今年の春は

なんども匂いがした

なつかしい

さびしい

朴訥な

今年の春は

なんども匂いがした


苦しみに身をおいて

苦しみに身をおかせて

それで納得するならするがいいさ

みん ...
               
季節の足跡が白い凍土となり
剥がれた絵の具のように
海鳴りが景色に仕方なく張り付いている

此処には君はいない
それでも此処は君のいた場所

今日君はい ...
僕の場面早送りされている 呟いてみんなが損をする 魂燃えている焦げている ドーナツ買いすぎ借金地獄ポンデリングで首くくる 明日のぶんもとドーナツ買って今夜のうちに食べ尽くす 回転木馬に娘と座り休園日だから動かない もう電車をおりたら
かたい
泥炭でできた
ランドフィルの上、
巨大なつばめの巣のようなものか

逃れ者ほど、かっこよくはない
ああたしか
すべてどうでもよくなった
わけではないのに
...
 ある、は動詞で
 ない、は形容詞

 おもしろいっすよねおもしろくないっすか
 在ったら動いて
 なかったら形になるなんて

 いっぱしのブンガク青年を気取る
 ぼくの話を聞きな ...
小学生ぐらいの子供に

軽くおっちゃんと呼ばれる

私は年齢的にも充分おっちゃんの部類に入るのだが

おっちゃんは元々から

そうプラモデルのように

細部に至るまで

おっち ...
きのう駅までの坂道をのぼりきったところで倒れた

こんな感覚はじめてだった

喫煙所のスーツたちが対面の病院に連絡してくれた

あまりに近かったものだから乗用車で迎えに来てくれた

そのあいだも馬鹿み ...
乳色のひかり影とかす

歩くひと皆看板のよう

裸木がしんみり見つめている


血圧悲しく乱高下

とどめてるだけで

副交換神経最悪

あっ禁煙そっくり

南風みたいな ...
いく度もあなたを忘れ
出会うたびに恋に落ちる
もう
もうあたらしく
忘れました
はやくわたしに出会ってください
海辺にひらいたからだが潮まみれになって
こまかい
こまかい傷をつくり ...
いつでもそうなんだ



息をするのが苦しくなって
それでも黙っていられなくて
駆け下りてばかりの坂道を
ひたすら駆け上がって
上りきった坂道の頂上で
沈んでいく茜色を偽装した
弱 ...
見つめると

優しい笑顔

ざわめきに

我が心揺れ

恋歌の想い
血色の悪い炎の連れ子に
躄りながら引かれ
生肉のいくつかの部位を教えられて
馬が

かれの針葉樹のような脚は
コンパスと弓のかたちをして
根性焼きの地面をかたどる
猛々 ...
近くなるほど大きくなって
遠くなるほど小さくなって

思い出は等身大で
現実もまた等身大で

思い出の中に、
思い出の自分はピタリはまる一片の欠片

現実の中に、
現実の自分はピタ ...
てぇ小っこいね
てぇ大っきいね
上目遣いのリフレイン
前髪で隠す横顔とか
何やら醜い街並みで
一緒にきずついて
ほんのりあまく
 単純なことほど難しく
 複雑なことは解らない


無器用なことを言い訳にしながら
いま退屈が僕を殺そうとする


出来ることと出来ないことの境目には
いつも壁があるから
仕方なく ...
チェシャ猫はティーパーティーが大好きでした

アリスも呼んで午後のひとときをなごやかに過ごしたら

白ウサギが言いました

すでに時は来たりまた次の物語を綴らなければ

不思議の国は終 ...
今日僕は何をしていたのかを考える
多分 青山の暗がりのどこかをさまよっていたのだろう
人と笑いあえるひと時を探し
煉瓦の壁を見つめ 考えた


だけど僕の思う理想が叶えられるわけでもな ...
果てと最果ての境界線上で
ひとつの紙飛行機を放る

ゆらゆらと
詩になりたがることばを
蟻のように背中に載せながら
飛んでゆく
府中市立白糸台小学校
校庭の一隅には珍しく
二宮金次郎の銅像があり
{引用=刻苦勉励・立身出世de官僚の道}
総身黒ずんだ彼は
歩を運ぶ態勢で停まっておるので一見わかりづらいが
用心しいし ...
人の心の中がわからないから
自分の心をのぞいてみた
おそるおそる
深い泉をのぞいてみた

みえないから
ほっとして
みえないから
さみしくて

だからみんな泣くのかな
だからみん ...
まっしろく
息を吐きながら
晴天の
した

軽く、
多くのものに
通過されながら
わたしは
光に
耳を
すます


たやすいものを
幾つも集めて
したしんで
...
裏切られるたび疑い深くなる

そしてそんな依存はやめようと思う

溜め息を吸い込むようにして

他人のこころをからだに通してゆく

ちいさな自分に開き直りながら

そのなかに常住のこころを探している
 ○○○○
 ○○○○//

 おい
 なんや
 鉄板熱かったな
 たいがいやったで
 最初は温うて気持ちよかってんけどな
 後からたまらんかったな
 けど我慢できへ ...
{引用=――はるな「物語たち」に寄せて}


  つめたい夜がやってきて
  わたしの両手の爪を、一枚いちまい
  丁寧にはいでいった



  つめたい夜がやってきて
  物語の ...
一喜一憂するのに疲れた

なんか言われたり

言うのを聞くたび

満杯のコップをイメージしている

カウントダウン

いつでも辞めてやる

さあぼくに自由を

悲しくて呆然 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
吉岡ペペロ携帯写真+...113/3/13 15:14
冬の海乱太郎自由詩23+*13/3/13 14:38
僕の場面早送りされている北大路京介自由詩213/3/13 14:35
呟いてみんなが損をする自由詩213/3/13 14:35
魂燃えている焦げている自由詩113/3/13 14:35
ポンデリング【都々逸】伝統定型各...113/3/13 14:32
ドーナツ【都々逸】伝統定型各...313/3/13 14:32
回転木馬【都々逸】伝統定型各...413/3/13 14:30
逃れるマシュー=ハ...自由詩113/3/13 14:03
動詞と形容詞の問題平瀬たかのり自由詩7*13/3/13 13:15
昭和式おっちゃん灰泥軽茶自由詩7*13/3/13 10:43
路上吉岡ペペロ携帯写真+...413/3/13 10:31
禁煙そっくり自由詩113/3/13 10:12
潮まみれはるな自由詩413/3/13 9:46
また時の流れに打ちのめされる寒雪自由詩113/3/13 6:47
題「見つめると」ジム・プリマ...短歌013/3/13 4:22
馬の着地自由詩113/3/13 3:42
流れ、流れてカルメンオジ...自由詩3*13/3/13 3:03
虹彩さひ自由詩013/3/13 2:27
「退屈が僕を殺す」ベンジャミン自由詩9*13/3/13 1:12
時の種梅昆布茶自由詩613/3/13 0:39
青山を歩いた日番田 自由詩213/3/12 23:49
紙飛行機ロクエヒロア...自由詩213/3/12 23:47
二宮考salco自由詩1*13/3/12 23:23
はんぶん朧月自由詩213/3/12 21:40
三寒四温千波 一也自由詩313/3/12 21:29
常住のこころを吉岡ペペロ携帯写真+...413/3/12 21:29
大阪ラプソディー平瀬たかのり自由詩4*13/3/12 21:23
物語へ草野春心自由詩5*13/3/12 21:20
辞表吉岡ペペロ自由詩013/3/12 21:19

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