取り違えられて人生が狂ったというひとに

病院側は3800万円の賠償金を支払わなくてはならないらしい

取り違えられたのは60年前

取り違えられていなければ中卒後働かなくてもよかったのだ ...
薄くなった指輪のあとを
無意識になぞることに気付く
少しでも近付きたいと
思って真似し始めた癖は
やがて習慣(クセ)にすり代わって
目的を失ったその習慣は
ふらりふらりとまとわりついて
...
ちょっとおっちゃんの話聞いたってやぁ
つまらん呟きやけどな

資格ってあるやろ
あれはなんのためにあるんやろうな?

会社のため?
自分のため?

実務にそぐわへん知識や
...
権力は
どんな思想に依る
権力であっても

権力を維持すること自体を
目的としていく
性質がある

思想の問題ではなく
権力というものの持つ
魔力

権力をコントロールすること ...
誰も知らない
本当の私は
私の中にしか
いなくて

そんな私を
私が愛してやれなくて
どう救うのだ

ひっぱり出して
向き合うことに
痛みを伴えども
雲」流れに逆らう水は行き場を失う。積もる荒れた大地に鷺は降りたち。季節は素早く足取りを止めた。
沼。葦群の中、これ以上歩めばもっと地獄をみるだろう。あなたはどちらにしても傾がなければならない。波 ...
感受性のない人間が

この世を支配している

だが、それは多分、当然の事なのだ

世界は義務を遂行し、すでにある価値を認める者に

多大なる権利を与える

従って、パス ...
今日も僕はお金で孤独を買う 旅費を払って一人旅 他人に与えていた心身の隙間を 旅先の風光がかわりに埋める 本を買って一人で読書 まっさらな自分に活字の苗を植えていく お金で連帯も買えるけれど 連帯は自 ... その問いには答えることができない
答えることができないんだ

人生の意味なんて
問う方が間違っている
答えたとしても
それは絶対的な領域には
触れることもできない
答えることができたと ...
よろしかったら めしあがってください

食堂で 派遣社員のおばちゃんが
らっきょうを振る舞ってくれた

とてもおいしい

そういえば
近頃
食べ物でおいしいと意識したことがなかったな ...
膝小僧の下に生える毛はとても強い
太くて、まっすぐで、
80デニールのタイツも突き抜けそうにピンと生えている
脚に垂直に
地球に水平に

やせた土地にあって
少しの栄養で気まぐれに芽 ...
せんぷうきが ゆっくり 室内を見回し
ざわざわ うなじを撫でる。
そとはかんかん照りで
けさ干した毛布がベランダで揺れる。

さっきから
赤い目をしたコバエが、しつこく小指にとまるので
...
鶴のような雪

鶴のような風景

鶴のような街灯り

鶴のようなアナグラム

鶴のような思考回路
漂流する部屋
流れていく 体
あれは誰だろう
失われた心は
それ自体の中で僕の体を
きっと手にした
自分の体を
見つめている 掌で
冷たい夜の匂い

波にゆれる月

夜風が髪をすくいとり
遊びながらさよならを言う

空と海の隙間

扉はいつ開くのだろうか

月が映るのを確かめるように
何度もあなたの体温を奪 ...
       生まれたね
       やさしい手で研がれ
       水をたっぷり
       ふっくらつやつやと
       今日は卵にしようか
       それとも納豆 ...
女子大のキャンパスで上級生にナンパめいたことをされている 箱を眺めると ポークカレーと銘打っており
何やら 有名なシェフも 映り込んで いる

ふむふむ、普段は ビーフが 定番なのかは 知らないが
アタシは 肉じゃがも 豚肉が 定番で ...
膝掛けの下で冷たくなる躯 膝掛けや捺印の無き借用書 咳き込むや特定秘密保護法案 既婚者のシャツにつける口紅スタンプを自作 後悔ばかりの走馬灯が見える ホントのホントに生きている 靡く金色の。靴底に曳いた光の。さめざめし
く降る未明の、雨が、床を濡らし。

ひめやかなる空の、菫色の雲が群がり、風を
引き裂いた。妖精の唄が途絶え、大地の硬さ
をここに知り、遠くなる景色が ...
焚き火のように
広がる秋景色
心温まり

乾いた空気
喉潤した紅茶と
ティーカップ

底に描かれてる
カラタチ一輪
懐かしい故郷の匂い

左胸に手をあて
確かな音と海感じて
...
青空の下、車椅子は上下に揺れて、脳みそ詰まった頭は
洗濯機に入れられ、染色体はゆれる。



吹きさらしのガードレールは錆びついて、旧式の信号機
は煙を出して壊れた。



顔は放 ...
  きみは自分が誰かしっているのか
  湯で卵のはいったカレーパンを口にほおばり
  買ったばかりの黒い手帳に夢中になっているとき
  見境のない冬の風が 昨日のきみといまのきみを重ね合 ...
色付きのリップクリーム塗り直すあなたが全部持ってっちゃうから


コンビニで買った肉まん半分こ あれ?君の分皮ばっかりだ


静電気互いに走る手の痛み君にビリっときたあの冬の日

...
過ぎ去ったものの影を追わないで

思い出の名前を口にしないで

あの日を小瓶に閉じ込めないで


銀の魚は
網の目をくぐって
すべるように消えるもの


手から手へと渡ってゆく ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
人生吉岡ペペロ自由詩513/11/28 17:56
microwave ovenなきり自由詩113/11/28 17:37
おやじの呟き 「資格」龍九音自由詩3+*13/11/28 17:04
ぼんやりとした不安がはっきりとした不安に眠り羊自由詩113/11/28 16:48
決意森川美咲自由詩6*13/11/28 15:30
荒地 (序白)アラガイs自由詩10*13/11/28 14:22
明日の勝利yamada...自由詩213/11/28 8:58
twitter葉leaf自由詩313/11/28 6:41
絶対領域渡辺亘自由詩013/11/28 6:05
らっきょうichiro...自由詩5*13/11/28 5:17
恋と体毛かなりや自由詩513/11/28 3:00
桃。凍湖自由詩213/11/28 2:23
無題近藤孝次自由詩1*13/11/28 1:36
価値のない日番田 自由詩213/11/28 1:27
ゆらぎ暗闇れもん自由詩313/11/28 1:10
生まれたての朝石田とわ自由詩15*13/11/28 0:57
女子大のキャンパス佐野まこ短歌113/11/28 0:52
贈り物、届きました藤鈴呼自由詩3*13/11/28 0:39
膝掛けの下で冷たくなる躯北大路京介俳句0*13/11/28 0:20
膝掛けや捺印の無き借用書俳句1*13/11/28 0:20
咳き込むや特定秘密保護法案俳句313/11/28 0:20
既婚者のシャツにつける口紅スタンプを自作自由詩513/11/28 0:19
後悔ばかりの走馬灯が見える自由詩613/11/28 0:19
ホントのホントに生きている自由詩613/11/28 0:19
金枝篇hatena自由詩113/11/27 23:32
カラタチムウ自由詩213/11/27 23:09
「涙はポケットの中で揺れて」宇野康平自由詩013/11/27 22:59
きみはしっているのか草野春心自由詩513/11/27 22:41
人肌恋しい季節時子短歌213/11/27 22:33
季節梅昆布茶自由詩1513/11/27 21:48

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加筆訂正:
膝掛けや捺印の無き借用書/北大路京介[13/11/28 12:07]
捺印のない →捺印の無き
桃。/凍湖[13/11/28 2:23]
夏に書いたメモ。
生まれたての朝/石田とわ[13/11/28 1:15]
少し修正
5.25sec.