泣いた顔

輪郭伝う雨、

濡れた路

振り返る君に

幸多かれ
夜はごうごう
手足はしろく
わたしを売って
あなたを買おう

頭のないロボットが
あざやかなシュートを放つ
鍛えぬかれた一秒が
光ることなく埋葬された
 


 水色のカーテン
 隙間から揺れる朝の光
 私のまぶたを刺激する
 偽善ばかりの色

 ねぇ、せんせい
 受動的に生きていたら
 いつのまにかつまらない人に
 なってしま ...
立ち止まる 私の中に
暮れていく 背中の中に
それは広がる 
そっと広がる
枯れて枯れない樹木のように
許されないあの嘘のように
追いかけてきて
そっと広がる


見上げたのは
...
ダメダメだけど
駄目なりに
ダメ人生にて
駄文を連ねる

ウンウンうなって
運悪くとも
ウンとうなずき
運命を負う

生きながらえて
流れて
名が付き

生きなおそ ...
辿り着いた池のほとり
意思を持たない右手から
水面に投げ出された小石
水の中に溶け込んでいくよ
等間隔に水の輪が
口を大きく広げて
幾重にも時の許す限り
連なっては消えていくよ
なんと ...
あなたの瞳に映る私の姿

どのように映っているのかな?

心の中の想いの波があなたを追いかける
今日は
残りの人生
始まりの日
最後の流れ星、最初の朝

西の空の向こう側へと 最後の流れ星が
ついに沈んで消えていった

一体どれくらいの 願いの強さがあれば
見えないあの空の向こう側へと
たどり着くことが 許される ...
1.現代詩をめぐる状況

 現代詩の読者は減っている。団塊の世代のある詩人と話したとき、「私の若い頃は詩が若者たちの普通の話題に上がってきたが、いまはそんなことはないだろう。」と話していた。現代詩 ...
柚子1つだけの
ゆず風呂
ぽかん
  蛙がいっぴき、
  きみの眼のなかで凍え死んでいる
  その皮膚は潤いというものをうしなっている
  そんなことお構いなしにきみは蕎麦を食べている
  分厚いダッフルコートのボタン ...
どうやら
ネズミ達が
うちの工場に来ているらしい

斜向かいの廃工場が取り壊され
行き場を失ったんだろうか

当然のように仕掛けられる
数百個の粘着シートやトラップ
そして殺鼠剤
...
寝る前に愛していると言う声は起こさないよう小さな声で アイドルの水着写真を見るたびに君がゴメンと謝って夏 歳時記に君の名前を書き込んで松尾芭蕉を越えるのも恋 カリントウむしゃむしゃしながら寝入る脳内サンバカーニバル 手旗信号でプレゼンテーション 飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった 立ち寄る事はないカイセリという街をバスは通りすぎる。
窓から見える暗闇の景色は僕に観光地カッパドキアへの期待と、僕の胸はなぜ痛くなるのだろう、という今までの自分の闇、漆黒のトルコの平原の闇を僕に感じ ...
  夢の隙間から、その日
  僥倖のような光が差しこんでいた
  雨と埃の匂いを嗅ぎながら私たちは抱きしめあった
  目を閉じたまま、腕がしびれてしまうまで……
  その日、私は女だっ ...
うんと小さいころは
好きだったのに

暗闇が怖くなったのは
いつだったのか

眠ると
二度と目が覚めないような
気がして

死ぬという事を考えると
恐ろしくて
毎晩 泣いていた ...
両親は隠さず何でも話す
両親は隠し事が嫌いだと話した
それを見て育った僕等

家族と一つになって育つ

家族みんなで乗り越えてきた問題

素直に意見を出し合って
更に良い家族になろう ...
あんた
あたしのこと
みんなに言いふらしたんでしょ
あいつ皮かぶりで早漏だって
あたしあんたを信じてたのに
あんたの満足気な表情は
全部嘘だったの?
今月ピンチだからって
渡した五万円 ...
           猫だけを置いて
           家人が出かけてしまうと
           猫は人になると飼い主は言う

電話が鳴る
猫は眠っている

電話が鳴っている
...
繰り返し紡ぐ言葉に
記憶と事実に織り込まれる相違がある

確かめる術さえ失った我々は
無力に拳を握る

行く末も知れず
淡々と歩いているつもりにある自身
所謂想像の端くれ
自身の内に ...
仏像を掘り続けて何が起きたか。何も起きなかった。
全くの無意味。そして無意味でなく。それで無意味だとしたら。
まるで空みたいだ。

乾いたように笑う。空みたいに。
それでいいんだと笑う。空み ...
何も見ていない
心の中が
疲れだったような
そんな日


いつも池袋で
人ごみに
まみれながら
夢を見ていた


ブルセラショップで
男の価値についてを考えていた
スカ ...
【おしまいの彩り】
          るるりら


胸が焼けただれるような思いが ある
たとえば 死の足音におびえ すすり泣く声
黒点が太陽の灼熱を際立たせるように
終ら ...
列車の暖かいシートに座ると

向こう側のガラスの奥には

半透明な私が少し微笑んでいて

疲れて座っている

暗闇にうっすらと光り浮いている私は

ゼラチン質のように柔らかで他人の ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
「雨と輪郭」宇野康平短歌113/12/21 19:05
テレビはるな自由詩913/12/21 17:51
朝食自転車に乗れ...自由詩413/12/21 17:22
侵食する、それ自由詩9*13/12/21 16:59
シホ.N自由詩213/12/21 16:46
波紋寒雪自由詩113/12/21 16:16
想いの波夏川ゆう自由詩213/12/21 15:44
朝目覚めたら。駒沢優希短歌313/12/21 15:35
最後の流れ星、最初の朝itukam...自由詩2*13/12/21 15:20
詩を救うための音楽——榎本櫻湖『増殖する眼球にまたがって』葉leaf散文(批評...7+13/12/21 15:04
ゆず風呂駒沢優希俳句213/12/21 12:53
蕎麦屋草野春心自由詩213/12/21 11:50
今度生まれ変わるとき 僕はネズミになるからichiro...自由詩6*13/12/21 11:38
寝る前に愛していると言う声は起こさないよう小さな声で北大路京介短歌8*13/12/21 11:34
アイドルの水着写真を見るたびに君がゴメンと謝って夏短歌413/12/21 11:34
歳時記に君の名前を書き込んで松尾芭蕉を越えるのも恋短歌313/12/21 11:34
カリントウむしゃむしゃしながら寝入る脳内サンバカーニバル自由詩413/12/21 11:33
手旗信号でプレゼンテーション自由詩213/12/21 11:33
飛行機雲のSOSでハイジャックされていることが分かった自由詩513/12/21 11:32
カッパドキア行きの深夜バスガンジー自由詩113/12/21 10:22
僥倖草野春心自由詩113/12/21 10:17
暗闇。駒沢優希自由詩313/12/21 9:24
家族夏川ゆう自由詩013/12/21 8:43
マイナスの青春花形新次自由詩013/12/21 7:29
猫と電話イナエ自由詩20*13/12/21 5:50
加筆修正ニワコ自由詩013/12/21 2:51
まるで佐藤伊織自由詩113/12/21 2:45
女の見る夢番田 自由詩013/12/21 2:08
【終】おしまいの彩りるるりら携帯写真+...12*13/12/21 1:31
もうひとりの私はゼラチン質のようだ灰泥軽茶自由詩1213/12/21 0:36

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加筆訂正:
バジル/umineko[13/12/21 15:31]
ちょっとだけ
5.3sec.