運命線がないんだね
ってだいすきなあなたに
言われたので
なんだか、無性にうれしい。

つまるところ
わたしの指には赤い糸がないので
わたしとあなたは運命じゃないし
前世の行いのせいじ ...
どこからどこまでを少女と呼ぶのか
それは自分の幼年をさかのぼる程度でしか知らない

だとしてもだ
あの病院で出会ったのはたしかに少女だった

「会った」というより「会ってしまった」
そう ...
僕は詩を書いた
それを読み返した 僕は
まだ きっと 僕の
できることがあるのかもしれなかった


君は金も得られないまま
行ったり来たりするのは憂鬱だった
だけど そんなふうに  ...
               130226


モーターボーディングかも知れませんね
電源を共通にしてありますから部品が劣化すると信号が漏れて
不気味な共振のように大きな音を立てはじめること ...
「箱の中のヒト」


やはり平和だった
パンダ向かいにして囲碁かなんかして遊んでた
土から羽の生えたちっこい人
がでてきた

すると雲がなんか落とし
駆けよりその箱開けてみる
すぐ ...
  無数の傷のついたフライパンで
  三枚のベーコンを焼いている
  その男はただの大人だった
  円周率を小数点以下八桁まで記憶し
  足指のひとつに水虫をわずらう



  ...
 母、作文用紙を持って立っている
 龍児、父、座っている
 せむし、椅子に座っている

母  「将来の夢。六年一組、三浦聖子(ともこ)人はいつか死にます。死んだら三次空間を抜けて幻想第四次空間 ...
腹七分目の食事で
カロリー摂取を制限すれば
長寿遺伝子のスイッチが入るらしい

人間は
食べるために生きるのか
生きるために食べるのか
いや、人間は
食べられる分だけ生きるのだ

...
音速で自転せる脳カポーティげに才人のエゴはすさまじ
凡人の我はぴょんぴょんエゴイスト自宅の前で縄跳びをする

バースデイケーキに爆竹仕込みたし分別盛りパイ投げ遊び
韃靼の帽子はあらでスペアリブ ...
        あおい空の向こう側
        彼岸のかなたに届くまで
        大きく大きく手をふって
        元気です、と
        あなたにすべて ...
その風貌がすでに詩人だ
その背中が
横顔が
吐息が詩人だ
なんの付き合いも
口さえきいたこともなく
それでも彼の
たたずまいが
みてくれが
そうでしかないと
ひとりごちているのだ
目をあげたらはっとした
大きな大きなお月さま

なにがいいたいのかな
まっすぐにひかってくる
静かなのに強く

私のうろたえる心が
少し泣きそうになりながら
そらせない瞳を前へ
前 ...
朝まだき始発を待つ
プラットフォームに
小さな風が吹いている

ドアが開き
ドアが閉じる

車内に流れ込んだ風が
まだ新しいシートのうえで
とまる

ガラス玉がひとつ
地下鉄の ...
そろそろいい歳なので
生意気になるべきだ
自分が自分になるための
いさかいはとことん受け取るべきだ
世界の一員である前に
自分自身であるべきだ
生意気でなければ
こんな男に価値はない
...
 
 
高い高いをされてる時が
一番高い時だった
何よりも誇らしい時だった
もう僕を持ち上げられない父が
故郷に帰る段取りを心配している
ぶつぶつとうわ言のように
出鱈目な記憶を繋ぎ合 ...
寒くて
一歩も布団を
出たくないから
念力でエアコンの
リモコンを引き寄せようとしたら
間違えて
じいさんの股引きが
近づいて来た
それを追ってじいさんも
使えない能力だな、くそっ!
歳時記も棺桶に入れてあげよう 童貞きどってるやつ 二人子がいる 爪先まで宇宙 ランナーがいるとヒットは打ちやすいむこうはチャンスこっちはピンチ バカだからわからないっす梅花祭 春ショール大人フェミニン小顔ボブ 今夜も
うちの犬と猿が騒がしい
/妻、戌年、息子、申年

犬猿の仲とは言うけれど
喧嘩するほど仲がいい
とも言うんだな

だから毎日大賑やか

おれは酉年
鳩は、クル ...
夕方のバウムクーヘン

夜10時のナポリタン

そのあいだに

息つぎに忙しい水泳のように

祈りや移動や鍵置きやメール


どんどん近づいて

どんどん過ぎてく


...
聞かないようにしているだけ
モスキートーン

そんなにいやなら
はっきり聞こえる音で伝えてください



どうせなら誘蛾灯
なんならホイホイ

まぁすり抜けますけど



...
ひどく熱い台の上で
亡きひとの骨を
拾う

幼い
わたしを
抱き上げてくれただろう
腕をひとつ

もう二度と
わたしを呼ぶことのない
喉をひとつ


かつての命は
...
桜の木々にダイヤが孵化し始める
誇れるこの世に 二つの目だけで十分だ

I think 爽

夢や希望を視力検査の片目で描ける かもしれない
この張れる胸こそ不可思議の姿勢を正し始める
...
ファミマで買った
モズクサラダに
ドレッシング付いてねえもんだから
味しねえし
他は昆布のおにぎりだし
なんかぼやけた昼飯になっちまったなあ
味噌汁でもありゃ良かったんだけどさ
そんな気 ...
聴こえないくらいの
静かな声と
三歩分くらいの間が
水平線に似ていて
ちょうどいい
液晶に触れるような
ハウリングする月と
居るだけの夜が
いとおしい
きみは阿片を吸ったことはある?
もちろんないよね当たり前だよね

ぼく?
答える必要はある?
答えて欲しい眼だね
香港でね一度だけ

でも阿片窟に辿り着くまでは
大変だったしお金も遣 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
運命線がない凍湖自由詩5*13/2/26 3:07
「少女の指で書かれたカルテ」ベンジャミン自由詩913/2/26 2:36
かつての詩番田 自由詩113/2/26 1:25
かりん島のここここ鳥あおば自由詩3*13/2/26 0:43
箱の中のヒト②まきしむ自由詩113/2/26 0:43
大人草野春心自由詩513/2/25 23:58
戯曲(習作つづき3)星☆風馬散文(批評...013/2/25 23:49
長寿遺伝子イオン自由詩013/2/25 23:39
分別salco短歌1*13/2/25 23:30
あおい空が目に沁みて石田とわ自由詩12*13/2/25 23:29
詩人三田九郎自由詩0*13/2/25 23:22
朧月自由詩313/2/25 23:13
風のたどりつく先カワグチタケ...自由詩113/2/25 22:54
種火三田九郎自由詩513/2/25 22:26
高い高いたもつ自由詩1213/2/25 22:04
ちょー能力花形新次自由詩013/2/25 22:04
歳時記も棺桶に入れてあげよう北大路京介自由詩213/2/25 22:02
童貞きどってるやつ 二人子がいる自由詩513/2/25 22:02
爪先まで宇宙自由詩813/2/25 22:02
チャンス短歌313/2/25 21:58
梅花祭俳句113/2/25 21:55
春ショール俳句013/2/25 21:55
犬と猿と鳩小川 葉自由詩413/2/25 21:27
夕方のバウムクーヘン吉岡ペペロ自由詩513/2/25 21:23
蚊のなきごえ浅香 葉菜自由詩113/2/25 20:56
遺骨千波 一也自由詩713/2/25 20:41
ダイヤから一(はじめ)朝焼彩茜色自由詩5*13/2/25 20:32
ランチタイム花形新次自由詩013/2/25 20:05
ハウリング自由詩313/2/25 19:31
純潔な眠りHAL自由詩5*13/2/25 19:27

Home 戻る 最新へ 次へ
2760 2761 2762 2763 2764 2765 2766 2767 2768 2769 2770 2771 2772 2773 2774 2775 2776 2777 2778 2779 2780 2781 2782 2783 2784 2785 2786 2787 2788 2789 2790 2791 2792 2793 2794 2795 2796 2797 2798 2799 2800 
加筆訂正:
アポロ/裏町の月/茶殻[13/2/26 2:44]
2/26 誤字及び内容を修正
ペンは、剣よりも…/まーつん[13/2/25 21:37]
右手に突き刺さり→右手をつらぬいて
4.33sec.