あたたかい
舌が落ちる
膜の内側
このまま
撃ち落としたい
叶わないけれど
愛くるしければ
朽ちる様を見たい
この左手を引いて
ひとときの
おわりのはじまり
海まで歩いて五分
日当り良好の
離れの寝室の
大きな窓辺から
隣の国が見えてくる
そんな気がして
今日は霞がないから
風来坊になって
紙切れのように
軽く飛ばされてみた
...
他人の骨 わが身の深く 埋め込んで スペア育てる 未来のバイト
人造の 安い臓器は よく止まる リアルはみんな 売ってしまった
産廃の 森発熱し 犬の肉 溶けてなくなり 白骨となる
だって、そうだったって
立って、立ち上がって、
立ち上がっても
手だって
ふくれあがって、
かたくなって
頭だって、頑なで
手伝ったって、そうだったって。 ...
子供が生まれて初めてのクリスマス・イブの朝
旦那がプレゼントは何を用意したか?と訊いたので
「絵本とぬいぐるみ」と答えると
「そんなんじゃ、全然足りない!」と言い放って家を飛び出して行き、
ま ...
隠し事はいつも耳の裏にあり、
ことあるごとに私に囁いては、
痒くなるそこに汗は溜まる
神は黙っているのが仕事だ
それは私が沈黙を不得手にしているからこそ
その果てない鈍痛のような粘性に傅 ...
ロマンティックが好きである
もう恋をする年ではないけれど
恋をした思い出なら
心のポケットにいっぱい詰まっている
怒りでベッドに
携帯投げつけたことも
男の背中をグーで
思いっきり殴 ...
もっと寒くなれよ冬
体を貫く冷たさで
焦がれてゆくばかりの心を
殺してはくれないか
もっと寒くなれよ冬
町を駆け抜ける風の
ありのままの勢いで
一緒に海へゆこう
春がくる前に
...
暖かい所を探す 本能のままに我儘に
日向の窓辺 現在のテリトリーにマーキングはしないが
暖かい所を探す 倒れたロールケーキの様に包まる
日向の窓辺 洗濯物の揺れる影 本能のままに追いかけなく ...
写真 好きなの? と
未だに 聞かれる
焦らなくって 良いよ
待たなくって 良いよ
長いこと 不動の体勢で
ステキショットを 切り取る
ジレンマの先に 映る
ミラクル チャレ ...
{画像=121225074437.jpg}
Man shall not live by bread alone.
わたくしの
神はいないか
或は死んでしまった
かと云 ...
ホーケイホッキョコカコク
あ、間違えた
くそー、うまく言えないぞ
もう一度
ホーケイホッコホカコク
ダア、全然ダメだ
口回んない
ホーケイチョットカオダス
ぬあー、意味変わって ...
朝日の足跡はみんなのあくび
夕日の足跡はみんなのただいま
とことことこ
雪の足跡は清水
花の足跡は蜜
夏の足跡は実り
北風の足跡は落ち葉
ぱたぱた ...
ghost
楽しい街を抜け出して 遠くから眺めるパレード
近づき過ぎてはいけない 光が僕の姿を晒すから
そして晴れて僕は 生きながら幽霊になった
誰にもばれないように こっそりと消えてやる ...
古いうたのような
夢をみていた
めざめのときは
薄い舌を何枚も層にしたような手触り
嘘も重ねて
私はいます
今日も
生きねばならない
おっくうだと
思う自分に
冬の空気 ...
大学時代、サークルや下宿やバイト先など、様々なところでトラブルを起こし、神経衰弱になって実家に帰ってきたことがあった。私は、冷帯に生えたヤシの木のように、自らの組成と環境との調和を図ることに失敗した。 ...
殺人現場みたいな
コンビニエンスストアが
造られては壊されていく
次から次に
雨上がりに湧き立つ虹のように
美しいこの国の
新しいジェノサイド
電波の届く場所が世界の半分で
残 ...
僕が月面に置かれでもしたかのようなもしくはソリスキーさんの家の庭で凍りついた一番下の子の三輪車のような石に腰をおろす週末に値が下がった煉瓦通りをめがけて奏でる演奏家のアコーディオンのように首を ...
「何をするでもなく、ただ、白紙を埋める。その作業に没頭したのは、どうしようもなく不安だったから。心の端から端まで、黒く、赤くして、なんでもいいから空虚の色を残すことがたまらなく嫌だったの。それをわ ...
.
「どうだった?」
「なんとも…ひとことでは」
「入るまえに思っていたのと比べて?」
「こんなに誤解や行き違いが多いとは思わなかった」
.
漆黒の{ルビ水面=みなも}をすべる細い ...
午前0時の
すべてのリセット
終末の予告日
それは
終末そのものではなく
死生への
端緒
である
ドアを開けるとそこは青く燃える森
新緑が手招きする
音をたてずに消えるドア
風が吹き込み髪と遊ぶ
進む度に木々が芽吹く音がする
足跡から植物が生まれ枯れていく
手を ...
一年間穿き続けた
パンティを
いよいよ川へ還す日がやって来ました
何度となく
黄色、赤、茶色に染められたものの
不屈の闘志と手洗いで
辛うじて純白を保ったまま
今日を迎えたわけです。
...
ゾウのすむ森
という名の運動場
いちばん小さいウタイは
頭を振っている
振り子みたいに夕暮れ時
歩いてやり過ごす二頭をよそに
空中に鼻をしならせ
耳朶で風を鳴らすよう
右に左に頭を振り ...
充填された
ミルクのような霧の中で問う
片付かない問題を抱えて
森の中
足を浸した水の中に
見たことのない生き物が棲んでいる
勢い込んで走る特急列車に
その側面にこの身を添わ ...
夜たちと
あなたのことを考えていて
朝がきても
あなたのことを考えていた
世界は朝で
わたしは光の這う床に座り
あなたのことを考えていた
あなたの髪の毛や
皮膚や音を
...
夏場に比べ
露出の機会が少ないから
ワキの処理が
疎かになりがちだってこと
俺は知ってるんだぜ
そんな風にムキになって
否定するところが
ますます怪しい
否定したってね
一言、じゃあ ...
過度な
やさしさを
憩わせましょう
つかの間のわき見に
我を返しましょう
欠けても月は元にもどる
満ちても潮は引いてゆく
もっとも深い
日向へ赴きましょう
...
私がこうして何かを書けば
あなたは“それ”を読んでくれる。
きっと、そんなに面白くもない
たぶん、どちらかっていうとつまんない
口語体が多い“それ”を
いつか ...
‐‐‐‐ 悪いゆめより その魚は生まれた
風は
葦原のなか
{ルビ老女=おうな}が こっくり
こっくり
囲炉裏に ゆれている
それは、川瀬の流れに ながされ ながされ
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残骸
杳
自由詩
3
12/12/27 19:38
海まで歩いて五分
subaru...
自由詩
21*
12/12/27 19:30
近未来短歌 Ⅰ
和田カマリ
短歌
2*
12/12/27 16:47
だって
御飯できた代
自由詩
2
12/12/27 16:01
サンタになんか永遠になれない
夏美かをる
自由詩
14*
12/12/27 15:44
話されて/流されて
茶殻
自由詩
1*
12/12/27 15:15
【 恋に遊ばれて 】
泡沫恋歌
自由詩
16*
12/12/27 14:17
もっと寒くなれよ冬
四角い丸
自由詩
5*
12/12/27 13:58
昼寝子
朝焼彩茜色
自由詩
6
12/12/27 13:10
一瞬の煌めき
藤鈴呼
自由詩
2*
12/12/27 13:02
パンと生命
ドクダミ五十...
自由詩
2*
12/12/27 12:27
早口言葉
花形新次
自由詩
1
12/12/27 11:29
足跡
小原あき
自由詩
11*
12/12/27 11:25
ghost
itukam...
自由詩
0*
12/12/27 11:18
古いうたの夢
朧月
自由詩
2
12/12/27 8:20
花火
葉leaf
自由詩
5
12/12/27 6:27
エキゾチック・ジャパン
大覚アキラ
自由詩
3
12/12/27 5:06
_
ズー
自由詩
1*
12/12/27 4:00
白紙の日記
御飯できた代
散文(批評...
1
12/12/27 2:54
カロン
Giton
自由詩
4*
12/12/27 1:42
終末論
シホ.N
自由詩
1
12/12/27 1:38
幻森
暗闇れもん
自由詩
3
12/12/27 0:46
パンティ流し
花形新次
自由詩
2
12/12/26 23:54
振り子
salco
自由詩
10*
12/12/26 23:19
君に取り戻そう
瀬崎 虎彦
自由詩
2
12/12/26 22:42
恋
はるな
自由詩
5
12/12/26 22:27
寒波襲来の
花形新次
自由詩
0
12/12/26 22:19
風の扉
千波 一也
自由詩
4*
12/12/26 22:05
私を育ててくれているのは、あなた。
元親 ミッド
自由詩
10
12/12/26 20:26
耳のない魚
月乃助
自由詩
14
12/12/26 20:12
2758
2759
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
2775
2776
2777
2778
2779
2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
加筆訂正:
耳のない魚
/
月乃助
[12/12/26 20:21]
少し、
3.98sec.