悲しみのかけらを風に乗せて、
残響をひびわれた壁にぶつけながら
届く当てのない空気の振動となって
コンクリートに吸い込まれていく
... {引用=
パイプオルガンの音が聞こえたので、わたしはおうちに帰ることにする。夕刻、絵の具で塗り立てのような空は、燃えているけど燃えてはおらず、慕情は生まない。たいしたもんではねえや、と誰かが囁く。わ ... 井の頭の夜に
ラブホテルがひかっている
いのちのかなでるはかないワルツ
塵が山になり
山はまた塵になる
井の頭の夜
黄色くかがやくラブホテル
木の ... my shoes is red
people's face is white
everything is nothing
it is everything
the town is yell ... 木蓮の花びらいちまい落ちる音ささやかな夜のまばたきに似て