ある温暖な朝の事
一本のひかる跡がありました
ナメクジの生きるに必然の
粘液の跡です
「気持ち悪」とか言わないでね
よくみれば綺麗におひさまのくれる光を反射していますよ
...
火のない部屋のなかに
あなたをさがしている
茶色く終わった時間がころがっている
あの日
海には
六羽の白いからすが
まるく座っていたそうだ
傷口は凍るので
わたしたちはまだ ...
それでも僕は
生きている
それでも僕は
息してる
それでも世界は
動いてる
それでも世界は
蠢めいている
まずまず
こういう事で
精を出す
ますま ...
知ってた
みたことある
ここは春
夕日の庭に
すみれが俯いている
きょうの
最後の陽光は
わかっているよ
とうなずいて
わたしの誕生花を
すべらかな
風のてのひらで
撫ぜて
...
神経の先の先で
感じながら
切り刻む
牛のはらわたとか
全部
誰かの
自己模倣だけど
冬だから
モツとか煮込むでしょ
包丁から
感じてるはずの痛みを
...
遊女
太夫という名のあるいは
花魁という名の華があった
ほぼ大名や貴族あるいは富商といった上層の遊びであったらしい
歴史的考証は別にして
要するにスナックのねーちゃんだと思ってい ...
角のない犀は河馬ではありません愛に飢えてて尖れないのよ
罰として美味しいチョコを食べなさいチョコによく合うコーヒーも飲め
あったまる鱈のミルク煮召し上がれ
凍らせたノイズとけ始めている
プリンも寂しがる夜が膝の上
釣る人は釣られる
冬の空秋とは違う青い色寒さ表す厚着した人
トキメキを抱き締めながら海を見る夕日に染まる波はキラキラ
手紙書き赤いポストに投函する届く頃には雪かもしれない
何気ない昔の景色目の前 ...
寝そびれた夜は
色の濃い記憶が押し寄せる。
色の濃い記憶は私を蝕む。
暑い夏の日、緑と黒のコントラストと、
目が開けられないくらいの
つよい光に包まれた景色
『ここは世界で一番幸せ ...
お前の名前は悲しみなのだと
その女は言った
あれは夏の夜
目眩のするような
焦れったい熱を知った
本能を知った
美しさと、醜さを知った
嫌悪と、不安
少しの嫉妬
鞄の中身 ...
これでおしまい
さよならする
かなしいきもちに
さよならをする
なかったことには
できないのだから
おぼえているしか
できないのだから
これでおしまいにして
このさきのえ ...
体臭は毛布のようだ
男臭い布団はそれだけで暖かい
男にとっては逆だろう
遠い子宮の記憶を辿り
疲れた胎児は体を丸めて
全てを忘れて眠るのだろうか
女の体の匂いの中で
私には子宮より
...
冬になるときみは
樹下の落葉をひろい集めて
ぼくの胸のうえに載せ
火をともしたものだ
それ以外に
やり方のないような手つきで
あのなつかしい ...
孤独は堆く
薄緑色の小鬼が
片目を瞑って
夜道を歩く。
飴色の酒壜を携えた
一人の小汚い男が
片目を瞑って
夜道を歩く。
それぞれが
それぞれに
それぞれを ...
今宵、風の
滑るような冷気の端に
一本の象牙が生えていて
きみは両手で
そっと包みこむ
通り雨の過ぎたあと
かなしさの残る街の片隅
電 ...
ひとつはまだひとつです
ひとつを聴くから ひとつです
ひとつをひとつに捨てるもの
ひとつをひとつにまとうもの
ひとつの上には何も無く
ひとつの径がひとつです
ひとつがひ ...
鼻の上に居座ったまま
下りようとしない救世主
手も足も縛られたあなたが身体を揺さぶり
奴を落として死なせたとしても
誰も非難などするはずもない
あえてむらさきの血を口にす ...
今が 日付を一歩跨いだのか
時が 向かい風のようなのか
昨夜から
今朝へ
光が溢れ
新雪積もって白紙に戻り
一文字人文字人間が
寒い眠いと起き出して
...
大通りを一本奥へはいった
ラーメン屋の先の三叉路の角っこに
その八百屋はあるんだ
狭い軒先に段ボールが並べられ
曲がったキュウリや
太さも大きさもまち ...
としつきのいとおしさに溺れるまま
カレンダーは残り一枚となった
まるでおらの余命のようだ
老いのうわべと衰えのもとでは
ターミナルへの興味は傍観に等しい
乗り継ぎ駅には関心がそそがれた ...
「なんとなくそこが正しい」
なんて流れに適当に乗っかって
楽なところで生きたくないだけです
一瞬生まれた疑問符を無視したら
自分の一番嫌いな人間に自分が近付く気がして
...
ほのぼのとしたことを書いて
心がポカポカしてきたので
寒い夜でも
なんとか頑張れそうな気がします
あなたも
私の言葉で
とても癒されるって
言ってくれましたね
自分だけでなく
...
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!
たまには向きおうてもええんちゃうん?
こっちゃむいて、ほい!
本質的な僕たちが
本質を詰まらせて
ぐうの音も出ない
散乱して
僕たちは
死にたいの前に
生きたいの前に
なんだったか
わからないまま全てだね
洗い髪を
ぬるい風通しが
...
まだ世界のだれも口に発しないが 日本人はすでに絶滅危惧種に指定されている
だけど日本人は得意なのだ マイナス思考を跳ね返すことはどの国も右にでれない心意気を持っている
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かたつむりのつむりくんとなめくじのなめちゃん
ドクダミ五十...
自由詩
3*
12/12/10 19:34
火のない部屋
はるな
自由詩
10
12/12/10 19:13
意義なき生でも
シホ.N
自由詩
1
12/12/10 17:21
くれるまえに
もっぷ
自由詩
3
12/12/10 15:11
お仕事
めー
自由詩
0
12/12/10 14:51
遊女
梅昆布茶
自由詩
8
12/12/10 14:09
犀
北大路京介
短歌
1
12/12/10 12:18
罰
〃
短歌
1
12/12/10 12:17
鱈
〃
俳句
0
12/12/10 12:05
凍らせたノイズとけ始めている
〃
自由詩
3
12/12/10 12:04
プリンも寂しがる夜が膝の上
〃
自由詩
5
12/12/10 12:04
釣る人は釣られる
〃
自由詩
2
12/12/10 12:03
冬の空
夏川ゆう
短歌
2
12/12/10 8:03
うつむせになったら ねむれるかもしれない。
そよ風
自由詩
3
12/12/10 3:33
悲しみよ、こんにちは
青井とり
自由詩
2
12/12/10 1:40
このさき
瀬崎 虎彦
自由詩
2
12/12/10 0:24
性
salco
自由詩
11*
12/12/10 0:19
愛
草野春心
自由詩
8
12/12/9 23:17
消滅する十二時
青土よし
自由詩
2*
12/12/9 23:12
象牙
草野春心
自由詩
4
12/12/9 23:05
ノート(ひとつ まだひとつ)
木立 悟
自由詩
1
12/12/9 22:25
ノート(鼻の上)
〃
自由詩
2
12/12/9 22:22
人間詩
ただのみきや
自由詩
19*
12/12/9 21:43
夏八百屋
石田とわ
自由詩
12*
12/12/9 21:40
旅
信天翁
自由詩
1
12/12/9 19:56
満ち溢れるゼロ
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
12/12/9 18:40
ほのぼの言葉
花形新次
自由詩
0
12/12/9 18:36
あっちゃむいて、ほい!
殿上 童
自由詩
20*
12/12/9 17:44
shower
めー
自由詩
2
12/12/9 16:06
絶滅危惧種
HAL
自由詩
2*
12/12/9 16:01
2777
2778
2779
2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
加筆訂正:
風の名前
/
まーつん
[12/12/10 13:09]
細部変更。
4.25sec.