街を歩きながら
スナック菓子の箱を開けて
袋を破いて口に放り込むように
雑踏に落ちていくことばを拾い上げ
軽くて浮いていることばをつまんで
ひょいっとむしゃりことばを噛む ...
{ルビ転寝=うたたね}をしながら
ピーナツの殻を割る
眠りと目覚めの隙間には
すこしずつ雪がつもってゆく
ひどく無口で、
愛らしい雪が切れ間なく
ピーナ ...
昔私は直線だったの
――そう。
昔二人は交わらない二本の直線だった
或いは一つの茎から分かれた二つの花
片方は恒星で、もう片方は流星だった
昔あなたはピアノの鍵盤の一つだった
そして昔私は ...
夢なんて
もうかっこよく 明るい道を歩きたいなんて思えないぜ
あの頃に一度 諦めた道の上に今更戻ってきて
どんな面をぶら下げて のこのこと戻ってきたんだ
耳をふさいでも聴こえる声は まぎれ ...
自称「警視庁が見守る安全・安心な街」で
「自転車から降りて通行しよう。」の上にある
「公衆便所」の貼紙をやりすごしたら、
「貼紙禁止」の貼紙
「なんか面白いこと、ある」ところへ
せっかくだか ...
でも じゃあ だって
だって でもとじゃあ
でも でも だって
だって だって
言葉の揚げ足とらないでくださる?
あなたがたもまた
あなたがたが指摘して止まない ...
日々それぞれの
場面々々に
直観の行為、を積み重ねよ――
行けば行くほど・・・
動けば動くほど・・・
一つの○い出逢いの場に
日向はあふれ
あなたはそこで{ルビ ...
部屋のくらやみを流れ落ちる飛沫 不動の過去を裏切れなくて
...
年賀状の写真から
親戚の一歳のこどもが
すくっと立って、こちらに
きょろりとした目で
新年の挨拶をする
その夜
嫁さんが皿を洗う音を聞きながら
一足お先に布団に入った一歳 ...
なんか
さむくて
へやが
さむい
えあこんしか
ないし
さむい
そとは
ゆきが
ふっていて
さむい
あと
なんか
かわいい
こがいて
いっしょに
ごはんたべて
ちょこ ...
きょうたまたま昔のともだちに会った
まえ会ってから何ヶ月か後に
家で暴れて四ヶ月ほど病院にはいっていたそうだ
それから四年くらい外に出れず
最近また外に出はじめた
ぼくはなんでか謙虚な気持ち ...
痛みを知ったからこそ優しくできる
そう言ったのは誰だったかな
忘れてしまった
痛みを知る事の恐怖を
誰かはわかっているのかな
それでも僕は
痛みを知る
生きている限り
だけど
...
痛いか痛いか
一緒だった
痛いか痛いか
自分に聞いた
痛いか痛いか
おまえに聞いた
こころの周りは悲しみばかり
指先までが悲しくしびれた
逃げられな ...
暖かいものを食べると
鼻水が出るのには
理由があるんです
言わないですけど
今は言いたくないんです
イヤです
お断りします
ラーメン食べてるんです
なんなんです?
ひとが食事して ...
雪が
ふってはつもり
ふってはつもり
別になにかを隠したいわけじゃなかろうに
そこまで想ってまわりをみまわした
自分の心のひもを
きゅっと結びなおす
こぼしていいはずない ...
俺の中に奴がいる
どれほど嫌って憎んだろうか
私の中にあの人がいる
どれほど悩み苦しんだろうか
苦虫を潰したような表情で俺を見た奴
深い溜息をしては私から目を逸らしたあの人
何もか ...
雪のみちには月明かり
どこまでもまるく
月明かり
焦りも悔いも寂しさも
ましろな吐息
雪わたり
笑みも望みもなぐさめも
ましろな吐息
雪あかり
つめた ...
夜飯食った10分後に
腹減ったから
カップヌードルのデカイやつを
シーフードとカレーひとつずつ
食って直ぐに寝ようと思ったが
棚に置いてある
UFOのデカイやつが気になって
寝られないの ...
日が長く レンズに艶が昇り そのように見える オレンジのマント
その海を揺らす 人間業のようにも見える オレンジのマント
王子様ですか 顎の筋肉の坂道に 憧れを乞う
そのマントは感じるに ...
彼の人間性を疑う者が居るなら
架空の人間性に堕すが良い
享受出来るあらゆるを捨て
歩みを成した偉人の言葉は
あらゆる仮想的な神を凌ぐ
マーヤ婦人が命をかけて
産んだ ...
あ
ふやけた夜に あなたと二人
駅の方まで 歩いていった
途中で僕は コンビニによって
キリンラガーと きゅうりを買った
ぼんやり僕は 電車を見ては
ビールを飲んで きゅうりを食べた
あな ...
一生いっしょとはいかないかもしれない
だけどおまえが乗り越えようとするときは
いつもいっしょに乗り越えているんだよ
さよならとはこういうものなんだ
次行く場所は、
毒 ...
肥満の要因は様々だ。
貪欲との関係性と
生物としてのシークエンスは
過剰摂取を好む
其れ以外にも
食に対する無知があるだろう
肥満していると感じるならば
今一 ...
寒くなり冷たい頬に手を当てる温かい手は愛で出来てる
湯気が立つ朝食並び「いただきます」感謝の気持ち自然に生まれる
純粋に単純に出来ている世界自分自身も純粋になれ
寒さ抜け家に帰れば顔 ...
空が白むのを眺めている
朝より早く夜が終わる
どこかにひとりでいる君
目覚ましはもうない
諦めの塔の頂上の
はがれかけの立て札
同じ ...
しみだらけの顔に
クリームを塗る
傷んだ肌は
彼の足跡
生き伸びてきた証
刻まれた皺に沿って
生きてきた
流されまいとしても
大きな流れに抗いようもなかった
仕方のないことだと
諦 ...
銀色の矢が空から墜ちて来るそんな夜
僕は系統樹のほとりに佇んで生命の音を聴いていた
風がちいさく闇を巻き込んで通り過ぎていった
ときはすでに多くを語らず寄り添っているような気がした
...
大きな山があって
そのまわりを道がくるくると続いている
頂上からゆっくりと転がり落ちてゆく
それがわたし
あなたであり、わたしたち
一本道は迷うことはないけれど
あなたはいつも怯え ...
まだ歌い足らなかっただろう
貴方達が手も振らず
後ろも振り向かず
前へ前へと歩いていってしまった
当たり前のように入ってきた歌を
片っ端から聴き始めている
それでもそれでもね
私は ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
むしゃりことば
灰泥軽茶
自由詩
5*
13/2/9 1:59
ピーナツ
草野春心
自由詩
6
13/2/9 1:33
比喩
ソリッド町子
自由詩
4+*
13/2/9 0:35
夢なんて
itukam...
自由詩
1*
13/2/9 0:23
陽のあたる街の水族館で
中川達矢
自由詩
4*
13/2/9 0:05
なかゆびがたった!なかゆびがたったわ!
2012
自由詩
1
13/2/9 0:04
木のひと
服部 剛
自由詩
5*
13/2/8 23:55
【五つ】
るか
自由詩
1
13/2/8 23:44
はつ夢
服部 剛
自由詩
3*
13/2/8 23:29
海辺の町のナッソー
6
自由詩
0
13/2/8 23:19
謙虚な気持ち
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
13/2/8 22:45
感じる
eris
自由詩
2*
13/2/8 22:42
痛いか痛いか
吉岡ペペロ
自由詩
7
13/2/8 22:12
暖かいものを食べると
花形新次
自由詩
2
13/2/8 22:09
氷柱
朧月
自由詩
4
13/2/8 22:00
もう一度
文字綴り屋 ...
自由詩
1*
13/2/8 20:25
ふゆの肩書き
千波 一也
自由詩
4*
13/2/8 18:34
デカイやつ
花形新次
自由詩
3
13/2/8 18:23
オレンジのマントより
朝焼彩茜色
自由詩
7
13/2/8 17:25
ブッダ
ドクダミ五十...
自由詩
4*
13/2/8 17:17
あ
左屋百色
自由詩
2+*
13/2/8 16:59
満月の夜
bo
自由詩
0+
13/2/8 15:41
さよなら
吉岡ペペロ
自由詩
5
13/2/8 12:37
肥満
ドクダミ五十...
自由詩
0
13/2/8 11:37
冷たい頬
夏川ゆう
短歌
1
13/2/8 10:18
予防線
村正
自由詩
2*
13/2/8 7:10
今の処に
within
自由詩
5*
13/2/8 5:32
親父の暇つぶし
梅昆布茶
自由詩
16
13/2/8 4:34
支配する環
瑠王
自由詩
4
13/2/8 4:04
Thank you for everything
subaru...
自由詩
14*
13/2/8 4:01
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
4.36sec.