10年前だったとしても
流行るかどうか実に怪しい
成長神話に しがみついて がなる、がなる
少々の疑問を感じながらも
「頑張るなら頑張ってよ」と 古臭い期待に しがみつき 委ねる 任せる ...
海岸近くの
生い茂った草むらで
カモメがうずくまっている
瞳は僕を写しだし
僕はその瞳を見ている
その先には海があり、
僕の知らない世界がある
数多くの仲間たちと
世界を徘徊し、
...
一週間ぶりの晴れ間に
花を買った
鉢植えの冬薔薇
台所のテーブルに
水を与えた
〈閉塞く冬となる〉
短い初冬の晴れ間をぬって
銃を買った
実弾百発合わせて二万のコルト
ちょっ ...
あなたが変わるなら、この国も変わる
あなたが変わらないなら、何も変わらない
あなたが変わろうと願い、行動するなら、日の光は眩しいだけでなく、その暖かさも知るだろう
それが当たり ...
空をあおいでも
それでも足りない日には
年輪を刻んだ自販機に
たずねればいい
コインの用意はいいかい?
きっと応えてくれるから
躊躇わずに
それ、
買いなよ
いのちが潤うよ
どんな ...
ラブ、人肌の感触
ラブ、透き通るうなじ
ラブ、ほっそりとした指先
ラブ、柔らかな太もも
ラブ、ピンクの乳首
ラブ、きみを見つけた
池袋でラブドール
サンシャインラブドール
涼子 ...
{引用=
閉ざされた
雪夜には
きまって本の中の
物語りへ
旅に出る
いつもそこには、
長い一本のレ‐ルが、
旅人の平衡を もとめ
走る
私は、一輪車の列車の
乗客
文字の ...
所詮きみが失ったものは独りのおんなじゃないか
片腕を失った訳じゃないし
片足を切断された訳じゃない
きっと慰めの言葉にはならないのは
承知してるし凡庸だけれど星の数ほどおんなはいる
睨む ...
思い出は断片だ
あの人の笑顔
あの人の姿
後悔
あの人のいない寂しさ
そして
私は生きている
という現実
そうだ
私は生かされている
あの人の笑顔
あの人の姿
懐かしさ
...
早朝の散歩で
ふと、こちらに合図した
草の露に宿るひと粒の太陽
それがこころの鏡なら
一体どんな思いを
反射して
私は歩いてゆくだろう――
今日も少女は古着姿で
脇に小さい黒板を抱え
貧しい{ルビ童子=わらべ}等の集う学校へ続く
土の道をゆくだろう
今年も一年、この黒板に
どれほど白いチョークの文字が
書かれて ...
名曲喫茶の壁に掛けられた
額縁の中で
貴公子のようにすっと立ち
時を越え、こちらをみつめる
リストの目
(こちらに来なさい・・・
世を去った私達の賛歌に耳を澄ましてから ...
あの方を好きになったのに
あの方のことで頭が
いっぱいになるはずなのに
私は滅びていく
恋すればするほど空になる
どうしようもなく君を思うのに
あの方は私の心にいない
あの方がわから ...
きょうは街が
青く繁っている
角じゅうに発生する
感情を食べているので
三時になったら
たばこ屋の角を曲がる
ひとつの体を
なんとか動かそう
雨がふっても
きっと曲がろう
...
白くなんでもいいので紙やものに 血が一滴、ひどく滲むだけで
怖くなる 物怖じしなくなる くれないの闇になる。
夜
すべるような肌のうえで
銀色はしずかに鳴り
あなたの呼吸とおなじ間隔でふるえながら
ありもしない幸福に
触れることさえできる
朝
目を覚ますまえに君は
降りつもった時間を
...
波打ち際で過ごした時間はメロディー
生まれ育った小さなこの街で
今も生きている大切な記憶
あの日の約束は
透き通ったまま心にある
星空と潮の香りは
忘れかけた想いに寄 ...
足を軸にして回れば、みたことのある夜が必ずくる
ついさっきのように俯けば 目の前に電灯が飛び込んでくる
歩いた先がどれだけ先でも 走った先がどれだけ流れても
晴れる日が いつも夜が打ち消していく ...
何処も
雪で覆われて
冷たさで覆われて
その中を
私の歩く音が寂しく響く
手が悴む
吐息で温めようにも
寒さは続いて
そんな動作でさえ
この冬に溶け込んで
また雪を降ら ...
私は脳内で
鼻歌をうたっているが
これはなんていうのだろう
脳歌とでもいうのか
音符と
ことばと
色つきのうたで
いろんなところに行ける気がする
平和な気持ち
ただだれとも共 ...
苦しいだろうと言ってくれ
悲しいだろうと言ってくれ
いまは
金も名誉も酒も男も要らない
いままで慰めを当てにしてきた全て
いまは 要らない
やめた筈の煙草が恋しい
あ ...
画板のうえに
赤と
青を置く
青のための赤と
赤のための青
意味
固い殻を剥かれた
何者かの咳
ボクは
健気な韓国の女性に恋をして
ココロが苦しくなった事がある
ボクは
あどけない中国の女性に恋をして
ココロが痛くなった事がある
ボクは欧米の女の子達と同じように
...
あのですね。僕は名言が好きです。
その妥当性はともかく、正しいかどうかなんて置いといて、何か変なパワーがある言葉が好きなのです。
さっきふと思い出した名言について一人で、賞味期限の切れた乾 ...
町々を飛びこえてゆく雲の上からは、今日もまばらな民家の屋根の連なりが見渡せる。かすみに透けた淡い屋根瓦の下を、身支度をはじめる人々の息づかいが流れている。その民家の屋根の上、暁の酸化光につややかにの ...
ひとりでしずかにしているとき、空になった心を涼しい風が吹き流れてゆくような沈黙で満たされているとき、ぼくははじめてぼくひとりになる。思い出でなく、希望でなく、ただ今のぼくとしての意識、その空虚なつめ ...
冬の花火が悲しいのは
消えてしまった後に吹く
冷たい北風のせいさ
という言葉を残して
権力の座を
弟に奪われた
金平頭さん(50)
あれは
花火ではなく
人工衛星でもありませ ...
パトレミスの海岸線のうえ
対岸の樹木のかげうっすらと
水辺より空はかすかに白ばみ
薄青のそらをうすい雲がすぎて流る
エレナ・マイヨールは農場にのこされた機械のかげを
すばやく片づけられた部屋 ...
紅葉のこぼれ落ちた
駅前帰路の並木道
車の往来は失われ
したたか飲んで帰る夜更け
等間隔の街灯の
ぼんやりした厳冬の下
黄色い色した清掃車は白煙を上げ
箒を手 ...
銀のジュラルミンケースに
細く口を開けて待ち構えるなにか
じゃあ あたしから
若いころのあの人と撮った写真
大事にとっといたんだけど
ね 白黒の いいでしょ 気に入ってんだ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
どうせ、私一人が投票しても
komase...
自由詩
1*
12/12/15 22:52
鴎
opus
自由詩
1
12/12/15 22:13
台所の防衛
オイタル
自由詩
7*
12/12/15 21:59
変わる
蒲生万寿
自由詩
0*
12/12/15 21:58
効くよ!
もっぷ
自由詩
7
12/12/15 21:49
ラブドール
花形新次
自由詩
0
12/12/15 21:43
「 雪国 」
月乃助
自由詩
10
12/12/15 21:10
なまなましい愛
HAL
自由詩
3*
12/12/15 20:01
初冬
文字綴り屋 ...
自由詩
2*
12/12/15 19:57
草の露
服部 剛
自由詩
8
12/12/15 18:55
道
〃
自由詩
2
12/12/15 18:44
リストの指
〃
自由詩
1
12/12/15 18:30
滅私方向
木屋 亞万
自由詩
1*
12/12/15 18:08
街と部屋
はるな
自由詩
4
12/12/15 17:47
こんにちは
十二支蝶
自由詩
0
12/12/15 17:36
銀色
はるな
自由詩
6
12/12/15 17:32
この街
夏川ゆう
自由詩
1
12/12/15 17:25
こぶし
十二支蝶
自由詩
2
12/12/15 17:21
いつかの冬の日に
柊 蒼衣
自由詩
4
12/12/15 17:14
歌う脳
朧月
自由詩
3+
12/12/15 16:37
いまは、要らない
川上凌
自由詩
2*
12/12/15 11:28
画板のうえに
草野春心
自由詩
6
12/12/15 10:28
アジアンビューティー
キダタカシ
自由詩
2*
12/12/15 10:15
名言
竜門勇気
散文(批評...
1*
12/12/15 9:35
アンテナ (高三のころ)
鈴置友也
自由詩
4*
12/12/15 9:34
感謝の起源 (高2のころ)
〃
自由詩
0
12/12/15 9:24
仮名の告白5
花形新次
自由詩
2
12/12/15 8:41
エリオドールの夜明け
鈴置友也
自由詩
8*
12/12/15 8:35
落葉回収車
三田九郎
自由詩
3
12/12/15 7:05
美しき投票
オイタル
自由詩
5*
12/12/15 7:00
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
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2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
加筆訂正:
エリオドールの夜明け
/
鈴置友也
[12/12/15 19:48]
うずい→うすい(誤記)
いまは、要らない
/
川上凌
[12/12/15 14:47]
修正しました
5.71sec.