ニューヨークでは足の長い東洋人が
いかにもという感じで空気をからめとる
ナイフとフォークで

時計塔には言葉が残された
毎晩零時ちょうどに人々に配信される
泥となって

書物は芸術 ...
今からちょうど5年前、2008年の4月20日に真美鳥というバンドが『ピラニア』というアルバムを発売していて、それをことあるごとにもうずっと聴き続けて いる。
別にゼロ年代の総評をしようっていうわけ ...
*
国際宇宙ステーションが
きぼうを乗せて
日没の名残を反射しながら
海峡の上空を通過していく

その光を楕円のプールで
滑らかな背中をひねり
口元に笑みを浮かべて
スナメリが見上げ ...
ばしゃ ばしゃ
さようなら
通ってくれて ありがとう

ばしゃ ばしゃ
いつかまた
ここに来て? 会えるよね

ばしゃ ばしゃ
きみが通ると
ばしゃ
ぼくはここにいられるの
時計の針が動いている

文字盤も長針短針もない

白い壁に

秒針だけが時を刻んでいる

明るい部屋に白いカーテン

外にロケットがいくつも飛んでいくのが見えている

陰のある ...
補助輪をひとつはずした穀雨です 春の波おいしい紅茶いれましょう 傷跡は見せないように春怒涛 君のフロリダは常春で温泉が出る はずれた予言の書で突く タイムラインは別人 僕は
ひとの心の中が見える
目の前のあなたが
とってもスケベなこと
考えているのがわかる
だから僕
もうこんなに
なっている
あなたが
これを見たいのも
知っている

出してあ ...
漠然とした砂の続く大地
平らな線が限りなく遠くに
つなぎ合わせればおそらく丸い

砂の山の起伏もさらなる飛翔の末
なめらかな肌になるのかもしれない
女の柔い背中の上を飛んでいる

細胞 ...
ちいさくても
いい?
おかあさんと
いっしょにいても
いい?
手をつないでいても
いい?
ねえ、
なにをいえば
いい?
謙遜を美徳とする人から言葉を奪い去る よく似た心



許された 与えられた 満たされたから ためらいを殺して捧げる 私



ズレた色を切り裂き 正しい色を買う 手にしたもの ...
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏

略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ...
僕達の薄ら甘い関係は
砂糖というよりぶどう糖だった

君の囀りにも似た言葉は
体液のように僕の身体を巡り

君の微笑みの陽だまりは
L-アルギニンのように
僕の生活に治癒力と免疫力 ...
単純に。



1番大切な人って意味だよ。
  春がきて
  やぶれた椅子に
  ラムネ瓶が座っている



  恋をして
  想うのは
  詮無いことだけ
  詮無いことだけ
  詮無いことだけ



   ...
桜ってあんまり好きじゃないんですよ

きれいすぎて 散るのが早すぎて 悲しくなるんだ

感激する時間より、苦しい時間が長いから

ふっと見上げて、うつむいてしまう

好きなんです 好き ...
ロウソクの火、
消してください
やった
向かい風
風化しちゃえ、
今までの僕
飛んでけ、
お前なんか
くずおれて
剥がれ落ちて
溶けて
無くなっちゃえ
やった
向かい風
ロ ...
  僕のなまえがとけてゆく
  きみの
  鎖骨にたまる、
  やさしげな影の湖で



  カタツムリの殻のような
  気だるい模様を描いて
  きみのなまえもとけてゆく
...
この、白豚!
アア、ご主人さまあ
白豚は何が望みなんだい
ご主人さまあ
あの、あの桜の木を
わたくしめに
ぶちこんで下さいまし
フッ、桜の木ねえ
それで情緒的になったつもりかい
白豚 ...
負けたくないとおもうけど
一体なにになんだろう
どうして戦わないといけないんだろう

優しくなりたいとか
してほしいとかっていうけど
優しいってなんだろう

言葉が深すぎておぼれそう
...
蹴飛ばしても
踏みしめても

スキップでも
上の空でも

語らいも
笑顔も

ため息でも
うつむいていても

トレーラーも
老婆も

やってられない夜も
ルンルンな朝も ...
なつかしく思い出せない公衆電話
探し求めていたはずの
伝えたい(夜)…カアカアと、まだ届いていた雑音がひとつ
…らしいにぎやかな夜だ 。
その日彼女からメールが途絶えて
映し出される画面 ...
ふれる

ふわり

まとう

ふわり

なぞる

ふわり

なでる

ふわり

かじる

ふわり

つまむ

ふわり



ふたりがひとつに ...
水を
拭わずにきた
ざわめきの彼方から
萎んだ心臓は
息を送り出し
闇の下生えに隠し
やまいは花を
群生は
水かきの張った手で
がらんどうの
再生を試みている
伸ばせばそこに
...
osarusandes編集
cold milk

間違いのない歌を
歌うには
冷たい朝
牛乳を飲まなければ
屈伸をしなければならない

牧草
茅葺き屋根の家の前で
わたしは上半身 ...
泳ぎが得意な僕にも
君という名の海は深すぎたらしい

気づけば潜りすぎてもう水面には戻れないね

それでも君は煌めいていて
いつまでも光は届いていて

僕はまた
深く深く ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
罪について/(林檎)はるな自由詩413/4/20 23:49
KARADAからでてくることば ~真美鳥のアルバム『ピラニア ...さわ田マヨネ散文(批評...2*13/4/20 22:25
カワグチタケ...自由詩413/4/20 21:25
みずたまりこあらいぬ自由詩013/4/20 21:08
すこしさき灰泥軽茶自由詩4*13/4/20 20:56
補助輪をひとつはずした穀雨です北大路京介俳句113/4/20 20:38
春の波おいしい紅茶いれましょう俳句113/4/20 20:38
傷跡は見せないように春怒涛俳句113/4/20 20:37
君のフロリダは常春で温泉が出る自由詩013/4/20 20:36
はずれた予言の書で突く自由詩213/4/20 20:36
タイムラインは別人自由詩113/4/20 20:36
心眼花形新次自由詩113/4/20 19:20
木屋 亞万自由詩5*13/4/20 19:06
海のまえ美砂自由詩313/4/20 18:54
罪人深水遊脚短歌2*13/4/20 17:31
主旋律梅昆布茶自由詩813/4/20 15:30
僕が飲んでいるものnonya自由詩18*13/4/20 13:10
家族まきちぇり自由詩113/4/20 12:46
アコーディオン草野春心自由詩213/4/20 12:18
桜を愛でるということ三田九郎自由詩213/4/20 9:21
道連れ自由詩113/4/20 8:53
きみと出会った日草野春心自由詩613/4/20 8:49
花粉症花形新次自由詩013/4/20 8:41
戦わない花朧月自由詩313/4/20 8:31
アスファルト三田九郎自由詩213/4/20 8:22
カラス夜の戯れアラガイs自由詩1*13/4/20 6:36
ふわり鵜飼千代子自由詩15*13/4/20 3:50
水棲春日線香自由詩113/4/20 2:03
冷たい牛乳まきしむ自由詩413/4/20 1:58
溺愛ジュリエット自由詩113/4/20 0:35

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