ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう
やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ...
空気みたいな奴だな
ほっといたらどっか行きそうで
広がっていなくなってしまいそうで
空気みたいな奴だな
見えないし触れない
いなきゃ困る 意識しなくてもいいくらい
空気み ...
青い空が続いていた
僕は一人で長い間バスを待っていた気がする
疲れていた
一人で考えることの全てが虚しい
波の音を聴いた
そこへ緑の山の匂いが漂っていた
きっと もう訪れること ...
生きのびるための愛なら
いらない
いらない
絶望を孕まない幸福なんて
いらない
あれも
それも
いらないよ
夜を裏切らない朝も
朝を待ち侘びない夜も
いらない
...
2階から猫の談義を見下ろし今夜もけむりで風向きを知る
声のない月の嘲笑をそばだてはっこう中のスープをすする
水金地火木土天海のスイッチで産まれる光の卵
ハイボールは 夢の味
含んだ途端に 下が高速回転し
イラナイ発言を 繰り返すので
トタンで閉じて しまわないと
非常に 危険な 飲み物なのですヨ
コニャックの文字で
必ずコンニャクのぬ ...
わたしがわたしに出会う前
わたしは静かに息をして
あなたの世界の音を待つ
あなたの影が煮詰まって
匂いたつ夜をひと匙掬い
かわいた瓶に蓋をする
あなたは馬鹿な鮭みたく
わ ...
これは君主を戴く国ならではの
「ああ、どうしましょう!」な
悔恨の忠義立てかな
申し訳より“OTOSHIMAE”
日本人には解りやすい情動だけどさ
{引用=貞女にして勤労賢母
ウィニフレッ ...
玄関を出たらファンらに囲まれて会社着く頃葉っぱ一枚
大魔王復活のときやってきた寝起きが悪い魔王は二度寝
庭先に敷いたゴザから子が産まれゴザの養殖はじまりました
赤い雨黒い雨悲しい雨
反面教師ばかりで窮屈
呼んでないのに来た
冴え々え光る三日月と
冬の冷たい夜気の風
今一度(ひとたび)正常な神経を戻せるようにと
ただただわたしに降ってくる
(赤子が欲しけりゃ薬など
飲まん方がいいんだけども)
あれほど ...
なくならない
昨日のむなしさも
紅すぎる夕日の色も
いつかみた映画の感動も
ありがとうっていわれてドキドキした鼓動も
失恋ノナミダも
やさしくしてもらったことも
あのときこうしてれば ...
半熟玉子みたいにさ
ぷるぷるしちゃって
ふれることもできないよ
みつめてるだけ
たべたいけどね
みつめてるだけ
あつかいにくいのに
ちょっとひかれるね
味は知ってる
つもりだ ...
明日か明後日か
いよいよ世界が滅亡する
という噂が
まことしやかに流れていた
タマンキの弟子達の中にも
それを信じるものがいて
信じないものとの間で
言い争いになっていた
それを見かね ...
こころは雲かそのうえか
まえから弁護士みたいなおっさんが
道をゆずらず歩いて来た
町に光が差していた
雲の段差の隙をぬい
町に光が差していた
こころは雲かそのうえか
まえから弁護士み ...
(ぶち撒かれた脳髄)のような夜
風俗の玄関で刑事がささやく
それは組長の暗殺の日
僕の時間の砂が
指の隙間から零(こぼ)れ落ちる
さらさらさらさらと
零(こぼ)れ落ちる。
そのまま風に吹かれて
失われてゆく
砂の想い出
人生の終わりまで
掴(つか)んでいたい ...
どのみちWW?は不可避。
ならば問題は戦後処理。
日本は今の段階から、平和思想を強化すべきだ。石ころのような領土にちまちまと振り回されている場合ではない。
日本国全土を国連との共同統 ...
リボンという名の首輪を外し
第一ボタンという名の戒めを解く
スカートを3回折って
わたしは走る
この足2本の赴くままに
どこに行くかなんて
私は知らない 君も知らない
ほんの小さ ...
大河にそそぐ 透明に聡明さを探し続けた時代
印を押し朱肉の色と血族の色を太陽に染め
土踏まずの窪みの隙間に 大きな壮大を登ってゆく
大地の感触を胸に 常識の中の非 変わる変わる非常識へと
...
愛と云う概念を言葉にしたものは
明治維新までは日本にはなかった
そのためツルゲーネフの小説
「アーシャ」に登場する女性が言った
「I love you」を「死んでもいいわ」と
三日三晩悩 ...
.
古くなった里芋をぐつぐつと煮ていたら
きょうの空のような{ルビ紅=ぐ}{ルビ蓮=れん}の毛細血管が
鍋に浮いてきた。朝から暮れ始めている街の
気層はこもこもした灰のかたまりを日がな支え ...
高台から 見下ろせば
雲が唸りをあげている
雲を突き抜けようとする 音がする
街の灯りは 木々の間からも見える
サイレンが パトカーが 消防車が 甲高い音が
地を這う
まだ ...
だって夢に出てきたのだから仕方ないじゃない
まさか個人の夢にまでイチャモンをつける奴もいないだろう
で、そいつがさぁ。人間みたく二本足で走って
夜の街をぶらつくオイラの方へと身体を揺すりながら向 ...
夜歩く世界に
道は 続いていた
思い出を追いかけさせられながら
歩いて行こうと思う 僕も
角の向こうに 見えない
白すぎる 雪が 積もっていた
それは僕には見えない何だろう ...
枯れ急ぐ葉が、視界を埋める
踏みにじる赤い葉
流れないイヤホンを外さない
電柱を揺らす、紫の鳥
街から秋が消えた
降ってきた白い朝
黒ずんだ部屋の窓
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひらがな
そらの珊瑚
自由詩
28*
12/12/20 8:35
空気みたいな奴だな
千三
自由詩
2
12/12/20 6:11
虚しさを食べる
番田
自由詩
5
12/12/20 2:40
飴
はるな
自由詩
3
12/12/20 1:02
光の卵
中川達矢
短歌
2
12/12/20 0:25
コニャック
藤鈴呼
自由詩
5+*
12/12/19 23:53
影と鮭
はるな
自由詩
2
12/12/19 23:32
ステイト・オブ・ハラカリ
salco
自由詩
2*
12/12/19 23:21
囲
北大路京介
短歌
2
12/12/19 22:55
活
〃
短歌
3
12/12/19 22:55
敷
〃
短歌
0
12/12/19 22:54
赤い雨黒い雨悲しい雨
〃
自由詩
2
12/12/19 22:52
反面教師ばかりで窮屈
〃
自由詩
2
12/12/19 22:52
呼んでないのに来た
〃
自由詩
3
12/12/19 22:52
月の子
凪 ちひろ
自由詩
10*
12/12/19 22:02
なくならない。
じじ
自由詩
21
12/12/19 21:32
半熟な人
朧月
自由詩
3
12/12/19 21:02
アソコ伝 50章
花形新次
自由詩
1
12/12/19 20:17
町に光が
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
12/12/19 19:33
転機
和田カマリ
自由詩
0*
12/12/19 18:39
時間の砂
……とある蛙
自由詩
18*
12/12/19 13:46
戦後処理
A-29
散文(批評...
0*
12/12/19 13:45
反抗予告
川上凌
自由詩
10*
12/12/19 13:27
大河
朝焼彩茜色
自由詩
6*
12/12/19 12:30
言えない愛
HAL
自由詩
8*
12/12/19 11:47
曇りのち曇り
Giton
自由詩
1*
12/12/19 11:35
一本のガランス
るるりら
携帯写真+...
9*
12/12/19 9:17
コンソメパンチの犬 ★
atsuch...
自由詩
9*
12/12/19 7:03
行くべき道を
番田
自由詩
2
12/12/19 2:42
色殺
村正
自由詩
2*
12/12/19 2:07
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
2775
2776
2777
2778
2779
2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
加筆訂正:
コンソメパンチの犬 ★
/
atsuchan69
[12/12/19 9:46]
わあ、誤記だらけ! いっぱい直しましたぜ。まだあるかも。
4.04sec.