*
朝のメトロの構内へとつづく階段で
イヤマフをはずした瞬間に
流れこんでくる新鮮なノイズ
「あ、地球の音」と彼女は思う
落し物をしてかがみこむ人を
よけながらホームへ降りる
マスク ...
色硝子の目玉をガリガリかじる
虫食いの肉体をベリベリ剥がす
おれはおれを一本の死に花として石の器に生けてみる
瞬間凍結された踊る舌先の焔として
勝ち目のない戦いに身を投じる高揚感で
己の文字 ...
霜月の霜夜の寒み唐衣
凍れる袖のをうしやまの里
神様、俺に時間をくれ
あの娘へ手紙を書く時間をくれ
あの娘と見つめあう時間をくれ
あの娘を抱きしめる時間をくれ
俺の金と自由をすべてお前にくれてやる。
だから神様、あの娘 ...
魂の底湖碧く流星の涙
朝がきた
薄ぐらいもやの向こうに
金色の光が輪をかけている
あなたが いつか その手のひらに
汲んできた水は だいぶ前に
何処かでこぼれてしまったけれど
...
雪はなんにも言わないところがいいよ
朝にしっかり積もった雪は
まるで借金みたいだけどね
きいてもいないことを語る
わかっているよ
あなたにはもう
終わってるんだってことを
いつか ...
振られても降られてもなほ通ひ舟
青黒い朝の冷気を裡に受け 傷心よそに竿背負いゆく
魂の底湖碧く潜むヴェスタの涙
ミルテ咲くロオヌのほとり馨りたつ
睡れる君が黄金のみぐし
ミルテ咲くロオヌのほとり馨りたつ
睡れる君が黄金のみぐし
メルセデスで旅をする
日本中の商店街を夜走る
よこには地元の少年少女を乗せている
車内にはマクドナルドの匂いがこもっている
彼らには金を与えている
こっちは彼らの会話を聞 ...
死ぬのがこわい
すきがあれば
死ぬことばかり
考えてしまう
死ぬのがこわい
ロサンゼルスで刺されかけた
ハバロフスクで撃たれかけた
かけただけで死にはしな ...
おれは桃太郎だ、桃太郎なんだと鬼が言うので
あんたは桃太郎だよ
どこから見てもそうだよと頷いてやる
鬼は心底ほっとした顔で
でも空っぽになったような目をして
暗い森の中に帰っていく
わたし ...
広場を暖かく囲んだ木立は嘆いている
「わざわざ緑蔭を設けてやったのに
冬に向かうからといって
裸にするとは
何事だ」と
でも赦しておくれ
それはニンゲンさまの
ご都合主義というエゴ ...
そう、人は何らかの形でいってしまう
それならば
ひとりでいることに慣れておく方が楽なのだ
あのとき
二人は同じ夢を見たかもしれない
寂しさを褥(しとね)に
黄昏を枕にして
...
国道二号線を走っていたら
ふいに視野の右側から
何か小さなものが飛び込んで来た
と思ったらサイドミラーの上に
シジミ蝶が止まっていた
小指の爪ほどの大きさの
灰白色の翅をピタリと閉じて ...
生涯で一番恐れていたこと
生涯で一番忘れたくないことを
自分で
認知出来なくなって
涎を口から垂らすようになったら
安楽死させて欲しいと
「俺」は40代の内から遺言している
明日 ...
俺達は皆
何をするために生まれてきたのか
忘れてしまっている
そう
俺達は皆
アルツ君だ
ねえ
となりのアルツ君
それとも
トイレのアルツ君かい
何のために生きているの
...
ピアニストは
彼の手に憑かれて、自分を見失う
彼らの感情は彼らの手に宿り、そして
「音」として世界に放出される
詩人もまた同じ事だ
詩人は自分の手が勝手に動 ...
刹那に殺せる だからコーヒーを飲む
人の怒りを侮ってはならない 誰だって人を殺せる
安らかなる思い込み コーヒーは安らかさを引き伸ばす
思い留める為に
微塵の一角を曲がれば 殺人の息が泣 ...
西の空を覆う厚い雲を
僅かに縁取り
淡い光が
放射状に
さらなる高みへ腕を伸ばす
羽毛のような桃色の塊が
透明な大気の層に漂うあたりへ
空はいつまで記憶するだろう
人の視線を
...
おまえが飢で苦しむなら、私の腕を喰らうがいい
おまえが怒りで狂うなら、私の足を喰らうがいい
おまえが生きんが為にすがるなら、私の胸肉を喰らうがいい
ただ首はやめておけ
頸動脈は切るな、心臓 ...
青年は穢れていたが
雨音だけは存在していた
それは黒か透か灰だと彼の信じるパレット上の現想を洗い流すまでには至らないとしても
赤年がいる訳でないと思えしが解のない無だ それ即ち皆無だっだだ
行 ...
笑顔が足らないから
適当な思想が抱きついて
どうしようかと
喉元まで逆流してきた
雲合いも無慈悲に見えて
自分を是が非でも厭ってしまう
口元を咄嗟に手で覆い
少し あかぎれた ...
{ルビナイトヲーカー=夜散歩で}歩く。
僕進む。{ルビパンと=銃声が}鳴り{ルビクコツ=コツコツと}足音。
{ルビう゛ぁ=うおっ}やばい、{ルビ僕=だれか}が後方から来る。
なんで僕が終われ ...
短日や横山由依のひとりごと
冬帽子ゾイド模型の展示会
冬帽子 take a chance take a chance
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霜夜 和歌
織部桐二郎
伝統定型各...
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草野春心
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をのこ傘
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春日線香
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