あぜ道の草刈機の音
遠くに聞こえ 想像する
労働する人の尊い汗のしたたり
うなられた田んぼ そしてその へり
へりの必要美に心奪われる
水がはられた田んぼに思いをはせる
...
週休十日でボロ儲け
温泉のもとを御飯にかけたところで試合終了のホイッスルです
デフォルトで血を吐いている
水色のレポート用紙木の芽時
緑しげる季節に
ぼくたちが出会うとき
そこへと水がながれ
そこへと水がたまり
そこから水がぬけた
だからだろうか
白昼よりたしかで
暗闇よりくるし ...
鼻からティッシュが離せなくなってしまったのか
哀れだな
もの かなしい
まるで親にはぐれた子像の泣き声
パオー パオー
これと言った朝の挨拶もなく適当に休憩室の椅子に座る面 ...
さくらなんて嫌いだ
あんな群れてるやつら嫌いだ
たとえ一人になったって
さくらみたいなことはしない
一人のさみしさを
狼みたいに乗り越えてやる
つぎはぎだらけの ...
――再び発つ、と書いて「再発」という――
*
「人間はふたたび起きあがるようにできているのさ」
いつも眼帯をしてる{ルビ達磨=だるま}診療所のヤブ医者は
片っぽうの目で ...
先の解散総選挙で
ぼくらは民主党の体たらくに失望し
再び自民党と公明党の連立政権を選んだ
その政権を掌握したのは安倍晋三氏だ
彼の推進するアベノミクスと呼ばれる
デフレ脱却戦略は経済界は ...
別に愛してなんかないけれど
いつも近くにあったの
セブンアンドアイ
季節を先取る 冷やし素麺のCM 戦略かしら
戦が好みなのかしら 経済も大事よね
バイパス沿いに またセブ ...
ヤマダ電気で
電気マッサージ器を
品定めしている
32才OL風を見掛けたら
あたしでよければ
力になりますよって
話し掛けてしまいそうで
なんだか怖い
本当に言いたいことはペライチなのに
本当の気持ちはペライチなのに
好きと言えない
理由をつけて逃げるたび
僕の中に
説明文が積みあがってく
本当に言いたいことは
本当の気持ち ...
小さな砂漠で少女Bはドメガザウルスに噛
まれ目の前が灰になりました。痛みより暗
くなるのがこわかった。近くの川で魚たち
は少女Bの心をチラチラ見ている。今日は
どこへも帰らない。背骨よりまっす ...
春の日の午後
かわいた洗濯もの
藍いろのセーターを抱きしめたとき
はっとした。
ぼくの、鼻腔のおく、ちくちくとはじける火花
目のおく、熱がひろがる。
あなたの肩の、匂いがしたものだから ...
あああああー
喉の奥が開く世界から腹の綿が重く
上がってくる形而下へ あああああ〜
聴く耳を心に浸し 魂の熱を解毒させながら さすらう
放ち言葉の責任放棄 あああああ=意味 ...
20年前死んだ中二の弟が、女連れで俺の部屋に遊びに来た
いきなり目の前で、濃厚なKISSをするとSEXを始めた
「お前・・やばいぜ!」
双子だった俺には、弟を喜ばせる言葉が手に取るように分かった ...
薄汚れた路地を歩いていた、時間は判らず、空は明方のような薄暗さをもう数時間は保っているように思えた、それはフィルムのように誰かの手が届く中空に張り付けられてるのかもしれない、でもいったい何に? ...
うっすら目が開く
窓の外は光で満ちている
部屋の中で春の匂いでいっぱい
蛹が孵化するように起きて
あんまり心地良いので二度寝
お昼過ぎ
町は活気で満ちている
生活の音が聴こえてくる
...
春のみちしるべが
ぼんやりと
さくらいろにほどけて
くるり
かすかに温む指さきを
ひきしおの隙間に
おきわすれ
どこへゆくのか
しおさい
水平線の午睡
波の ...
疲れたときには、生活の文法から四肢を解き放つといい。朝起きてご飯を食べて順番通りに本を読んでこの時間になれば外で働く、あの時間まで本を読んであのくらいまで仕事を終わらせる、そういう文法からするりと抜け ...
風は確かに冷たいのに
午後の陽のぬくもりが
耳に触れた
除雪作業が終わった後の雪道は
目を開けていられないほど
強い白さだ
瞼の隙間で青空も霞む
静けさをカラスが横切っていく
...
桜、初日、波乱。
四・五日待たれよ。
七日目、満開。
但し北風。
美しいことばと
美しい行いと
美しい風景の氾濫する
はりぼてのユートピア
すっきりとしない水色の空
街道を行く車はなかった
きょう退職のひと
日だまり
じっとした桜
電車にゆられて
こんなもんだと
こんなもんだったかなと
すっ ...
僕たちは公平に接しているか
子供だというだけであるいはステイタスであなどったりはしていないか
フェアには美しいという意味もある
美しいものはおそらく作為もなく公平なのだ
ともす ...
水たまり跳ね 三日月揺らす
汗ばむシャツと 雨上がり道
待ち人探し 浮き立つこころ
僕はふわふわ わたあめのよう
君は真っ赤な りんご飴舐め
それによく似た ほっぺで笑う
並ん ...
欲すれど求めず、
日々そこに泳ぐだけでも、
くねりぐにゃりぬめり
何かが水に反射して歪められていく
「愛している」
純粋な言葉のつもりが、
ぐにゃりと腰を曲げ、
臀部から足にかけて水 ...
桜に出迎えられると
晴れがましい気持ちになる
今日の新入生という
気持ちになる
薄い白は
希望の色か
あおいそらにすけて
今日もわたしはがんばろうとおもう
キラキラの 贈り物
素敵な輝きを 見せたいから
包むコト キラッタ
キラッとカガヤイタ ゴールドスター
蒼い星なんて 観たことないんだもの
飲み干せなくってよ
呑みこんで 見せてよ
...
文学と社会科学は無縁であるかのように思われがちだし、実際、文学をやっている人間が社会科学に明るいかというと必ずしもそうではない。むしろ、社会のことなんてそれほど興味がない人がたくさん文学をやっている ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
新緑の予感
小川麻由美
自由詩
5*
13/4/4 22:41
週休十日でボロ儲け
北大路京介
自由詩
4
13/4/4 22:26
温泉のもとを御飯にかけたところで試合終了のホイッスルです
〃
自由詩
4
13/4/4 22:26
デフォルトで血を吐いている
〃
自由詩
4
13/4/4 22:26
水色のレポート用紙木の芽時
〃
俳句
2
13/4/4 22:25
水のありか
草野春心
自由詩
4
13/4/4 22:15
妖怪社員たちの朝(花粉編)
ぎへいじ
自由詩
10*
13/4/4 22:13
ぶっ倒れるまで
吉岡ペペロ
自由詩
8
13/4/4 22:05
達磨診療所
服部 剛
自由詩
8*
13/4/4 21:54
さてきみは
HAL
自由詩
4*
13/4/4 21:06
セブンアンドアイ御中
朝焼彩茜色
自由詩
9*
13/4/4 21:06
電マ地獄
花形新次
自由詩
2
13/4/4 20:55
ペライチ
うみこ
自由詩
4*
13/4/4 19:39
ドメガザウルス
左屋百色
自由詩
9*
13/4/4 18:12
藍いろのセーター
凍湖
自由詩
4
13/4/4 17:30
放ち言葉のどこかのページ
朝焼彩茜色
自由詩
4*
13/4/4 17:30
天上の娼婦
和田カマリ
自由詩
2*
13/4/4 17:26
呪いの朝
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
13/4/4 17:17
どねどね
灰泥軽茶
自由詩
4*
13/4/4 16:35
海の四月
佐東
自由詩
8*
13/4/4 16:15
疲れたときには
葉leaf
自由詩
3
13/4/4 15:56
待っていると
Lucy
自由詩
17*
13/4/4 14:13
「共和国」
Basila
自由詩
1
13/4/4 13:55
水色の空
吉岡ペペロ
自由詩
7
13/4/4 13:32
フェアネス
梅昆布茶
自由詩
12
13/4/4 12:53
あめとまつり
中村 くらげ
自由詩
7*
13/4/4 12:23
わななく魚
み
自由詩
2
13/4/4 11:34
桜並木
朧月
自由詩
7
13/4/4 8:58
キラッとのぴっと
藤鈴呼
自由詩
1*
13/4/4 8:24
社会科学と文学
葉leaf
散文(批評...
3+*
13/4/4 7:21
2660
2661
2662
2663
2664
2665
2666
2667
2668
2669
2670
2671
2672
2673
2674
2675
2676
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
4.81sec.