樫の実ひろって、晒して食べた。

樫の実ドングリ、渋くて苦い
樫の実ドングリ、渋くて苦い
森の獣しか食べられない。

けれども、食べたい
食べなきゃ飢える

晒して晒して白くして
...
正直そこいらへんは
曖昧だ
昨日まで屋根が崩れ落ちそうな
廃屋があった場所が
今日は空き地になっていた

祖母が住んでいた石川のあの家も
父が建てた仙台のあの家も
今は私たちではない誰 ...
ここがどこかわからなくなってしまう
眠っていたわけでもないのに
あなたはわたしと太陽のあいだにたつので
そうか、いつも
ちょうどまぶしい
よく響くように階段を降りる。千歳は白い息を吐き出すと澄んだ空を見上げる。わたしの手には届かないあの星々は一体なにを考えているだろう。
「千歳ー!はい!肉まん!」
湯気が顔に当たり温かさと冷たさが交 ...
 
一つの詩が書かれる為に

ただ、そのためだけにこの世界はあった

病んだ男ーーーパスカルが

よろめいて食卓にもたれかかりながら

この宇宙を思考する時、その時だけ

...
西陽射す放課後の第二音楽室
古びたオルガンが
窓際に押しやられ
やがて来る
粗大ゴミの日を待つ

かつてはだれかしら触れていた鍵盤にも
今ではホコリがかぶり
ただポツンと置かれた佇 ...
波のゆくえが
気がかりならば

波の言葉に
添いましょう

正しさに
包まれようもないけれど

同じだけ
誤りようもないならば

それは
素敵な所作ですね

波の ...
僕が生まれた時に、君は死んでしまったね

僕が死んだら君より早く生まれ変わろう

今度は僕が君を待ち続けよう
誤解していたよ

僕らはよく
人生の節目などと言って
「節目」を何かの区切りみたいに
扱っていたけれど

君たちの節目は
違ったんだね


普通の植物の
成長点は
先端の1カ ...
夜は果てしなく深く

僕達の心を隅々まで浸していった

僕達は静寂の中に生きる事を第一としている

しかし、時には喧騒が必要にもなる

その時、僕達は「都市」に行く


...
風尽きてかなしい凪の闇のなか夢を忘れてしまいたくなる ヤリマンの彼女から移されたクラミジアを抗生物質が死滅させた日の午後、十八のとき付き合っていた彼女が中絶した日の午後の寝顔を思い出した。

その彼女が二度目の妊娠をした時ぼくは二十だった。もう産婦人 ...
しゃがみこみ 君は土に触れる
口にできなかった思いが
冷えて固まっている

ほこりを舞いあげながら
潮まじりの風が頬をたたく
道であったはずの地面が続いている

枯れたつる草をはぎとり ...
水の焦げる匂い 室温が1度あがった。
彼が居ない冷えた部屋の空気が少し暖かくなった。
私一人でも、幸せな瞬間があった。
当たり前のことだけど。
最近は、何を見ても彼のことを考える頭に振り回され ...
つららが少しずつ短くなった
しずくがきらめいて揺れてる

あたしの頬に触れる指先は
ささくれだって冷たいけど
やわらかな子猫を抱くような
そんなしぐさから伝わってくる

手の冷たい人は ...
正座した太ももに
重たい石を置かれることと
電気を流されてビリビリすることを
一緒に味わった上
ひものようなもので
首を絞められて
時空を超えることを
五反田のSMクラブ「ブラックホール ...
四日aikoのラジオへ送るメール 大吉をひいたと言えぬ四日かな 拾えなかったボケが川の向こう 闇を闇で封じ込める 逃げた婚期が加速している 紅茶に檸檬の一切れを  
ぎゅ…っと搾ったら
カップの中が
ぱっと明るくなりました

目の前のあなたにも
一日一回
垂らしてみたい
檸檬の滴  
引き出しの奥に置かれた、消しゴムは
単なるゴムの塊です

空地の{ルビ叢=くさ}に埋もれた、車は
壊れた鉄の死骸です

消しゴムは白紙の文字を消しゆく{ルビ瞬間=とき}
車は道路を走る瞬 ...
勝手に存在する事物に勝手に音声を割り振る

それが名付け

名付けの連なり それが言語

互いに区別される音声

世界の適当な分割 それが概念
...
黙っていのちを燃焼し
自らの体を溶かし
闇夜を仄かに照らしてる
あの{ルビ蝋燭=ろうそく}に、私はなろう  
1995年
この道が好きで
通勤路にしていた
国道16号線の裏道
川間のあたり

季節の花がいつも咲いている道
楽しげな子供たちの通学路
ゆっくり車で走っていた道

ある時
父と ...
いいたいことは
大体決まっているんだ
真昼間のフクロウが
寝言を言っていた

ジャングルジムのうえ
タバコを吹かす少年のなまえはない
あるのは


ほしぞらと月だけ
でもちっとも ...
乳首をツンと尖らせて
ナニをくわえる表情は
面倒くさげで投げやりな
いつものやつだから
デジタルビデオカメラで撮影して
動画投稿サイトに載せてたら
ひょんなことから
彼女にばれて
訴え ...
まだ同じ土俵に立てない


私の人生の話
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ドングリ……とある蛙自由詩10*14/1/7 20:01
12年前コバーン自由詩214/1/7 19:55
メランコリックマンデー中山 マキ自由詩314/1/7 17:24
ちょうどまぶしいはるな自由詩714/1/7 16:39
bayame散文(批評...014/1/7 15:14
私達はyamada...自由詩614/1/7 10:32
冬のオルガンkeigo自由詩1014/1/7 8:34
波のゆくえ千波 一也自由詩314/1/7 8:18
待ち続けようリィ自由詩014/1/7 7:03
生きるものの術を僕らに教えてくれないかichiro...自由詩5*14/1/7 6:56
君と僕の世代論yamada...自由詩014/1/7 4:31
夢を‥もっぷ短歌214/1/7 1:41
オフサイド ビッチ末下りょう散文(批評...114/1/7 1:21
花を育てるひとへ村田 活彦自由詩914/1/7 1:12
春待ちぱんころ自由詩214/1/7 0:38
ねこやなぎ藤原絵理子自由詩414/1/7 0:13
超M理論花形新次自由詩114/1/6 23:03
四日aikoのラジオへ送るメール北大路京介俳句014/1/6 22:57
大吉をひいたと言えぬ四日かな俳句214/1/6 22:57
拾えなかったボケが川の向こう自由詩014/1/6 22:56
闇を闇で封じ込める自由詩114/1/6 22:56
逃げた婚期が加速している自由詩614/1/6 22:56
檸檬の滴服部 剛自由詩414/1/6 22:30
輝くひと自由詩614/1/6 22:22
社会学ノオト1.02012自由詩214/1/6 22:18
蝋燭の灯服部 剛自由詩4*14/1/6 22:06
50年を隔てた同じ道ichiro...自由詩8*14/1/6 22:04
ラストダンスマーブル自由詩514/1/6 22:04
素人投稿動画花形新次自由詩014/1/6 21:57
すごい残念まきちぇり自由詩114/1/6 21:00

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加筆訂正:
生きるものの術を僕らに教えてくれないか/ichirou[14/1/7 18:08]
一部修正しました。
4.02sec.