ダイアリー

はじめまして 今日から僕は君のダイアリー
そして今 君と僕だけの最初の物語が
僕の白い体に刻まれてゆく 間違えないように
丁寧に丁寧にと 優しくて温かい丸文字で

たくさん ...
死の手続 因果律 万象発達系統学
死の起源 因果律 万象発達系統学

万物帰趨 生物静物 聖像画
万象変化 配偶受粉 聖物画

胚 茎 双葉 花芽 莟 
胚 胞 受胎 嬰児 眼球

...
はじめから僕は登場人物ではなく
舞台の上を見上げ
憧れるだけの観客で

まもなく幕は下りるというところまで来て
なぜか華やかなカーテンコール
僕が不在の僕の人生
始まることのなかった ...
冬は突き放すような抱擁
軽くドレスの裾を振るだけで
白い吹雪が真昼を閉じ込める
冬は火傷するほど冷たいキス
サイドミラーの氷を指先で落とすと
風の中 君の声が聞こえてきた

子どものころ ...
私は穴ぼこだらけ

のそのそと歩きまわり

山の斜面にぼろぼろ突き出た粘土を掴んで

くにゃくにゃ捏ねて

ちぎって少しずつ穴ぼこを埋めていく

何だか安心する

舗装された山 ...
叙々苑でカルビを食べていたら
素敵な言葉が浮かんできた
それは何を隠そう
炭火の詩だ

炭火よ
炭火よ
遠く
遥か遠く
行き倒れて
今にも凍えそうな人も
おまえの遠赤外線の
幅 ...
幽霊が嫌いな君の大好きな映画1位は『ゴースト』の謎 底冷えやオカマ紅白歌合戦 激痛と暮らしている 今日のTシャツは白です


  嗚呼 おっかあのカレーが喰いてぇ


今日の下着は黒です


  嗚呼 田舎に帰りてぇ
月の青は涙の青   青青青 青 何もかも、失ってしまった。





そう思えてしまった時には

自分の手のひらを、そっと開いて見てほしい。





確かに、その手のひらには何もないけど、

だけど ...
星をみたくて

夜風をすいたくて

みんなシーンとしたくて

使命感だけが

ほのぼのと燃えていた


哀しくてなみだより

胸のいたみより

息ができなくなった

...
探していた?

なにを?

鉄の味を

どぶのかたちを

骨の軋みを

探していた?


甲州街道に

サンタクロースたちが

冷えた夜を

道行くひとの

...
リズム感 鈍感 レレレの自由無垢 無頓着

  そんな ばら蒔き 摩訶不思議な種を新世代へ レレレ連れてって

    何でも在るを計りに乗せず 空気と共に計る KYの自由 天然の素質

...
真夏に陰がいるように
きみには僕が必要だ
タンクトップは
あからさまだけど
要所に見せる
陰こそが重要なんだぜ、ハニイ
構わないさ
ニップレスの跡なんて
気にするな
気にするところが ...
さくら さくら
お馴染みの 曲が 響いて
雨音との 共演

満開の 桜の木の下
笑顔で 映る

あなたが 構える カメラ越し

なぁんて
ロマンティックな 妄想出来れば
これ 幸 ...
お母さんに

手紙を書いていたの

泣きながら

眠ってしまったの


おねむりなさい

おねむりなさい

深く優しく安らかに




君の夢の中で ...
わたしが通っていた中学では
男子大学生が二人
女バレのコーチをしていた

一人はイケメンで
もう一人はブサイク
みんなイケメンが大好き
もちろんわたしも・・・
わたしたちイケメンの前じ ...
太陽 
月 
仏陀 
神 

(それらを含んだ風のしらべよ) 

わたしが昇ればあなたは昇り 
わたしが降りればあなたは降りる 
わたしが歩めばあなたは歩み 
わたしが止まればあな ...
だらりと垂れ下がった両足の 
Sさんが住む団地のドアを 
「おはようございます」と開けてから 
僕と同僚で、車椅子の前後を支え 
(重たい・・・)と心に呟きつつ 
がたん、がたん、と階段を下 ...
旅のおわりをかんじていた
あなたと
向かい合っていたら

一対のカップと湯気のむこう
あるいはガラス窓のすぐあちら側の世界

あなたの考えていることが
いちどでもわかったなら

...
弱として


私の子宮が主張する

私は所詮女であると

別段愛撫がしたいわけでも無く
だが時たま

私の子宮が

「私は女だ
 私は女だ」
と主張する
...
 皆さんこんばんわ、イッパイアッテナです。と、ここはやはりオールナイトニッポンの深夜ラジオのあの有名なイントロ音楽で始まりボソボソッと喋りだすロウなテンションでお送りしたい感じのこの散文シリーズです。 ...  きょうは月よう日。絵本教室の日だった。
 夏休みも、もうすぐおわる。あんなにうるさく鳴いていた蝉も、けさはとても静かだった。おかあさんは朝からいそがしく洗濯していたから、わたしも手伝うことにした。 ...
よく通る口笛ひとつ風道に草の穂ゆれるいつか旅する日


風あかるい野は海の底くちづける花のあわさに惑う光を


{ルビ過去=すぎゆき}はさびしさ抱きけれどただ慰めるうた風と聞こえて

...
空を切り裂く
稲妻のような
赫い時を駆け抜けて

蒼く険しい道を
手探りで辿ってきた
背中には黒い影法師が
張り付いていた
コンクリートの孤独が
骨を溶かしていく

そして今は
...
かなしみを知る人の瞳に
映る光は
美しい矢を描く

夜を知る人の瞳に
映る光を
星と呼ぶ
いつか必ずなくなるさだめの
命もまた
美しい矢を描くだろう

天涯のあちらこちらに
美 ...
空中に飛散した
刃物をかき集め
二の腕の動脈にぶら下げました

ノイズが溢れ
小鳥たちが騒(そう)
友だちは今どこにいるのか
居たらそれは石像か菖蒲の葉
小石を蹴る子供のランドセルに
...
冬の朝に目覚めた
私はちっぽけで空っぽだった
息を乱して駆け抜けた
白さばかりを焼き付けて
滲むのは眩しいからだと笑えたよ

その音の先を追って
夢中で走るうちに
泥を跳ね上げることに ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ダイアリーitukam...自由詩0*12/12/19 2:02
私家版贋作・因果律/餓鬼譚高濱自由詩012/12/19 1:20
僕を抜け出しLucy自由詩6*12/12/19 0:48
幼馴染ただのみきや自由詩23*12/12/19 0:45
百穴人灰泥軽茶自由詩7*12/12/19 0:30
叙々牛花形新次自由詩012/12/18 23:06
北大路京介短歌012/12/18 21:34
底冷え俳句212/12/18 21:33
激痛と暮らしている自由詩012/12/18 21:30
今日のTシャツは白です自由詩4*12/12/18 21:29
月の青は涙の青   青青青 青自由詩412/12/18 21:28
手のひら。元親 ミッド自由詩1112/12/18 21:15
星をみたくて吉岡ペペロ自由詩612/12/18 21:14
星のひかり自由詩412/12/18 21:00
テクノ言葉朝焼彩茜色自由詩512/12/18 20:47
花形新次自由詩012/12/18 20:47
次の願い藤鈴呼自由詩1*12/12/18 20:44
また明日多紀自由詩12*12/12/18 19:46
その時のわたし ちょっとだけ 死にたい気分だったわ マジで和田カマリ自由詩1+*12/12/18 19:22
誰かの足跡 服部 剛自由詩412/12/18 19:01
階段昇降の詩 自由詩512/12/18 18:44
椅子と影はるな自由詩312/12/18 18:32
弱として田園自由詩6*12/12/18 17:11
近代漫才の変遷〜しはいつもかたわらにあるがきみもそうか?〜TAT散文(批評...012/12/18 16:54
あずきの恋人 (連載③)たま散文(批評...11*12/12/18 14:49
いつか旅する日石瀬琳々短歌2*12/12/18 13:51
【 色・いろ 】泡沫恋歌自由詩9*12/12/18 13:41
美しい矢そらの珊瑚自由詩22*12/12/18 9:22
月曜の朝まきしむ自由詩112/12/18 7:46
さよなら木洩れ日Mélodi...自由詩612/12/18 4:24

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