ブルンブルンブルンブルン
ダメだ
飛ばないな
変な液は飛ぶんだけどなあ
ブルンブルンブルンブルン
おかしいな
長さが足りないのかな
でもヘリコプターの
プロペラみたいには
...
夏の陽にやけた
見まがう
まっかな顔の 猿でした
林檎をさしだしたのは、 山女の手
それとも
猿のほうでしたか
やってきた
凍てつく冬の むごたらしさを
誰かに
ののしりたく ...
灰色
色の名前として
美しい文字と響きだな、なんて
音も無く降る雨をみる
静かに電線が揺れ
雨のせいなのか風のせいなのか
実りの無い事を考える
すべてがモ ...
毎日どこかが痛い
季語にうなされる
ビールが唇を求めている
なにを考え
なにを感じているのだろう
からだに聞いてみる
あたまやむねに聞いてみる
かき集める
かき集める
なんのためになにを
不安をぼくは支えている
...
奥の虫歯が痛かったので
バスに乗った
バスなんてないのに
歯なんてとっくの昔に
なくしてしまったのに
強風波浪注意報の町で
希望、という名の音楽を買った
嬉しいことが
少しだ ...
横になって感じるナンバーは ライオン
野生の猫の たてがみの美しさは 17
おきあがれない日
かなしい日
戦っていない日
子猫のように爪をといでいる子が大勢いて強さを誇っていても
気 ...
わたしは昔話を聞くように
湖のあなたの前にいざなわれた
しかしもう――
わたしもあなたもすっかり疲れきっていて
遠く近く反響しつづける音を
完璧に研がれた鎮魂歌を
たんなる耳鳴りとして ...
(ようやく、外山先生の絵本教室が始まった……)
鈴木さんの絵はおそろしくヘタだった。
画用紙だと思った紙はよくみると、カレンダーの裏紙で、そこにクレヨンと水彩絵の具でわけのわからな ...
病気を拾ったわたくしは社会に適応するために
必死で明るい人間になろうとした
でも限界がきたから
少し降りて
作業所に通い出した
それからだろうか
「はたらけはたらけ ...
枝毛さがしは
手軽な気分転換だった
枝毛をみつけては
はさみで英語のプリントに
切り落とす
一本の毛が
まるで
仲違いでもするように
なぜ別々の道をいくのか
理由なんて知らな ...
日の出前
生命以前の静寂
ただ刻々
事実だけが降り積もり
上滑りしていく感情
淀んだ意識のまま
時間をやりくりし
このような自分だ
と凝視する朝
いちゃもんを
自分で自分に
つけ ...
本当のことがなくなって
何の味も感じない
これからどこへ行こうかな
そんなことを考えていた
いつでも空っぽな自分は
だからこそ必死にもがいて
何とかこの場を離れたくなくて
すべて ...
好むな、そして崇めよ、
崇めればこそ、語りかけるな。
語る者は一度沈黙するべきだ、
沈黙する者は一度歌うべきだ。
※
趣味であるな、職業であるな、
生活であ ...
可憐なる小さき歌よ
わが喜びのあかしよ。
あわれ、今日このごろの春の時
行きては帰ることあらじ。
わが歌よ、なれを歌いきかせし
戯れの友もやがて去り行かん。
...
一瞬だったような気がした
永い一瞬のはじまりはじまり
{ルビ鳩尾=みぞおち}に酷く重い鉛玉を撃ち込まれて
浅い呼吸で酸素を集め
二酸化炭素を深く吐き出す
この作業をここ数日ずっと ...
単調な、一方向だけのベクトルだって言われたけれど
そうであっても構わないと思っている。
だって、それが本当の思いなんだもの。
フィクション詩でなければの話だけれど
思い ...
じゅういち時 しめきったへや しめったかみ しんしんと陽ざし
つめたいはずの風 さびしげにまどをたたく
あるくひとはこごえて かれはがころがるほどう
空にてんてん くもはこまかい
ガラ ...
大義という主張と主張の狭間で
武器を持たないこどもがその親が
何の躊躇もなく銃弾で殺されていく
そしてその真実を世界に伝えようとする
ジャーナリストも標的にされる
その惨状をソファに座り ...
あー あー きこえますかー
こちら、地球です
地球です
けっきょく滅亡はしませんでした
とくにおっきな変化もありません
いつもの日常でしたー
...
それは、荒涼とした大地。
枯れ木が数本見える他は
土と岩がどこまでも続いている。
現実がシュールに横たわる。
死が隣合わせだからこそ、生がある。
優しさや ...
キャッチボールがヘタだから
うまく投げれなくて
うまく受けれなくて
届かなかったり
違う方向へいったりで
じれったくてたまらない
そういう時に限って
いつもかな
相手からは ...
犯人に告ぐ
おまえのお母さんの従姉の娘さんの
ご主人の母方の祖父の弟にあたる人
と昔付き合いのあった八百屋の常連さんの
山田さんの甥の二号さんから
おまえに話があるそうだ
よ ...
まちじゅう
きらきら
こぼれる
ことば
ぶきよう
きよう
とりどり
あかり
すきも
きらいも
ほしふる
こよい
えみも
なみだも
きらきら
こぼれ
ゆき ...
A(女)B(男)
Aうつならうつで
Bええじゃないか、ええじゃないか
Bボク、メンヘラーです
Aええじゃないか、ええじゃないか
A星間移動おもろいですか?
Bええじゃないか、 ...
メロディーは まばたきに似て
吐く息は 山をさまよう霧に変わり
心のきらめきは 星よりも激しく燃える
遠く町の灯火が やさしい
やがて静かな会話がはじまり
凍りつく 寒気 ...
雨が街を一斉に叩く音で目が覚める
億劫な、暗い灰色の朝に
独り、目をこすりながら時計を見た。
午前5時半。
雨が降ったって
雪が降ったって
強風に煽られて
...
はじめまして、と言って、町に住み始めたね。
日々、白い顔をした町を刻んでいくと、
黄やピンクや赤が顔を出してきて、
それとなく、そのまま、口にして、飲み込んで、喜んでいたね。
この町にどんな食 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ヘリコプター
花形新次
自由詩
1
12/12/22 14:24
橋のうえ
月乃助
自由詩
7*
12/12/22 13:53
センチメンタル通り11番地
レイヨウ
自由詩
5*
12/12/22 11:52
毎日どこかが痛い
北大路京介
自由詩
10
12/12/22 11:20
季語にうなされる
〃
自由詩
4
12/12/22 11:20
ビールが唇を求めている
〃
自由詩
2
12/12/22 11:19
不安を支える
吉岡ペペロ
自由詩
0
12/12/22 11:16
さよならの町から
たもつ
自由詩
12
12/12/22 11:11
LION
るるりら
自由詩
17*
12/12/22 10:44
湖のあなた
綾野蒼希
自由詩
3*
12/12/22 10:02
あずきの恋人 (連載④)
たま
散文(批評...
11*
12/12/22 9:10
はたらけ
田園
自由詩
4*
12/12/22 8:58
十三歳のコラージュ
そらの珊瑚
自由詩
11
12/12/22 8:16
いちゃもん
三田九郎
自由詩
7*
12/12/22 6:20
混ざり合い
加藤
自由詩
4*
12/12/22 2:22
抒情詩の命令
すみたに
自由詩
1
12/12/22 1:45
〃
〃
散文(批評...
0
12/12/22 1:42
溜息
レイヨウ
自由詩
9*
12/12/22 0:14
一方向だけのベクトル。
元親 ミッド
自由詩
4
12/12/22 0:12
やさしいうた
木屋 亞万
自由詩
3*
12/12/22 0:05
屍体は睨む
HAL
自由詩
3*
12/12/21 23:33
世界の終わり
川上凌
自由詩
11*
12/12/21 23:00
そうゆう世界。
元親 ミッド
自由詩
5
12/12/21 22:57
キャッチボール
朧月
自由詩
4
12/12/21 22:51
風間山荘事件
花形新次
自由詩
3
12/12/21 22:31
サンタフル
三田九郎
自由詩
2*
12/12/21 22:29
ええじゃないか、ええじゃないか(掛け合い)
星☆風馬
自由詩
0
12/12/21 21:50
クリスマスツリー
ぎへいじ
自由詩
14*
12/12/21 21:40
現場。
元親 ミッド
自由詩
7
12/12/21 21:22
1年
がぱ
自由詩
5*
12/12/21 21:10
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
2816
2817
2818
2819
2820
2821
2822
2823
2824
5.21sec.