戯曲(習作つづき9)

屋根裏部屋 奈津、全裸。泣いているようである
父登場、全裸

父  「奈津ー^、ちゃんと見せるんだぞー!(退場)」

せむし登場、全裸。前方の椅子に座る

せ ...

につめられてたのがさっきまで
ちゃんとパックされておいてたのに
チューブの構造とりきんだこぶしの関係性で
もうどうにもとまらないみたい
泣くのはからだにいいんだよってちょっとなげやりな医 ...
キッチンからいい匂いが漂ってきた。
大掃除の今夜は彼の得意なビーフシチューだ。

「おいしそうだよ」
リビングのソファでふて寝をしている彼女に声をかけてみるが
返事がないところを ...
籠はとても鋭くて脆い。だけれどその一部分しか見えない場所にいるわたしの考えてはいけないことかもしれない


街中で自然と探す目は過去。在る(
探さない方に現在があるといった謎かけ。
時差をまた少しだけ
ほんの少しめくってきました
受信と発信の違いをすでに失って
なんねん だろう?
ニモツノコウソクカイテン
(埋れたくなかった

瞬き ひとちがい
とても綺麗なもの
...
春の日
下り坂で
防波堤を拾った

アメリカと
日本の反対側に
それを置いておいたら
それだけで戦争になってしまった

悔やんだぼくは
左手首に▼の
入れ墨をいれたかったが断 ...
父は執念深く、母の敵の妖怪変化を追っていた

けもの道も途切れ、茨に裂かれながらも、なお小高い山を登っていた

いつの間にか、ボロボロのシャツは血だらけになっていた

上りきると峠には家族 ...
薔薇の蕾をなぞる指先で
あなたは
わたしの静脈の中の
青い花びらを
一枚一枚
ていねいに燃やす


薄く伸ばされた
午後のページをめくる
白い重なりは
丸みを帯びた雨の切っ先 ...
本を読み 本に読まれる 前のめりで啜る珈琲 もう何杯目?


おっちゃんらおばちゃんらみな話好き 知らぬ間に 関西語のレッスン


一度きり言葉を交わし 約束もないまま別れ 言 ...
浮遊する
幾つもの
所有物

空から
流れたのは


失くしてしまった
証拠など ないのに
寂しく 呟いては
涙 流した

倒れた 瞬間に
投げられた タオルも
ぐっし ...
理解しようとしないくせに

疲れたらどうでもいいと言う

ズレたような悪役になりきる

台無しにして自分を救う



自分以外は赤の他人

無敗の孤独を前に揺れる

演技派 ...
デスクに透明な小瓶を置いて
飴玉を入れて
口に放る
ため息がこぼれそうなとき
舌打ちしそうなとき
くたびれたとき
暇なとき
忙しすぎるとき
話題のないとき
何も考えていないとき
考 ...
赤ちゃんだった頃
家でぐずり出したぼくは
ベランダに出すと
外の風に当てると
不思議と必ず
機嫌を直したらしい

出かけよう
洗い流しに行こう
いろいろなことは
頭から投げ出して
...
その日は珍しく彼女の帰りが早かった。
「何食べたい?」
帰って真っ先に冷蔵庫を覗くなりそうわたしに問いかける。
           
頭をめぐらせ冷蔵庫にありそうな食材でなおかつ ...
寒い
寒い
何がって問いかけ
何をって積み上げ

ああもう
おどろおどろしい
現実を積み上げた笑い声と
現在を重ね合わせた経験則であるとか

何を
何かを
ぶつくさと呟きながら ...
フカフカ暖かい道草
水の流れる音
フカブカ深呼吸をすれば
私は広がる大きくなる
プカプカ浮いて
丸い天体のような感覚
ブカブカの長靴を履いたような

スポスポ抜ける音
シュポシュポ弾 ...
なくむしわらうむし

えんえんあはは

なくむしわらうむし

えんえんあはは

なくむしわらうむし


すこしはぐれたこころは

あなたの声で

ほぐれたりおちついたり
...
赤茶けた空疎なかたまり

そこに

黄緑がきらきらしている

さくら

散った張ったのさくら花

そこに

青葉や無常や青葉や無情


アホでもちゃんと仕事できる仕組みを ...
it is white night
black night will be changed by me
because thinking is exciting,
i drink water
僕はみんなから
鉄ちゃんて呼ばれてる
真っ赤な如何にも
鉄分を多く含んでそうって
やつの収集家として有名だかんね
今日も山手線の女子トイレ
くまなく探したけど
収穫なし、残念!
あした ...
あまかける海女のあま噛み甘いキス 生まれる前から苦節 戦争くらい止めてやんよ 抜けるときの苦労考えて入らない   かなしみに塩をふる
  ほんのひとつまみ



  朝の光を浴びるとき
  雨に濡れたいくつもの言葉が
  「うれしい」という言葉に変わる
  あなたのえくぼが深くなるとき ...
まごうことなく

むらさきの

かべんのいろは

うつくしく

すみれを

なでる



しょうがない

にわにはえる

きみだもの

しんでもいいんだ

...
昔 1万円単位で考えていた俺が
いまは1円単位で考えて暮らしている

どうだデューゼンベリよ
お前の提示した歯止め効果なるものに
俺は屈しない人間なのだよ





デューゼンベ ...
展望台から見える海は
絶世の美女が濡れるような色を湛え
白内障の濁った水晶体の前に
波をひとつ、またひとつ寄せる
風速30mのなかで
物理学者が叫んだように聴こえたのは
軽やかすぎて、怖い ...
触れられる範囲でしか

触れていなくて

表せられる範囲でしか

表せていない私が

ここに居る
笑いたくなるかなしい郷愁を
色にして音にして匂いにして
どうにか形にしたいのだ

過去はもう起こせないよ
君はもうここにいないよ
時間を飛び越えてみせなよ

ほら

笑いたくな ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
戯曲(習作つづき9)星☆風馬散文(批評...013/4/11 17:28
トマトケチャップバスタイムさわ田マヨネ自由詩5*13/4/11 16:44
彼と彼女とふくれっつら石田とわ散文(批評...2*13/4/11 16:29
籠編みseniri自由詩013/4/11 15:54
無題b自由詩0*13/4/11 13:32
防波堤はるな自由詩713/4/11 12:45
大誤殺峠和田カマリ自由詩1*13/4/11 11:14
春の午後佐東自由詩4*13/4/11 10:43
記憶深水遊脚短歌7*13/4/11 10:38
穴ぼこの 心模様藤鈴呼自由詩1*13/4/11 9:58
ベッドルーム村正自由詩013/4/11 7:27
魔法の小瓶三田九郎自由詩4*13/4/11 5:41
風浴び自由詩413/4/11 5:07
彼と彼女とワインの夜石田とわ散文(批評...4*13/4/11 2:29
夢の中松本 卓也自由詩013/4/11 0:09
フカフカの道草灰泥軽茶自由詩6*13/4/10 23:22
吉岡ペペロ自由詩213/4/10 23:17
青葉や無常自由詩113/4/10 23:13
black water番田 自由詩013/4/10 23:05
下りもの好き花形新次自由詩013/4/10 22:43
あまかける海女のあま噛み甘いキス北大路京介俳句113/4/10 22:00
生まれる前から苦節自由詩513/4/10 21:59
戦争くらい止めてやんよ自由詩513/4/10 21:59
抜けるときの苦労考えて入らない自由詩313/4/10 21:58
草野春心自由詩613/4/10 20:01
ドクダミ五十...自由詩013/4/10 19:25
デューゼンベリの歯止め効果HAL自由詩2*13/4/10 18:25
投身台のあなた花形新次自由詩013/4/10 17:51
詩と五感小川麻由美自由詩3*13/4/10 16:49
indelibleくめ自由詩313/4/10 15:21

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