猫が三角になる寒さ
モアイにエクボ彫る
空には雲がなかった。ひとつも。
その先にあるはずの宇宙を疑わせるほどに青かった。
それについて考えていると、
日差しの眩しさや温かさ、
芝のにおいやこそばゆい先っぽ、
そ ...
光は淡い
私は愁いを分泌する
花が咲いている
白の黄の 紫の花が咲いている
私は愁いを分泌する
ちいさい蝶たちも舞っている
私の目には見えないけれど
きっとちいさい精たちも
こ ...
布の鳥が鳴き
ほどけては地に落ちる
六角柱の空が
球になろうとして震える
砂煙の夜を
すぎる猫の背
二色をわたる
赤子の息
花のように立つ銀河
白は白 ...
時の流れは
遅いと思えば遅い
早いと思えば早くなる
夏にした花火は遙か彼方
思い出せば昨日のことのよう
夜桜の下で線香花火する
華やかな桜の花は
静かに様子を見守ってくれる
...
白衣着た天使を見れば落ち着いたほっとする時間作ってくれる
ボタン取れボタンをつけてくれる君手編みのセーター編むのが得意
小さくてあまり知られてない劇団親戚だけで創られている
深く濃く ...
朝日にゆれている
ひかりを透かせてゆれている
風にゆれている
水のおとがする
うたの練習のこえがする
車がとおる
公園で食べている
コンビニで買ったカレーのレトルト
朝日にゆれている
...
水際のハレルヤ
低くて低い山頂とやら
潮風のように鼻腔をくすぐるのは
あの日撫でた仔猫の後れ毛
虹は見せられたはずだから
許すことも許されることもないのなら
終わらないかくれん ...
菱形のような輪だ
水に跳ね返るような泡沫だ
知らしめんとする言霊が
ただのこだまだと気付いていたのは
朝靄をつらぬいて啼く雉鳥か
歌うすべのない兎だったか
それでも、紡がれる糸と糸 ...
季節は戻らないと
分かってるのに
サヨナラできない
次はいつ会えるの
胸の片隅で期待しているの
テーブルを挟んだ
その
わずかな
ほんのわずかな距離さえも
もどかしいくら ...
君だから話したいいつまでもすべてを
玉葱の皮を剥くように何重にも纏ったかなしみをすべてを
春なのに風はまだ冷たいんだ暖めて欲しいから
僕は自由なんて要らない君のそばにいたい
奸計は ...
(手前にいくほど新しい作品(…;)になる予定です。
* * *
2013/08/26 その2。
青い空。白い雲。緑の木かげ。
いい天気だ。
やっとやっと、
おれは ...
春の夜明けとともに
スイングトップははためき飛んでいく
空高く舞い上がり陽を浴びて
スイングトップは雲の流れのように
変幻自在に色を変えていく
まだ黒い闇と青い沈黙が混じ ...
蚊柱が含む陽光 梯子のよう 風に溶かした魂がゆく
残業で疲れた身に最後の仕事 貼り付いた蛾を振り払い部屋へ
雀蜂 拳と同じ大きさに驚き 子供は動きを止める
牛乳 ...
ポケットのついた服を着ている
あわてて後悔を隠すため
間違っては訂正を繰り返し
ポケットはいっぱい
夜にざららととりだして
テーブルに並べる
色はあせているけど
今日の景色だね
...
山桜を眺めると、落ち着いてくる
白い花々は、何処かうつむいているから。
山桜を通り過ぎると、落ち着いてくる
派手さは無く、思いをそっと抑えているから。
遥かな国の方向へ
さ ...
金の夕陽を反射して
仄かなひかりを増しながら
炎の{ルビ矜持=きょうじ}を秘めている
稲穂の姿に、私はなろう
友よ、{ルビ覇気=はき}を以って
日々の場面へ
いざ、突入せよ――
空虚な夜
流れている音楽も
今の僕には
よそよそしくて
どこかなじめない
身体が二つ重なっているような感覚
外側の僕は星をつかもうとしてる
内側の僕は内面の光をつかもうとしている
そし ...
ひとりのひとに分かって欲しい
ぼくはまだふさわしいのかな
ひとりのひとだけに分かって欲しい
いまじゃもう
みじめな話だけれど素直な気持ち
なぐさめて欲しいわけじゃない
生きていることを
...
他人に僕を説明する必要がある時は本を贈る。
くどくどと説明するよりもいきなり感性をさらす。
かっこよくいえば多様な遺伝子を持った自由な人間になって欲しいから。
僕が贈る本は
トルー ...
あなたが誰かとはやあるき
誰かのことばに足をとめ
ちがう顔して笑ってる
むかしの職場にいまいます
ほされた先輩威張ってます
意地悪上司の気弱な顔
誰かのことばに微笑 ...
、、、つづき
せむし「与志のじいさまも聖子のばあさまも死んだらしいの」
龍児 「もうだいぶ前に死によった。最後の60回忌が終わったのが5、60年前じゃなかかね」
せむし「ほー、もう100年以 ...
行方も知れぬ別れ人
一人で壺の底を見ているだろう
擦り剥くことはわかっているのに
まだ いつまでも
歩き続けることは止めないのだ
この古からの呼び声に
人は恩恵を享受するだろう
...
130428
これが僕の車だよと
ミニ四駆を摘み出し
机の上にひょいと置く
走り出した鈍色のミニ四駆
揺れ動き ...
3択問題です
人妻を見ると
こんな淑やかな
顔しているけれど
夜な夜な
ダンナのポコチンを
こねくりまわしてるんだなと
ちょっと引き気味に
なってしまうのは
あたしに問題が
...
一日がおわり
意地悪なわたしは
その日にめぐりあえたすべての?を君におしつける
君はいつでも下をむき
進化の限りを尽くして答えようとする
ことばもまた流れてゆくものかもしれない
君もま ...
おそるおそる下を覗いています
建物の数だけ見渡す世界がちっぽけなものに見えてきました
ちっぽけな暮らしのなかで夢はいつも大きくふくらんで浮かびます
汚いアパートですね
レースに隠れたゼラニ ...
キラキラと甘いドラゴン昇ってく雲突き抜けて伝説が降る
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫が三角になる寒さ
北大路京介
自由詩
5
13/4/29 13:20
モアイにエクボ彫る
〃
自由詩
6
13/4/29 13:20
習作、起点としての書き出し
Ohatu
自由詩
1
13/4/29 11:56
春の分泌系
塔野夏子
自由詩
3*
13/4/29 11:16
水と応え
木立 悟
自由詩
4
13/4/29 9:20
四月の花火
夏川ゆう
自由詩
4
13/4/29 8:43
白衣着た天使
〃
短歌
1
13/4/29 8:41
朝日のおと
吉岡ペペロ
携帯写真+...
3
13/4/29 7:24
サイレント
凪名木なぎな
自由詩
2
13/4/29 2:53
糸車
〃
自由詩
0
13/4/29 2:52
ウソツキ
シスターさん
自由詩
3
13/4/29 2:21
君と話したい
梅昆布茶
自由詩
11
13/4/29 0:31
(何かについて打った、何かをまとめるスペース)
(1+1)/...
散文(批評...
3*
13/4/28 23:53
スイングトップ滑空
灰泥軽茶
自由詩
3*
13/4/28 23:24
羽虫
深水遊脚
短歌
4*
13/4/28 23:18
ポケットの中の風景
朧月
自由詩
5
13/4/28 22:31
桜並木の川
服部 剛
自由詩
8*
13/4/28 22:07
稲穂の人
〃
自由詩
2
13/4/28 21:55
舞台へ続く、通路を歩く
〃
自由詩
0
13/4/28 21:42
空虚な夜
ジム・プリマ...
自由詩
1*
13/4/28 21:37
ひとりのひとに
吉岡ペペロ
携帯写真+...
7
13/4/28 21:34
本を贈る
梅昆布茶
散文(批評...
5
13/4/28 20:34
哀しい夢から
吉岡ペペロ
自由詩
4
13/4/28 19:30
戯曲「ノーパンガール」(習作つづき10後半その1)
星☆風馬
散文(批評...
2*
13/4/28 19:24
A pot
ハスイ リョ...
自由詩
0*
13/4/28 19:06
生き残った夕暮れがいる橙の窓の灯
あおば
自由詩
8*
13/4/28 18:43
竹下景子
花形新次
自由詩
1
13/4/28 18:01
化石河原
夏緑林
自由詩
3
13/4/28 13:45
高所恐怖症
アラガイs
自由詩
5*
13/4/28 13:30
キラキラと甘いドラゴン昇ってく雲突き抜けて伝説が降る
北大路京介
短歌
2
13/4/28 12:51
2634
2635
2636
2637
2638
2639
2640
2641
2642
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2650
2651
2652
2653
2654
2655
2656
2657
2658
2659
2660
2661
2662
2663
2664
2665
2666
2667
2668
2669
2670
2671
2672
2673
2674
5.77sec.