いつからか
いつからなのか
延長戦に突入した
そのときを見過ごした
イルミネイション
唱えるたび
蒸気の純度が増してゆく
過剰にいきてる
いきすぎてる
その確信を
嗤うイルミネイシ ...
音楽は砕けて消えていく
声はいつまでも波にくるまれている
もし、いま言葉に頼るのなら
ぼくは、何を伝えただろうか

愛は不在通知の裏側で踊る
あなたへの距離をどうして消し去れる
音楽はい ...
「いっそ気が触れてしまえばいいのよ」とスナック菓子の袋を開けた 言葉は盗品
また来て懐疑
カラスは低空飛行を
低空飛行はカラスを
やめようとしない西の空
西は西からやってきて
東へ去ることもないから
西が西で渋滞してる
僕は何かを捨てながら見てる
...
良い人は扱いやすさで軽んじられる
良い人は時に利用されて捨てられる
良い人はもてない分だけ深みが増す

男女交際において
良い人という呼称は決定的なダメージの象徴だが
良い人が好きだ

...
続いていたのかと思っていても
もう違うものに変わっていて
それは
変わってしまっている

(永遠なんて言わないけど)

ずっと

この、生きている時間でさえも

その位の ...
あしたも朝から会社だった

こころやからだを使う仕事だった

思考や感受性をフル回転させながら

自問自答や己の正当化をくりかえしながら

反省や確信を行ったり来たりしながら

お ...
エーゲ海の猫になりたい 君に飼われたい 貯金通帳振り回しても投句料出ない 金属の筒が
激しく回転している
曇の下に震えはひろがり
鳥は去り 雨が来る


一枚の羽 一枚の影
止まった時の重なりのなか
ひとつの声だけが声に到き
ひとつの滴の姿 ...
夫婦喧嘩しながら
酒を飲む

楽しい酒ではないけれど
つまみのイクラを
一粒一粒舌で潰しながら
時が過ぎていく

その一瞬にも
互いの言い分が述べられて
これは生きてい ...
生命線の短い人が
やたらはしゃいでると
少し悲しくなっちゃって
涙出ちゃうけれど
その一方で
きみはいくら頑張っても
そんなに長くは生きられないんだよと
教えたくてウズウズしている
悪 ...
悲しみって燃える塵なんだろうか
悲しみって燃えない塵なんだろうか

その分別さえできないほど
ぼくはきみのさようならに
打ち拉がれてしまっている
かわいそうなことに 
あなたには 出口がない

幸いなことに 
わたしには 出口がある

入り口だと思っているかもしれないけど
それは ほんとうは 出口なのよ
排出する
蠕動する
...
すべてのITシステムに信頼を

そんなキャッチコピーを見つめている

すすめセラミックス

そんなキャッチコピーも見つめている

疲れることがおーいーなー

そんなこころを持て余している


ウワサに ...
朝起きなさいと叩かれる畳
撒きあがるダニの死骸
目覚まし時計は横虐に喚く
 「それは布団から出る事とは違う」
 「ベルを黙らせれば済むことでもない」
   けれど彼らは毎朝毎夕起きら ...
気の抜けたコカコーラ
絡まった線が抜けていたヘッドフォン 
部屋から出られないわたし
扉よりも壁の向こうを気にして
耳澄ます
あなたの訪れをまつ
歌声だけでも

壁の凹みに大陸 ...
いまの楽しき日々を織りなして
夜の更けるほどに高まる二人の喜び。
終りを知らぬ二人の会話は
星の間を飛び交う電波。
そのまま夜明けを迎えて白む外
それも知らず、喜びは
行きつくとこ ...
誰にも見えない虹が
君には見えるのだろうか

僕は何十年もかかって
ようやくおのれの目の中の
黒い雲達の正体が
おぼろげに
見えてきたばかりだというのに

僕の言葉は
発音した瞬間 ...
「私は小さな一人の国家」

自分にそう言い聞かせよう

大きな力に蔑ろにされ

翻弄されても

心の奥深くにある自分の正義を信じよう

期待しても浮かばれることなく
...
大きく部屋をすいこんでいても あつく灯りをすいこんでいても
同じ壁をみている うわの空の涎が恋しい 壁が恋しい

どくの厚い 雨の冷たい 刺さる一瞬が
よこにいる声に積もるように
生きる権利がある国では
生きる義務が存在しない

生きる義務のある国では
死ぬ義務も存在する

生きる術を持たぬ者だけが
生きる意味を知っている
お友だちあつめて内閣つくるなよ

パパくれた国という名のおもちゃ箱

棚ぼたを民意と言い換えほくそ笑む

某首相尖閣諸島に島流し

変わり身のオセロを凌ぐ鮮やかさ

日銀を悪魔に渡 ...
絡みつく糸が意図へと変わる朝に絞り出した最後の誠意



あの頃の自分と語る糸電話から零れてく無色の琥珀



社会人一年目の友が語り出す社会の壁の高さと深さ
...
 森の中に『くまカフェ』がある。とんがり屋根の丸太小屋。夏にはハーブが咲き乱れた庭も、今ではすっかり刈り取られて、来年の春を待っている。

 店主のシャルロットが開店準備を終えて、窓のカーテンを開 ...
別に と
どっちでも
とだけ言っていた頃は
どこからみても子供だったけど
今よりずっとなんでも見えていた

待ちの姿勢のまま
何時間でも耐えることができていた

ともだちという言葉で ...
いい人なんて目指してない
どうせなれないってわかってるから

なのに
嫌われたくないなんて
どういうことなんだろ

空気みたいに
って
いい意味?
悪い意味?

ほんとうにズル ...
その金曜日の午後
いつものように黄色いスクールバスから降りてきた
娘達の笑顔を確認してから
思い切り抱き締める
「ねえ、ねえ、今日学校でこれを描いたんだよ」
私の腕を振り切る勢いで バックパ ...
ポンポン雲が青空に

向かいのビルは墓標です

冬がなんぼか寒空に

墓標は死者の眼差しです


あかるい砂漠が

くらあく湿る

にんげんたちが

くらあく陰る

そうさグッバイ


ポンポン雲が青 ...
ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう

やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
イルミネイション三田九郎自由詩2*12/12/21 1:21
甘すぎる幻想瀬崎 虎彦自由詩112/12/21 1:04
無題水瀬游短歌312/12/21 1:01
西の空めー自由詩612/12/21 0:45
良い人梅昆布茶自由詩19*12/12/21 0:35
幸せなんてほんの一瞬まきちぇり自由詩012/12/21 0:33
いつか分かる日が吉岡ペペロ自由詩612/12/21 0:30
エーゲ海の猫になりたい 君に飼われたい北大路京介自由詩11*12/12/21 0:00
貯金通帳振り回しても投句料出ない自由詩212/12/20 23:59
午後と双雨木立 悟自由詩412/12/20 23:52
夫婦喧嘩小川 葉自由詩1212/12/20 23:45
大船の母花形新次自由詩212/12/20 22:59
分別HAL自由詩4*12/12/20 22:18
出口のあるからだ月音自由詩212/12/20 21:45
疲れることが吉岡ペペロ携帯写真+...512/12/20 20:04
朝からすみたに自由詩312/12/20 19:16
廻らない風ぐるま自由詩4*12/12/20 19:15
電話をかける自由詩1*12/12/20 19:13
誰にも見えない虹Lucy自由詩8*12/12/20 19:02
私は小さな一人の国家蒲生万寿自由詩3*12/12/20 17:44
携帯電話十二支蝶自由詩012/12/20 16:33
人生一 二自由詩612/12/20 13:31
もやもや川柳梅昆布茶川柳812/12/20 12:31
26歳の老後komase...短歌2*12/12/20 11:40
The Tale of Bearそらの珊瑚散文(批評...612/12/20 10:48
あの頃朧月自由詩212/12/20 10:17
ずるい言葉自由詩212/12/20 9:31
アメリカという国の学校という場所夏美かをる自由詩36+*12/12/20 9:00
墓標吉岡ペペロ携帯写真+...512/12/20 8:39
ひらがなそらの珊瑚自由詩28*12/12/20 8:35

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