そうして静かに笑っている
打ち寄せる波が
無数の誰のものでもない顔の寄せ集めだと
気づく
波に囲まれてフワフワと飛沫と共に
浮かび上がる髪の隙間に
微細な空気の雨滴
笑っ ...
いっしょになれるかなれないか
あたまで考えたって
ふたつのことしかないのなら
いっしょになったらこうがんばろう
いっしょになれなかったらこうがんばろう
そう思うほうがいい ...
迷ってるときはどっちでもいいから迷ってるんだ
きょう入った店のトイレに
そんな言葉の日めくりカレンダーがかけられていた
どっちに行こうが
問題は起こるんだ
原発をやめ ...
美人は飽きるよねって
この口が言うのか、え?
この口が!
あっ、ご、ごめん
鼻だったのか
間違えちゃった
なんだか
福笑いみたいな顔だな
確かに飽きないけど
わたし、食うわ、と言い放ったくせに
背をまるめて小さな口で啄むように食べる女が好きだった
(なぜ、わたしたちはおもいだす)
この身体がトルコ石でないと知るころには
トロイ・メライは終わっていた ...
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
...
生まれ年のワインが不味い
リモコン持たず布団に入ってしまった
千ピースのパズルに変えてやろうか
生きるって何だと聞かれたら
僕ならこう答える
春が来るまで待ち続ける事だと
あなたを思うと
パッツンパッツン
に張って
五年穿き古した
ヨレヨレパンツの
うっすい生地なんて
簡単に突き破って
しまいそう
あたしのこの気持ち
あなたに
届け
ドピュッ! ...
愛がまだ足りないなら
時間を隠しましょう
時計の中へ。
好きなだけ注いで下さい
お腹が膨れて眠くなるまで
嘘 偽り
不純物を沢山かき混ぜて
一つだけの真実を
舌の上で ...
世界はつねに一歩進んでいる
それは信じないだろうけど
佳い方向へとね
そう想えば
そう感じれば
いつかこの世界は変えられる
そうサッチモが歌った
この素晴らしい世界へとね
...
私は この山の なだらかな稜線
空と山を隔てる稜線
そのエッジに 打ちのめされ
この山について 何も
書くことが できないのです
いずれ 書ける朝が来るか
それさえ ...
毛が抜ける抜ける
ぼくちんが歩いた道には毛っ毛が落ちてる 落ちてる
よたよた歩いたフローリングは掃除機かけリング
毛が抜ける抜ける
毛っ毛が温度調整し始める
ぼくちんの体をブラッ ...
生活の棘を確かめながらも飛行経路を探る 君の声も聴こえなくなったんだ
風は凪いでいるがこころはアゲインスト 僕の翼はどれだろう
フラッグが高々と上がり アーユーレディ?
準備不足だらけの間の ...
何時から皆泳げるようになったのか
すいすいすいすい
人間が横切る
何の不安もなく足が地球から離れる
風はないがもっと重苦しい流れがある
音は聞こえるのだが
ゴボゴボ空気の泡立つ音が ...
ジメンに座り
深呼吸して少し休む
太陽の下
目を瞑っても
瞼の裏は赤く光る
生命の赤
戦場の赤
寝ても覚めても四六時中
追い立てられて
いるようで…今
と同一線上の未来
...
痛くて泣いてるってばかみたい
一人の闘い、だけど
お医者はきちんと診てくれてるし
看護師さんだってついている
それでも
一人の闘い
痛い、痛い
きょうは具合が悪すぎる
家族がいたならと
夢をみる
...
途中でがくっと 疲れてしまって
席を離れたくなった
人の言葉が耳に入ってこない
自分だけが取り残されている感覚
懐かしい夢を見て 少しの間浸って
また忘れていく
何をやって ...
田んぼ
乾いた田んぼに水が入って
追いつけないままに去っていった
春の詩をようやく諦める
花菖蒲は元気に咲いている
紫陽花もゆっくり色づいてゆく
発芽した朝顔は満員電車みたい ...
唯物論と観念論
1物質と精神
身体が源か精神が源か
身体は物質で
精神がなければ動かない
精神から身体を産み出そうという考えを持つこともできる
理性として欲望を操れたとして ...
想う人がこの春故郷に帰ります
あなたにとっては一つの目標をとげて
胸を張っての凱旋帰郷になるでしょう
でもその陰で
あなたの去るこの街に生まれ育ちあなたと出会い
恋をしている私 ...
呆れながらも笑って
報われたって泣いて
矛盾の中で生きている僕達は
嘘つきだとか、
身勝手だとか、
悪者扱いされてきたけど
溢れるままに、
感じるま ...
130514
すっぽんの手下となってからは
なりふり構わず
化粧もしたことがない
眉を剃ることも
描くこともなく
石鹸で顔を洗わず
水で洗うから
生 ...
違う私になりたいなんて
思ったことは一度もない
違う私になってしまえば
たとえば
眼もくらむほどの美貌とか
今より
たぶん7センチ
すらりとのびた背筋とか
だけど
あなたに出 ...
林檎や梨が
その位置を偶然から必然へと動かすとき
その表面へ差す光は
外部に言葉を与え 内部を言葉から離した
再び
林檎や梨が
その位置を必然から偶然へと移すとき
昼の底にある闇が
...
風化した紙に閉じ込められていた、雲が、大海原の上空を滑り抜けていく。放ったのは誰。ここに人間が生まれていない時からの、長い旅を終わらせることが出来るのかどうか、その問いを。赤土が日を浴びて紅色の発光 ...
…ジム 。 …「きみはまだサルの野生に拘り続ける気かい」?
「人類がもっとも人類らしく人種交配の統一に成功したのはそれら感覚器官を変化させる目的のためだろう」?
「一体そのために我々の祖先 ...
雨の空いた穴に私が零れてく
反った音とあらゆる謎と正しいことばを
消えないようににおいになって漂っている
おまえには本当に意味がありますか
心のやみをほどく意味はありますか
問いただそうとす ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雨滴
佐藤伊織
自由詩
2
13/5/14 22:44
気持ち
吉岡ペペロ
自由詩
3
13/5/14 22:15
言葉
〃
自由詩
4
13/5/14 21:41
きみは正しい
花形新次
自由詩
2
13/5/14 21:09
内臓
平井容子
自由詩
4
13/5/14 20:45
自分お料理は苦手なんだけど今夜はカレーライス
Lucy
自由詩
26*
13/5/14 20:40
生まれ年のワインが不味い
北大路京介
自由詩
12+
13/5/14 20:24
リモコン持たず布団に入ってしまった
〃
自由詩
5
13/5/14 20:24
千ピースのパズルに変えてやろうか
〃
自由詩
2+
13/5/14 20:23
kisetsu-生節
Neutra...
自由詩
2*
13/5/14 19:41
張り裂けそうな
花形新次
自由詩
2
13/5/14 19:13
おろす
owl
自由詩
1
13/5/14 19:04
What a Wonderful World !
HAL
自由詩
4*
13/5/14 18:57
早朝の富士山
小川麻由美
自由詩
4*
13/5/14 18:22
毛っ毛の時期
朝焼彩茜色
自由詩
9
13/5/14 17:22
クラッシュランディング
梅昆布茶
自由詩
10
13/5/14 17:01
間氷期
……とある蛙
自由詩
10*
13/5/14 16:51
手寝美火式遠体
狩心
自由詩
2*
13/5/14 15:27
優しい母さんいたならと
もっぷ
携帯写真+...
6
13/5/14 15:17
笑い声
ビル
自由詩
3
13/5/14 14:08
北の亡者/Again 2013皐月
たま
自由詩
35*
13/5/14 13:33
唯物論と観念論
はなもとあお
自由詩
4
13/5/14 12:50
私だけのさようなら
しょだまさし
自由詩
3
13/5/14 11:42
その意味を
秋助
自由詩
1
13/5/14 10:43
すっぴん
あおば
自由詩
7*
13/5/14 8:48
東京恥ずかしい宣言
uminek...
自由詩
18*
13/5/14 7:05
静物
葉leaf
自由詩
7
13/5/14 6:20
歴史性
破片(はへん...
自由詩
3
13/5/14 6:14
条令「第07219号
アラガイs
自由詩
2*
13/5/14 5:59
響きあり
十二支蝶
自由詩
3
13/5/14 1:58
2671
2672
2673
2674
2675
2676
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
加筆訂正:
すっぴん
/
あおば
[13/5/14 10:34]
かなり訂正しました・・。
3.88sec.