クリスマスの思い出よりも
去年の反省よりも
新年の目標よりも
昨日
暗い路地でゴミ箱を探っていた老女に
私は親切にするべきだった
雨に濡れて
雪で凍って
これ以上息が吐けなくなった
私を形作った何かが
年賀状にAir Mailと書き忘れたので
私の想いがとどくのは
一ヶ月後かもしれません
表情を持たない
洗練された兵隊の
一人一人に万歩計が渡される
例え一歩でも乱してはならぬ
足並みをそろえぬ者は
謀反人と見なすぞと
その国の君主は言う
場末のうらぶれた骨董屋で
私 ...
家に帰って、腰を下ろし
一才の周をだっこすれば
小さいいのちの温もりが
このお腹にあったかい
この両手を
短い足の膝下に組んで
右に左に、ゆさり、ゆさり
パパは君の ...
雲一つない青空に
紙飛行機が舞っている
一つや二つじゃない
それこそ無数に
たくさんの白い翼が
たくさんの願いをのせて
思い思いの方角へと
ゆっくり 漂う
涙を孕んだ雨 ...
おかあさんが家に電話して、おばあちゃんが元気そうだったから、このまま買い物に行くことになった。動きはじめた車の窓ガラスをいっぱいにあけて、わたしは猫又木山文化会館の三階をみあげたの。
あっ、だれ ...
私は花を、あなたに渡す
あなたの瞳に映る花
私の瞳に映る花
ふたりの間にひらく、喜びの花
大晦日 日系スーパーまで高速を飛ばして 注文していたお節を2組取りに行く
太巻きとシアトル巻き、上の娘の好物のイクラの瓶詰と、
私しか食べない刺身も一緒に買う
「Japanese noodles ...
他所に女を作るぐらい
ギラギラしてないと
男としては些か物足りないだとか
偉人は皆アッチの方もお盛んだったとか
言われても
いろんなやり取りを経て
やっとこさ関係を結んで
でも、あれっ、 ...
僕の ポストには
年賀状はなく 今年も
風が 吹いたーー
だから 笛を 吹いた 僕は
風が吹く 眠りを 誘う
小さな文字で 詩を書いていた
そこで 詩を 書いたのはーー
...
大好きな人よりも本当は
お弁当の方が好き
はっきり言ってももちろん愛は消えないさ
僕の方のね
でもさ愛がはっきり確かめられるんだ
たとえ見栄え悪くてもね
おかずはいいさはっきり ...
雑木林に捨てられた
大きなブラウン管テレビが
ただ転がっている
近づいて中を覗くと
ガラスの外には
私の知らない家族が映っていて
こちらを何も考えずに
ぼうっと
のぼうっと眺め ...
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った
あたたかい水が
空の左右を動いている
小さなうさぎの横顔で
あなたが花を見つめるとき
待ちくたびれた蟷螂が
透きとおりながら死んでゆくとき
涸れ川に架かる二重の橋が ...
夜更け過ぎの家路に
小さな天使舞い降りた。。
飾りを外したツリーを見つけたからなのか
俯いた様に見える。。。。
(愛しているとも・好きとも解らない感情にふけると・慰めに ...
あなたと母が珈琲店
はっとする
痛みと愛しさにはっとする
いてもたってもいられなくなる
こころとからだを大切に
信じるちからを
萎めたくはなかったから
...
冬のさくらのようにひっそりと
車道のよこでいっぽんきり
幾人かの目を楽しませるように
だれも知らない星のように
届かなくても惨めでも良いから
明るく清く涼やかなさくら
ほんとにそれで悔いは ...
あるけない ?
あるけない
このままじゃ
そう思って
靴を片方脱いだら
もっとあるけない
両方脱いだら
もっとあるけない
靴下も
脱いだら
あるけない
あ ...
リグレットを放棄し
カルマを軽視したままで
おらは忘れていないだろうか
アベニューの路肩に
生き残っている
ぺんぺん草の沈黙を・・・
そのう ...
ぴんとはりつめた
そらのした
つめたいかぜが耳をなで
にぎりしめた指先が
ポケットのなかでかじかむ
...
ひき肉を求める
一番安いので結構だ
大蒜も買う
ネギも
最初にフライパンにひき肉を
充分に加熱したら
微塵に切ったネギとにんにくを
そこで登場するのが
味醂で溶いた味噌
...
あなたが何故肩も背中も震わせて
歯を食いしばって泣いていらっしゃるかは
ぼくには解りませんでした
しかし あなたの嗚咽を殺すかのように
スクリーンでは人々が歓喜の真只中で
“インターナシ ...
おとうさま
きんととはどうしてきれいなおべべをきているの?
とうちゃんはおもうんだ
とおく離れた御池に
きんととは居て
落ちてきたもみじをおべべにって思った
おとうさま
がてんが ...
クスリみたいな文字
突然鬱になる音が聞こえる
左から右へ流れる目の向こう
一体何を見ているのだろう
水みたいに柔らかい近未来
鉄みたいに硬いついこないだ
街を包み込む無表情の水滴
...
私はバスを待っている
行き先の宛てもなく
一人ベンチに座っている
誰かを乗せたバスが来て
ほんの一時バスに乗り込む
ありあわせの言葉と
ありあわせの体で
誰かと一緒にバスに乗る
...
おっ 雪
景気は どうだい
見りゃあ分かるだーん
どかーんと絶好調よ
そうだな
まだ まだ
いや今日は もういいと思う
まだ まだあー
...
感慨にも深い餞別に
明日とも無い数字を老いて
(遅延は道端の石棺で調整して下さい
明日か? 三十三日の悲鳴は終わり
昼過ぎに分裂の亀裂も無い起伏の果て
右腕と左足を交互に蹴って
何から ...
幸せってなんだっけ
なんてCM懐かしい
たこあげしている親子がいる
空にきりこんでゆくたこは
ふらりふらり
頼りない
きりりとした目のむすめの先に
おとうさんのひきぎみの腰
...
多めの玉ねぎとにんじんを煮て アクをその都度とり じゃがいもの皮をむきながら 別の鍋では鮭の切り身をひと口大にしたものを さっと湯通しする 玉ねぎも人参も大鍋に具沢山なくらいで丁度よい、玉ねぎは透明 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Melaka
mizuno...
自由詩
5
13/1/3 14:20
on my own
〃
自由詩
2
13/1/3 14:19
Happy new year
〃
自由詩
3
13/1/3 14:18
国と硯
綾野蒼希
自由詩
0*
13/1/3 13:36
あたらしい歌
服部 剛
自由詩
7*
13/1/3 12:29
カンバスと紙飛行機
まーつん
自由詩
10*
13/1/3 12:21
あずきの恋人 (連載⑦)
たま
散文(批評...
13*
13/1/3 12:15
日々の花束
服部 剛
自由詩
3*
13/1/3 12:10
はちゃめちゃな年越し
夏美かをる
自由詩
28*
13/1/3 6:21
彼女のことを考える
花形新次
自由詩
0
13/1/3 4:32
友達はラジオ
番田
自由詩
2
13/1/3 1:46
お弁当ってとっても
梅昆布茶
自由詩
20
13/1/3 1:39
ブラウン管テレビ
灰泥軽茶
自由詩
5*
13/1/3 1:38
詩の先生
鵜飼千代子
自由詩
15*
13/1/3 1:12
夜と白 Ⅷ
木立 悟
自由詩
2
13/1/2 23:58
天使の憂鬱
梓ゆい
自由詩
0
13/1/2 23:53
珈琲店
吉岡ペペロ
自由詩
2
13/1/2 23:23
冬のさくら
〃
携帯写真+...
1
13/1/2 23:20
あるけない
Lucy
自由詩
9*
13/1/2 23:04
不在の中に・・・
信天翁
自由詩
1
13/1/2 23:03
そらとホームとはじまりと
石田とわ
自由詩
13*
13/1/2 22:51
味噌最強伝説
ドクダミ五十...
自由詩
3*
13/1/2 21:29
昔、映画館にて。
HAL
自由詩
5*
13/1/2 20:51
きんぎょのゆめ
ドクダミ五十...
自由詩
13*
13/1/2 18:14
麻薬
ビル
自由詩
0
13/1/2 17:13
片道切符
Mélodi...
自由詩
5
13/1/2 16:04
まだまだあー
ぎへいじ
自由詩
14*
13/1/2 12:33
みんなの日記
西村 広太
自由詩
0
13/1/2 12:03
たこあげ
朧月
自由詩
4
13/1/2 10:08
燦然とヨルノテガムは輝く
ヨルノテガム
自由詩
1
13/1/2 6:55
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2790
2791
4.77sec.