121126
教育期間が終わったんだから
うろうろしていてはいけないよ
オイオイどこに行くんだよ
そこらへんは危険だよ
注意書きもあるだろう
未必の故意で ...
蝶が 微笑う
ひらり 乾いた土に 舞い降りて
一人 泣いた
ふわり 細い川で 雨宿り
ボンゴレの お家が 心地良い
私は いずれ
咀嚼される 運命
その前に 赤い唇
...
ミリシーベルト、ミリシーベルト、ミリシ・・・
一生、知るはずのなかった言葉
ベクレル、ベクレル、ベクレル、ベクレル・・・
一生、知らずに済んだはずの言葉
一大キャンペーンのように
バラ撒かれ ...
また 続きの雨だ
あのときからの
泣いてからの
決意してからの
理不尽に震えてからの
続きの雨だ
雨がふる
足元が
かたまるために必要だと
教わったけど冷たいね
雨は
...
その急坂には海老が撒かれている
富山湾沿岸から脱獄した大量の白海老は
植物油にまみれ
砂糖 食塩 黒胡椒に寄生され
取り返しのつかぬ形状で撒かれている
絶唱さえも奪われたまま
その坂は ...
細い糸太い糸へと変わるように人との繋がり深まっていく
土砂降りの心の中に光差す一人きりではない証拠になる
丁寧に積み重ねてく人生は振り返る度存在感増す
シンプルな心が美意識生み ...
私の棺に僅かでも触れるな
もう私はこの世のものではない
故にこの世に生きているものたちよ
私の棺に触れる資格はない
私の棺に触れることのできるものは
生きながら死に絶えているものだけ ...
緩やかなカーブを描いて
走って行く
空気の波が幾重にも重なって
丸みを帯びた優しさを生成する
気をつけてと
柔らかなハミングで
空気の波は震えて
白いガードレ ...
誰か一人を泣き叫ぶほどに想えないぼくは
届かないものにこそ恋をする
勝手にきみを硝子細工さながらに作り上げては
掠りもしない哀しみに溺れてみたりする
きみとぼくは似ているなんて
当たり前のよ ...
「犯人はこの中にいません」
と小さな声がした。
ウイスキーの匂いがぷんぷん
空瓶がごろごろと転がっている
溜池。
に、うつる
しぶい顔。
と、にがい顔。
「 ...
ちょっと、痛いですよ、
我慢してくださいね。
の
がま
の所で記憶は飛んでいる。
がま
の
続きは、勝手に想像して
そう言いたいんだろうなと思った。
そう思った場所は
私が ...
鮮やかに降り積もる 霰は霞み 日より煌めく
知らぬ記憶にあり それでも待ち続けるもの 春風
あまりにも温かく 色鮮やかで
「妬ましき」
寒さに拱いて 氷に委ねる 身は剥離する
その景 ...
貿易商の吉田氏は婿養子ではない。
三十二年前に悩んだ末、帰化の際に夫人の姓を選択したのだ。
実際問題、外語表記は簡素に限る。姓のサッタラジャハンニを漢字に直
せば最低五文字を要し、それで ...
つぼみのままで
いたいなら、
それも花だと
そよぎましょう
まだとけきらない
雪の小村も
あなたが
春だと云うならば
うなずきましょう
わたしは細く
...
{ルビ凶兆鳥=まがいどり}のように葉は離れ
次々に口もとにやってきて
何も得られず
土に落ちる
爪と貝が溶け
聴いている
海の失い場所から
海の向こうの海を
聴いて ...
張り詰めたもの
鋭く一文字に空間を切り開く
切ないもの
鬱々とした恋の綱渡り
儚いものばっかりを見てはいけないのだけれど
儚さばかりが心のよすがだった
国家が機能しない病気の国 ...
バイクの後ろに乗せられて バイバイと
母の実家に行った 四歳の頃
家族と離れて 初めて一人
そんな自覚もないままに
しーんとして広く感じる居間や台所
少し高い所にある黒電話をみつめた
しば ...
四十を越えてややこしいこだわりを見せて引かない女はいない
四十を越えて結婚しないならヘルスを一生の伴侶と思え
昔、秋田の実家を出て、仙台で暮らしはじめた時に、父が大切にしていたラジカセを、私にくれた。
私は、父のラジカセを、しばらく使っていたけれど、CDプレイヤーもついてなかったので、時代の流れ ...
足を止める人もなく
振り返る人もなく
木枯らしが吹き
彼は消えた
いいことがあった日
なかった日
落ち込んだ日
浮かれた日
いつもの時間
いつもの場所
なんの関わりもなく
いても ...
一方的に想いを告げて終わりだなんて、
考えられないはずだったのに。
意図も簡単に{ル ...
妻も娘もついて来ない
今日はラグビー観戦なのだ
(念のため誘ってはみたけれど
妻は乗り気ではなく
娘も妻と過ごすというのだ)
今日は生憎の天気だけれども
霧の香の青い芝 ...
「こまやかな心は」
木の若芽
ふってる雨は細くこまかく
草木は気持ちよさそうにぬれている
がまんしているふうでなく
ほんとに感謝にみちた ...
「できるかぎり」
木の若芽
できないことはいっぱいあるけど、できるだけのことをしよう
やさしくあろう
なにを見てもそう思う
今うれしい
...
「微笑める」
木の若芽
機械や書類の前では微笑めない
いのちあるものの前ではじめて微笑めるのだ
人を見て微笑みましょう
木を見て微笑みましょう ...
はい いくよー
「あ」からはじまり「ん」でおわる
このよのすべてをアセンションしよう
てじゅんはこうだ意識を注げ るつぼを形成しようぢゃないか
さあさおたちあい説明不要 ヨバレテナイが ...
私達の間を
短い、短い手紙が
暗号の様な手紙が
いったい何往復した事だろう
ひとつの文字の背後には
何倍もの文字が群れなして
文字にならない感情が
行き場を失 ...
ポツリポツリと降り始めた雨が
アスファルトを濡らしていく
駆け出せ!
と、脳は命ずるけれど
その場から足が動かない
屋根を見上げて動けない
小さな爪がすべるのか
濡れた瓦の上で子猫が ...
2才児が
真剣な表情でタオルをたたむ
クレヨンを握った小さな手で
クッキーをつかんだ丸っこい手で
タオルをたたむ
見よう見まねで
やっと半分に
すごい!
上手ね
...
あなたが珍しく
自ら自分のアルバムを持ち出してきたから
少し不思議だった
「なんとなく」
なんて言うけど
これまで一度も
開いて見せたことなどなかったのに
あなたのアルバムには
当 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
義務
あおば
自由詩
2*
12/11/26 12:21
況や 光をも
藤鈴呼
自由詩
5*
12/11/26 12:02
知らずに済んだフクシマ
komase...
自由詩
3*
12/11/26 11:46
雨の雫
朧月
自由詩
4
12/11/26 10:58
海老坂
綾野蒼希
自由詩
2*
12/11/26 10:40
細い糸太い糸
夏川ゆう
短歌
0
12/11/26 9:44
棺
HAL
自由詩
5*
12/11/26 8:39
あなた想いのガードレール
灰泥軽茶
自由詩
6*
12/11/26 2:39
白昼夢
Mélodi...
自由詩
2
12/11/26 2:31
事件とウイスキー
Seia
自由詩
2
12/11/26 1:50
ホスピタル・サーキット
〃
自由詩
2
12/11/26 1:49
雪氷積りて 草花艶やかに
黒ヱ
自由詩
2
12/11/26 1:33
インド人 吉田 (前)
salco
散文(批評...
2*
12/11/25 23:43
ふ・た・り
千波 一也
自由詩
5*
12/11/25 22:45
昼と白 Ⅱ
木立 悟
自由詩
4
12/11/25 21:39
タイトロープ
梅昆布茶
自由詩
16
12/11/25 21:05
幸せは眠っている
砂木
自由詩
15*
12/11/25 20:19
四十短歌
花形新次
短歌
2
12/11/25 20:19
父のラジカセ
小川 葉
散文(批評...
6
12/11/25 19:48
ストリートミュージシャン
三田九郎
自由詩
1
12/11/25 18:22
苦くて、逃げられない。。
世江
自由詩
2*
12/11/25 17:35
ラグビー観戦による世界の捕え直しのためのエスキース(習作)
N.K.
自由詩
2*
12/11/25 16:25
こまやかな心は
木の若芽
自由詩
2
12/11/25 15:09
できるかぎり
〃
自由詩
0
12/11/25 15:06
微笑める
〃
自由詩
1
12/11/25 15:05
ヨバレテナイ
2012
自由詩
0
12/11/25 15:02
無口な手紙
wako
自由詩
7+*
12/11/25 14:12
見上げて
〃
自由詩
3*
12/11/25 14:00
退避場所
〃
自由詩
8*
12/11/25 13:46
アルバム
小原あき
自由詩
14*
12/11/25 12:47
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
2825
2826
2827
2828
2829
2830
2831
2832
2833
加筆訂正:
おっさんのブルース
/
まーつん
[12/11/25 16:43]
細部変更しました
4.21sec.