できるなら
現場(そこ)でも祝福の気持ちでいたかった
たとえば
生涯一度の自分の家なら
これに関わるすべての人に
笑顔で労してほしいじゃないか


+ + +


行きの渋滞を避 ...
私は自由です
とわざわざ言ってしまうのは
自由になりたがっている時
ほんとうの自由はなんだろう
探している
そのために生きている
それは言い過ぎている
でもそれでもいい

冬にねむる ...
子どもが笑う
それがすべてだ

泣いている
理由はさまざま
見つけて
取りのぞいて
満たして
抱き締めて

温かい布団と
美味しいご飯と
安らかな心地を

子どもが笑う
...
二十歳前後までの人生の幸福とは
花びらのように可愛く
また、はかない
その一方、かけがえのない人を
失った悲しみは強く、また永し
花びらのような幸福は
花びらよりも早く散り
枯枝の悲しみ ...
海は青く大きくて

波はいい波ま白い飛沫

海は暗く明るくて

分厚い意味も光り輝く

おーい海、海よ、

風化させじと俺は行く


惨事の爪痕

整えられて

風化させじ

と俺は行く

校舎の張替 ...
                   121211





これからの音と色がかもじいー

頭のてっぺんから声がするから
おーいと叫べば、ほーいと応えるのさ
キラリと滑りながらゴ ...
世界に絆された朝
ぼくは新しい季節を病んで
この際 庭をつくろう と思った

夕闇に隠れるのはいつも
小さく白いものでなくてはいけない
遮光カーテンに締められる心地よさ
あるいは 安寧! ...
今思えば…
確かに僕は…
いつも君の…
好きな曲をかけ…
好きなテレビを見ていたかもね…。

だけどね…
それは…
ちっとも…
君メインの…
生活なんかじゃ…
なかったんだよ。
...
レースのカーテンを
くるっと頭に巻いて
わたしは花嫁さん

バラの模様のテーブルクロスを
ふわりと羽織ると
わたしはお姫さま

お手伝いようのほうきに
さっとまたがると
わたしは魔 ...
首都高に陽は沈み
滞りのなく済んだきょう
帰り道にも屈託のなく
靴を脱ぎ捨てようなんて思わずに
橋を渡ることができた

今は部屋にくつろいでいる
五畳のわたしの聖域は
しっかりと夜の帳 ...
たしかに生えそろった、指
蟻は、盲目だから
横断する、じぶんの影を知らない

青い電球、とかげ、数字の9
コップの底に、沈んだトランプ
薔薇が、刺さる

円卓に、砂
図鑑から切り抜か ...
胸が張り裂けそうだなんて陳腐な台詞でも足りないくらいに
目も合わせられずかといって逸らすこともできず
瞼もしくは震える下睫毛をぼんやりと
見つめ返しながらぼくは次の瞬間を待ってる
纏わりつくよ ...
ふるさとは青い色した星でした捨ててきましたアナタのために 肋骨が折れる咳してジンライム 風邪ひいて同時に休む深い仲 ばてている狛犬 もう炭酸水を凍らせるのはやめよう 昨日からにわかオリンピックファンと暮らしている 雪の丘に
さびしさの吐息が あまりに
白いから


夜空の星を 一つだけ
拝借いたしました


忘却というそれを 手にすれば、
私の ちいさな家には、
いれものが みつからないの ...
明けきらぬ朝
まだ薄暗い空に
ブーメランのような白い月が落ちている
あれは誰が投げたのであろうか

キミに投げた言葉は
めぐりめぐって
自分に帰ってくる
受け止めて ボクは自分という存 ...
耳をふさげど聞こえるうめき

目を背けても視える奇妙な果実

空から落ちる黒い灰を敷きつめれば純白

{ルビ社海=ソシエシー}にうかぶ小舟のような魚雷艇

いまどこを漂っているのか
...
音楽は何をすることができるだろう。それ自体、音楽は実体をもたないのであるけれど、演奏者の演奏への手厳しい姿勢をクラシック音楽では要求される。作曲ができなくても、楽器の前では演奏者としてだけ評価される世 ... {引用=
洗濯を終えたあとの洗濯槽に、頭をつっこんで
耳をすます
見えなくなったものを見に行くために
目を閉じる
という所作を、毎朝の日課にしている


庭で、貝殻が咲いている
耳に ...
                   121210



これからのおとといろがかもじいー

あたまのてっぺんからこえがするから
おーいとさけべばほーいとこたえるのさ
きらりとすべりな ...
ベン・シャーンは線の魔術師
展覧会のフライヤーを見ながら
頷いていた僕は浅はかだった

企画展の最後のセクション
彼の最晩年の連作版画

そこに並ぶのは線の魔術師に相応しい
震えるよう ...
指相撲は手を握る
握りあって闘う
風が色を脱いで
凪と転生したのでようやく
息をつける嵐のあとの
藍色の雨のなか

隣に誰の無く
歩く傘を持つ手がそ
っとふるえるのは
これは

弱さじゃないよ
、と聞くものも無く ...
忘れずにふってきた雪の
冷たさ身にしみて

憧れや
理想がすっととけてった
雪もまた

これが現実と
おもう白 真っ白な雪
晴れわたっていなさいね
かなうのならば、
かなう限りは

おまえの空を
喜びなさいね



馳せてゆきなさいね
どこまでも
どこまでも

たやすく
他人を切り捨てぬ ...
それは見覚えのある匂いだった

忘れてしまったわけではない
ただ興味が失せてしまっただけ
冷ややかな笑み、その後味は甘酸っぱく
放課後に校則違反をした君のように
柔らかく、透き通っていた
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
基礎に埋めたぜんまい乾 加津也自由詩19*12/12/11 19:59
自由とあした朧月自由詩212/12/11 19:16
幸せのゲーム小原あき自由詩12*12/12/11 18:42
死者HAL自由詩3*12/12/11 17:42
海よ吉岡ペペロ携帯写真+...7*12/12/11 17:31
幸せのゲーム(縦書き)あおば自由詩3*12/12/11 15:49
世界に絆された朝綾野蒼希自由詩0*12/12/11 14:03
好きと好き清風三日月自由詩112/12/11 13:38
じぶんとなにかの境界線miruki自由詩6*12/12/11 13:34
サンクチュアリでの夜の、もっぷ自由詩1012/12/11 13:31
幸せのゲームsample自由詩2*12/12/11 13:26
ソネットは忘れたMélodi...自由詩112/12/11 13:05
ふるさと北大路京介短歌512/12/11 12:49
俳句312/12/11 12:47
風邪俳句112/12/11 12:47
ばてている狛犬自由詩212/12/11 12:46
もう炭酸水を凍らせるのはやめよう自由詩412/12/11 12:46
昨日からにわかオリンピックファンと暮らしている自由詩112/12/11 12:46
星どろぼう月乃助自由詩13*12/12/11 11:58
帰去来器そらの珊瑚自由詩7*12/12/11 8:36
絶えざるか絶叫高原漣自由詩012/12/11 2:39
クラシック音楽への憧れ番田 散文(批評...112/12/11 2:31
裏側望月 ゆき自由詩1012/12/11 0:56
幸せのゲームあおば自由詩2*12/12/11 0:12
規定という罠に嵌るkauzak自由詩4*12/12/10 23:49
指相撲イオン自由詩1*12/12/10 23:49
夜ひとつもっぷ自由詩512/12/10 23:19
初雪朧月自由詩312/12/10 23:01
継ぎうた千波 一也自由詩9*12/12/10 22:46
群青色の嘘中原 那由多自由詩312/12/10 22:44

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加筆訂正:
お仕事/めー[12/12/11 3:02]
〆を
お仕事/めー[12/12/11 2:51]
〆る
4.34sec.