彼女は一定の周期で死にたがる。
もともと、際立って明るい訳でもないが、その時は特に著しい。
長い髪を垂らして顔を隠し、カーテンを閉め切り、人との接触や、彼女が好んで集めた可愛らしい物ですら拒む ...
うちの猫、しりませんかという看板、わたしの好きも探してほしい
その、こころ、いただきましたという予告、付箋ひとつで君からとどく
お迎えにハムスターがくる夜は、既存依存の弱さが強いものだ ...
おおゆきが降った夜
雲の切れ間で
三日月につかまって
空中ブランコしてたのは
木の葉の舞う頃
行方不明になった黒ネコ
最初は新聞の折り込みチラシ
猫のアップの写真の下に
「飼い猫を ...
露草な心のまま こぶしを天に突き上げ
リズムを刻むたび 霧が 晴れてゆく
遥かな思い出は 縁側の飛行機模型
竹ひごをしならせて 夢は青空
若くて死ぬことも
老いて生きることも ...
一
天吏の廁で河童らった酔払った言の葉 で
人生を飾った俺 の
眸は何色だろう!?
Goghのうねる霄が・・・・・
...
夏海で初めて泳ぐ子供たち海は苦手と微かに呟く
山間に囲まれた町静寂な空気が流れ目立たない町
好きな場所で君と過ごした数時間黙っていても気持ち伝わる
雨粒の一つ一つは生きている協力し合 ...
{引用=
最期に涙はなく
雪に重ね手をとる町
ふたりの尽きる冬の先
劇場のように広く
}
オギャー
オギャーだ
オギャーオギャーオギャー
オギャー
オギャーなんだ
きみを抱きながらオギャー 涙 こぼれろ
オギャー
オギャー
(すべては包茎の尖端が ...
今日は寄生虫館で
目的もなく死んだ思いで
落ちていく夕日も見ずに過ぎた 音楽を
肝臓として機能させずに 見つめていた
昔 聴いたことのある
自転車を見ていた時の音楽 オーパーツの雑誌の中 ...
言葉を編み
視線を編む
少しは暖かくなってくれたかな
夕方過ぎの薄闇の中
自転車に跨った
塾帰りの少年少女
信号機は止まれのままだ
いずれ青に変わる時が来るのだから
ゆっくり大人になればいい
僕はと言えば車の中
...
ふぐちょうちんもシュウキンペも
銃殺刑になるぐらいなら
いっちょ、戦争でもしかけてやっか
って思ってること
いい加減バレバレなんだよ
でもよ、やめといた方がいいぜ
日本人の本性は意外と
...
丘をのぼる石だたみの坂道でうずくまっている
ベレーをのせたあたしの夢 ただの酔っぱらい
指にこびりついているのは絵の具じゃない
細かい灰色の砂ぼこり 指の間から零れおちた砂の残骸
こんなと ...
一斉に 揺れる手を 眺めてる
幾つも 幾つも 同方向に 流れてる
此の人生は 楽しく 回り続けて生るのか
そんな命題を 絡めた糸で 捥ぎ取りながら
葡萄の種に 驚いて み ...
朝、
利き手ではないほうの手でつくられたような
拙い光たちが 睦まじく庭じゅうを飛び回っている
だが 光だけがここにあるのではない
ここには机がある 椅子もある
...
無表情 メールに打ち込む
カッコワラ
チョーウケル 何をやっても
チョーウケル
冬空の スカート短い
田舎っ子
あなたの耳にふれる
あなたの感覚になりたくて
あなたの耳にふれる
わたしはふるえている
あなたの鼓膜をゆらす
あなたの音になりたくて
あなたの鼓膜をゆらす
わたしはゆらいでい ...
ページをくる毎に
指先に宿る期待
ひとつ
またひとつと
言葉から漏れくる息遣いは
しなやかに強く
細部にまでわたる描写は
どこか温かい
あの物語を
まだ覚えてる
...
ちょっとした街の
ちょっとしたビルの壁に
「スーツはできる男の鎧」
冴えないコピーが貼りつく
ちょっと無理をすれば
ちょっと良さげなスーツが
手に入る歳になって
俺達はやっと気がつく ...
暦の上では、冬至が過ぎたが、このところ、小春日和が続いていた。それが、一昨日あたりから天候が崩れ、今朝は霙交じりの雨だった。昼過ぎに雪に変わり、太一がパソコンの電源を落とす頃には、綿を千切ったような ...
あたしが新年おめでとうと階段を登っていくと
洋ちゃんやみっちゃんが石になっていた
ふたつの石は
空けましておめでとう
と言いながらお年玉をくれた
お年玉袋の中から
ふたりより
も ...
{引用=
*四行連詩作法(木島始氏による)
1.先行四行詩の第三行目の語か句をとり、その同義語(同義句)か、あるいは反義語(反義句)を自作四行詩の第三行目に入れること。
2.先行四行詩の第四行目 ...
新たな年の目覚めと共に、大いなる父、
日輪は、貧しき山麓の村を照らす。
明けましておめでとう、という言の葉が
人々の白い息に紛れて、辺り一面散り散りに輝いている。
過ぎていっ ...
強がるんじゃなくて
でも
諦めることでもなかった
あなたの好きな言葉を
教えて下さいと
神楽坂でアンケートを実施したところ
一位が金品
二位が長期連休という順当な結果だったが
なんと三位にクンニが入った
(しかも20代男女では二位)
...
等身大の病
その名を
少年という
私の記憶が確かならば
去年の今頃は猫がいました
私の膝の上に私とは正反対の
とても品のある猫がいたのです
気づいた時にはもう既に
あたり前のようにいたのです
私の記憶が確かならば
去 ...
街灯の{ルビ鏤=ちりば}められた夜が 冷たい川を流れていく
対岸に立ちならぶ水玉模様の繁華街は深雪を浴び
緩慢な微睡みのなかに沈みつつある
彼女はかじかんだ躯をコートに ...
17歳のころ 遠い夏の日
世界はきらきらと輝いていて
呼吸をするたびに甘く苦しかった
私の辞書は日々更新され
新しい出会いを貪るように消費した
咀嚼も消化も追いつかなかった
時 ...
鏡餅マツコモリクミボストロル
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
愛を試そう。
愛心
自由詩
5
14/1/6 13:03
うちの猫、しりませんか
たにがわR
短歌
4*
14/1/6 13:01
黒ネコのタンゴ
Lucy
自由詩
15*
14/1/6 11:57
飛行模型 (第三稿)
るるりら
自由詩
26*
14/1/6 9:52
女と男
merema...
自由詩
0
14/1/6 8:40
雨粒
夏川ゆう
短歌
1
14/1/6 8:13
さいごになみだはなく
窓
自由詩
1
14/1/6 5:20
オギャー
末下りょう
自由詩
3
14/1/6 3:41
僕は街の寄生虫
番田
自由詩
2
14/1/6 1:51
編む
殿上 童
自由詩
23*
14/1/6 0:55
点滅信号
中村 くらげ
自由詩
10
14/1/6 0:48
四谷テロリスト専門学校
花形新次
自由詩
5
14/1/6 0:42
ロンサール
藤原絵理子
自由詩
4
14/1/6 0:11
コスモスの咲く丘
藤鈴呼
自由詩
1*
14/1/6 0:08
エーテル 8
草野春心
自由詩
3
14/1/5 23:45
異文化
自転車に乗れ...
川柳
3
14/1/5 23:15
耳
〃
自由詩
3
14/1/5 23:10
あなたの語る物語
keigo
自由詩
5
14/1/5 22:58
哀しみのスーツ
御笠川マコト
自由詩
3
14/1/5 22:46
太一の決断
MOJO
散文(批評...
2*
14/1/5 22:13
ローリングストーンズな三歳のあたし
草野大悟2
自由詩
3*
14/1/5 22:02
四行連詩 独吟 <界>の巻
塔野夏子
自由詩
5*
14/1/5 21:35
梅に想う〜新春に
ヒヤシンス
自由詩
8*
14/1/5 21:31
自分らしさ
まきちぇり
自由詩
0
14/1/5 20:18
新春アンケート
花形新次
自由詩
0
14/1/5 20:00
少年
駒沢優希
自由詩
2
14/1/5 19:51
鎖骨を狙え
左屋百色
自由詩
12+*
14/1/5 19:42
エーテル 7
草野春心
自由詩
2
14/1/5 19:09
夏の日
中村葵
自由詩
9
14/1/5 18:19
鏡餅マツコモリクミボストロル
北大路京介
俳句
0
14/1/5 18:01
2438
2439
2440
2441
2442
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
2478
加筆訂正:
酒場の爺の世迷言
/
……とある蛙
[14/1/6 12:17]
乾燥で指摘された部分訂正
4.81sec.