頭痛の種を咲かせるんじゃない
信号機と足場を失った人の念のこもった言葉が
裏口近くの腐葉土に
どんよりと吸い込まれていく
禍々しい太陽を天に見届ける
目にいれるものは選べる
動けば ...
まだ幼い息子に投げているのは
ボールではなく息子への愛なんだ
そして投げ返されるボールもまた
小さな息子からぼくへの愛なんだ
だから大抵の男は
映画“Field of Dreams” ...
山行には絶対持って行くべき装備である
日帰りの予定であってもだ
携行食料はカロリーの高いペミカンが良いだろう
衣服についてはレイヤードシステム
水筒も必携である
コッフェ ...
アパート、贅沢な荷室
惰性の中で想われる 知らない人
知った風に 想われる人
私、贅沢な荷物
腹を空かせ、吹雪を想うひと時
空は曇り/乱氷帯・ぬかるみ・吹雪・川
語彙と眼球と ...
深い森の中で
木々を揺らす風
風が耳をふさぐ
轟々と
ただ轟々と
この美しい国は
毎年何万人の人が
自ら死んでいく
あの森の奥で
あの部屋で
あの構内で
あの屋上で
...
十億光年の彼方から
飛来した一枚の花びら
一生をかけて旅しても
たどり着かない遠い星
送られてきた切れ込みの
入った桜の花弁から
感じる宇宙の拍動
地球は丸く
銀河は楕円
さ ...
130309
私怨団体の方に言われた
逃げてきただけではないかと
支援団体の方の後ろに隠れる
2011年3月11日以来
どんな厳しい環境でも
踏み ...
あなたが どうしても 観たいと言った
砂の器
中居くんが 出て来るドラマだってコトは
知ってた
微かな記憶を 手繰り寄せる
俳優も 演出も 時代も
きっと 全てが 違うのだ ...
私の身体に
輝かしいところなんか
何一つないから
無くなってしまったって
構わない
すべて
消えてしまっても
魂は残るから・・・
そんな気休めも
要らない
細胞の
ひとつ ...
「吊革に捕まる人々」
サラリーマンが
寡黙を突き通していた
単語帳に顔を埋める女子高生に
天井から釣り下がる輪っかで筋トレを始める男子高校生に
鼻をずびずびずびずび啜りま ...
「フェニックス」
小鳥は地に堕ちる
骨と骨の塊、つまり骸となった小鳥は
地獄なんて無かったことを知る
あったのは無と大気と一閃の雷
小鳥は痙攣する
人は ...
「森の民」
ここは森だ
木々のざわめきと鳥が全てを示している
中から殻を叩いているのは何?
取り囲む木々の枝枝に鳥たちは止まり
羽を休め、毛づくろいをし、ダンスを ...
すごく苦しいよ
失うより
ほんとにましなんかな
すごくぼんやりしてる
黄砂とか
そんなん関係なしに
すごく会いたいよ
歩くとか
そんなのですまないから
すごく苦しいよ
失うより ...
〜隣にいる 可愛げなお妃様のお話〜
薄く掌の温度 撫でる
紅く火照る頬 触れたいよ
水際で待っている その間が余暇となり
淡く 互いを焦らす
「それでも」
彼は言う
「果たして ...
三月まで残る雪
路傍で灰色に汚れる
事故のようにゆっくりと
とりかえしのつかないことを
ふりつもらせて
やっぱり雪が空に戻ることはなくて
溶けるか
三月まで残る雪
路傍
灰色に汚れる ...
この指の先に
宇宙があって
人が住んでいるとして
(たとえば人差し指に その先に)
ミエルデショ?
その人の指の先にもまた
宇宙があり人が住んでいるとして
エンドレス
...
君がそんなに強くないこと
実はもう知ってるんだけど
本当を言うと僕もそんなに
見た目ほどには強くないんだ
夜寝れなくて
寂しくなって
意味も無いこと考えたりして
それでも君が ...
今日も歌舞伎町へ続く道が
どこまでも暗くひしめき合っている
ここ 東京で手に入らないものなど何も無いのだと
人に語りかけるかのように
だけど もう そんなことなど
どうでもいい ...
(不器用であることは、罪ではありません)
林檎の皮をどれだけ長くむけるだろうかと
無邪気にはしゃいでいる間に
途切れてしまった命はいくつ
あの赤い肌をすべっていったことでしょう
...
川沿いの道を歩いていると
川面で魚の跳ねる音
気のせいだった
子供が投げた
いたずらな小石
空を舞う鳥が嘴から
落としてしまった
子に与えるはずの ...
鳥肌実の美しい右翼
小田実の美しい左翼
何でも良いが信念ならば
身・銭切るべし幻想にはな
本買う程度の小銭でなしに
街宣車買え
対戦車砲撃て
腹かっさばいて噴水になれ
生恥の身投げて人 ...
それは農業にとって
大切であった
私のルーツは豪農の家の
三男坊の遺伝子だった
たったの数日
厩と付随する部屋をみて
直ぐに叔父である家長が
逃げた原因が悔しかった
貪欲なまでの欲望が ...
数回 ドアを開け
椅子にストンと着地した
無数の とまではいかないが
たくさんのフィルムが
机の上に置かれている
挨拶を交わしたのは
とある男性
男性は私の血液の話をする
男性 ...
こおりをわる
こおりをわる
ほねをひろう
ほねをひろう
ふゆをほうむる
ひとをほうむる
ふゆをじょうぶつさせる
ひとをじょうぶつさせる
ことばなく
こおり ...
人間はふたつのタイプに分けられる、という表現は便利である。なんでもふたつに分けられるからだ。極論すれば有機物か無機物であり、女か男である。俳人という存在はふたつのタイプに分けられる、自殺するものとし ...
週に二、三回ほど通る道の豆腐屋さん
ほんのときたま買って帰る
綺麗な水の中でひっそり漂う豆腐や
甘くてじゅわっと口の中で広がるお揚げさん
グレープフルーツぐらいに大きくて
...
できないさようなら
縁側でひかりだけ
生きていてほしいから
さようならできない
ひとりで今から
ひとりで眺めて
ひとりで歩いて
がんばっていたんだ
生きていてほしいから
縁側でひかり ...
シンプルなフォルム 裸体を描写する
集中力が頭の上でピラミッド型に整う
さあ 何を感じ何を観る 何を思い何を空気に乗せる
散乱したアンテナのオスの孔雀のhigh扇子
欠けて裸体が乾燥し ...
黄砂で夕日が月みたい
悲しい痺れにうわの空
なんにも手につかない
なのに頭は頑張ってる
体が乗り物みたいだよ
こころを感じろ
こころで感じろ
それだけなん ...
人はどうして悩むのだろう
取り囲む壁を透明にできればいいのに
人はどうして迷うのだろう
目の前の道を一本に出来ればいいのに
人はどうして哀しむのだろう
二度と離れない紐があればいいの ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
頭痛の花
よしたか
自由詩
3*
13/3/9 15:25
キャッチ・ボール
HAL
自由詩
4*
13/3/9 14:55
ツェルト
ドクダミ五十...
自由詩
2*
13/3/9 14:53
アグルーカ
飯沼ふるい
自由詩
4
13/3/9 14:32
メモ
佐藤伊織
自由詩
1
13/3/9 14:23
小宇宙から流れくる
木屋 亞万
自由詩
4*
13/3/9 13:55
小宇宙から流れくる
あおば
自由詩
7*
13/3/9 13:37
砂の器
藤鈴呼
自由詩
2*
13/3/9 13:07
ホーケーインザスカイウィズパール
花形新次
自由詩
0
13/3/9 10:56
吊革に捕まる人々
赤青黄
自由詩
0*
13/3/9 10:27
フェニックス
〃
自由詩
1*
13/3/9 10:25
森の民
〃
自由詩
1*
13/3/9 10:20
帰り道
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
13/3/9 9:28
箱庭 六晩目 〜惠み〜
黒ヱ
自由詩
1*
13/3/9 5:29
_
水町綜助
自由詩
5
13/3/9 5:08
聞こえていますか?
阿閉真琴
自由詩
3
13/3/9 2:41
強がり
カルメンオジ...
自由詩
0
13/3/9 2:15
パンツを買った日に
番田
自由詩
0
13/3/9 0:57
「林檎」
ベンジャミン
自由詩
7
13/3/9 0:55
まーるく まーるく
芦沢 恵
自由詩
26*
13/3/9 0:50
思想碑
salco
自由詩
4*
13/3/8 23:27
牛馬の様に
ドクダミ五十...
自由詩
3*
13/3/8 23:19
男性は私の身体の話をする
小川麻由美
自由詩
9*
13/3/8 22:45
氷割り
小川 葉
自由詩
6*
13/3/8 22:36
川柳が好きだから俳句を読んでいる(3、赤尾兜子のこと)
黒川排除 (...
散文(批評...
0
13/3/8 22:16
豆腐夫婦
灰泥軽茶
自由詩
5*
13/3/8 22:10
さようなら
吉岡ペペロ
携帯写真+...
7
13/3/8 21:25
散蘭裸体
朝焼彩茜色
自由詩
7*
13/3/8 21:20
こころ
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/3/8 21:04
人
阿閉真琴
自由詩
2
13/3/8 20:56
2673
2674
2675
2676
2677
2678
2679
2680
2681
2682
2683
2684
2685
2686
2687
2688
2689
2690
2691
2692
2693
2694
2695
2696
2697
2698
2699
2700
2701
2702
2703
2704
2705
2706
2707
2708
2709
2710
2711
2712
2713
加筆訂正:
ひとつのゆず
/
石田とわ
[13/3/9 13:56]
題名変更 HALさまにお褒めいただいたのにごめんなさい
SORA
/
草野大悟
[13/3/9 9:33]
SORAを3つ削除しました
SORA
/
草野大悟
[13/3/9 9:32]
sora
4.11sec.