うらうらの生き物の吐く息が
硝子だった空気をぬかるませ
希望と期待とに重くよどんで
風景は薄くかすみがかったよう
夢のよう ひとはいう
散るさくら うつくしいという
まだ咲かないさくらの樹 ...
芳しい薔薇をあなたにあげると
差しのべられた手をつかんだのがそもそもの間違い

やがて薔薇は枯れてしまい
私がつかんだものは幻だと知らされる
私が愛したあなたはもうどこにもいない

恋は ...
      夕飯に缶詰をあける
      100均の鯖缶だ
      閉め切った部屋に
      さかなの匂いが充満する
      ろうそくの灯りの中
      ...
夢の中で彼は私に質問をした

彼ははなした
一方的に
少し笑いながら
ゆったりとして
いいにおいがした

彼のセーターは白だった

私はなにをこたえたのだろう

きけたのだろう ...
        



        まるで山間をながれゆく
        せせらぎのような人でした
        からだは一滴の雨粒で成っており
        どこまでも沁み入 ...
貴方の世界で
起こっていることが
僕の世界で起こっていることに
つながっている
増幅する信号の振幅が
また世界を少しずつ変えてゆく
シンクロする世界につれて
感情は、覚めてゆく、乾いてゆ ...
黒髪にだってひっきりなしに雨は降る
墨の中で踊る粒子が枯らした手と手の隙間
微妙な距離を詰められずにドーナツのこじんまりとした完結
温度を失ったものの粒子をかき回す電子の波のうねりのようなものの ...
コンビニで
とろけるプリンを買ってきて
食べ終わってから
別添のカラメルソースを
かけわすれたことに気づく

みたいな
そんな感じ

プラスチックの
小さなスプーンを
なめて
...
雨がふって音が消えた

練乳をコップに一滴
しずむとうかぶのはざまで
純粋がまるくなる

暗闇をこねくり回して
引き延ばそうとする
汗だか涙だかが、粘度を上げてまるくなる

夜の猫 ...
僕及びheのHELLO!という挨拶




#     おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?

  朝六時に起きて顔を洗う為に一階に下りたら、
  昨日までぴんぴんしていた金魚 ...
(ペチカ)

あかあかと燃える薪の火に
揺りかごみたいな椅子にもたれて

(ペチカ)

この一冊の本を読み終えるまで

   ※

ゆらゆらと燃える薪の火が
まるできれいな夕焼 ...
死にてえなあ
僕のその言葉には 覚悟も
真実味もない
ただため息のように
死にてえなあ
と 声には出さずに
繰り返し言う
これといったきっかけも
はっきりとしたわけもなく
だから決意 ...
階段をみると
頂上を先に見てる

あんなに先だとか
ゆく前にあきらめている

仕方なしに
重いいっぽをだす
うつむきながら
いちだん いちだんあがる

おいこされ
ならんだり
...
書く 書く 書く 書く

なんであれ実際に書いている人を尊敬する

書くという行為を実践している人に畏敬の念を抱く

難しいとか意味不明とか 簡単すぎるとか下らないとか

あるいは軽薄 ...
愛してるっていう言葉は難しい 
あなたと繋いだ手は温かいのに 
どうしてこんなにためらってしまうんだろう 
愛して欲しいっていう言葉は難しい 
あなたに触れた手は温かいのに 
どうしてこんな ...
セロファンに透かした景色を不思議と笑う

揺れてるブランコの向こうから


「ここまでおいで」




赤いボールそのままにして

追われる流れに溶け込めば

いつものよう ...
春眠下りて

春眠下りてわたくし倒れる
倒れたわたくし目指して蛇が
雪の下から這い出てきたが
喰うにはまずいと舌を出し
鳶におうぃと声をかける
「こいつを空へ昇華してくれ
...
僕はレッサーパンダが好きだけど
それよりもジュリーが
すきなんだよと
いって
みたとして
なんか
こうかが
あるのかと

1びょうくらい
なびく
かのうせいが
あるきも
する ...
新型車両には
もっと サクラが 多そうな シーズン

愛でたい 花火 其れよりも
目出度い 花びら 集めたい

真冬の 向日葵は 
きっと 映えるのね

真冬に ヒマワリは
きっと ...
    何にとらわれているのだろう
    気遣うことはまるでないのに
     つい目をやってしまうのだ
          壁カレンダーに
それは櫂のない無聊な生活感だろうか

    ...
ひさかたぶりに日を浴びた
しわがれた藁半紙の香り
言葉が輪郭を失いそうだ
雨音が遠くに延びる

鏡を見ていると危うくなる
手のひらで骨格に触れてみる
わたしはこの形状で
外縁で保たれて ...
泡は出るけど
これが意外と臭くない
出し方に
コツがあるっていうか
自然と身に付いたというか
体に染み付いたものなんだよね
口で説明するのは
非常に
難しいんだなあ
十一月の、乾きであるか、渇き、でもあるのか、赤く褪
色した掌が群れとなって、落ちて、いて、旋回する散歩
道、であった、十と{ルビ一月=ひとつき}の、時間の名、のなかで、吠え
る犬とすれ違う、犬と ...
判り易くさ
鼻の頭が赤くなるとかさ
そういう風に
してくんないかな
善かれと思って
ケツ触って
ぶんなぐられた日にゃ
なんとも
やりきれなくてさ
俺だって
触りたくて
触るわけじ ...
{引用=
風のなか
春を{ルビ期=ご}す
ヴァイオリンの音が澄みわたる

重い冬の(に)
戸をおおきく 開けひろげ
はしり出す
雪が 光がはねるそのただなかへ

空はなまり色を置き ...
  長靴の似あう男になるよ
  そこらに散らばる水たまり
  しょぼいスキップで駆けぬけてくよ



  きみが
  うまく涙を落とせない日は
  かたほうの手をギュッと握るよ ...
雪国で暮らすものにとって
春の訪れの
このうきうきとした高揚感は
何とも言い表し難い
特別な喜びであると
つくづく思う

春はお祭り
 1.湖畔に佇む1本の孤独

 2.湖面を滑る1羽の憂鬱

 3.季節は旋回しながら降
   りてきて

 4.あらゆるものの輪郭が
   緩やかに尖っていく頃

 5.1本の ...
赤い匂いに誘われて
女は男にキスをした
星が流れて屑になる
闇に光が差し込んだ

淡い想いを抱き締めて
大人になれない成年は
丸いボールを追い掛けて
遠い世界に消えていく

ビルの ...
季節はずれの蝉が鳴いている

故郷の林
白樺の梢
揺れる枝葉の間から
まっすぐに目を射る日ざし

緑に揃う稲
走って渡る
あぜ道をよぎる夕方の風
「おとうさーん、ごはんですよー」
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
三月マチムラ自由詩4*13/3/2 9:25
幻影(まぼろし)未有花自由詩7*13/3/2 9:08
さば物語石田とわ自由詩16*13/3/2 7:32
夢の中で彼は私に質問をした朧月自由詩213/3/2 5:30
せせらぎと雨音と春の嵐石田とわ自由詩8+*13/3/2 5:29
題「貴方の世界で起こっていること」ジム・プリマ...自由詩1*13/3/2 4:58
コーラの泡が弾けてる木屋 亞万自由詩4*13/3/2 0:28
ゾンビ大覚アキラ自由詩113/3/2 0:27
まるくなるpikopi...自由詩013/3/2 0:10
僕及びheのHELLO!という挨拶赤青黄自由詩4*13/3/1 22:54
「ペチカ」ベンジャミン自由詩6*13/3/1 22:48
ギラリ三田九郎自由詩113/3/1 22:35
階段下の風朧月自由詩313/3/1 22:27
書く三田九郎自由詩113/3/1 22:19
伝える文字綴り屋 ...自由詩1*13/3/1 22:13
ポエム自由詩6*13/3/1 21:51
春眠下りて田園自由詩2+*13/3/1 21:43
劣位パンダ,下位パンダ6自由詩013/3/1 21:42
春の 陽炎藤鈴呼自由詩3*13/3/1 21:39
「時」と「空」信天翁自由詩213/3/1 21:38
輪郭三田九郎自由詩813/3/1 21:28
風呂屁っしょなる花形新次自由詩013/3/1 21:18
沈黙岡部淳太郎自由詩213/3/1 21:03
発情期花形新次自由詩213/3/1 21:01
the spring in Tchaikovsky viol ...月乃助自由詩6*13/3/1 20:37
つばさ草野春心自由詩813/3/1 20:13
小川 葉携帯写真+...413/3/1 20:13
1ダースの遠景nonya自由詩18*13/3/1 19:56
恋が終わればzooey自由詩213/3/1 19:51
蝉の声Lucy自由詩12*13/3/1 19:17

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