薄暗い渡り廊下や冬兆す
泡立ちの良いシャンパンや毛糸玉
こごえそうなカモメを喰う
くすりが増えてカバンが重たい
レールがなくて芝生にころがっている
雲っこひとつない空
だんだんろうそく
涼しい木々のお湿り
バイクで気持ちよく下れ
お気に入り銭湯まで下れ
あぶない言わない
マイナスはいやだ
まもられてるから
運つよそうだから
...
もう、手の届かない
懐かしい季節に
向かうようにーー
クレソンをひとくち
レモンもバニラもお好みで
そんなふうに朝を過ごしたら
天気は良好
青りんごをポケットに入れて
森へ出掛けよ ...
ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい
たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ...
人と会う
人死して葬式にあり其の場にて昔馴染みの人には会いけむ
人と会い話ありけり色々と各地に特色ありけることを
子羊を抱えて行きて救うこと神の愛にはあらぬやかと
欠ける月の裏側
隣にいた乗客は
溶けて灰になっていた
塞いだ耳の奥からは
もう一人の僕が囁いていた
雑誌の名前も知らない女が
此方に微笑んでいるのは
レン ...
音楽は奏で
詩は語る
誰もが沈黙を要しているが
誰もが饒舌を愛好している
誰もが批評家だが、「創作家」は一人もいない
・・・最近では、哲学者はみんな哲学研究者に還 ...
ボケという素敵な表現力
ケという素敵な表現力
という素敵な表現力
いう素敵な表現力
う素敵な表現力
素敵な表現力
敵な表現力
な表現力
表現力 わたしをバカにし ...
君の胸の音を聴いている
瞳を閉じれば浮かんでくる
電車がゆく
車輪の音は確かなリズムを刻む
無機質でいて
それはなぜか温かい
からだじゅうに
張り巡らされた
赤い線路を
休むこと ...
そう,お前は影,影なのだ
知っているはずだろう
私も影 影 影なのだ
全ては影 影 影 なのだ
まがいものの花
まがいものの言葉
まがいものの涙
まがいものの祈り
まがいものの ...
なんたることだ
この手付かずの不幸といったら
墓石のようにビクとも動きやしない
変色した月はこの世を終わりにしようと
面白いように世界を捩曲げていく
私までぐしゃぐしゃに ...
バニラはひとりでひびわれて
かわいた白い絵の具に似てる
さようならをするときに
呼んでほしい名前があった
この世に難しいことなんてひとつもなかった
手に入れたいものもひとつもなかった
...
2013年11月14日木曜日
私は用意された指定席に
座らなければならない
用意してくださったのは先方
実のところ私は行きたくないのだ
いつものこととはいえ
先方の爬虫類顔を見ることに
...
静かな昼下がり、図書室に入ると
カーテンからまいあがる埃が光のなかで渦を巻いていた
私は美しいものになりたくて夢みがちに書棚をめぐりあるく
時々、ひんやりとした背表紙の感触を楽しみな ...
人の身体で
いつも濡れてて
まわりに毛が生えていて
開いたり閉じたりして
最初がまで
最後がこなのは
どこだ?
マカダミアナッツチョコ!
惜しい!
正解は逆流性食道炎です
降ってきた切片から傾きが動く
交点AからBの間に突然のA'
無限遠を目指そうとするA'
余韻の曲線は第一象限に浮かび上がる
不安定な遠心力でA'
引き戻されては離れていくA'
正弦波を忠実 ...
人のいない町で、ひとりでに動く荷車の車輪の音だけが
響いている。電柱に梯子が途中まで掛かり、不思議と笑
いを誘う。眼鏡越しに見る空はどんよりと灰色で覆われ
ていて、打ち合わせたかのように雨が降り ...
マニキュアが零れた。赤いマニキュアは真っ赤な血のように広く伸びて行く。塗り掛けの爪から外れたマニキュアは指を伝い一滴垂れた。千歳は焦ることなくティッシュを除光液に付けて真っ赤な血を拭く。
「くさい」 ...
誰かが扉を閉めてしまった
私は夜ごと出口を失くした夢をみる
扉を閉めたのは 私
そのうえ錠前を壊してしまった
壊れた錠前をまず直そうとする人は
人の心を思い遣る人
壊れた花瓶を
片付 ...
民族の 大移動 シーズン
立秋 過ぎに 思うこと
少しでも 皆の 体感温度が
低く 有りますように
反比例して 体感テンションは
高いことを 祈りつつ
お盆に乗せた 今年初の ...
月あかりが照らす街を
街灯が占拠してる
肉まんとおでんの湯気に
わたしは蜃気楼をみた
そろそろみんな凍えだす
赤と緑とモミの木に
浮足立つけど凍えだす
恋とか愛とか幸せ ...
あっちの銀杏は黄色いぞ
まだ汚れていない光だから
黄色い葉っぱの影にゆこう
午前の大気は清冽だから
黄色い銀杏の真下にゆこう
ミセストランポリン
普通に働いている
無愛想に朝早くから
...
誰だって
秘密のひとつやふたつ
持っていて
それがバレたら
スゲエやばいと
思っているわけでさ
例えば
ネットでクソみたいなこと
書いているのだってそうだし
(これが正にそれよ)
...
戦後しばらく
人蕩らしとも言うべき論客たちが
哲学や宗教をざっくばらんに面白おかしく
ときには涙や蹉跌をもって聴衆に語りかけていた
人心の覚醒や変革を目指したそれらは
夢や幻、暇つぶしではな ...
ひび割れた心が癒せるのなら
私は唄ってあげる
せめてその泣き顔が
笑顔になるように
誰も振り返らずに通り過ぎても
私は立ち止まってあげる
受けた傷の痛みが
少しでも和らぐように
...
いつも言葉の足りない弟は
最後の別れの時も
死に顔を見ては泣き
姉の最後の痛みを知っては泣き
もう何の組み立てもなく
嗚咽しているだけの
図体ばかりが大きな
巨大な涙袋と
なってし ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
薄暗い渡り廊下や冬兆す
北大路京介
俳句
2
13/11/14 14:31
泡立ちの良いシャンパンや毛糸玉
〃
俳句
1
13/11/14 14:31
こごえそうなカモメを喰う
〃
自由詩
1
13/11/14 14:30
くすりが増えてカバンが重たい
〃
自由詩
2
13/11/14 14:30
レールがなくて芝生にころがっている
〃
自由詩
10
13/11/14 14:30
雲っこひとつない空
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
13/11/14 13:20
散策
月形半分子
自由詩
6
13/11/14 12:38
曲がり角のひと
たま
自由詩
25*
13/11/14 11:41
人と会う
生田 稔
短歌
1
13/11/14 10:41
20世紀最大の謎
こめ
自由詩
4
13/11/14 10:25
一番幸せだった時
yamada...
自由詩
2
13/11/14 9:28
奈落のクイズマスター
るるりら
自由詩
18*
13/11/14 8:39
真夜中の耳
そらの珊瑚
自由詩
17
13/11/14 8:07
Diamond Shadow
モンロウ
自由詩
2
13/11/14 5:26
ムンクの叫び
月形半分子
自由詩
4
13/11/14 0:36
バニラ
はるな
自由詩
5
13/11/14 0:28
心からの願い
小川麻由美
自由詩
4*
13/11/14 0:20
「変身」
月形半分子
自由詩
3
13/11/14 0:18
なぞなぞ
花形新次
自由詩
3
13/11/13 23:12
微速度発進
伊織
自由詩
6*
13/11/13 22:41
「かわり」
宇野康平
自由詩
1*
13/11/13 22:40
a
ayame
散文(批評...
1
13/11/13 22:33
心理テスト (詩人サークル「群青」十一月の課題「非」より)
Lucy
自由詩
21*
13/11/13 21:57
鬼ごっこの 続き
藤鈴呼
自由詩
3*
13/11/13 20:42
冬の初めの蜃気楼
かの
自由詩
3*
13/11/13 20:32
銀杏並木
吉岡ペペロ
携帯写真+...
5
13/11/13 20:26
特定秘密
花形新次
自由詩
1+
13/11/13 20:20
飽和した世界
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
13/11/13 20:07
moon light serenade
龍九音
自由詩
2*
13/11/13 17:59
別れー姉弟3
……とある蛙
自由詩
11*
13/11/13 14:42
2418
2419
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2445
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2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
7.92sec.