終わったはずの青春が
皮膚の微細な穴を通って
少しずつしずくを蓄積させていって
何かの風向きで強く匂う
孤独の針が何千本も
「誰にも愛されない」と囁く
雑草のようにいくら引っこ抜いても生え ...
街道を歩いていると
簡素な無人野菜販売所が
所々にある
鮮やかで不格好な食物たち
私は頭がひょこっとでた三宝柑と
真っ赤な唐辛子を買う

路地を曲がるとワゴンから小さな女の子が
飛び出 ...
ねぇ
名前、呼んで?

君が呼んでくれなきゃ
僕の名前は存在意義を無くしちゃうんだ

君しか呼ぶ人はいないから

君に呼んでほしいんだ

だんだんと掠れて消えていく僕の ...
1番解ってほしいことほど
歪んで君の心に届いてしまうんだ
真っ直ぐさなんて武器じゃなく
単なる弱みでしかないんだ

1番解ってほしいから
君には伝えないよ
絶望した僕の姿は
見るに堪え ...
信号の点滅に呼ばれて
急いではいないのに駆け足になる
有り余る時間よ早く進めと
走る 走る 白と黒

手を繋いできた暗い道を
引き返す時は街灯が冷たい

ほんの数時間離れることが
温 ...
愛はどこから生まれるの?
子宮から? 性器から?
愛か? 恋か?

愛はどこから消えるの?
恋か? 愛か?
正体を見たい

女は髪が命
女は愛が全て それだけ
夜が来て 一人 それ ...
葱。
葱をみている
きざみ葱を頼まれたが
青い部分ばかりで一パックこの値段とは
いかにも法外である

ひと振りの葱を取り、握りを確かめる
銘刀「下仁田」ほどではないが
なかなかの白鞘で ...
 今更思うことなんだけど、朝目を覚ますっていいことだよね。目を覚ますために朝があって、眠るために夜があるとしたら、それはとても幸福なことで。例えば、ヴォツニアヘルツェゴビナって君がつぶやいて、なん ... 廃校が決まる学校増えている子供の数が減り続ける今

忙しさばかり強調する上司部屋の空気が自由にならない

想い出の花はいつでも魅力的過去の扉はもう見当たらない

いつもより早く桜が咲いてい ...
夜の晴れ間
縦の帰路
こだまはひとり
双子を娶る


夜から夜へ
たむけられた雪
星を呼ぶ声
斜面を照らす


銀の庭
何もいない庭
光の指をなぞる指
目 ...
待っている瞬間に あなたは現れず
待ったナシの状態で チラリの尾を隠す

箱型のスイカに詰めた甘味が
容易に想像できたから
よーい ドン で 種まきをしよう

スコップで 土を 掻き出し ...
              130331




回転体の慕情と怒りが大震災を引き起こすのだと
新聞紙上に描かれたイラストをトレイから溢れた汚水が消してゆく
絨毯ごと売ると猿が断言す ...
家族でテレビを観ているときに
死んだらどうなるかという考えに
急に抱きつかれて
子どものぼくは立ちあがった

狭い家の中を
歩きまわる檻の中の熊
家族は画面に気をとられて
徘徊に気づか ...
まだら猫助がゆく
いつもの道
誰かが落としたパン菓子
甘い出来事を
拾い集めた夕暮れ

街がほどけてゆく
線路の上で
夕陽が犬釘に染みている
色違いの銀色を見分けるように
不思議な ...
行ってしまった
からっぽの部屋だけが残っている

とおくにいる君

うっすらとしか思い出せない
別れの日の馴染んでない化粧の
口紅の色

君のいない朝に
まだ僕は慣れない
...
10円玉はすぐに落ちてしまった
あっけなく
かこん、と音を立てて

さよならは苦手だった
だからこれで
よかったのかもしれない
人を好きになることって尊いことなんだな

ぼくのかけらは今日も空をとびたがる

きのう銀河の果てで小さな爆発が起こった

夜間飛行星が眼の高さにあるんだぜ

僕を睨んだ君の目がいつ ...
□報告者/ るるりら -(2013/04/01(Mon) 01:49:27)

このほど発掘された石版には 解読の結果、このように記されていた。


***
なんどとなく残酷な ...
入道雲がたかく盛り上がっていた
あの丘の向こうにぼくらの夏がある

縁側にふたりならんでこしかけて西瓜を食べた

僕が種を飛ばすと君はぼくより遠くへとばそうと
おたふくみたいに頬ふくらまし ...
臙脂と茜 間の袂が ひらりひらり
本当の気持ちは金が走る襟の下
黒い帯締めや大きな花が散る白い帯で
殺している

恩師が朗らかに告げる
あなたはいつまでも鶯ね
そうおっしゃってくださるの ...
ポケットのなかで

45分しゃべりつづけた

書類のしたで

45分しゃべりつづけた


せまい湯舟に

ぼくとあなたと

あなたの児と

さんにんでつかって

慌た ...
 月夜の晩に森に迷い込んだ。ブリキでできた木の幹と葉っぱの上を、糸状に光が跳ねていくので、歩くだけで遊んでいる気分になった。
 月のかけらを吊るした糸を、ぶら下げながら歩く男の子と出会った。騒がしく ...
冷えてゆく
皮膚のおく
呼び起こす、感覚
ふれて

無機質な配列と嗜好
渦のなかに留める

すべてのはじまり
螺旋を見上げている
岩手県内某所 事務所

小沢先生 「なに、後援会が三人になった?」
公設第一秘書 「なにぶん、権益が震災復興に集中してしまい…」
小沢先生 「決断の時至れりということだな」
公設第一秘書 「 ...
 
体がうごくとき、心もうごくだろうか?

心がうごくとき、体もうごくだろうか?


あなたに、うごくだろうか?




 
きみがイクときイったときイったいまを感じます、
ひどく硬い音のつるでした、まるで噛んだ噛んだまま、
やみくもな金属のいちぶになってしまいなさい、
ほそくおれて終わりになってしまいなさ ...
it is two things i can understand in the shadow
your arm is on the table
i can image that some ...
 室外機のそばの窓に 白い紙から切り取った星を貼って
 自分が手を伸ばせる範囲を決めている
ホームから離れた電車はたぶん季節を引き裂いて走って
夜という夜を願い事だらけにしながら傾いた
...
奈津登校中
爆発音、ノイズ、戦争の音など入り乱れ鳴っている
小さな塚、中央に石が置いてある。墓のようである

奈津 「むげん まぼろし 平泳ぎ
    今日は朝焼け 胸がくるしい
     ...
何もかもが
刺激的だった
あの頃のわたし

走り出した性欲は
誰にも止められなかった

国語辞典で
スケベな言葉
見つけては
興奮していた
15の春

静まりかえった
午前 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
青春葉leaf自由詩513/4/1 18:13
三宝柑と唐辛子灰泥軽茶自由詩3*13/4/1 16:28
My name is...ジュリエット自由詩013/4/1 16:03
理解れもん自由詩113/4/1 13:58
見送った帰り道中村 くらげ自由詩4*13/4/1 12:45
マジで好き好き好き好き好き好き好き好き好き北橋勇輝自由詩2*13/4/1 12:41
ネギ侍佐野権太自由詩9*13/4/1 11:43
街についてDebby自由詩513/4/1 11:40
廃校夏川ゆう短歌113/4/1 10:12
ひかり ふたつ Ⅱ木立 悟自由詩113/4/1 9:16
スイカくん藤鈴呼自由詩2*13/4/1 8:44
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法あおば自由詩5*13/4/1 8:41
彼岸の日に殿岡秀秋自由詩413/4/1 5:26
向こう側の人うみこ自由詩5*13/4/1 3:21
とおくの君川上凌自由詩113/4/1 3:19
電話ボックス自由詩213/4/1 3:05
好きになるということ梅昆布茶俳句413/4/1 2:32
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法るるりら自由詩12*13/4/1 1:52
ぼくらの夏梅昆布茶自由詩11*13/4/1 1:39
振袖の秘密緋月 衣瑠香自由詩3+*13/4/1 1:07
たった幸福吉岡ペペロ自由詩613/4/1 0:42
ブリキの森と紙の古城とウルサい湖畔の魔法木屋 亞万散文(批評...3*13/4/1 0:15
兌換自由詩013/3/31 23:49
政治家劇場 春場所salco散文(批評...3*13/3/31 23:35
うごくだろうか?殿上 童自由詩21*13/3/31 23:20
まだ、ひかり、うけるねことら自由詩413/3/31 22:45
someone's water番田 自由詩113/3/31 22:41
ほら、あのトカゲ起きてきちゃったじゃないカマキリ自由詩513/3/31 22:32
戯曲(習作つづき7)星☆風馬散文(批評...013/3/31 19:31
15の春花形新次自由詩113/3/31 16:48

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