シロツメクサが、あちらこちらで群れている
時折たんぽぽの黄色い花びらが見え隠れして
まるで、簡単すぎる間違い探し


花冠を作れないのはわたしだけ
細長い葉っぱを千切ったり
ありの行列を ...
君の白い指が好き手紙を書いたり電話をかけたり
ときどきみみたぶを摘まむ癖のある君の指が好き

苛立って乱暴に鍵盤を叩いたり上手に包丁を操ったり
水道の蛇口をひねる君の指が好き

ず ...
後戻りはよく情けないとか
卑怯者のすることだとか
軽蔑の言葉すら浴びせられ
強い口調で諭されることも
卑怯だとまで言われることがあるけれど

そう言うひとたちにぼくは問いたい
高く跳躍す ...
思わせぶりに哀しみを首から下げて同情を拾い集める卑しい心根
人の好意に素直に応えられずにそっぽを向いている臍曲がり
拗ねて見せれば彼女の気が引けると思っている浅はかさ
自分を顧みずに周りや環境の ...
こんなにちかく

腕が800メートルくらい伸びれば

額に手をおいてあげられる

首が800メートルくらい伸びれば

おつむであなたに甘えられる

300キロは無理だけど

8 ...
三輪車を 逆さにして
サドルを ペタンと地面に つけて
ペダルを おててでくるくるまわしながら
もうひとつの おててで 車輪に砂をかけて
しばらく くるくるまわして 突然叫ぶ
「ど ...
焼き芋売りのおじさんが
自慢の芋を 「新聞に包むんが一番 うまいんだ」とか
「栗より甘いよ ほら十三里だよ」と渡してくれて
九里たす四里で 十三里なんだよ とか なんのこっちゃか解らんこと ...
驚きもしない
、中庭から羽ばたく音に耳を奪われる
素麻のキャンバスには西日が翳り
餌を求めに鴉が飛来して来たのだ
立て掛けた鏡の中で時間だけが立ち止まる
瞳の奥には一瞬の戦慄と震え
...
絵筆に水をあたえているあいだに
なに色を使おうとしたのか
もうわからなくなっていました

あれから
もうずっと水で描いています
びしょびしょの画用紙が
いつまでもしぶとく破れない
...
じじからもらつたわらばんしにきらいなにんげんのなまえをかいた。

「静かにしてくださいよ」という声がして、みんな黙りました。
残念です。結局答えは1つしか用意されていなかったのですね。
最初か ...
ふくらはぎが つかれたら
マッサージに行くといいよ
中国人のお姉さんが揉みほぐしてくれる
魔法のように
ステップも、ほら、軽い!

あるいは
肩がガチガチに重たくなったら
タイ人の ...
  五月、
  牛舎はくたびれて
  立っているのもやっとのようだ
  風のにおいはつんと饐え、
  鍬があちこちで土に埋まっている



  午後になり、積まれた干し草を
...
少しセウユの香りが混じった湿気が、今日のぼくにまとわりつく

辺りは突然コートを脱ぎ捨て
足の指先を見せびらかせながら
ネオンの街を颯爽と舞っている

あ れ ...
  いい夢と
  わるい夢がならんで
  砂利のなかに混じっている
  風はいつしか乾き、
  口のはじが切れている
  きみのざれ言は聞きたくない
  きみの睫毛がうごくのも
...
曽祖父の時代
人類はピンポン球の上にへばりついていた

祖父の時代
人類はピンポン球すれすれをやかましく飛び回っていた

父の時代
人類はついに1メートル先のパチンコ球まで到達した

...
夕茜の
明るい目裏をみながら
ヘッドフォンの中にたてこもり
やがてしっかり目を瞑って
頭の中の音だけに浸った

天才たちが残してくれたメロディと
テキストの感傷を
ああ、天才でもないの ...
こんにちは
酩酊の神様
無限の泉からほとばしる無数のファラオ達
dionyss
私はあなたをお慕いしています

透けるような
風が織りなす世界
この世界の空は青い

この空の下で鮮 ...
空前のオネエタレントブーム
と言ってもいい
今日この頃ですが
その先駆けはやはり
カルセール麻紀さんでしょう
今でこそ
手術で取っちゃうなんてのも
よく聞きますが
カルセルー麻紀さんの ...
 童貞のまま死ぬ

  どこかで起きてる人口爆発
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか 前世がマリー・アントワネットの会 柏手の響く境内夏兆す 自由って
探すと自由じゃない

おふとんの中ぐらいの広さでいい
伸ばした手足が届くぐらい
それより先が未知数で
それよりうちが私の温度

自由って
想えば想うほど自由じゃない

...
眉間の裏側に
落ちてきた
朝焼けの一滴

生温かい暗闇に
暖色の地平線が
引かれていく

意識の東から
明かされる
言葉の街路

慌ててスケッチ
しようとするが
間に合 ...
 深夜の競馬番組
 通を気取る三流芸人が
 したり顔して言いやがった

 最終レースにはね、美学があるんですよ

 この野郎
 寝言ほざいてるヒマがあるのだったら
 芸でも磨け
 か ...
二人の間にはビールがあり、冷めたピザが二枚並んでいる。
上気した顔が二つあり、お互いの口が、訳の分からない音を鳴らしている。
反対側の席には煙草の吸殻がうず高く積まれ、(女)が汚い話をしている。
...
二ヶ月まえ東京に夜着いたときも

あたまが痛くて息も浅くて

目からは水がにじみ出ていて

限界なくらいしんどかったのだが


いま東京に向かっている

あのときとおんなじしんどさだ

なのに心はコン ...
 種付けのために
 つれてこられた済州島で
 その馬は
 霧雨に濡れてさみしげに
 たたずんでいたという

 皐月賞と日本ダービーを
 勝っていた
 でも隣の国に贈られた
 走る仔を ...
駆けぬけていった少年は
潮の灼けた匂いを残した

かなしい匂いだ
陽炎にゆられる
焦れったい、夢精の残り香

海を見に行くきっかけなら
それで十分だった
そこで心中したり
煙草をく ...
都営の新築は完了し
古い全ては閉鎖となった
わたしが愛してやまなかった
あのプチな小路のある庭も

二年後には公園ができるって
巷の噂は嬉しくはない
四季問わずとりどり銘銘に
花花好き ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
昭和ノートあ。自由詩413/5/16 15:14
梅昆布茶自由詩613/5/16 14:34
反論HAL自由詩4*13/5/16 14:10
嫌な奴梅昆布茶自由詩9*13/5/16 14:05
こんなにちかく吉岡ペペロ自由詩613/5/16 12:55
美味しいねるるりら自由詩19*13/5/16 9:16
栗より甘い自由詩11*13/5/16 9:15
自画像アラガイs自由詩6*13/5/16 5:22
画用紙はるな自由詩313/5/16 1:09
昭和ノートメチターチェ...自由詩6*13/5/16 1:03
マッサージポエムうめぜき自由詩113/5/16 0:33
牛舎草野春心自由詩313/5/15 23:21
キャンディーうめぼし自由詩013/5/15 22:46
ふたつの夢草野春心自由詩513/5/15 22:45
ピンポン球かわぐちひろ自由詩0*13/5/15 22:43
群青「緑」の詞  感傷木原東子自由詩13*13/5/15 22:43
dionyss2012自由詩113/5/15 22:10
失礼この上ない花形新次自由詩213/5/15 21:51
童貞のまま死ぬ どこかで起きてる人口爆発北大路京介自由詩113/5/15 21:20
おまえの中学時代の詩集音読してやろうか自由詩1013/5/15 21:19
前世がマリー・アントワネットの会自由詩613/5/15 21:19
柏手の響く境内夏兆す俳句113/5/15 21:18
自由の泉朧月自由詩713/5/15 21:15
なんちゃってnonya自由詩17*13/5/15 20:45
たそがれの約束平瀬たかのり自由詩10*13/5/15 20:37
いっと自由詩013/5/15 20:32
通った道吉岡ペペロ携帯写真+...413/5/15 20:29
済州島の霧雨に濡れて馬は平瀬たかのり自由詩413/5/15 20:22
言いたかったことはぜんぶ、飯沼ふるい自由詩313/5/15 20:11
プチな小路のある庭はもっぷ自由詩213/5/15 19:58

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