえて心をなぐさめていた

おまえを失いた ...
ちっこいよ ちっこいよ
ぼくのおちんちんじゃなくて
ひととしてのこころのうつわ

でっかいよ でっかいよ
ぼくのたいどじゃなくて
ぼくがずっともっているゆめ
愛の鞭は必要か
そもそも愛する者を
鞭打つような愛があるのだろうか?

それを愛と呼べるか?

暴力は
最も原始的な言語だ
だからそれを用いる者達は
獣のようだと ののしられる

...
マットレスの上ででんぐり返しを繰り返している
僕の番はまだ来ないよ、手の甲を掻いている

四角い部屋櫛を通すように手で梳く
マンホールの凹みに水がまだ溜まっていた
三階からそれを覗いている女 ...
博物館に愛の標本が並んでいる
眺めているとわかるのは
愛というものはおそろしく多様だったらしいということだ
まっすぐなのも歪んだのもある
美しいのも醜いのもある
透きとおったのも濁ったのもあ ...
A:daisu....
A:daisuk...
B:daisuke?
A:dai......
B:dice?
A:da.......
B:dainagon?
A:d........
B ...
鳩のようにガラスにぶつかれ 寒がらす

は冗談で

ごみばこに捨てし空き缶硝子瓶

はややわかりにくい冗談です
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
やさしいちえのわあおば自由詩10*13/1/28 10:01
どんと焼きそらの珊瑚自由詩14*13/1/28 9:50
牡鹿の告ぎ黒ヱ自由詩3*13/1/28 4:35
今もどうやら生きている番田 自由詩613/1/28 1:33
ラヴソングもっぷ自由詩413/1/28 1:13
うたってよ自由詩413/1/28 1:07
どろにんぎょう凪 ちひろ自由詩1*13/1/28 0:57
幼さ草野春心自由詩5*13/1/28 0:53
えぶり・でい赤青黄自由詩0*13/1/28 0:11
私のせかい朧月自由詩413/1/27 23:53
セルフsalco自由詩7*13/1/27 23:17
敗走業者高原漣自由詩2*13/1/27 22:53
いつもありがとう吉岡ペペロ自由詩813/1/27 22:29
ベッキー花形新次自由詩013/1/27 22:25
天気雨砂木自由詩14*13/1/27 21:13
吊革Seia自由詩513/1/27 21:02
けもの道自由詩313/1/27 21:00
【HHM参加作品】エロい詩(感想文と妄らな空想)木屋 亞万散文(批評...4*13/1/27 18:48
チョーク/10月イシダユーリ自由詩413/1/27 18:43
罪とブス花形新次自由詩113/1/27 17:02
かくのごとき藤鈴呼自由詩1*13/1/27 16:55
へたくそに鳴く鳥朧月自由詩613/1/27 15:50
やさしいちえのわかんな自由詩8*13/1/27 14:56
こんな孤独吉岡ペペロ自由詩613/1/27 14:24
ちっこいもの でっかいものHAL自由詩3*13/1/27 13:25
愛の鞭は必要かまーつん自由詩8*13/1/27 13:05
手のひらまきしむ自由詩2*13/1/27 12:42
愛の標本塔野夏子自由詩5*13/1/27 12:29
ある恥じらいあっはっはっ...自由詩113/1/27 11:52
かんがらす俳句113/1/27 11:46

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