今日も飛び交う正論の中
まくらを盾に這って出る
ぎざぎざのネイルを施したおまえの搦手に
理論武装した猿がいく
信号の先の看板を見落としたのは
天使について考えていたわけではない
おまえ ...
あの頃約束した想いを守れませんでした
誠実なふりして格好つけていました
求めるばかり我が身のことばかりでした
傷付けない為と自分を偽り嘘つきました
最後の最後まで嘘をつきました ...
大地に降り頻る金色の毛はブロンド女の陰毛でそれを知らないから食べたりできるのだとチュパカブラがフェイクファーのマフラーを抱き締めながら言った。そいつのしているのもやはり金色でおれはゴールデンバットを吸 ...
とある日に
みんなうまれてきたというのに
今日はとくべつな日だった
それだけで
ほんとにうれしくてやさしくて
めいわくかけてありがとう
もどかしい
まちが ...
だれにでも好きな位置がある
それは例えば常連のBarの席や
馴染みの喫茶店で座る席
Raceだったそうだ
先頭を走るのが好きなひとも
中段のなかで揉まれるひとも
最高尾から前をいく ...
騙したり
騙されたりが
あることは聞いていたけれど
本当は何も
知らなかったのかもしれない
何故なら
わたしは
幸せに育ち過ぎたから
幸せに気付かないくらい
幸せに
という言葉 ...
猫飯
帰ってきたのは、夜が明ける頃
雲が右から左へ
流れてゆきます
とかげがしゅっと
石の裏へ隠れると
パンダがあくびをもらし
孔雀が羽を広げます
体を温めるため
やかんに水を ...
苦甘い鮟鱇の声夜明け前
犬がワンワン吠えるので外を見たら 月がキレイだった
宇宙が素足で降りてくる
あなたの笑顔に金メダル
n次元関数の座標軸の一端にしがみついて
グラフのn次曲線を眺めている視点から
三次元を眺めると歪んだ感情が広がる
感情という名の空間を認識しているのだが
座標軸に沿ってスライドして0へ
...
本意として巣箱は天井が取り外し可能にしてある
開けてみる 開けた事は 光感知に 鋭敏な おめめによって 即ち 感知される
そこに 指と言う 感覚器官であり 創造も成す 肉体の一部を 下ろ ...
木立からうまれた
馬たちは渓谷の水を
跳ねて
氷の粒のような
白い息を吐いていた
やさしさからうぶ声を
晩秋の空にあげた
手のひらの沈黙を
コートのポケ ...
糸が切れた首飾り
はずむ毬のように真珠たちが転がっていく
この道のむこうに海があることをおまえは何故知っている
宝くじ売り場の横が男の仮住まい
ジングルベルを枕に凍えて眠る
...
葱のねっこを捨てずに水に挿しておく
数日のちにその断面からあおい芽が現われて
明日にむかって伸びていく
これは生きている{ルビ証=あかし}
多くのものは要らないという
水と
空気と ...
言葉を何度か口にした
昔の方が
まだ 良かった 景気は
それは 一体 なぜだろう
情報が引き起こした
不景気を
しかし 色濃い
眠気が 妙に
朝の 高速道路 ...
その日唐突に乱れ散った雪は
特別の匂いがした
かさりかさりと私の知らない音がして
歓声がぱらぱらとあがった
音もなく後頭部から染み入るように支配する
それが私の知っている雪
氷の味 ...
きみが写真のなかで笑う
だけの日日になって
きょうも散歩道には
影法師が一つ
靴音も一人分
でも炊飯器は相変わらず一回に
四合を炊いているよ
楽をしたくって
バックグラウンドノ ...
君の名を呼んでいる 誰かが
そっと、呼んでいる 誰かが
君は振り返る、その時
街路の中で ビルのてっぺんで
君は恋人との愛撫のさなかにも、その人の声を聞く
君は不安そうに ...
らっぱっぱ
らったった
ラッパ の パッパ
ピーチク パーチク
種撒いて
咲くかも 知らぬ
桃の花
愛でる ばかりじゃ
飽き足らず
飽き空きもせず
ロッカールーム
...
親指と人差し指をくっつけて
くるくると
小さな切れ端か何かをまわしてごらん
そよそよと
煙がうっすら流れていって
誰かがあれれと
寄ってきて楽しそうに笑うよ
花のなかの蜘蛛が
雨を見ている
花を踏んでも 花は花のまま
垂直や そうでない水を受け入れている
自制の効かぬ音
道の途中の日時計
色褪せた鍵
水たまりの頬
...
僕はだれにもあいたくはなかった
きみいがいのだれにも
僕にはうたさえなかった
でもちんもくにもたえきれずに
ことばをさがしていた
絶望なんてぜいたくななやみだった
くうきょよりはま ...
着かざりの甲殻類の魂が戦車に乗ってゆくところは
街の白いコンクリートのまぶしい場所
未来への憧憬をつめこんだ
尖った踵でポーズをとるおしゃれな街
見た目うつくしく頑丈でかたい貝殻に
隠れるた ...
息が上がる
罰ゲームのように選手になった
中学の時の駅伝大会の思い出が甦る
襷は受け渡されていた
持久走は苦手だったが
途中で放り出すわけにはいかなかった
息が上がる
今日襷は受け渡 ...
懐中時計の竜頭をぬくと
(それはウィスキーボトル)
なかから水があふれてくる
振幅のはげしい針のうごきが
ふいに軽くスゥイングして
ひろがる液体に
手をかざす こぼれ落ちる しずくの糸。
...
歩くとうしろに足跡がつく
これは紛れもない自分の跡だ
こんなものに惑わされて行くのはもういやだ
こんなものが自分のすべてだと思いたくない
今いることを思って
いたいのになぜだろうか
...
輝くもの
それは君のその命
今一瞬の君
ずっとずっと永遠に輝いていて欲しい
いつか誰かに心から愛されてそうして家族を作ってくれたらいい
君がこれからすることはもっともっと ...
つるつるの
のっぺらぼうより
ささくれだった
心のほうが好きです
だって
何かが
引っかかりやすいから
という言葉を残して
その九十六年の生涯を
未だ全う中の
山本兵衛さん ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まきびしと布テープ
カマキリ
自由詩
1
12/12/12 22:29
嘘つき
夜の盗賊団
自由詩
1
12/12/12 22:06
_
鯉
自由詩
0
12/12/12 21:42
とある日に
吉岡ペペロ
自由詩
3
12/12/12 20:52
位置取り
HAL
自由詩
4*
12/12/12 20:50
仮名の告白2
花形新次
自由詩
1
12/12/12 19:44
猫飯
まきしむ
自由詩
3*
12/12/12 19:31
鮟鱇
北大路京介
俳句
3
12/12/12 12:49
犬がワンワン吠えるので外を見たら 月がキレイだった
〃
自由詩
3
12/12/12 12:47
宇宙が素足で降りてくる
〃
自由詩
4
12/12/12 12:47
あなたの笑顔に金メダル
〃
自由詩
0
12/12/12 12:47
再度 視点
……とある蛙
自由詩
7*
12/12/12 12:44
ねずちゅうが何故にわたくしの指に反応するか?
ドクダミ五十...
自由詩
4*
12/12/12 12:43
河の匂い
古代 透
自由詩
4*
12/12/12 12:20
仮住まい/師走の街角で信号待ちをしている
そらの珊瑚
自由詩
9*
12/12/12 10:22
証
〃
自由詩
14*
12/12/12 9:06
レクサスは高級車に見えない
番田
自由詩
3
12/12/12 2:19
はつゆきをいま
Mélodi...
自由詩
3
12/12/12 2:18
慟哭
もっぷ
自由詩
5
12/12/12 1:51
「君」を求めて
yamada...
自由詩
0
12/12/12 1:37
花いちもんめ
藤鈴呼
自由詩
1*
12/12/12 1:35
これも何かの縁だから
灰泥軽茶
自由詩
4*
12/12/12 1:21
夜と白 Ⅴ
木立 悟
自由詩
5
12/12/12 0:44
あいびき
梅昆布茶
自由詩
13
12/12/12 0:27
寄居虫
鈴置友也
自由詩
2*
12/12/12 0:14
持久走による世界の捕え直しのためのエスキース(習作)
N.K.
自由詩
3*
12/12/11 23:18
プロセス [フラッシュバック]
鈴置友也
自由詩
3*
12/12/11 23:14
足跡
加藤
自由詩
1*
12/12/11 22:57
輝くもの
桜 歩美
自由詩
4*
12/12/11 21:08
仮名の告白
花形新次
自由詩
6
12/12/11 21:07
2775
2776
2777
2778
2779
2780
2781
2782
2783
2784
2785
2786
2787
2788
2789
2790
2791
2792
2793
2794
2795
2796
2797
2798
2799
2800
2801
2802
2803
2804
2805
2806
2807
2808
2809
2810
2811
2812
2813
2814
2815
4.07sec.