何でも 半分こ
笑いながら じゃれ合う子犬を 連想しながら
何処かで眺めた表情を 
思い出している

一つずつ 分け合うことなく 繋いだ糸は
合わせると 強く なるけれども
少し 儚い
...
今迄の僕は 
サラダにドレッシングを 
どばっとかけては 
じゅるじゅる汁を吸いながら 
緑の葉っぱを{ルビ咀嚼=そしゃく}していた 

ある日、寄ったレストランで 
出てきたサラダの器 ...
{引用=
悲しみのふきだまり
時の塵が 雪のように
ふりつもった

私の父は、元旦の夜に亡くなりました
四十四歳
心臓のわるい 人でした

長いときの 時のながい あいだ
なぐさめ ...
今日の夕陽には何もなく
昨日の夕陽からあふれ出る
押しやられ抄われた砂の光
夜の通りを歩む水


冬を割ると
現われる声
背中より高く
消えてゆく


夜の ...
気があるとかさ
ギリギリOKとかさ
すんげえ努力した後に
判明するんじゃ
余りに非効率だと
思うわけね
心的ダメージだって
かなりのもんだからさ
会った瞬間に
びびっと来るような
...
僕は水色のグライダーではなく

鳥の中でも一番ありふれた
雀やカラスでもなくて

ひばりのように高く
カモメのように鮮やかに

はばたきたいと
願う

風に乗り
...
裸木や老いて小鳥を注ぎ出し 白鳥の着水の音風の音 動けばプラスにもマイナスにも成る
マイナスをかき消す爪が欲しい

私が動けばプラスにもマイナスにも巻き込んでしまう
プラスを描く賢者の杖で 魔法をかけたいあの人に

味方になって欲しい さ ...
晴れた日はなるべく外に出るようにしている
昨日は心地よい快晴だったので
ベビーカーをことこと押して散歩に出かけた
布団を干してから、


何も変わらなかった
同じ道を同じように歩き
公 ...
             130113


 不法な暴力行為を直ちに止めるように命じましたが、全く聞き入れてくれなかったばかりか、凶器まで振りかざしたのでやむなく腕力で阻止しました。被疑者は ...
買いたてのデニムを履いて初句会 鏡割りスイートルームの煙草の火 夜の太陽を照らしてあげる 睡眠時間えぐられている パンドラの匣を開ける天才 欧州に向かう眼下に

薄くて冷たい鉱物色が広がっていた

女に尋ねると機長に聞いてまいります

しばらくして

シベリアですとのことだった

凍土に冷やされた大気が

そこよりもあたたかな場所を目指す ...
ヨタヨタ ドッコイ フーラフラ
ノタノタ ドッコイ フーラフラ
トボトボ ドッコイ フーラフラ

見慣れて 歩き厭きた プロムナードで
でまかせの呪文を 呟きながら
(えび煎餅が焼かれるよ ...
書こうとしたことを忘れてしまって
空をノックした
誰も出てきてはくれなかった

書こうとしたことを忘れてしまって
目を擦った
視界がさらにぼやけて
手からしょっぱい匂いがした

書こ ...
舌なめずりする男のもとに

女が契約書を届けにゆく

女の望みがいくつか叶えられ

男はその女を所有する

凌辱する

思い知らせる

ストックホルムシンドロームにより

...
雨は校庭にアマゾン川をつくる
午後の授業は眠たい
窓越しに校庭を見下ろす
あれはきっとアフリカ大陸
あれはきっとオーストラリア

あの川にはピラニアが泳いでいる
友達がいないから
わざ ...
死後の地獄は知らないけれど

生き地獄なら知っている

そんな無力や痛みなど

誰もが経験するだろう

それでもここは辛いのだ

残酷かつ心細さの果てなのだ


一緒に見た広 ...
もう夢を見れないなら

忘れるべきだ

思わなければ

忘れてゆける

話し掛けなければいい


あいつに優しく愛撫されたり

あいつとくるまって眠ったり

あいつに励ま ...
ひかりをみつけたよ

人が踏みゆく
黒いアスファルトのなかに
埋まっている
埋まっていた
だけど
誰も
拾わない
拾えやしない

だいあもんどなんかより



どこ ...
戦場へ赴く男たちの頬は
どれも蒼褪めて
眼だけが真っ赤な
獣のようにぎらぎらと燃えた
そして一様に
目指しているのだと言う
その先には
膨張しきった黒い太陽があった
女は男の眼 ...
鼻唄が出来ないから
小さな声で歌いながら
公園の横を通る
だれかより幸せだから
最悪じゃない

猫背の男が
植木につばを吐いた
鳥が飛んでいて
雲もその横で滲んでる
誰よりも幸せか ...
空を歌うのが鳥ならば
土を歌うのが土竜で
水を歌うのが魚ならば
炎を歌うのは薪でしょうか

私は何を歌うのだろう
生まれた時から音が満ちて
それは時に揺蕩う色彩の粒子
それは時に傷口か ...
星が星としてきらめく一瞬を
空の向こう側へ向けられた
望遠鏡のレンズに映し出し
それを君の心の中の一角に押し込めば

波打たぬ心臓にある二つの弁の内
閉ざされた方が開くかもしれない

...
うっかりすると 本人も見逃しそうな 直立だった
それは闇夜のできごとだった
神技(かみわざ)の域

幾重にも 青天の霹靂が重なった年がつづいた 
ある新月の晩
カワウソが 岩の上 ...
黄唯色まであと少しの
三月の入り口で
ため息まじりに

  切符ください

と言っている老婆がいる
本当にゆきたいのか
わからない

  切符ください

まだ、佇んでいる駅舎の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
マスカラ藤鈴呼自由詩4*13/1/13 20:46
サラダの味 服部 剛自由詩3*13/1/13 20:45
誕生日月乃助自由詩7*13/1/13 19:28
径と鏡木立 悟自由詩313/1/13 19:22
アプリ花形新次自由詩213/1/13 19:05
凧(カイト)Lucy自由詩18*13/1/13 17:23
裸木月形半分子俳句213/1/13 17:02
白鳥北大路京介俳句213/1/13 17:00
砂浜での決断朝焼彩茜色自由詩713/1/13 15:47
書こうとしたことを忘れてしまってあ。自由詩4*13/1/13 14:14
あおば自由詩5*13/1/13 12:41
初句会北大路京介俳句213/1/13 12:28
鏡割り俳句213/1/13 12:27
夜の太陽を照らしてあげる自由詩313/1/13 12:27
睡眠時間えぐられている自由詩113/1/13 12:27
パンドラの匣を開ける天才自由詩313/1/13 12:26
シベリアから吉岡ペペロ携帯写真+...213/1/13 11:35
凍てついたサウンド  九信天翁自由詩213/1/13 10:31
書こうとしたことを忘れてしまって小原あき自由詩21*13/1/13 9:58
凌辱吉岡ペペロ自由詩113/1/13 9:26
午後の授業は眠たい四角い丸自由詩8*13/1/13 9:21
許しあえる光吉岡ペペロ自由詩713/1/13 7:57
忘れてゆける自由詩113/1/13 7:55
雑踏そらの珊瑚自由詩1213/1/13 7:47
黒い太陽衣 ミコ自由詩713/1/13 5:43
STEP竜門勇気自由詩013/1/13 3:15
歌う理由Mélodi...自由詩413/1/13 3:14
スコープテレスコープ赤青黄自由詩2*13/1/13 2:34
書こうとしたことを忘れてしまってるるりら自由詩10*13/1/13 2:33
切符もっぷ自由詩413/1/13 2:12

Home 戻る 最新へ 次へ
2758 2759 2760 2761 2762 2763 2764 2765 2766 2767 2768 2769 2770 2771 2772 2773 2774 2775 2776 2777 2778 2779 2780 2781 2782 2783 2784 2785 2786 2787 2788 2789 2790 2791 2792 2793 2794 2795 2796 2797 2798 
5.03sec.