ミレーの描く風景の中で 
鍬を手に畑を耕す農夫の汚れた体に 
{ルビ朧=おぼろ}な姿を重ねている 
(透きとおった人)の澄んだ瞳  

遠い異国の風景から、ふりかえり 
あなたをじっと視て ...
秋と冬の夜道を歩く事が好きだった。

身体は寒くても、
これから自分は何になれるだろうと期待していた時期。

朝や夜の何気ない景色にすら、美しさを感じていた頃。
ビーバップ・みのるが好きだ。
ビーバップ・みのるはAV監督だ。
ビーバップ・みのるはすこし しゃくれている。
ビーバップ・みのるの声が好きだ。
ビーバップ・みのるはドMだから
自分のしてほし ...
私は亀ちゃんを生んだ

亀ちゃんとは本人の前では決して使わないあだ名

亀ちゃんは本当にゆっくり成長していく

初めて歯が生えたのは一歳三カ月
初めて歩いたのは一歳八カ月
二歳になって ...
言葉もなく過ごしていると
疲れを無意識に感じさせられた 僕は
声もなく 言葉もなく
眠りに落ちていきたかったのかもしれない


そして 僕は枯葉を見た
疲れ果てた落ち葉の色を見た
...
ノートを開いて
最初のページに
書きつける書体は
とても丁寧なのに
そのノートは
半分くらいつかったところで
鳥になってしまう
鳥になったぼくは
どこまで行くんだろう?
と思った ...
布団でまつ訪問者は

気まぐれで出ていった

不満は循環にやどる

孤独の添い寝に気がつく


ひとりごとはひとりじゃ、ないから

ふさいで側にいてくれ

視界の中で魚になる ...
その年の中でも一番の冷え込みを見せた冬の朝、
いつもの駅への曲がり角で猫の死骸を見つけた。

キンッと張り詰めたような冷気の中で、真っ黒なアスファルトの上で、
その死骸は透明な毛布にくるまれて ...
スペインで
闘牛反対の活動家の列に
牛が突っ込んで
負傷者が出たという
ニュースは
なんとも
痛微笑ましいものですが

反捕鯨団体の
オーストラリア人船長500名が
抗議船内 ...
旧暦の十月十日
島根の出雲大社に
日本全国の神様が集まって
目には見えない縁を結ぶらしい

そこで願い事をすると
全国の神様にお願いしたことになる
それはなんとも合理的

でも、それ ...
閑散とした海辺のペンションのように

広々と逸脱した時が迎えてくれるのなら

片手間に解いてみるのも良い

この絡まった七色の意図を


だが

雨の指で打たれ続けることばは嘘
...
濃い目の紅茶をひとくち舐めて
すすけた砂漠でくるくるとステップを踏む

気をつけて
地雷に触ると危ないよ

金ぴかのさそりに心を噛まれたら
白かった地図がなんとなく退屈になっている

...
手のひらを
つかのまだけ
離れてみせる、と

誇らしそうに安らいで
黒髪すやすや

あなたの隣



小鳥の言葉は
拾ってきます

かけらに
なり果てる手前の
懐か ...
落ち葉の絨毯
こどもたちが駆け抜けたあとからさっと散らばり
土肌が見えた
落ち葉の色が土に染み込んでいた
わたしはその足跡のそばに持っていた荷物を置いた

その時たまに見たことは
呼吸の ...
あたし ハイヒールの
似合う女になりたかった
白い開襟シャツのブラウスと
黒いタイトスカート
BLUE NOTE クール・ストラッティングの
レコードジャケットみたいな
美しい脚の女に憧れ ...
強がっているけど
初めてなのは
分かってる
怖れと緊張で
微かに
揺れているもの
きみのワカメちゃん

いやーん
中島さんたら
意地悪!
失った愛に
寄り添う
涙あと

こころはハート
赤色のこころ
好きという言葉は
偽りのメロディーに乗らない

道を歩くとき
見える景色に真実が隠され
うさぎも転んで
笑い声を立 ...
遠くで、野が降る
雨が乾く
どしゃぶりの下を
添えられた濁流の淵
どこまでも草かげをゆくよ
星は平たい風景
のぞまれない悲しみは
きっとある

のぞまれない優しさも
きっとある

ひとつ残らず
のぞまれなくても
わたしはここに
立っている



言えず終いの
いたわりがあ ...
プログラムのまわりに接線を引き逃げていく他人の絵を非難するために露出された
音のような失望。鍛造した棍棒が奇跡的に奏でる金色の伝統。この人は援助と同時に戦いを与える。救うべき命のうちの5%を積み荷と ...
              121126


白と黒の斑猫が居たとする
白と黒を入れ替えたら
黒と白の位置が異なり
違ったパターンに見えるかも知れない
パソコンに写し込み
試しに白黒を ...
     


水路沿いにある病院を
服薬をもらって出た
六番目だった
先生は機械のように診察した
わたしは それにふさわしく
死人のように応えた
道路では 
駅からくる通行人がま ...
いつも不意に
はずれる
理性のたが

堅牢な自我を
もみほぐして
はなたれるもの

欲のまま
感情のまま
止めるものなく

そしてそれは
自由ではない
ある意は自我の盛 ...
限りある世界の
限りある言葉の中から
限りない気持ちを伝えようと
今日も絡み合った
気持ちのヒダと踊る

忘れられた
古代生物
気づかれる前の
新種生物
また今日も
新しい情報が ...
足にまゆ毛があったら

たまに怒ったりするんだろうか

適当に歩くなよ
文句いったりしそうだな

しゃんとしろ
っていつも下から
見上げられてる

そんな足の甲と
目が合う夕暮 ...
体脂肪100%グルメだし好きなもの食べ死んでかまわぬ 損得の勘定抜きに謎求め行方不明の天使7名 小細工は無しというのが小細工だダイヤモンドのシャワーで流す 寝る時用のメガネ 美しい言葉に惑わされている
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
清貧の絵 服部 剛自由詩212/11/27 6:52
夜道山岸美香自由詩312/11/27 6:38
ちがあかビーバップともちゃん9...自由詩612/11/27 5:14
私が生んだ亀ちゃん夏美かをる自由詩23+*12/11/27 3:24
空に辞職と書いて番田 自由詩112/11/27 2:23
習作いつも神様の...自由詩412/11/27 2:19
病床村正自由詩1*12/11/27 1:49
オムレツみたいな猫の死骸ボトルシップ自由詩012/11/27 1:30
KKP交渉花形新次自由詩4+12/11/26 23:18
神在月(かみありづき)イオン自由詩3*12/11/26 22:40
七色の意図ただのみきや自由詩17*12/11/26 22:13
なんか本棚で寝ちゃったみたいカマキリ自由詩7*12/11/26 21:51
淡雪千波 一也自由詩8*12/11/26 20:56
落ち葉seniri自由詩1*12/11/26 20:44
【 ハイヒール 】泡沫恋歌自由詩11*12/11/26 20:38
震えるワカメ花形新次自由詩012/11/26 20:35
夏景色黒髪自由詩2*12/11/26 20:32
習6ズー自由詩2*12/11/26 20:28
夢なかば千波 一也自由詩18*12/11/26 20:18
ナインティナインのタカシ岡-mura和田カマリ自由詩0*12/11/26 19:14
技ありあおば自由詩2*12/11/26 17:57
一月の空—デッサン 前田ふむふむ自由詩512/11/26 17:49
不条理シホ.N自由詩312/11/26 17:16
今日の踊り美琴自由詩212/11/26 17:09
足の甲と目が合えば朧月自由詩412/11/26 16:52
北大路京介短歌412/11/26 12:51
短歌012/11/26 12:50
シャワー短歌3*12/11/26 12:50
寝る時用のメガネ自由詩7*12/11/26 12:49
美しい言葉に惑わされている自由詩012/11/26 12:48

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