降りしきる悪意のつぶてを
全身一杯に浴びて
心の悲鳴に耐えながらも
歩いた先には
ところどころに
四十男の無精ひげに似せた
茶色いコケがうっすらと生えた
生気を失ってしまった
ブロック ...
戻れないこの道
君が手を降ったまま遠ざかってゆく
ちょっと哀しい眼をしていた
それは夕暮れだったからかもしれない

帰れない明日へ微笑みながら去っていったひと
風を抱いて走るよ何かの方 ...
言葉は何も
見つけられない


この僕に対し
君はエロを禁じ


金と時間を
有効に使う


勉学に励み
空に祈る
鼻かみすぎて

鼻血ながして

なみだの味は

黄砂くさくて

みなみの風は

極ぶとすぎて

同情ほしさに

写メを送って


抱きしめたい

長生きしてな
...
  

  泣きたい と 考えている
  辞めたい と 考えている
  逃げたい と 考えている


 見えないから 判らないから 進めないから


 でも、 忘れていない?
  ...
一部分を見る時

0あるいは1

○または✕

白そして黒

拡張すれば

悪と善

生と死

是と否

対で意味を成す

無とは違う

空でも無 ...
  雨が降り木々の葉は濡れた
  川沿いに張られたガードレールの錆び
  秘密を抱えるように口を噤む家並み
  けれども日記帳にしみこんだ太陽の匂いを
  夜がきてもこの胸に憶えている ...
あなたがこの世に

肉をまとって現れてくれたから

ぼくはあなたに出会い

そのいのちに懐かしさに包まれていたんだ

ぼくよ、それを、忘れるな!


肉をまとったあなたが

...
なぜなら奪うものは最終的に奪われる
不幸のうえに成り立つ幸福などありはしないのだよ

これは友人のこくはくなのだが

彼女はぼくに聞いたかつてちょっと好きだった人だが
彼女は僕の後輩と浮気 ...
春が来て
花曇り
二時限目のチャイムと
遅れているバスと
並行世界
私 ...
こんな日に限って
ケータイ忘れた

夜桜、
休み明けまで
散らんといてや。
俺が久米明の声を聞くと
憂鬱になるのは
この番組のせいなのだ
そして日立グループが
嫌いなのも
妙にデカイ木を見ると
不安になるのも
この番組が日曜夜だったからなのだ

この毛何の毛 ...
ノストラダムスの予言を信じ地球を離れ12年 蓮華草ちょうどいい大きさの胸 人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる 足に貼るカイロ背中に貼って働いている キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン


はい、今日はテーブルマナーを勉強しましょう。

各テーブルに水の入ったボウルがありますね。
オマールエビやカニなどフォークとナイフ ...
君の好きな歌

君が口ずさむたびに

いつの間にか

私の好きな歌になってたよ

つらいことがあったときにも

楽しそうに口ずさむ君を思い出すとね

あったかい気持 ...
 片目をつむると殻が置いてあったので
 ひょいと拾い上げてみると
 それはカタツムリの抜け殻で
 蝉や貝の抜け殻ではなかった

 延々と続く空洞の底は見えない
 殻を持ち上げても
  ...
 
曖昧な更衣室で
僕らはすべてのものを
等号で結びあわせた
軟らかい材質でできた身体は
嘘をつくことが
何よりも得意だったから

花粉の積もった改札を抜けると
溢れだす人という人
...
あなたはぼくが広告界に入ったときに
すでに殿上人かのような女性でした

しかしあなたが階段を昇られる時代は
男性が重で女性が軽のときのはずでした

でもあなたはその類い稀なる才能と努力で
...
心身の底から
信じられるものを求めて
探しまわっても
見つからない

小さな懐疑が
意識の奥で
息をひそめて
笑っている

ひとつの真実らしきを
信じることで
ほかの真 ...
爽やかをどう表現しよう 漢字の中に幾何学を見る淡白
この候を満たす 華麗な空の下 色などつけなくとも いと美しい

彼女の耳に音階の異なる民謡が流れる もう初夏に目覚めている南風の栄え
イソヒ ...
わたしは恥を恥と知りながら生きてきたのです
そうやってずうっと生きてきたのです
指をさしてはなりません
その背中は誰の背中

きっとわたしの背中でしょう

指先に愛しさを
老いて紡ぐは ...
米櫃を覗く月末の瞳

集める音のさあらさら

一掬いして落とす音

ぱらぱらと ぱらぱらと

眺めやる心の

注視するのは隅の方

骨のように 月のように

あるいは 雲の ...
飛ばされたまつげを探していたら
足元に春が落ちていた


あぜ道にはなずな
不規則に並び、ゆれる
隙間を縫うように細く流れる水、
昨日降った雨の名残だ


まだ小さな双葉にしずく、 ...
昼下がりのあちこちで
残雪にめり込んだ風がある
そのうち一枚を手にとって
冬の毛先と春のしっぽをスケッチする

腐葉土は絵がうまかった
3月の冷たいキャンバスに
季節の終始を要約した
...
(無人駅を捕まえた視力に
昼の色彩が降り注いで
言葉を一匹残らず狩っていった)

こびりついた目玉
形容詞で特注した粗い網で
漁へ向かう
釣れないこと、を
釣って帰る日もあった
綺麗 ...
僕たち、私たちは、なんて始まる卒業式
それから、校長先生のお話のように
長い、長い、思い出話、語ってるんだもんね
おまけに私の隣の奴なんか、もう泣いちゃってるよ
あーあ、早く終わんないかなあ
...
かなしい、

張り巡らされた路線のどこか
車窓は残像をつくるだけだし
吊り革の黄ばみは
誰かしらの時を、わたし以外の
世界の破片を蓄積させ
運びつづける

町から街へ、
昼から夜へ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
行き止まり寒雪自由詩113/3/20 7:04
分かれ道を梅昆布茶自由詩913/3/20 2:26
自分を架せられ番田 自由詩213/3/20 0:46
抱きしめたい吉岡ペペロ自由詩413/3/20 0:44
ラビリンス平沢ちはる自由詩0+*13/3/20 0:38
グレースケールドクダミ五十...自由詩3*13/3/20 0:08
草野春心自由詩9*13/3/19 23:39
いのち吉岡ペペロ自由詩513/3/19 23:38
誰も幸福を奪ってはいけない梅昆布茶自由詩813/3/19 22:47
花曇り方舟自由詩813/3/19 22:33
心あらば、初春伊織自由詩6*13/3/19 22:02
すばらしい世界旅行花形新次自由詩113/3/19 22:00
ノストラダムス【都々逸】北大路京介伝統定型各...913/3/19 21:20
蓮華草俳句113/3/19 21:19
人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる自由詩1913/3/19 21:18
足に貼るカイロ背中に貼って働いている自由詩213/3/19 21:18
フィンガーボール自由詩213/3/19 21:16
君の歌ジュリエット自由詩013/3/19 20:55
カタツムリの抜け殻赤青黄自由詩2*13/3/19 20:27
初夜たもつ自由詩613/3/19 19:58
遅れし弔辞HAL自由詩4*13/3/19 17:38
真なる信シホ.N自由詩313/3/19 17:20
この候を満たす風朝焼彩茜色自由詩9*13/3/19 16:42
致死節瑠依自由詩913/3/19 16:36
月末のうたドクダミ五十...自由詩5*13/3/19 15:49
三月某日、雨の翌朝あ。自由詩6*13/3/19 13:04
無題風呂奴自由詩113/3/19 12:42
自由詩113/3/19 12:26
僕たち私たちは.com北橋勇輝自由詩1*13/3/19 12:07
かなしい風呂奴自由詩313/3/19 11:56

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加筆訂正:
ギター弾きの想い人/まーつん[13/3/19 13:01]
くぼみを探る→括れをなぞる 身体なんて→肢体なんて
3.91sec.