ドウダン ツツジの森は小春日和が好き
根元にからみつく風が友達
山ひとつ越えた里はすでに埋もれ
西の山にかかる雪雲
低くはぐれて ひとつ ふたつ
森の中を散策するには
...
橋をわたらないように
街を歩く
寝言を言わないように
街で眠る
こぼさないように
飲んで
喋らないように
頷いて
またこぼさないように
食べた
空っぽどうしで
ずっといたら
...
今宵は 天空の星々の祭典
光年の彼方で 流星たちは
煌く矢となり 地上に降り注ぐ
宇宙は あまりにも無限で
人類の知己では 推し量れない
その神秘を 解き明かしたい
いつかあ ...
「吐きたかったら 吐いちゃった方がいいよ。
その方が気分が良くなるからね。
吐くと 体の中の悪いものが一緒に出るんだよ。
だから吐いた方がいいんだよ。
そう、上手に吐けたね!
偉い、偉い ...
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ
誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵 ...
街角にはまばゆいばかりのイルミネーション
一人の女も
二人の男も
三人の子供たちも
足を止めガラス球に目を細める
さぁ、手をつなごう
そして主を待ちましょう
終わりのない時が瞬く間に降り ...
磨いた床に
シンナーをこぼして
ここには
奇跡があふれかえっている
乾いた緑と肌
鏡を抱いたままの昨日
誰かを愛していた
ということはつねに
それが終わってからわかる
泣きやんで ...
寒々しい都会の奥のほうから聞こえてくる一連のメロディ
単調な旋律をくり返すそれは
緑色の憂愁に満ちている
暗く沈んだ湖沼の水に似たトーンで奏でられている
どこの誰かは知らないけ ...
彼女位の年齢の頃 私は
只管 ハンドルとマイク握ってたな
と 思い出す
彼女は 新しい情報を詰め込んで 世界観に浸る
それは 余裕が有るのかも 知れないな、と思った
私は この場所 ...
金もナク仕事もナク
展望も若さもナク
妻子には捨てラレ
責も任も負ハズ
誰にも期待さレズ
東にも西にも行カズ
誰を労ふ用もナク
暮しの足は大丈ブ
家計一人このオカズ
雨にも当たラズ
...
名前のない草むらで腐肉をわずかに残した崩れた骨格になった
もとは誰かの所有物だったシェットランドシープドッグの
土塊に染み込んでいったバクテリヤと同数の言葉たち
一二月に梅雨 ...
砂をみるような静けさに
私の遺体をころがして
明日へゆけ
明日へゆけゆけと
祈ります
神でなく
鍵になるよな言葉だけ
書き記すことが
私の祈り
冬の夜
出せもしない 恋文をしたためて
スキデス アイシテイマス
どれも違う
そうじゃない
ただ
胸のまんなかに まぁるく空いた穴
そこに
あなたが ぬ ...
わたしはねこ
あなたの脇のした 或いは
ストーブと向きあって 眠りたい
わたしは陽だまり
あなたが苦しくなったとき
そっと寄り添わせてほしい
わたしは鳩
平和なん ...
凍てついた世界ほど
本当の暖かさが
分かるものです
私たちの今までは
ぬるま湯に浸かっていた
ようなもので
少しの寒さも
骨身に堪えるように
なってしまった
という言葉を残し ...
世の中ザラザラしている
そうは思いませんか
{ルビ肌理=きめ}が粗くなった
そうは思いませんか
優しい親は珍しく
子供は大抵怯えてる
賢い教師も見当たらず
子供は大抵迷ってる ...
卵のきもちはわからない
卵にならなきゃ
わからない
わたしの目玉は殻かしら
わたしを包んだ
殻、かしら?
とっくに無いと思ってた
くだけて消えたと
思ってた ...
スカイツリーに昇った
天望回廊まで昇った
世界一の高さ
634メートルの
スカイツリー
「ムサシ」と
覚えるのだという
天望デッキの上にある
天望回 ...
ねぇ 触れてもいいですか
まぼろしに 呼びかけて
指先が じんじんと しびれる
ねぇ 触れてもいいですか
狂おしく
ただ 呆然と 泣く
爪の先に 熱く 火がともるよ ...
認められたいって
思ってるうちは
ハッキリ言ってダメだ
認められたくないと
思えたら
本物に近づいた証拠だ
という言葉を残して
性転換した
元鬼ヶ島巖男さん(23)
以前のあ ...
冬空や中華人民共和国
死ぬ気でやったら 死んじまうだろーが
息を吸っては吐いて
(呼吸)になる
大きい器にふたをして
(鍋)になる
たまたま出逢った男と女が道に並んで
(夫婦)になる
ぱち、と上下のまぶたを閉じた
瞬間
...
何処からか舞い降りてきた
小さい{ルビ埃=ほこり}の影が
開いた頁の余白を
通り過ぎていった――
ふいに足を止めた、夕暮れの帰り道。
畑の道の傍らに、夕陽のあかねに染まる
とうもろこしの草々は、きれいに整列して
緑の背筋をまっすぐ伸ばし
両腕の葉をひろげながら
顔を揃えてに ...
生きるということは一筋縄ではいかない
生は生きがたく死は死ににくい
ということは僕は困難な生を生きるように言われている
光は光りやすく闇は暮れやすい
ということは自然は容易い存在を誇っていると ...
いい香りのするパンダに乗って
街を闊歩
驚くよね
もうおっさんなんだから
でも、ほら花屋の前に佇んでいる君だって
後ろに乗っったっていいんだよ
雨上がりの路上は、いくらふさふさの足と言 ...
人生は夢と覚醒の繰り返し
夢は無価値、
覚醒時こそ人生だ
等と大人の戯言
誰が決められる?
人生
夢と覚醒の繰り返し
同等同価
なにを言いたい?
夢は狂いのさなか
...
風よ語れ
私たちの行く先を
森のざわめきを
獣たちの雄たけびを
一陣の突風に
舞い上がる塵芥を
最大のものから
極小の存在までを
すべての生命航路を
風よ語れ
神の御言葉を…そして ...
「あずきー、ねぇ、あずきー。」
おかあさんがわたしを呼んでいる。
わたしはいま、絵本を描いているところだから、おかあさんの用事はなにもできないことを知っているはずなのに……。
ぱた、ぱた、 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
散歩道
ぎへいじ
自由詩
19*
12/12/14 7:30
not count. not sound. not foun ...
竜門勇気
自由詩
0
12/12/14 6:55
【 流星群 】
泡沫恋歌
自由詩
11*
12/12/14 6:11
吐く
夏美かをる
自由詩
24*
12/12/14 3:57
槇原みたいには歌えないが
梅昆布茶
自由詩
15*
12/12/14 1:53
祝福を
岸かの子
自由詩
3
12/12/14 1:16
絶頂
はるな
自由詩
6
12/12/14 1:01
奇妙なリフレーン
高原漣
自由詩
0*
12/12/14 0:49
しあわせな キセキ
藤鈴呼
自由詩
3*
12/12/14 0:26
文句しか垂レヌ
salco
自由詩
8*
12/12/14 0:19
静寂は長い叫びと似ている
ホロウ・シカ...
自由詩
5*
12/12/14 0:13
砂をみる夜
朧月
自由詩
4
12/12/13 23:57
カイロ
月音
自由詩
4
12/12/13 22:47
さみしい関係
川上凌
自由詩
12*
12/12/13 22:46
仮名の告白4
花形新次
自由詩
1
12/12/13 22:34
ざらざら
まーつん
自由詩
9*
12/12/13 21:44
卵のきもち
千波 一也
自由詩
4*
12/12/13 21:29
東京スカイツリー
鵜飼千代子
携帯写真+...
13*
12/12/13 21:27
コアントロー
月音
自由詩
4
12/12/13 21:10
仮名の告白3
花形新次
自由詩
0
12/12/13 19:09
冬空
A-29
俳句
0*
12/12/13 18:33
無茶言うな
まーつん
自由詩
2*
12/12/13 18:24
目をひらく
服部 剛
自由詩
1
12/12/13 18:09
出逢い
〃
自由詩
2
12/12/13 17:58
あかね色の畑
〃
自由詩
3
12/12/13 17:55
あべこべな困難
杉原詠二(黒...
自由詩
2*
12/12/13 17:51
いい香りのするパンダ
まきしむ
自由詩
5*
12/12/13 17:36
シュルレアリスムのきっかけ
……とある蛙
自由詩
7*
12/12/13 17:02
風に問う
人間そのもの
自由詩
2
12/12/13 16:51
あずきの恋人 (連載①)
たま
散文(批評...
13*
12/12/13 16:44
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
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2812
2813
2814
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2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
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2828
2829
2830
2831
2832
2833
5.64sec.