初デート鼻毛を抜いてメイクして下着代わりに鎖帷子
霜焼けの妻の手から離婚届
サキュバスの召喚方法調べている
いくら丼の一粒一粒のいのち
背中丸くしたアルファベットの行列
チョークの粉が
ふっているみたい
冬空の
明滅を追っていると
何も見えなくなりそうで
息を継ぐ 絡めた
指の
冷たさと 倦みの
国境に 立っていようと
間違えを探しては
間違え
...
万引き犯が警備員に連れて行かれた
すれちがいざま目が合った
過ちを犯した者に
注がれるさげすみ
愚か者の目と
僕の目
この瞳にさげすみは混じっていたか
そんな資格は僕にはない
絶望
この気持ちには
そう名づけるほかないのか
ざく ざく
目覚める者もまだだろう
夜明け前の残雪を踏みしめ
ざく ざく
終わり
その言葉が
何度 ...
廃屋になる少しまえ
きみょうに やねがかたむきはじめた
それは ただのきっかけだったが
終わりまで止むことの
許されない
狂ったアリアだった
ちょうつがいが蝶に戻って飛び立つころ
えんき ...
『豆乳いろ』
� はじまり(道)
一月の晴れた朝
来なければよかったなあ
凍りついた道に蒸気
植物みたいな街灯がにょきにょき連なって
私、しゃがんだりたったりし ...
昨夜 初挑戦した ワラビ
スーパーで 売って いてね
今まで ぜんまい ふき 山くらげ
何れも 水煮を 購入し
煮物に したことは 有ったのだけれど
糸魚川産の 生ワラビが
透明 ...
すべての重要な条件は
はじめからぼくに与えられたものであるはずだ
数千年の時をはるかに見据えながら
長い年月をかけて 地下にしみこんでゆく水滴のように
ある種子の周囲にゆっくりと降り積もる雪の ...
必ず差し込まれる朝
その尻尾にぶらさがって
鋭利な朝陽の先端をつぶして出来た
鈍器のような昼の陽射しの中に
何度もなぐられては
巻き戻されてしまって
石は女のなかに
いくつも ...
一巻の蝶がほどけ
色と熱を失った記憶の羅列が
瞬きもせずに四散する
錐揉みの燃える落日に
ことばには満たない鱗粉が
乱反射しながら霧散する
重力が半減したかのように
その長すぎる ...
信じ続ける苦しさと失ってしまった悲しさを
時の女神達は黄金の糸車で紡ぐ。
「人の世は神の理に 人の時は神の瞬きで 人の夢は神の定めと」
氷の手と炎の瞳を持つ女神達よ
人々の全てをその黄金 ...
星がみえぬと
嘆くのならば
夜ごとまぶたを
くちびるで塞ぐ
それは塩辛く
わたしは夜に
海をみる
...
ながい歌のあとに
みじかい言葉があった
冬の夜の
ひろい海のまえで
そこらに捨ててきた
古い自転車のことも忘れて
ぼくたちは手をつなぎあった
なが ...
岡焼きじゃあない
焼きもち妬きたい
脊髄からその愛を渇望する
恋をしたい
毎日を出来合いの間に合わせじゃなく
その人のことを思って暮らす日々にしたい
熱
雪の降らない土地に居て
テレビの冬を見ていると
ストーブの温かさも手伝って
たいそう眠くなる
目の前ではアナウンサーや住民が
寒そうに寒そうにしているの ...
歯の神経を抜いても
たまに何日間か痛みがある事があるという
神経は抜いたのに
それは痛みの記憶
抜いた神経の周りの神経が痛みを覚えていて
少しの間痛みを訴え続けるのだという
神経は ...
区切りを迎えると
ぽつぽつと知恵が出てくる。
(ああしたい。こうしたい。)
歳を重ねる度
いくつ位
実現するのだろうか?
○描いているだけの事
○終わった事
...
終電車は、とうに出てしまった。。
街頭に照らされた住宅街の公園で
ぽつんと待ち続けている。
○缶コーヒーが、いつもより暖かい。。
○パトロールの警官と、目が合う。。
「待つ」と言 ...
うすく引き延ばされたホームに
ひらひらと電車が滑り込んでくる
ふっくらと炊きあがった白米は
やがて降ってくる灰の中で
天井を見上げる事になる
つり革の向こうに
夜、寝ている間に僕は
優しい形になった
とても優しい形になった
とても優しい形だったので
誰にも怒られなかった
誰も傷つけることはなかった
どうして昼間は
あん ...
左胸に、指先の感触が走る。
触れた事が判ったのだろうか?
目を合わせぬように、男は小声で謝罪する。
「単なる事故だ。。気にするな。。」
再度触れぬ様にと、身体を捻るが
斜 ...
アタシニホンゴヘタアルヨ
ヘタアルケド
ナゼカトテモイイアルヨ
イワレルヨ
ナゼイイカキクト
ハッキリトコタエナイアルヨ
デモ
カンドウシテナミダデタ
イウアルヨ
フシギアルヨ
ミ ...
キッチンなどとハイカラにいわず
おいらはお勝手というほうが
なんとなくピンとくるなぁ
明治のおふくろさんの匂いが ただよってきて
リビングなどと気取っていわず
...
夜明け前の6時、トイレに行った凪は、喉もかわいていて、
台所にお茶を飲みに行った。
すると、カサカサカサカサと耳慣れた音が聞こえる。
ハッとしてリビングに飛び込むと、そこには大福がホタホタと歩い ...
生きていることが
自分をごまかしているというのなら
何をたよりに生きていこう
生きることへの
疑問を持ち続けながら
なお生きる悲劇は
存在をこの上なく軽くさせる
君は言った
それで ...
雪の原理は知ってても
ききたくなる
お前はどこからきたのと
ちかい空からも
ふってくる
舞ってくる
わたしのうえにも
みたくないものにも
だいじなうえにも
わけへだてなく
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
鎖
北大路京介
短歌
2
13/1/19 13:10
霜焼け
〃
俳句
2
13/1/19 13:08
サキュバスの召喚方法調べている
〃
自由詩
2
13/1/19 13:08
いくら丼の一粒一粒のいのち
〃
自由詩
4
13/1/19 13:07
背中丸くしたアルファベットの行列
〃
自由詩
3
13/1/19 13:07
冬空
かとり
自由詩
1
13/1/19 11:40
愚か者
三田九郎
自由詩
2*
13/1/19 10:52
再び
〃
自由詩
2
13/1/19 10:09
アナザー ドア
そらの珊瑚
自由詩
17
13/1/19 9:04
豆乳いろ
まきしむ
自由詩
3*
13/1/19 8:45
ワラビ
藤鈴呼
自由詩
1*
13/1/19 8:39
こなゆき ——あるいは中心から放たれる電磁波の形
鈴置友也
自由詩
2*
13/1/19 8:26
flower adjustments
水町綜助
自由詩
5*
13/1/19 0:37
残像
ただのみきや
自由詩
22*
13/1/19 0:05
糸車
文字綴り屋 ...
自由詩
0
13/1/18 23:31
夜に海をみる
石田とわ
自由詩
17*
13/1/18 23:24
ながい歌
草野春心
自由詩
12
13/1/18 22:45
岡焼きじゃあない
四角い丸
自由詩
1
13/1/18 21:59
熱
田園
自由詩
4*
13/1/18 21:44
「痛みの記憶」
桐ヶ谷忍
自由詩
1
13/1/18 21:28
年老いても
梓ゆい
自由詩
3*
13/1/18 21:21
ぼんやり
〃
自由詩
1*
13/1/18 21:13
米
佐藤伊織
自由詩
2
13/1/18 20:55
優しい形
たもつ
自由詩
15
13/1/18 20:37
災難
梓ゆい
自由詩
0
13/1/18 20:14
日本語下手
花形新次
自由詩
0
13/1/18 19:57
LDK
信天翁
自由詩
2
13/1/18 19:01
怪奇 うさぎの大福大脱走
凪 ちひろ
散文(批評...
3*
13/1/18 18:13
_
渡辺亘
自由詩
0
13/1/18 17:37
白い生命
朧月
自由詩
3
13/1/18 17:06
2751
2752
2753
2754
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2756
2757
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2775
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2777
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2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
5.15sec.