女子高生のスカートを
ヒュンとひるがえし
春のイタズラ者が通り過ぎる

激しい風に街路樹も
大きく揺れて
梢にとまった小鳥は
今にも吹き飛ばされそう

突風で倒れた看板が
歩道を走 ...
ひとことに矮星と言っても、いろいろある。
わたしたちは一生のうちにいったいいくつの幽霊を見つけることができるのだろうか。

従軍経験から言うと、あれは赤色矮星だ。艦隊の音が聞こえて、
懐から出 ...
ゾンビごっこをやってて、ひとりで、はじめはショッピングセンターのショーウインドウを叩く真似とか、駐車場のフェンスを乗り越えようとしてたら踏まれて起き上がれなくなってる真似とか、けっこう盛り上がってたん ...      かぶとむしを採りに行こう
     きみがそう言ったのはいつだったか
     荒れ狂う嵐の正体が
     悲しみだとも気づかずにいた
     そんな夏のできごとだっ ...
空を掃きすじ雲を残す
裸木の梢の枝が鳴る季節も
そろそろ終わる
どこまでも抜ける空が
やがて春霞めいてくる

弾けそうななにかの呟きが
聞こえてきそうな気がして
そろそろと吹く風に
...
ドアを開けると その先にはまたドアがあって その鍵を開けるのに一苦労し そのドアをやっと開けてもその先にはまたドアがあることは 余りにもわかり切っていることだから 開けたドアをいったん閉めて しばらく ... 確か幸せは
歩いて云々
来てくれないなら
出向いてやろうと

歩いて歩いて
ひたすら疲れて
視界真っ暗で
やたら苦しくて

曲がりくねった
夜の山道
どっち向きかも
解りゃし ...
ドアノブがなくなっているとは!
ドアノブを差す棒しかない!
部屋をくまなく探した
見つからない 見つからない
なぜだろう?

棒をハンカチで回してみた
なんだ ドアが開くじゃない
ドア ...
指針を欲しがっている

根を張った知識をえぐる

本であふれかえった戦場で

今日も血は流れない



天才と狂人の言葉を

おそろいに犯された

こどもたちが借りる

...
頭からガソリンをかけて
火をつけて燃やされる男が
ジャケットのCD
500円で陳列されているブックオフ
手に取られては戻される
ドカベンプロ野球編とゴルゴ13 
輪廻のように 始まりと終わ ...
どうか同化なんてしないでください
特異なんですから
得意になってのぼらなくっても
もちろん脱がなくってもいいんです

た(く)ましい面接通過しました

おとなになるために
赤抜け青抜けしなくっちゃ ...
おーい気分は
気分はどうだい
ぼくは泥を吐いて
新しい泥を飲み込んだ

むかいの山小屋で船を編んでいるあの子
おーい
気分は
気分は最悪だ
恋人は早朝出て行った
知らない匂いを ...
部屋を出て
日差しの鋭いこの街を
歩く 僕のことを
誰も何も知らない 
僕は 人とすれ違い
歩いていく そして 
それは正しいのだと言い聞かせる


繰り返される日々
僕は仕事 ...
 BGM(波の音)
 母

母  「わたしはフィアンセ
    あなたのフィアンセ
    あなたが言うなら全裸になるわ
    あなたが言うなら恥ずかしくない
    心は一つ
   ...
移ろいにつき従うなら
時ではなく
私は風について行こう
それはいつも流れており
地上を巡り行くから
私は世界を旅するだろう
決して行き着く事なく旅するだろう
過去を嘆く事もなく
未来に ...
(鼓膜裂ける、言っ笑った違う、切れ切れぬ)

境界湾曲だと言われた
蝶は鳴いている
処女の亡霊が止まり木にたばこ
ハートなものかしましい
ラッキーストライク!

ヘッドフォンスピー ...
アパートの暗い階段を上って行くと
二階には嵌め殺しの窓があり
そこだけがまるで古い教会の天窓のよう
純粋に光だけを招き入れていた

迷い込んでいた一羽のすずめは
幼子の震える心臓のよう
...
キミが マーユを 買って来た
確か 馬の油と 書くんだよねぇ

それって あすこの ラーメンに
入ってた 気が するんだけど
と言う 呟きごと カットして

キミは すする
黄身は と ...
あなたの会社ね
コンペロイランスを
どう考えているのかね
コンペロイランスを
はあ、じゃないよ君!
これだけ世間から
叩かれてるのに
他人事みたいに
それで反省してるのかね

ええ ...
静かな和音がこだまして

鼓膜をかすかに震わす

しかし携帯の履歴はなし

空耳のようだったかなあと

ふと

うしろをふりかえり空を見上げると

やっぱりどこかから

静 ...
マスクマン











ごほっごほっ



粉よ
 り
 も


風邪、
 よりも


ヒドイ、鼻水。。。



―ごほんごほん
...
からだじゅうがジンジン哀しい

だあれも悪いわけでもない

空がまあるいわけでもない

それでも謝ってしまうのだ

なみだで夜道の外灯たちが

お花畑んなってにじんでいるよ

...
なぜ生まれてきたのか
考えるために人は生まれてきたと
詩人は答えた
納得できない環境こそ
生きる燃料なのだ

でも
なぜ生まれてきたのか
考えて解ったら
その時点で死ぬのかも知れない ...
       髪の一本一本を
       毛穴の一つ一つを
       しわのあいだを
       襞の縫い目を
       歯の表を裏を
       すべてを磨く ...
富裕層も貧困層も
ギャンブルに
夢中になっている

働くことで
お金を得ることが
当たり前だった時代
街は輝いていた

人の笑顔も輝いていた
悲しみもまた
気持ちを希 ...
少女は ある年の四月からというもの バラードの中のヤマネだった
両親と同じ名ではなく ヤマネだった
冬眠のように まどろんで
春眠のような いつくしみで育てられ
ひかりが はねようが ...
午後の曇を浴び
しなる枝
鉛に降る銀
径をふちどる滴と滴


水を歩む蝶の後ろに
投げ棄てられたように虹は来て
飛沫 飛沫
水紋と歩幅の間をつなぐ


路の脇の ...
人の背たけほどある
横長の宇宙船を縦にかかえ
横断歩道をわたり
洞窟に入った


なかには同じかたちの
巨きな宇宙船があり
底のほうにある継ぎ目を押すと
むかって左側 ...
小便器ひたすら逃げる恥毛かな



じょろじょろと雌雄の小便まじるうた



洗わずに握ったにおい解き放つ



小便とハーフパイプと人生と



...
空は青くて
当たり前だし
雲は白くて
当たり前だし

夕日は赤くて
当たり前だけど
月が赤いと
なんか不気味で

理屈を知って
賢くなって
なんか僕らは
小さくなった

...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
【 春一番 】泡沫恋歌自由詩19*13/3/7 8:55
ボーリングフォーコロンバインはたらくくる...自由詩213/3/7 8:04
ハイウェイゾンビ魚屋スイソ自由詩613/3/7 4:17
夏の話しをきみとする石田とわ自由詩12*13/3/7 3:39
連詩 「あづさゆみ」(百行) ベンジャミン 鵜飼千代子鵜飼千代子自由詩14*13/3/7 3:19
twitter葉leaf自由詩413/3/7 3:18
クローバーカルメンオジ...自由詩113/3/7 2:50
ドアノブ小川麻由美自由詩3*13/3/7 2:49
レンタル・フィロソフィー村正自由詩2*13/3/7 1:40
回転体uraocb自由詩113/3/7 0:52
棲む阿ト理恵自由詩8*13/3/7 0:43
ふらふら踊っている魚はるな自由詩113/3/7 0:37
褐色の日差し番田 自由詩513/3/7 0:32
戯曲(習作つづき5)星☆風馬散文(批評...013/3/7 0:14
慰藉salco自由詩11*13/3/6 23:25
黒いピストン自由詩113/3/6 23:21
嵌め殺しの窓ただのみきや自由詩24+*13/3/6 23:07
マーユちゃん藤鈴呼自由詩2*13/3/6 23:05
コンプライアンス花形新次自由詩113/3/6 22:53
蒼い影灰泥軽茶自由詩5*13/3/6 22:47
マスクマン赤青黄自由詩2*13/3/6 22:27
お花畑吉岡ペペロ自由詩1013/3/6 22:26
大人はすでに死んでいるイオン自由詩013/3/6 22:25
磨く石田とわ自由詩11*13/3/6 22:22
ギャンブル小川 葉自由詩613/3/6 22:00
幻影のバラードるるりら自由詩16*13/3/6 20:50
ひかり まばたき木立 悟自由詩213/3/6 20:05
ノート(後悔)自由詩513/3/6 20:02
へのこ へのこ川柳213/3/6 20:00
感度カルメンオジ...自由詩1013/3/6 18:43

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加筆訂正:
嵌め殺しの窓/ただのみきや[13/3/6 23:14]
何か所かことばを変えました
4.91sec.