日に日に
暖かくなってきたから
冬物は
そろそろしまわなくちゃね
このミンクのパンティには
本当に助けられたわ
一日だって穿かない日は
なかったもの
ありがとう
次の冬もよろしくね
縺れた過去を
刻が解して
解ける昨日を
解けた今を
刻が結んで
繋げる今日が
繋げた未来を
刻が束ねて
縒り逢う明日へ
過程に於いては
形変われど
詰まるは一糸
...
化石少年は砂岩の中にある海中生物の
痕跡に魅入られていた
数十万あるいは数百万年の時を経て
無名の海底生物の生きた証左が地の中の眠りから
主亡き痕跡という奇跡の造形のままよみがえる
...
プラナリアに会いたい
永遠の命かもしれないプラナリア
世界は、春霞ではない 黄砂だ
降り注いでいる微妙な沈鬱が 世界を覆っている
それでも 季節はまだ めぐっている
水仙の花は ...
鼻がかったほのかな声
それを聞いていると
口では言いたくないことを
つよく固く思ってしまうのだ
おまえのすべてがうまくいきますように
すべてのなかのその一つが
しょ ...
露天の さまし湯に 独り
寒緩む月の右側に 一番星
やがて 一つ二つ
あとは
何を思うわけでもなく
考えるわけでもなく
湯煙と たわむれながら
...
商人だった父が
売り場に行くたびに
まだ高い
勉強が足りないねと
売り場の人を困らせていた
その日から
足りなかった
売り場の人の勉強は
進化していった
その進化 ...
雨の一粒一粒が誰かの愛なんだってイメージできたら
一身に浴びる人は拍子抜けするくらい幸せなんだろう
すごいスピードで飛んだ鳥!
かれにとって街は一瞬通りすぎた愚痴みたいなものか
す ...
輝きが強すぎて徐々に減衰する俳人(飯島晴子)と、老いるに従い独特の風味を持ち輝きを増す俳人(前原東作)のことを書いた。彼らが持っているものは欠点ではないが、全盛期に比べればそれほどでもないという落ち ...
絶望のしずかな荒野に
インスツルメンタルが鳴り響いていた
降りつもる痛みや悲しみ
こぼれ散るひかり
ゆっくりとゆっくりと
絶望のしずかな荒野に
インスツルメンタルが ...
何億光年きたのだろう
あの指先はまるで
折り重なった光を秘める
何億光年きたのだろう
あの瞳は
まだ知らぬ闇を
いとおしむに違いない
何億光年きたのだろう
きっとここにあった
...
優しいピアノの旋律
狂ったように強く君を抱きしめたい
子守唄を歌う穏やかな声
息もつけない程に君を抱きしめたい
矛盾相反する感情
突然入れ替わる表情
それが愛だ
これが僕の ...
母、パンティーエプロン姿
父、龍児
扇風機が回っている
龍児 「へえ〜。おまわりがね〜。母さんのお尻を2回も触ってったのか。そりゃあ、相当のおまわりだな〜」
母 「明日もまた来 ...
古本屋のおじさん
ぽっかりあくび
あくびした先にほら小さな宇宙
小さな宇宙のなかに
あらやさしい雨
雨の中にまあ謎
謎の中にそう男と女
男と女がまたあくび
...
皆さんもご存じだと思います、ある(大好きな)詩があります。
***
「鹿」 (原作のヴィジュアルまま
鹿は 森のはずれの
夕日の中に じっと立っていた
彼は知っていた
小 ...
パイパンに悩む
17才JKに
振り掛けるだけで
ワッサワサに見えるって
嘘ついて
試したら
生アワビに
青海苔
ちらしたみたいに
なっちゃった
が
それはそれで
磯の香りが
...
若さがどれほど尊いか
その自覚がまるでなくて
ピエロとマジシャンになりすまし
ときいろの四次元を軽視して おらは
三度のおまんまを食べていた
そして それが いまや
老いに責められやっ ...
ネズミもいた
アヒルもいた
犬もいた
小さいけれど
電気で動く遊具もあった
あっちにいるのは着ぐるみの
偽物ばかりではないか
そう言って
こども動物園の ...
頭からすっぽりと
覆面をした人たちが歩いている
何十年か前には
こんな恰好をした人たちはいなかったのに
今では当たり前になっている
街は砂で埋もれている
身体の中に ...
とりあえずわけもなく全句集で検索をかけることがある。検索をかけて一番安かったやつを更に作者名で検索にかける。するとたいていはどんな作家でも作った俳句の十や二十はでてくるものだ。つまるところおれが無職 ...
椅子に腰掛けて目をつぶって。
ほら、これが私のあげる幸せよ。
くちびる、柔らかい感じだったでしょ。
そうかい、僕は、君とともに生きるよ。
そうすることで君の心と体に、答えたいんだ。
...
ものの芽を横目に証拠埋めている
先発で胴上げ投手になるためにゃ完投勝利するしかねえな
白鳥帰る愛のカタチも変わったよ
マナーモードなのに大きな音で震えている
そろそろ櫻井和寿みたいにしてください
僕らは寂しさに慣れたフリしてしまっている
毒は出ていった
二階の部屋の窓から
小さくてかたい何かが
机にしまわれる音をのこして
ゆうべの雨がつくった
川になりきれぬ、ささやかな
水の ...
前回は自殺した赤尾兜子のことを書いたので、ついでにもう一人の自殺した俳人のことを書いておこう。飯島晴子である。このひとも自殺した事実が先に立っちゃう作家なので個人的にはその点においてのみ強烈にキモッ ...
靴下一日一足
一旦帰宅し脱いでも またそれを履く
靴下一日一足
不思議な私の掟
今日の靴下レースのエリザベス ズボンで隠れる乙女の秘密
そう 赤い透けるランジェリーと同じ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
毛皮のパンティ
花形新次
自由詩
1
13/3/10 8:23
一糸
カルメンオジ...
自由詩
2
13/3/10 5:01
サンドパイプ
梅昆布茶
自由詩
13
13/3/10 1:24
小宇宙から流れくる
るるりら
自由詩
21+*
13/3/10 1:22
からだとこころと社会性
吉岡ペペロ
自由詩
8
13/3/10 1:16
露天風呂
ぎへいじ
自由詩
17*
13/3/10 0:03
勉強
小川 葉
自由詩
6
13/3/9 23:29
すごいスピードの鳥
よしたか
自由詩
11*
13/3/9 22:51
川柳が好きだから俳句を読んでいる(6、上甲平谷のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
1
13/3/9 22:35
絶望のしずかな荒野に
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/3/9 22:31
残存
蒼以きお
自由詩
1
13/3/9 22:26
STILL
文字綴り屋 ...
自由詩
0*
13/3/9 22:08
戯曲(習作つづき6)
星☆風馬
散文(批評...
0
13/3/9 22:01
アボカドマヨネーズ和えください
阿閉真琴
自由詩
1
13/3/9 21:58
私の詩のヴィジュアルの破壊と再生の必要の痛感
もっぷ
散文(批評...
3
13/3/9 21:42
スーパーミリオンアンダーヘア
花形新次
自由詩
1
13/3/9 21:17
歪の烙印 六
信天翁
自由詩
4
13/3/9 19:59
東京ディズニーランド
たもつ
自由詩
8
13/3/9 19:25
砂の街
灰泥軽茶
自由詩
13*
13/3/9 19:10
川柳が好きだから俳句を読んでいる(5、前原東作のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
0
13/3/9 18:25
愛する幸福
黒髪
自由詩
2*
13/3/9 18:18
ものの芽
北大路京介
俳句
4
13/3/9 18:11
先
〃
短歌
1
13/3/9 18:09
白鳥帰る愛のカタチも変わったよ
〃
俳句
0
13/3/9 18:08
マナーモードなのに大きな音で震えている
〃
自由詩
5
13/3/9 17:57
そろそろ櫻井和寿みたいにしてください
〃
自由詩
1
13/3/9 17:57
僕らは寂しさに慣れたフリしてしまっている
〃
自由詩
6
13/3/9 17:54
毒
草野春心
自由詩
5
13/3/9 17:36
川柳が好きだから俳句を読んでいる(4、飯島晴子のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
1
13/3/9 17:28
靴下のサマンサ
朝焼彩茜色
自由詩
10
13/3/9 16:19
2672
2673
2674
2675
2676
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
2712
3.89sec.