どうせなら
ハイなセンスで、ナンセンス
ダビデを車道に
縦列させたり
きらきらと
うたえる予感に誘われて
駈け寄ったのは
雨垂れの音
土産など
キスの ...
きみの産声は
午前6時のものだったらしい
かつて手帖があったころ
盗み視た
かすかな記憶
その時きみを照らしていたのは
夜明けという天然のシャンデリア
きらきらとさやかに
祝福はあった ...
空の彼方
とどまらぬ言葉たちの墓場があり
雲にたとえられて
蠕動している(墓場は成長している)
きみの不自由さを
解き放つものなど
他人の手からは
与えられはしないよ
ふっとわ ...
離れないのです
鼓膜から脳の髄まで焼き付いて
離れないのです
母無き子の嘆く声
消えないのです
あの小さな幼子の
必死でわたしの袖を手繰る感覚が
...
白ひげのオヤジに
頼んだはずの
プレゼントは
最新式のラブドールだったのに
これは一昔前の
塩ビ製じゃねえか
クツに入りきらないなんて
つまんねえ言い訳すんじゃねえよ
安物で済まそ ...
あなたが切なくて悲しくてやるせないとき
それをどうやってやりすごしていますか
愛するひとに逢いにいく
とてもいい方法だと想います
でもそのときに愛するひとがいなかったら
あなたはどう ...
わたしの彼氏は
中部大会で入賞した事もある
腕利きのバーテンダー
だけど全然気取らないで
お客とワイワイやっている
彼の初めてのキャリアは
氷屋さんだったそうで
そのせいか氷を成形す ...
高い天井
絨毯に吸い込まれていく足音
息づかいさえ聞こえてきそうな静寂
ページを繰る音も
遠慮がちな小さな咳も
潮が引く様に遠のいて
異様な錯覚に陥っていく
あたりが歪んで
異空間に迷 ...
クリスマスツリーを折りたたみ
鏡餅を拓く
雨と雪の間の空気の粒が空に見える
コトコト煮込むなら今から始めなければ
またの支度
清々しく生きる支度
時の巡りを艶濃ゆく打ちのめされ ...
ちょっと待って!
手を伸ばして
あなたが触れようとしているのは
虚像かも知れない
想像を妄想で膨らませたあげく
はじけた残骸が飛び散って
憎しみに変わったりする
世間では
...
雨上がりの用水路
垂直のコンクリートを
ハサミをふり上げながら
カニが器用に歩く
ご挨拶をすると
立派なハサミをさらにふり上げて
立ち止まった
カニ君
待って!
...
今日は
あるところではお祭りらしい
ぼーっと
記憶を乱雑に散撒いた部屋で
誰かさんを想う
このちっぽけなカードには
何千枚もの僕が眠る
ずっとそこに居座ってい ...
アイスコーヒーが、溶けた氷に薄まる。
その前に飲みきろうとするわたしに、
オカマ野郎が、友達が欲しいだけでしょ、と言った。
もう両手が、袋に包まれていた。
...
握り潰され、踏み潰され
ひしゃげてしまった空き缶の中には
まだ誰かの生が底に残っている。
それがそのまま
路肩に投げ捨てされて転がっている、
溢れたゴミ箱から滑り落ちている。
木漏 ...
愛しい貴方に逢いたい
優しい声が聞きたい
温かい腕に抱かれたい
いつも
貴方を思い出してる
でも
いつかは
そう いつかは
私の胸を苦しめてしまうから
涙が溢れてしまうか ...
冬の寒さが
体中に張り付いて
息をするのにも苦しい
愛しい残像が
今にもこの雪に埋もれてしまいそう
吐息さえ逃げないで
愛しさだけ置いていかないで
私を一人にしないで
...
外山先生はまた、立ち上がるとホワイトボードのまえでしばらく考えてから、青い字で、
わたしはここにいます。
……と、書いたの。
「たった、一行ですが、これでじゅうぶんだと思います ...
どこまでも続く空。
12月の空。
特急の窓に広がる雲。
飽きない。
いつまで
眺め ...
腹弛んだ
耳を澄ました
目から水が出て
気づかれちゃった
隠そうと思えば隠せた
胸を上に曲げた
続かなくてまた辞めて
夜が深くなるのに慣れ
僕は浅い川に浮く
変わ ...
光について語ろうとして
君について語ってしまうわたしを
どうか許してください
闇の中を歩くのは怖い
すくんでしまう足を
立ち止まる背中を
導いてくれる光
君はやっぱり光なんだ
...
英雄を構成している
悲劇を手の甲で隠した
幸福も隠れてしまった
勇敢と有能が残る
君を構成している
悲劇を心臓にとらえた
孤独に依存している
使命とシ ...
サンタクロースの
魔法がとけるころ
子供は無邪気な子供でなくなり
世界のファンタジーは
魔法使いになれなかった
大人が作っているものだと知る
ネズミーランド
幼いキミは
ディズニー ...
I wish my wish I wish my wish
宗教や人種の違いで 人々が争い血を流さないように
I wish my wish I wish my wish
幼い子供たちが ...
あの子は大人になってしまった
彼女は虹のたもとで
まだ
じょうろを握り締めている
***
鈍色のカーテンを引いて
人々は眠りについた ...
眠っていた
わからない 誰が 誰だか
将来に絶望させられていた
そして 流した 涙を
夜更けに
そう 思っていた
知らない女と二人で
もみくちゃの 髪で
生きて ...
{画像=121225010128.jpg}
ささやかで良い
誰を祝うでもなく
チビどもとケーキを
幸せな人々に及ばないが
不幸というわけじゃない
これで満足出来るな ...
世界に伸びる影は 果てがない。
高層ビルは嘗て草原だった土地の上で立ちはだかり、
飛行機は嘗て届かぬ雲の上を滑りゆき、
断崖絶壁から人間は歩きはじめる。
鷲が飛ぶように 影は大地を ...
ミッキーマウスは ビックマウス
ほんとうのネズミは 目が ほとんど見えなくて
光と影くらいしか分からない
見えなくても見える方法を 知っていたり
いや 知らなかったりする
オーストラリア ...
{引用=〜2012年備忘録}
1月
九時過ぎ、テレビを点けると石岡瑛子が映り、すっかりお婆さんになって
いて驚いた。堤清二のPARCO、その尖鋭的広告の仕掛け人だった。
山口はるみ ...
高い高い塔の上
いにしえの鎖の枷のその先に
脱ぎ捨ての襤褸と見まごう
汚物まみれの女の転がる
まだ生きおるぞ
ひび割れの口ぱくぱくと
慟哭、悪罵も枯れ果てて
面影に爛れの眼から涙を流し
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
◆ティーン・エイジャー
千波 一也
短歌
2*
12/12/25 19:16
きょうも問う
もっぷ
自由詩
8
12/12/25 18:34
言葉たちの墓場
瀬崎 虎彦
自由詩
3
12/12/25 17:41
母なき子を抱く
川上凌
自由詩
5*
12/12/25 17:03
白ひげ危機一髪
花形新次
自由詩
0
12/12/25 17:01
路頭に迷うときに(For A Coral in The ...
HAL
自由詩
4*
12/12/25 16:11
コールドプレイ
和田カマリ
自由詩
0*
12/12/25 15:37
昼下がりの砂漠
wako
自由詩
4*
12/12/25 15:15
くくり末
朝焼彩茜色
自由詩
4
12/12/25 15:04
待って!
wako
自由詩
4*
12/12/25 14:51
コンクリートのすき間に
〃
自由詩
3*
12/12/25 14:39
カトレアの魔法
レイヨウ
自由詩
0*
12/12/25 14:28
ある時友達が欲しいなら、と言われた
すみたに
自由詩
0
12/12/25 13:56
ひしゃげた空缶
〃
自由詩
2
12/12/25 13:42
新しい私
柊 蒼衣
自由詩
3
12/12/25 13:23
貴方の足跡
〃
自由詩
2
12/12/25 13:15
あずきの恋人 (連載⑤)
たま
散文(批評...
11*
12/12/25 13:08
無償の絵画
komase...
自由詩
2*
12/12/25 13:04
たるみ
ビル
自由詩
1
12/12/25 12:09
光について
小原あき
自由詩
8*
12/12/25 11:21
情熱
村正
自由詩
0*
12/12/25 10:57
ネズミーランド
そらの珊瑚
自由詩
10*
12/12/25 9:55
【 I wish my wish 】
泡沫恋歌
自由詩
17*
12/12/25 8:57
リバース
山中 烏流
自由詩
4*
12/12/25 7:02
青い鼻水
番田
自由詩
1
12/12/25 2:31
幸せの真似事
ドクダミ五十...
自由詩
6*
12/12/25 1:15
果てがない影
すみたに
自由詩
0
12/12/25 1:13
光について
るるりら
自由詩
13*
12/12/24 23:42
懐かしい人
salco
散文(批評...
5*
12/12/24 23:22
徒刑
〃
自由詩
3*
12/12/24 23:13
2760
2761
2762
2763
2764
2765
2766
2767
2768
2769
2770
2771
2772
2773
2774
2775
2776
2777
2778
2779
2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
加筆訂正:
異国の浜辺で
/
すみたに
[12/12/25 13:50]
大分修正しました
4.36sec.