そのジャケットにはかもめが飛んでいた

水晶の静寂が永遠の砂から響いて

僕の胸ポケットの中には人生の請求書しかなかったのだけれど


静謐がほしかったそれ以上に孤独が

体のすべて ...
あなたが
心を閉ざし
股も閉ざして
私の前から
消え去ったのは
三年前の桜の季節

あなたが
命をかけて
守ろうとした
アナルは
今も健在ですか

バックの体勢で
見えない ...
割り切れることも
腑に落ちることも
そんなにないよね
おう兄ちゃん
姉ちゃん
横から悪いが
割り切るとか
納得とか
そういうんじゃねえんだよ
飲み込むしかねえってことさ
こんなふう ...
年末の仕事を片付けて高速に乗って茨木へ

深夜三時半の海岸にぽつりぽつり人が集まって

東の空が明るくなると心の闇に光が射して

不思議と全てが上手くいくような強い気持ちが溢れだして

...
おみくじの凶とか
占いのワーストとか
軽んじる君は

向かい風など
もろともせず

両足で立ち
見定めた方向に
確実に
向かっていく

君の強さは
有りたいと願った
希望 ...
白帯で柔の神に昇りつめ引退したら国会議員 路地裏の犬の臭いや春の雨 草萌やピーターパンのサヤウナラ 応答がない応答がない長い夜になる カルマわけわけする 冷たい風

花のかたちに似ている

= =  

偽善者はそっと船を出す

逆さまの煙に色をつけて

= = =    

成長して僕は

ここにいるよ
降り続く雪に 何かあったのか
急に停電になる

夜の十時を回り 真っ暗
のはずだったが ほのかに明るい
雪明かりが 窓の外から輝いている

どこにもやりどころのない雪が
家の回りに山の ...
tiny boy 笑っておくれよ
どうせ石ころ同然の人生さ
1ペニーの価値もない

tiny girl 笑っておくれよ
どうせごみ同然の人生さ
1ペニーの価値もない

イーストエンドで ...
白鳥が一羽

湖面を滑るように

寄って来る



水音なく

一直線に



これほどの流線形を

私はまだ知らない
ひょい、と
放り投げた缶コーヒー

疲れた顔した
おまえはつかの間
あわてた顔になる

あわてた顔で
キャッチして

細く、
わらう



おまえの横に
しゃが ...
赤十字の理念は紛争や戦争の前線に於いても
独立と中立の姿勢を貫き助けを求める人を
平等に支援することだとされる

それは敵味方に別け隔たることはなく
傷ついた兵士も助けることだとも言う

...
まともな奴って
どんな奴だか
定義できねえし

多かれ少なかれ
どいつも
どっかおかしいと
考えれば

どこにいたって
おまえの周りには
危うさが
滅多やたら
潜んでいるって ...
忘れ去ることは出来ない
うしなって
刻みこまれた
命を
そよぐ草の青さ
宙へすいこまれる

むこうで
平原が
かたむいている
ひっそりと
ふってくる雪の音
つらぬいてゆく
道 ...
人の心に 響く言葉は
なかなか 生み出せない

獣のように もだえながら
引き寄せられるように 同じようなことを書いた

爪も眉も顔すらも 変わっていくから
同じように 言葉も変わってい ...
スキヤキ食べに来なさいよ、と入居者の方にまた誘われた。

ぼくは屈んでこのご婦人に笑顔を返す。

ご婦人はもうしかめっつらの真面目な顔になって午前のひかりのなかに消えてゆく。

ぼくの仕事は介護福祉士 ...
イヤホン 同じ音楽

すれ違う たくさんのスーツ

寝転がって 隠れながら見て

打ち込むスピードが 気づいたら速くなって


何を見ているか スケジュール帳

統計を取れば 確 ...
夜が深まるほど
星がより綺麗に見える

昼間とは違う私たちの魅力
目を逸らしたり見つめ合ったりを繰り返し
夜の時間を特別なものに変える

全ての感覚が敏感になり
心の声が全身に響き ...
ワンコは、私の膝の上で甘く笑った。


そんなワンコの唇に小さなキスを落とす。

そうすれば、
“もっと。”とでも言うように腕を伸ばして私を誘う...


そっぽ向いて立 ...
目の前にいるリスさんは、
頬袋いっぱいに私の作った料理を詰め込んで、
一生懸命に食を進める。



時折、私と目を合わせては、
“美味しいね...”と、満足そうに笑った。 ...
ふるえるのは、風がふくからだと、夢の人はいった。
あるいはあなたのたいちょうがすぐれず、ねつのよう
なからだから、みえない思いがはっしているからであ
るのかもしれない。そのようにして、ぶるぶると ...
地を舐め、四肢を擦り、蛞蝓の足跡の様に長く、滲んだ血が道をなぞり、呻き声はふしだらな鍵盤の様に、汚れた口腔から漏れ続けた、頸椎が、背骨が、あばら骨が軋み、歪な尺骨と脛が、そうしてきた時 ... 真夜中に手淫のごとく懺悔せし

非常口に蓋をして


洗面台で ひかる剃刀

水滴の落ちる静けさと

窓を見ている闇と少年


ひっそりと手淫のごとく懺悔せし

悲しい線路 ...
身に ヨモギ葉の衣をまとうには まだ早く
春の香り浅い 籠のもち草

幼心よみがえる野に独り

春摘み草の思い出は家族の笑顔 母の味





くちびるの温もり感じるほどに引 ...
しなるサンドバッグ
うっすらと遠のく自意識
息遣いは忙しなくクレッシェンド
煌々と 蛍光灯が燃える 小さなビルの三階

チャンピオンは出ていない
名の知れたプロも出ていない
それでも熱 ...
「抱きしめられないよ」

その目がぎゅっと心臓を押し潰す


その時に青く燃ゆる火が生まれたのを見たんだ



切なさが物語を生む
発狂する寸前、人は青く燃える星を生む ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
半島の午後を梅昆布茶自由詩18*13/2/17 22:12
アナルが薄目を開けて睨んでいた花形新次自由詩213/2/17 22:05
おちょこ三田九郎自由詩213/2/17 21:53
初日の出1486 1...自由詩113/2/17 21:51
定めた先を自由詩613/2/17 21:35
北大路京介短歌213/2/17 21:02
春の雨俳句413/2/17 21:02
草萌俳句013/2/17 21:01
応答がない応答がない長い夜になる自由詩213/2/17 21:00
カルマわけわけする自由詩313/2/17 21:00
成長して僕は自由詩513/2/17 20:58
雪明かり砂木自由詩14*13/2/17 20:51
笑っておくれよ凪 ちひろ自由詩4*13/2/17 20:49
流線形オキ自由詩113/2/17 19:51
放物線千波 一也自由詩513/2/17 19:28
どうしても、ぼくには分からないHAL自由詩10+*13/2/17 18:39
スピード狂時代花形新次自由詩113/2/17 18:34
こしごえ自由詩8*13/2/17 18:32
触れるビル自由詩113/2/17 18:16
看取り(2)吉岡ペペロ携帯写真+...1213/2/17 18:00
寒空ビル自由詩013/2/17 17:57
魅力ある夜夏川ゆう自由詩013/2/17 17:53
Y...dog 1世江自由詩1*13/2/17 15:33
R...squirrel 1自由詩1*13/2/17 15:03
ふるえる岡部淳太郎自由詩513/2/17 14:29
地を這う男ホロウ・シカ...自由詩1*13/2/17 14:18
車輪の下月形半分子自由詩2*13/2/17 13:13
早春ぎへいじ自由詩9*13/2/17 13:10
しなれサンドバッグkomase...自由詩013/2/17 12:30
生まれてくる総ての、レイヨウ自由詩313/2/17 10:55

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加筆訂正:
明色に混ざり行く雲溶け出して今は薄鼠の元も分からず/プル式[13/2/17 19:48]
後半、タイトル変更しました。
7.83sec.