地図を覗いて歩いてた筈なのに
いつの間にか迷子になって
知らない場所で終了
後は同じ人を見つめて慰めるだけ…
傷の嘗め合いって何ですか?
ただ自分が傷付きたくないだけ…
優しさを履き違 ...
人の心を物に例えるとしたら
ランプだろう
例えば
やる気ってのはランプの火みたいなものさ
燃え上がるそのさまは美しく
見る者にも強さを与える
だが頑張れば頑張るほど
頭も体も熱く ...
わっか付きのちぎった羽の訪れ
骨を噛む眩んだ羊の群れ
瀞の辺りでまどろんでいる都市と
数々の海に影が落ちる
彼女の小さい舌
ミルクを舐めるときのように
チーフの端を燃やす
彼女のその ...
言論の自由の中で
わたしたちは饒舌な唖になる
会葬者の囁きにも指先を踊らせるが
本心は棺の中
乾き切った筆のように横たわっている
表現の自由の中で
わたしたちは着飾ったマネキンだ
禁 ...
{引用=
緑をゆらす
風は、なおらかに こんなにも
美しいものだから
少しばかり
すずろ歩き
季節をむさぼれば
不埒な 出会いが待っている
ちいさな 会釈
往 ...
ここにあって
ここにないもの
疎 外 感
黒い瞳に混じった
しろいひと
或いはひともどきは
愛の記憶は
この世に生きる
ずっと前に
捨ててきた ...
ワンクリック
君と繋がる為に
ツーコール
結ばれる瞬間を
スリーアウト
途切れたふたり
純白の朝、僕等は東向きのテラスの藤椅子に腰掛けて、去りゆくものに挨拶をした。
爽やかな風がさらりと流れ、僕等の机上に薄緑の葉を寄こした。
小鳥たちの明朗な歌声が林の中に鳴り響き、朝顔は寝ぼけ眼をこ ...
その場所の環境に合わせて
生まれた様々な文明
他の文明とのやりとり
良いものを選び取り入れて
発展を続けてきた
行き詰まり破壊を選んだ文明もある
今の文明がどう進化するか
愛 ...
大きめの乳輪を
湛えた豊満な乳房
股間には
当時はまだ
人の目に
晒すのは
禁忌とされた
ヘアを隠すために
大胆に付けられた貝殻
小麦色の肌と
白い貝殻のコントラストが
観るもの ...
ふりやめばななめに濡れた傘をもち 地図の無い身を倒して五月
くちづけの無い街に居て想うひと 鏡にうつる身は星だらけ
春過ぎて歩きつかれて血を食べて 想いだしては想いだされて
次の冬のために
てぶくろを洗う
寒くなると
きまって血流障害を起こす
私のやわな指先を守るための
カバーたち
毛糸で編まれたもの
外国のお土産でもらった
ムートン製のグローブみたい ...
視界も
音もなく
匂いも
味もなく
固い枕と
軽い布団の
身に触れることだけに
意が集中する
意するところ
過去未来はなく
今現在の
一瞬一瞬
間隙なき
感覚 ...
ホラーなのにホラー映画を観るひとの気が知れない
服を捨てた
どんどん捨てた
着ていた頃の自分を捨てた
服に心をひっぱられたけど
ええいと切って
ばっさり捨てた
タンスはからっぽ
骨になったハンガーが
風にゆらりと揺れている
...
百年が 終わり
つめたい百年が来た
つめたい百年が終わると
もっとつめたい百年が来た
もっとつめたい百年が終わると
もっともっとつめたい百年が来て
もっともっとつめたい百年が終わると
...
一
セミの抜け殻が立ち上がり
自分を置き去りにした
主を探し始める
何も見えない目で
広がらない翼で
動かない足で
命が生まれ変わる度に
脱ぎ捨てられ ...
吊り橋の真ん中で二人は懐中電灯を消した
月も山の木立に光を隠した
手を延ばせばそこには異性がいた
何時も顔を合わせている相手だったが
不意に訪れた二人だけの世界に戸惑って
互いに黙っ ...
生まれ変わったら
サラサーティになりたい
サラサーティになったら
貴女にピッタリ密着して
一滴も漏らさずに
すべて吸収したい
そして
貴女を
多い日でも
安心させたい
ぐっすり
...
よく電車の止まる季節
ひとも立ち止まる季節
嫌いになるひとも電車も季節も
ぼく死にたくない
みんなに干渉されるから
ぼくが死んだら
もうぼくに関わるのやめて
人は誰しもイメージできないものにはなれない
イメージは壁の向こう側にある
まずは壁の向こうにあるイメージを
壁によじ登って見ることからはじめなければならない
壁を登るには成長する必要が ...
たとえ電話でも
ふれあっているだけで温かかった
やすらぎや多幸にしがみついていた
ぼくは聖母マリアの奇跡にさからって
あなたのなかに染み込むように
そしたらまえに進めると
ドラッカーさんの ...
肉体からでしか
たとえそれがおんなじことであっても
それぞれの肉体からでしか
ものごとは考えることが出来ないのだ
肉体とは
肉体そのもののことだ
環境のことだ
...
どの道進もうが問題は山積みだ
失うことの大きさは分かりきってるはずなのに
待っててくれじゃ足りなかった
外灯に照らされた新緑に
一羽のハトがとまっていた
夜通しひとり ...
いつも物思いに耽っているではないか
夜が明けるときの音が嫌いだ
それにしても静かな音楽が聴けなくなっている
もちろん騒音に酔いしれることもない
鼓膜は伝わる息を避けている
要するに ...
小学校から、
モンシロチョウの観察をするので
イチゴパック2つ
持ってきてくださいと
お手紙が来た
イチゴを頻繁に買う地域なのか
百均で飼育ケースを買った方が安くな ...
人は簡単に死ぬけれど 物は簡単に壊れるけれど
星は簡単にガスになって散り散りになるけれど
木も山も河も海も 時の長さに逆らって 存在できないけれど
けれど けれど けれど
...
気まぐれな君が残してくれた
これが私のたからもの
だってね、思い出いっぱいで
抱きしめたらぐっすり眠れる
ほんのり香る君の残り香に
たまに泣いてしまうけれど
君が側 ...
ここはもう戻れない金平糖の国
甘さを装って溶けることのない呪詛
が降り積もり降り積もり見た目ばかりは
綺麗だろう有り難かろうときょうも恩を売っている
色とりどりに騙されたふりをして
住人 ...
身なりを整えて
スックと立つ背に 問いかける
実なのか 花なのか 茎なのか 葉なのか 枝なのか
もしかしたら 根じゃあ 無いのか
土壌深く 埋め込まれた 存在だ などと
どうか 決 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ひねくれ者の唄
owl
自由詩
0
13/5/18 22:18
灯し火
Neutra...
自由詩
8*
13/5/18 22:16
イクラ祭り
鯉
自由詩
1
13/5/18 22:11
それは薄汚れた顔で笑っている
ただのみきや
自由詩
19*
13/5/18 21:44
魚の子
月乃助
自由詩
12*
13/5/18 21:26
わたしは
莉音
自由詩
2*
13/5/18 20:47
サイレン
秋助
自由詩
0
13/5/18 19:11
新しきものへ
ヒヤシンス
自由詩
2*
13/5/18 19:04
文明
夏川ゆう
自由詩
3
13/5/18 18:43
日曜美術館 武田久美子の肖像
花形新次
自由詩
1
13/5/18 18:10
ふりやめば
はるな
短歌
3
13/5/18 17:12
カバー
そらの珊瑚
自由詩
20*
13/5/18 17:04
いのち
シホ.N
自由詩
3
13/5/18 15:47
生きてるだけでも
HAL
自由詩
2*
13/5/18 13:20
脱皮
朧月
自由詩
9
13/5/18 13:14
あたらしい百年
はるな
自由詩
6
13/5/18 13:04
夏の閃光、記憶の抜け殻
まーつん
自由詩
13*
13/5/18 12:19
吊り橋
イナエ
自由詩
11*
13/5/18 11:26
サラサーティになりたい
花形新次
自由詩
5
13/5/18 11:17
五月
使井 土生
自由詩
4
13/5/18 10:49
壁を越える方法
かわぐちひろ
自由詩
2*
13/5/18 10:04
汚れた歌
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
13/5/18 9:47
責任
〃
自由詩
3
13/5/18 9:27
夜通しひとり
〃
自由詩
2
13/5/18 8:07
長い休符
アラガイs
自由詩
8*
13/5/18 4:50
モンシロチョウの観察
鵜飼千代子
自由詩
11*
13/5/18 3:57
始発
山崎 風雅
自由詩
2*
13/5/18 1:14
枕
sakura...
自由詩
0
13/5/18 0:45
金平糖
もっぷ
自由詩
3
13/5/17 23:47
甘くない
藤鈴呼
自由詩
2*
13/5/17 23:31
2666
2667
2668
2669
2670
2671
2672
2673
2674
2675
2676
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
加筆訂正:
夏の閃光、記憶の抜け殻
/
まーつん
[13/5/18 12:21]
季節的に、時期尚早な気もしますが…
7.25sec.