どんどんと鼓動ばかりが
先走りして眠れぬ夜に
きみはぼくに電話を掛ける
「はやく、死んでください。」
空と空とのあいだの文脈
それを埋め合わせるために
ぼくは白地図を開いた
...
朝起きたときに
眼の前に浮いている
小さくて透明な玉に
息をふきこむ
ふくらんでいく玉の
縁をなでると
中に
今日が観えてくる
三つのことをしよう
妻と買物にいって
郵便を ...
頭の良いふりをするのをやめろとあなたはいった
馬鹿にするなともいった
私はただの石ころなので
道の上に立っていただけだった
自分の価値を信じない者は大声で
石ころにさえ怒鳴るのか
...
深遠は時を弾丸に変えて、一秒ごとに撃ち込んでくる、そのたびに俺の肉体には風穴が開いて、末端からちぎれそうになってだらしなくぶら下がる、経路を断たれた血はぼたぼたと連弾のように床に落ちてまるでイ ...
残響
さようなら しばしのお別れさ
吐き出した祈りは 冬空に白く漂って
すぐに消えた 手を振る暇もないうちに
果てしない景色の 彼方へと羽ばたいていった
この熱が まだ残っているうち ...
消化不良の未熟児はオマルを盛大に汚し、母に嫌われまいと造形の凝った笑顔でうっぷん溜まった母を出迎え。
ヲヲヲヲ
ヲヲヲヲ
ヲヲヲヲ
赤子よ。それ、泣くな。
赤子よ。それ、泣くな。 ...
あまりにもこの体が
寒い日 僕は
見ていた空に僕の心の
帰る道を見つめていた
色の中にあるものは何だろう
遠くに一つ
見えた 星 そしてまた 光る
光と その筋 そのかけら
...
tegami
手紙は来ない
無名戦士の墓に春が訪れ
風が花びらをそのうえに散り敷こうとも
ときどきその墓標を濡らした雨があがり
空をよこぎるように虹が橋を架けたとしても
乙女た ...
...
天秤棒を肩にかけ
目の前に{ルビ提灯=ちょうちん}を
背中の後ろに釣鐘を
ひょい、と担いだ布袋さん
日々の仕事の重さをも
ひょい、と上げ
仄かな明かりを灯しつつ ...
約束を守るふりをして
どこにも行かないふりをして
昨日と同じ笑顔を
明日も続けるふりをして
あなたの檻が
緩むところがただ見たかっただけで
私にしか見られないものが
きっとあると ...
テレビを点けると、美智子妃殿下が
カメラのレンズの向こう側にいる
一人ひとりの国民をみつめ
静かな深いまなざしで
語りかけていた
「私は子供の頃、絵本に親しみ ...
キミはキミ
ボクはボク
そうだよ
どんなにジタバタあがいたところで
キミの心の芯(真)までは
辿りつけっこないんだ
ボクはボク
ボクは...
おかしいな
どんなに解っ ...
時々、人の目を臆することなく
甘えてみたくなる
鼻をあなたの背中に押し付けて
思いっきり
人の匂いを吸い込んでみたくなる
ひなたに寝転んで
雲の形に一喜 ...
俺が生きているだけで 不幸な人を作ってしまうだろう
俺が生きているからこそ 幸福に気付く人もいるだろう
不幸な人を作ってしまった罪は この背中で背負って苦しもう
幸福な人の嬉しさ ...
それは現代詩
たぶん現代詩
祝!現代詩
頭痛に現代詩
ごっつ現代詩
馬の耳に現代詩
目.肩.腰に現代詩
とびだせ現代詩
ストップ現代詩
主演現代詩
脚本現代詩
監督現代詩
近日 ...
ことし一番の冷え込みでした、と滑舌のわるい男が喋っている。昨日と明日の気温や服装について話つづける。雲が、保存のわるい油絵みたいにばりばりにひびわれてそこから橙色がのぞいていて、電気を点けていない ...
ちょっと薄汚れて古い街だが愛着もある
あの街へかえろう
鑑別所から卓也もかえってきたし
住むところとこれからの仕事をなんとかしないとならない
さんざん迷惑をかけたその当事者が俺だなんて ...
わたしたちは
ふたり
いつも別々
ふたりのわたしたちは
ひとつになる試みもしたけれど、
きっと
その時は気付いていなかった
けれど
ひとつになるのは
窮屈だっ ...
星を見て いっぱい話して 笑い合って
それでもうまく伝えられなくて 思いを断ち切った
あれから一年たった
時は過ぎ あの時とは気持ちも状況も変わる
あの日 弱っている私に 優し ...
海底の遺跡の上に初時雨
薄暗い渡り廊下や冬兆す
泡立ちの良いシャンパンや毛糸玉
こごえそうなカモメを喰う
くすりが増えてカバンが重たい
レールがなくて芝生にころがっている
雲っこひとつない空
だんだんろうそく
涼しい木々のお湿り
バイクで気持ちよく下れ
お気に入り銭湯まで下れ
あぶない言わない
マイナスはいやだ
まもられてるから
運つよそうだから
...
もう、手の届かない
懐かしい季節に
向かうようにーー
クレソンをひとくち
レモンもバニラもお好みで
そんなふうに朝を過ごしたら
天気は良好
青りんごをポケットに入れて
森へ出掛けよ ...
ひとはまっすぐ生きられない
かならず、曲がり角はやってくる
見覚えのない交差点はこわい
視界の閉ざされた曲がり角は、もっとこわい
たとえば
人生がなくても小説は書けるという
それは ...
人と会う
人死して葬式にあり其の場にて昔馴染みの人には会いけむ
人と会い話ありけり色々と各地に特色ありけることを
子羊を抱えて行きて救うこと神の愛にはあらぬやかと
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
システムエラー
西園 虚汰
自由詩
1
13/11/15 8:01
シャボン玉
殿岡秀秋
自由詩
5
13/11/15 3:49
いじわる
まきび
自由詩
2
13/11/15 2:38
棺の蓋にはラッカースプレーでこう書いてくれ、「出来る限りの速 ...
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
13/11/15 1:42
残響
itukam...
自由詩
2*
13/11/15 1:05
「壁ヲ、腹ヲ」
宇野康平
自由詩
1
13/11/15 0:39
街の風景と僕
番田
自由詩
1
13/11/14 23:39
春二編
梅昆布茶
自由詩
15
13/11/14 23:23
美しくなくても生きろ
TAT
自由詩
1
13/11/14 21:47
布袋さん
服部 剛
自由詩
5
13/11/14 20:08
どこにも行かないふりをして
クナリ
自由詩
4
13/11/14 20:00
花の御心を生きるひと
服部 剛
自由詩
6*
13/11/14 19:57
芯
hiroto...
自由詩
3*
13/11/14 19:06
子供だねと頭を撫でて
中山 マキ
自由詩
3
13/11/14 18:06
幸福と不幸 〜四つの行詩より〜
龍九音
自由詩
2*
13/11/14 16:52
ようこそ現代詩地獄へ
左屋百色
自由詩
12*
13/11/14 16:42
静かにしている
はるな
散文(批評...
3
13/11/14 16:40
あの街へかえろう
梅昆布茶
自由詩
11
13/11/14 16:01
ふたり
鵜飼千代子
自由詩
10*
13/11/14 15:14
神様のいじわる
葉月桜子
自由詩
4*
13/11/14 15:03
海底の遺跡の上に初時雨
北大路京介
俳句
6
13/11/14 14:32
薄暗い渡り廊下や冬兆す
〃
俳句
2
13/11/14 14:31
泡立ちの良いシャンパンや毛糸玉
〃
俳句
1
13/11/14 14:31
こごえそうなカモメを喰う
〃
自由詩
1
13/11/14 14:30
くすりが増えてカバンが重たい
〃
自由詩
2
13/11/14 14:30
レールがなくて芝生にころがっている
〃
自由詩
10
13/11/14 14:30
雲っこひとつない空
吉岡ペペロ
携帯写真+...
6
13/11/14 13:20
散策
月形半分子
自由詩
6
13/11/14 12:38
曲がり角のひと
たま
自由詩
25*
13/11/14 11:41
人と会う
生田 稔
短歌
1
13/11/14 10:41
2417
2418
2419
2420
2421
2422
2423
2424
2425
2426
2427
2428
2429
2430
2431
2432
2433
2434
2435
2436
2437
2438
2439
2440
2441
2442
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
5.25sec.