陽炎の中溶けて 掬われることない
雪の中溶けて どこの道も傳えない
雨の中滴っている ただ
わたしと云う流体
てんてんてん、の信号に
折り重なる人の影 声の風向き
その間左右へ ...
無傷のままで生きていけるほどこの世はやさしくはない
昨日は変えられない
だけど引きずる必要はどこにもない
悲劇は朝日と共に終わっていることに
気づいていないだけ
昨日は昨日のまま
でも今日は昨日じゃない
未来を変えるのは今だけど
今を ...
「こころいき」
奇跡の勾配を ころがる
空は水色、
水は空色。
鳥が鳴き
あたりという あたりに
しきりは 無い
緑の匂いがする
こけて膝小僧を すりむ ...
存在の全てを否定されたら
君は裏返ってしまった
歩き回る影の様に
光の中に居場所を探す
そこを
白い地獄と
呼んでもいい
頭上の雲は
あらゆる色に染まるが ...
かつて僕は七つの海を知っていた
もちろんエーゲ海や神々でさえ
風は僕の味方僕は自由に世界中の港に停泊したものだ
もちろん君たちのジパングも遠い昔訪れたさ
僕にはエンジンというものはない ...
ため息ばかりが出る
思いどおりにゆかないから
当り散らしたくなる
思いどおりにできないことたちに
ナンセンスはわかっている
自分よりも大きな岩は動かせない
自分よりも小さな岩だって
...
なまえしかかわせない
なまえしかかわせない
お互い責めてしまうから
それはいちばん遠い心だ
こんなに苦しいいまなのに
鼻血は教えてくれるのか
離れられないそのことを ...
ブラッシングをする
髪の一本一本が深呼吸する
鋏を入れられても黙っている彼らに
たずねてみたい痛くはないのかと
スリーパーをワンピースに替え
点きっぱなしの常夜灯に気がつき消す
コーヒ ...
かなしいような夜が明け
せつないような曇り空
これからはじまる一日は
わたしに意気地を呼ぶだろか
たったひとりの夜が明け
たったひとりの曇り空
オーガンジーのカーテンは
きょうもわた ...
鴉の空の隔たりの
硝子と翠
尖塔と影
描かれた窓から吐き出される火
枝から枝が降る午後の
むこうの午後を聴いている
原と原に挟まれた径
海へゆうるりと下る径
...
扉をたたくもののそばに立ち
いつまでも開かない扉を見ている
扉をたたきつづけるものにも
扉を開けようとせぬものにも
何も言わぬまま
...
透き通った触れない
線も角もなくなきもしない
扇にかぶった抜け毛の根色
絶対的な漆黒に支配されながら
もう消えてしまいたい、と
泣き続けた夜
だけどそんな闇でさえ
萎え始める瞬間がある
私の意志とは関係なく
朝は必ずやって来るのだから―
地球が営みを辞めな ...
美しいつちに闇がおちても
太い月を見はなさぬ目がここにある
影がのびるか届くか広がるか潰えるか彩るか
刻みつけよう わからない 言葉のくずが
鳴るほうへまたたくのが みえる
夢のまた夢 ...
あなたの言葉が嬉しくて
甘いコーヒーを入れてみる
布団を干してパジャマをたたんで
やさしい小さい日曜日
良い一日になりますように
穏やかな日でありますように
今日もカップ一杯分の幸福を ...
音のない静かな夜に
ぼんやりとした目で
窓の外を見た
あの空に光が戻るまで
どのくらい待てばいい
何も分からない
ここがどこで
今がいつなのか
陰に沈んで
見つめて ...
夏の星座の下で
コカ・コーラとポテトチップス
行き場を
排除した僕らは
廃棄された遊園地で
誰も居ない遊園地で
こんな歌あったなと思いながら
夏の星座の下で
...
震えてた
ニシノカ●に
そんなもんじゃ震えない
そんなものは震えじゃないフザケンナって言いたくなるくらい
震えてた
痺れ、吐き気、寒気、全部本当のことだった
学園長が這い回ってた
PTA ...
「エキストラ・ウォーキング・ゾンビーズ」
あっちこっちで始まっていました
あっちもこっちも吹き飛ばされていました
僕のポジションは端っこでしたから
間違っても先頭にはならなりま ...
[妖怪(尻)べった]
肥大臀部を横向きにした姿の妖怪。
戸建の階段のカーブや集合住宅の脱衣所などに潜んでいる。
これを見ると妻に萎えてしまうようになる。
[妖怪ココゾ]
...
ねずみのかあさままくらして、
すやすやねむるこどもらの、
あたまにうつるふうけいは、
まっくらだったりまっしろだ。
えがおをみせたりなみだして、
ひとりぼっちですごしてる ...
柿食べてアダムとイブになるふたり
人間の未来のために死ぬパセリ
麦の秋元宝塚歌劇団
死んだらおまえの守護霊になってやる
聞きたくない陰口伝えにきた
フォークもらっといて素手で食う
神様、仏様、ご先祖様、
ぼくは手を合わせて祈っていた。
目の前では先生が怒っていた。
神様、仏様、ご先祖様、
本当に手を合わせてぼくは祈った。
先生はいちにちにいちど烈し ...
じこひてい
もうそうは
ふたつのともだちの声で
たしかに言った
「おまえなんかいない」
「あなたはだれかであって“あなた”というひとはいない」って。
わたしはいるのに
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
わたしという流体
唐草フウ
自由詩
15*
13/5/23 16:44
だれであろうと
HAL
自由詩
2*
13/5/23 14:27
変わる
使井 土生
自由詩
1
13/5/23 13:52
【緑】こころ域
るるりら
自由詩
14*
13/5/23 13:22
影虫
まーつん
自由詩
5*
13/5/23 11:16
沈没船の独り言
梅昆布茶
自由詩
10
13/5/23 11:05
たとえばツリーを壊すこと
もっぷ
自由詩
5
13/5/23 9:50
なまえしかかわせない
吉岡ペペロ
自由詩
1
13/5/23 9:31
朝
もっぷ
自由詩
3
13/5/23 9:09
靴
〃
自由詩
6
13/5/23 8:28
ふるえ こがね
木立 悟
自由詩
3
13/5/23 2:47
ノート(扉)
〃
自由詩
1
13/5/23 2:46
二月みちゃいろ
十二支蝶
自由詩
0
13/5/23 2:41
食欲
夏美かをる
自由詩
24*
13/5/23 2:32
もしも
十二支蝶
自由詩
1
13/5/23 2:21
一日の始まり
まりあ
自由詩
1*
13/5/23 0:54
夜明け
莉音
自由詩
3
13/5/23 0:46
夏の星座の下で
ホロウ・シカ...
自由詩
7*
13/5/23 0:13
ゾンビ・イン・ハイスクール
ゴースト(無...
自由詩
3*
13/5/22 23:49
体育の授業中は哀しくなる事が多かった 5
〃
自由詩
2*
13/5/22 23:48
妖怪辞典(抄)
salco
自由詩
13*
13/5/22 23:47
ゆめまくら
ちせ
自由詩
3
13/5/22 23:42
柿食べてアダムとイブになるふたり
北大路京介
俳句
2
13/5/22 23:34
人間の未来のために死ぬパセリ
〃
俳句
7
13/5/22 23:29
麦の秋元宝塚歌劇団
〃
俳句
2
13/5/22 23:29
死んだらおまえの守護霊になってやる
〃
自由詩
2
13/5/22 23:28
聞きたくない陰口伝えにきた
〃
自由詩
3
13/5/22 23:28
フォークもらっといて素手で食う
〃
自由詩
4
13/5/22 23:28
教室
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/5/22 23:25
じこひてい
はなもとあお
自由詩
4
13/5/22 23:15
2661
2662
2663
2664
2665
2666
2667
2668
2669
2670
2671
2672
2673
2674
2675
2676
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
5.04sec.