銀河鉄道がだれを連れていくのか
それは誰にもわからない
わからない
銀河鉄道にさらわれてしまうのを
リコは一晩中待つ
待っている
銀河鉄道が来るとき人は眠っている
誰も起きてはいられ ...
どうしてこんなに
あなたを好きかわからない
あたまのなかに星がうかんで
どんな夜よりはっきりかがやく
どうしてこんなに
たんじゅんなことを伝えられない
...
いま美しかろうと
美しさは日々崩れてゆくだろう
でも見た目じゃないから
抱きごこちじゃないから
セックスも散歩も日々の暮らしも
合図しなくても
おなじものを見つけて ...
130209
故旧忘れざるべからず
否定の連続の警告を無視する
微小粒子状物質の危険性に気付いた
利口な猿は笊の目をすり抜けてしまうから
もっと細かく編まねば ...
{引用=
まだ肌寒い春の
朝が
ひかりのプリズムに屈折して
すきとおっている
とおくに海をのぞむ
住宅団地の縁をめぐる遊歩道を
愛犬といっしょに回遊しているとき
...
梅雨でわたしは列車に乗った
外はすごい雨で
だけどわたしは
傘を差さずに駅まで来た
わたしの顔から
涙が綺麗に消されていた
夏で蝉が乗ってきた
六年間ずっとホームで
この列車に乗れ ...
春へと旅立つ
厚い氷のトンネルを抜けるたび
金属の車輪が鶯の鳴き真似をする
繋がって泳ぐ魚は駅に出会うたび立ちどまる
雨水が硬い表皮を滑り落ちる
やさしい雨の季節だ
ちいさな水の粒子に ...
僕が思う現代詩と合唱の関係について (1)
僕は文章を書くのが苦手なので、練習の意味も込めて、少しだけ文章を書いてみることにする。(あ、最近詩しか書いていないので、なんとなく書いてみたくなっ ...
三馬鹿兄弟は一つの題材なのだ
永遠不滅の象徴として
三人は描かれる
どうしてなのか
樽に乗った「三人男」が
馬鹿者の代表として
歌われているのを
ご存知だろうか? ...
美しい出鱈目より 醜い真実の方が まだマシかもな
すべての言葉
行くはずの頃の話
着くはずの場所のいつわり
言うはずの言葉の数
通るはずのある道
見るはずのない影
聞くはずになる神
知るよしもない自分
...
首を切断された猫の骸が
もう何匹も発見されている
ニンゲンの仕業
ニンゲンから産まれて
ニンゲンとして生きている
ニンゲンの仕業
猫よ
ネコゴロシに捕まるな
ニンゲンのネコ ...
雪がうすく残っているのは日陰のせいだ
絶対いない
キック!
手を合わせる
キック!
抱きしめたくなる
キック!
泣きそうなる
キック!
絶対いない ...
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く
研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている
...
本音で行こう
今日も 透明な管に 何かを入れる
錠剤だと 苦しみますから
液体にして ください
気体を 飲み込みながら
何でもない言葉を 呟けば
栄枯盛衰の音がする
華麗なドレス ...
トイレに詰まった
黒いブツを
これまた黒い
そして細長いスッポンで
グイと押し込んだら
今度はスッポンが取れなくなって
あわてて塩酸で溶かそうとしたら
便器を溶かしちゃった上に
塩 ...
俺とのことのせいだ
それがいちばん悲しかった
ことのせいなのがいちばん悲しかった
まるになりたかった
だれも傷めない
まるになりたかった
俺とのことのせいだ
それがいちばん悲しかった ...
私は言葉を知らない
豊富な知識も 深い洞察力もない
柔らかな感性も持ってはいない
比喩や隠喩も使いこなせないし
哲学的なことはチンプンカン
コメント書いてもトンチンカン
こんな私に ...
螺旋階段 転がりながら
あなたの影を追っていく
底なしの不安に 脚がすくむ
独り占め出来ない男は
わたしの心を蝕んでいく
あなたが優しいから
いっそう 悔しくて憎らしい
...
ジョニー・レイヴンが
日本にやって来る
25年振りだ
ジョニーといえば
70年代後半に
パンツロックの先駆けとなった
ザ・ブリーフのリーダーで
白いブリーフいっちょうで
名曲「ぐんじの ...
一 「詩人」について
柴田トヨさんの訃報があってすぐ、NHKの朝のニュースで加島祥造さんを見た。こういう人達が「詩人」とくくられてしまうのには、正直、違和感がある。相田みつをさんもそう。宗教的 ...
{引用= 目が覚めるほど愉快だった国で
いつか帰る予定の町へ向かう、片道切符を捨てたあの日
ぼくは
お母さんを、お袋と呼ぶようになって
いつか恋する ...
ちょっとすりむけて
血がにじんでて
痛いだろうけど
絆創膏になって
ぺったんって
あなたの人生に
...
他愛のない
思いで
死ぬのは危険
生きてなどいない
疑いもなく
自分だと
思っていたその
体は透明
個性は
失われた
失われた
思いを破壊する
街を歩きながら
スナック菓子の箱を開けて
袋を破いて口に放り込むように
雑踏に落ちていくことばを拾い上げ
軽くて浮いていることばをつまんで
ひょいっとむしゃりことばを噛む ...
{ルビ転寝=うたたね}をしながら
ピーナツの殻を割る
眠りと目覚めの隙間には
すこしずつ雪がつもってゆく
ひどく無口で、
愛らしい雪が切れ間なく
ピーナ ...
昔私は直線だったの
――そう。
昔二人は交わらない二本の直線だった
或いは一つの茎から分かれた二つの花
片方は恒星で、もう片方は流星だった
昔あなたはピアノの鍵盤の一つだった
そして昔私は ...
夢なんて
もうかっこよく 明るい道を歩きたいなんて思えないぜ
あの頃に一度 諦めた道の上に今更戻ってきて
どんな面をぶら下げて のこのこと戻ってきたんだ
耳をふさいでも聴こえる声は まぎれ ...
自称「警視庁が見守る安全・安心な街」で
「自転車から降りて通行しよう。」の上にある
「公衆便所」の貼紙をやりすごしたら、
「貼紙禁止」の貼紙
「なんか面白いこと、ある」ところへ
せっかくだか ...
でも じゃあ だって
だって でもとじゃあ
でも でも だって
だって だって
言葉の揚げ足とらないでくださる?
あなたがたもまた
あなたがたが指摘して止まない ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
銀河鉄道の(来ない)夜
ソリッド町子
自由詩
2
13/2/9 20:08
ラブレター
草野春心
自由詩
6
13/2/9 19:37
歓喜世界
吉岡ペペロ
自由詩
4
13/2/9 19:14
石碑
あおば
自由詩
5*
13/2/9 18:51
春一番がふいた日に
石川敬大
自由詩
10*
13/2/9 18:41
各駅停車で、春に向かう
小原あき
自由詩
6+*
13/2/9 17:09
〃
木屋 亞万
自由詩
5*
13/2/9 16:09
僕が思う現代詩と合唱の関係について (1)
赤青黄
散文(批評...
3+*
13/2/9 14:54
三馬鹿兄弟について
ドクダミ五十...
自由詩
1*
13/2/9 14:53
ランダムな独り言 2
まーつん
自由詩
4
13/2/9 14:53
_
ダミー
短歌
0
13/2/9 14:51
猫よ
そらの珊瑚
自由詩
15*
13/2/9 14:24
キック!
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/2/9 14:09
立春
nonya
自由詩
19*
13/2/9 12:32
本気で行こう
藤鈴呼
自由詩
1*
13/2/9 11:17
カチコチ
赤青黄
自由詩
0+*
13/2/9 10:58
まるになりたかった
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
13/2/9 10:37
【 私に書けること 】
泡沫恋歌
自由詩
21*
13/2/9 8:41
【 螺旋階段 】
〃
自由詩
6*
13/2/9 8:25
ジョニー・レイヴン
花形新次
自由詩
0
13/2/9 8:04
動機
三田九郎
散文(批評...
1
13/2/9 6:19
居残り
山中 烏流
自由詩
2*
13/2/9 2:44
転んだっていいじゃない
石田とわ
自由詩
8*
13/2/9 2:05
いたずらな街角
番田
自由詩
0
13/2/9 2:05
むしゃりことば
灰泥軽茶
自由詩
5*
13/2/9 1:59
ピーナツ
草野春心
自由詩
6
13/2/9 1:33
比喩
ソリッド町子
自由詩
4+*
13/2/9 0:35
夢なんて
itukam...
自由詩
1*
13/2/9 0:23
陽のあたる街の水族館で
中川達矢
自由詩
4*
13/2/9 0:05
なかゆびがたった!なかゆびがたったわ!
2012
自由詩
1
13/2/9 0:04
2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
3.96sec.