ばあちゃんに買ってもらった吸盤に春の匂いが吸いついてゆく
ばあちゃんに注がれてゆけ夕立や汚い虫やその他もろもろ
ばあちゃんをへし折ってゆく夕まぐれどこまでもどこまでも独りだ
ばあちゃ ...
手渡しされた新しい年は
少し
湿り気を帯びていて
私の砂時計は
サラサラと流れていかない
古い年に取り残されたものたちが
色を失い
塵、となって積もっては
風に吹かれて
冬空に溶 ...
山の際を淡く染めていく
年の初めの最初の光を
あつめてできるノートがあって
誰にでもあるそれは
こどものうちはとっても厚いの。
書いても書いても尽きることはないの。
大きくなると見返すよう ...
ふと目が覚める未明
カーテン越しに
窓から漏れる寂光は
夜空に浮かぶ冷たい月のしわざ
孤独に身を任せる夜は
君がついた最初で最後の嘘を抱いてまどろむ
「いつかまた会える」
そ ...
ロオレライ魂きはるともまがつ歌
聴かましものをライン波立つ
おやすみなさい。
おやすみ、なさい。
これは、命令形だろうか。
おやすみなさい。
素敵な夢を、どうか見たまえ。
苛性ソーダを鍋で煮る
知っておるやら何の日か
泡立つおはじき夢に見る
わしの願掛け{ルビ三隣亡=さんりんぼう}
睦月いち足すじゅうににち
黒丸しるす{ルビ天赦日=てんしゃび}は
ひがみ ...
知らせてね
草臥れた肉厚の花びら
caeruleum
吐瀉物を食む鳩を食んで
仲間になりましょう
世界は素晴らしいと小学校で学びましたね
ほら もう弛緩してる
三日月型の不良視界 ...
ずっと先の未来より
明日のことを
考えていたくて
考え続けていたくて、
眼なんか
開かないままで
いいのにな
そう呟いたら
愛人が
私の瞼を
縫ってしまった
...
追いかけた夢のかけらが
透明なみどりのガラス瓶のなかで
体を揺らせるたびに
きりんこりんと泣く
泣き声を聞きたくなくて
じっと身をひそめる
あかるい場所から目をそらせる
みじめな思い ...
バイオリン
とか
ひいて
おじょうさま
だから
なんか
みつぎ
ものとか
ねんぐ
とか
あげないと
だめそう
かいきゅうが
うえだし
ぜいたくを
させないと
だめそう
...
なんか
ほかのと
たのしげに
はなしていて
いっしょに
でまえ
とか
とって
たべて
いた
から
たぶん
なんか
かのじょ
とか
に
ならなそう
どこか遠くから
聞こえてくる
祭り囃子のような
野性
重く重く
近づくほどに
全身で感じるのは
この世界の鼓動
何百何千もの時を経て
語り継がれる快楽は
命のはかなさを ...
七草なずな
唐土の鳥が
日本の土地に渡らぬ先に
スットコトンのトンのトンのトン
室町時代からか
江戸時代からか
七草の疫病対策
まるで
鳥インフルエンザを知っていたみたいな
七草 ...
アメリカのSF作家
ポール・ゴールドバーグの
長編小説「時間機械」を読んだ
時間機械と言っても
時空を自由に往き来できる
例のタイムマシンではなくて
ヨガ教室で頭に装着された
機械が ...
ゆらゆらと揺れる
君の黒い瞳が好き
過ぎてくものは表面で
わたしが行動することに
実感は湧く
あ、ハッピーニューイヤー
今日から昨日とは違う空気
なんてことは、 ...
アメリカのSF作家
ゴッドフレイ・スタンリー・ターナーの
長編小説「金星人襲来」を読んだ
金星人がニューヨークにやって来て
証券マンとしてノシ上がるために
金星開拓事業のインサイダー情報 ...
ミッキーも大黒様の使いかな
千葉県の嫁が君にもおもてなし
変態がたくさんいて心強い
拒否された愛の墓を数えている
燃えている昇ってきた階段
私は白馬に乗り風をきり野原を駆けている
白馬は翼を広げ天空へと舞い上がっていく
私は音楽を聴きながら幸せをかみしめよう
何を齷齪し何を不安がっているのだろうか
美に触れ ...
白菜で一本つける宵の口
鍋囲む湯気の向こうに赭ら顔
年の瀬や首すくめたる曇り空
<十年>
もう十年も
好きでいるのですから
あと十年は
好きでいるのでしょう。
<途絶>
報われたいと思ったことはありませんよ
報われてしまったら
そこで終わりです ...
耳鳴りよとおい世界の渦巻よ花降りやまぬ春は まだか
吐瀉物もわたしだったということを忘れてしまいそうになる朝だ
動脈のあたりに鴫がたっていて今年最後の日曜日、はれ
ひとつずつやりたい ...
キックオフの笛が鳴って
碧い芝生の中に疾走するペガサスを見た
紺碧の空のフィールドに
雲のディフェンスは道を空ける
ペガサスはボールを携えて空を駆け
インゴールへと舞い降りる
砂の ...
1980年になったと
あの日、テレビはカラフルにうたっていた
パロディでも懐古趣味でもなく
アイドル歌手は真っ正面に
キラキラな服を着て歌い
その後に続いてニューミュージックがかかる
...
半年ぶりの実家はいつも通り
父は孫と はしゃぎ
母はセカセカと 動いている
ちょっと気になる
カレンダーと
冷蔵庫に貼られたメモ用紙の枚数が
カレンダーはもう日付がわからないくらい ...
クリミナルマインドを
シーズン1から5まで
ぶっ通しで見ていたら
だんだん異常犯罪者にも
慣れて来て
縛り付けて
生きながら内臓を
引きずり出すぐらいじゃ
今一つ迫力に欠けると
思え ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ばあちゃん (remix)
魚住蓮奈
短歌
1*
14/1/5 12:31
明け惑い
小林螢太
自由詩
12*
14/1/5 11:06
日々之遺言
bookof...
自由詩
3*
14/1/5 9:25
月夜
keigo
自由詩
2
14/1/5 2:31
つたへ
織部桐二郎
短歌
1
14/1/5 0:25
おやすみの分解
ap
自由詩
3
14/1/4 23:48
拾参憑き姥(ぼ)の暦うた
salco
自由詩
6
14/1/4 23:27
くるりくる
凛々椿
自由詩
4
14/1/4 23:23
愛人
自転車に乗れ...
自由詩
6
14/1/4 23:19
古いかけら
藤原絵理子
自由詩
2
14/1/4 23:13
ゲッセマネ、ヨハネ
a
自由詩
2
14/1/4 22:56
赤崎のマルハシャリンバイ
〃
自由詩
0
14/1/4 22:53
夜
keigo
自由詩
0
14/1/4 22:23
七草囃子
ichiro...
自由詩
5*
14/1/4 21:29
時間機械
花形新次
自由詩
0
14/1/4 21:29
ハッピーニューイヤー
かの
自由詩
1
14/1/4 21:18
金星人襲来
花形新次
自由詩
0
14/1/4 18:31
ミッキーも大黒様の使いかな
北大路京介
俳句
2
14/1/4 17:43
千葉県の嫁が君にもおもてなし
〃
俳句
1
14/1/4 17:43
変態がたくさんいて心強い
〃
自由詩
7
14/1/4 17:41
拒否された愛の墓を数えている
〃
自由詩
2
14/1/4 17:41
燃えている昇ってきた階段
〃
自由詩
2
14/1/4 17:41
幸せをかみしめて・・・
tamami
自由詩
11
14/1/4 17:12
冬三題
……とある蛙
俳句
4*
14/1/4 14:19
十年愛
クナリ
自由詩
6*
14/1/4 12:53
2013→2014
魚住蓮奈
短歌
11*
14/1/4 12:47
トライ
N.K.
自由詩
7*
14/1/4 11:42
1980
うめバア
自由詩
9
14/1/4 11:41
メモ
ichiro...
自由詩
16*
14/1/4 10:50
クリミナルマインド
花形新次
自由詩
2
14/1/4 8:55
2420
2421
2422
2423
2424
2425
2426
2427
2428
2429
2430
2431
2432
2433
2434
2435
2436
2437
2438
2439
2440
2441
2442
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
加筆訂正:
メモ
/
空丸ゆらぎ
[14/1/5 10:23]
2014.1.5
3.87sec.