背中に杭がささる
子どものころはそのまま
小学校に行った
人には見えないので
痛みをこらえている表情を見せなければ
だれにもわからない
休み時間に追いかけられて
プロレスのヘッド ...
風が吹く。生きなくてはならない。
教会(という名前の映画館(という名前のゲストルーム))に
僕たち読者は座っていて、目の前のスクリーンに、
それぞれ違った夢を見る。
「それぞれ違う」こ ...
なんと醜いものだろう
ただの肉塊であったなら
赦されたものを
このなかには
潜み蠢くものがある
...
温かなみそ汁が
食べたい
薄い短冊の大根が浮かんだ
真夜中のそれは
少ししょっぱいだろ ...
三が日は毎年家族で過ごす。朝はコタツにくるまって年賀状の仕分けする。おとん おとん おかん おとん おかん じいちゃん おとん あにき おとん おもち おとん おかん おとん なんこ じいちゃん おと ...
ニュータウンのそばの団地
わたしはその屋上から身を乗り出す
鉄のにおいがする
眼下に見える景色は灰色だった
冷たい人間たちが巣くう
わたしは蟻の巣の断面図を思い浮かべる
人間とは… ...
駅前で少年に声を掛けて
靴を磨かせる東京の蒲田の
ビ ...
夕焼けが吐き出す旋律は
不協和音を多く含んでおり不快だ
憂鬱の含む倍音はそれと似て
呪われたような音である
僕は僕とデュエットする
うまく合わない……それは憂鬱のせいだ
不揃いな倍音は ...
ピアノの背凭れ付きの椅子が
壊れてしまい困惑してると
太り気味の血色の良い兄が
突然現れてきた
妙な壊れ方をした椅子を見て
怒ってる風でもなく
マジマジと
椅子を見ている
...
滴り落ちて返事もなくて水面の波紋がひとつ消えてゆくまま
滑らかな器にそって水は満たされやがてはそのかたちとなる
曇ったガラスになぞった文字は夜明けとともに透き通って読めない
瞳に映る ...
あめが好きなので
わたしはあめを抱きしめた
かぜが好きなので
わたしはかぜを抱きしめた
にじが好きなので
わたしはにじを抱きしめた
ゆきが好きなので
わたしは ...
きっと誰しもの心にねこはいる。
ふ、とそのやわらかい毛並みに触れることがあるだろう。
ふ、とひらがなではなしをしたくなることがあるだろう。
きっと誰しもがねこになりたい。
ねこはあなたを見 ...
いない街の誰もがいる
でも いるのに 僕は 疲れていない
そして何であろうと描いていない
いないであろう自分がそこにいる
遠くから聞こえる 夜の
暗闇の街の敗者である 僕は
...
タバコの煙りでかすむジャズ・バーで
憧れを飴玉のように口に含んでは
恋人達のようにキスをしたがる
少年たちの夜更け
青林檎味がお好きなのねと
薄墨色にふけるドレスをまとっ ...
『キャバ嬢Aの一日』は絵本の題名です
幼稚園で先生が
煙草臭い息で、よく読んでくれたものでした
(そうそう、親指姫が好きだったあの子
今ごろどうしているかしら)
今日もどこかでシ ...
愛する才能など僕にはないけれど
僕は僕のままで
あなたの側に居たいのです
だからほら
愛される才能など僕にはないけれど
あなたはあなたのままで
僕を隣に置いてください
帰宅早々インターフォンが鳴り
え? 宅急便?
受話器を取ると
「とりっくおあとりーと!」
子供達の雄叫びが両耳に飛び込んで来た
驚いた
かぼちゃランタンがそちこちに並ぶ時節
とうとうアク ...
春の日に散ってしまいましょう
貴方を思い出すことも出来なくなってしまっ た
幻影の中飛び交う妖精 美しい思い出は駆け巡ってゆく
咲き乱れる花 旋律は艶やかに
誰かの唇と重なる ...
白露やジャンベ叩いて乾きし手
毬栗死んでしまうとはなにごとだ
ひび割れしコンクリートや秋の金魚
野球の話はしないと手のひらに書いてある
君が嫌いな人を誉めた
鏡越しに女子高生が見える席に座った
女の子どうしで指をつなぐのもあの子とならば特別な意味
毎週毎週水曜日
生協のドライアイスの煙幕
キッチンで体育座り
上等なコシヒカリ
御飯がタケナイ
涙 涙 涙
安物の料理酒
アルコール15%
取手が付いた焼酎は幻
アルコール25%
...
夜がきた (おやすみ
夢の中で君に指と唇あげる
午前四時
君の左手首から現代詩あふれだす
月の裏から声
私は百年ぶりに私の声きいた
ざらざらしたものすべて
...
1
繊細な抒情と
硬質な抽象の狭間に
不意に出現する少年の輪郭
2
指さきから歌を零している
気づかずに どうしても
指さきから歌を零してしまう
3
羽搏 ...
足が臭いぜ
と言った人から
5億円を徴収するという
足が臭い税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する
ブーツ愛好家で且つソフトSの男性が
言葉の両義性につい ...
絶望が深まれば
深まる程
私の信仰は
高まっていく
どうかあの人の
最後の願いが届いて
幸せになりますように
本当に大切なこと
今夜こそ
教えてほしい
今日の光は
今 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
心に杭がささる
殿岡秀秋
自由詩
7
13/11/1 5:41
多義性のデザイン(アスパラガスさん讃3)
渡邉建志
散文(批評...
6*
13/11/1 3:45
わたしのなかの
石田とわ
自由詩
14*
13/11/1 3:42
しょっぱさのなかで
〃
自由詩
8*
13/11/1 2:20
正月
メチターチェ...
自由詩
5*
13/11/1 1:48
灰色少女
西園 虚汰
自由詩
2
13/11/1 1:47
死んでも振り返るな
TAT
自由詩
1
13/11/1 1:36
生と旋律
西園 虚汰
自由詩
2
13/11/1 1:24
その夢は、本当
板谷みきょう
自由詩
2*
13/11/1 1:19
水滴
梅昆布茶
短歌
10
13/11/1 0:51
好きなので
とろり
自由詩
4
13/11/1 0:43
地球上のすべてのねこへ
東雲 李葉
自由詩
4
13/11/1 0:25
君に書いた詩
番田
自由詩
2
13/11/1 0:14
夜更け
月形半分子
自由詩
2
13/11/1 0:09
キャバ嬢Aの一日
〃
自由詩
2
13/10/31 23:58
僕らはそれを恋と呼ぼう
自転車に乗れ...
自由詩
3
13/10/31 23:37
黒船
salco
自由詩
13*
13/10/31 23:13
「幻影」
夜月 こころ
自由詩
3
13/10/31 22:18
白露やジャンベ叩いて乾きし手
北大路京介
俳句
2
13/10/31 21:46
毬栗死んでしまうとはなにごとだ
〃
俳句
1
13/10/31 21:46
ひび割れしコンクリートや秋の金魚
〃
俳句
2
13/10/31 21:46
野球の話はしないと手のひらに書いてある
〃
自由詩
3
13/10/31 21:45
君が嫌いな人を誉めた
〃
自由詩
2
13/10/31 21:45
鏡越しに女子高生が見える席に座った
〃
自由詩
4
13/10/31 21:45
指をつなぐ
佐野まこ
短歌
3
13/10/31 21:30
日常 So So
小川麻由美
自由詩
3*
13/10/31 21:18
今夜は無題
左屋百色
自由詩
10*
13/10/31 20:45
少 年
塔野夏子
自由詩
4*
13/10/31 20:28
足が臭い税
花形新次
自由詩
1
13/10/31 19:37
四つの呟き
渡辺亘
自由詩
1
13/10/31 19:23
2432
2433
2434
2435
2436
2437
2438
2439
2440
2441
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2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
5.87sec.