ベランダの茎に雪が積もって
どこか雪花のようだった

西日の中でも負けずに元気だった
まだ咲いてほしくて片づけなかった

小さな花


種を落として、鳥
鉢のすみで咲いて


...
 
 晩冬の、めずらしく快晴となった空に、恐ろしく強い風が吹いている。
 右には、頂の近い小さな山々が、ずっと横に連なって長く、左を見れば、向こう岸の近い細い川がどこまでも流れる。右手に見えている ...
僕は生まれ変わったらディドになりたい
というとディドはベッドの枕元に座ったまま
そのままぴくりともしないで笑うようにした。困った笑いだ。



ディドは半ズボンをはいている。そ ...
きみの旅が終わる時
黒ずんだザックの中には
通り過ぎてきた街の悲しみが
薄汚れた上着のポケットには
誰にも見せたくない たからもの
それはきっと
今のきみにとって
おおい隠 ...
二人抱き寄せた恋は
散ることも知らずに凛々しく咲いていた
この世に永遠なんてない
そんなことは知っている
それでもこの恋だけは永遠だと信じたくて
そう思うことで得られる幸せに酔いしれ
いつ ...
きみが見る夢のはかなきうたかたの
まぼろし追いぬ夏のつとめて


あおによしならの都に鳴く虫の
声こそかなしきみが面影


西風にいかなるいろのこへ聞かむ
ひぐらしかまし ...
「ご試食にひとつどうぞ」と貰ったし、今年のバレンタインは1個 ペンギンのいない二月の動物園 浜汁を啜るふたりはもう他人 遍路する足があった遠い昔 明けない夜にピザが届いた 昨日の風に名前をつけた さるかに合戦なら
おまえは臼じゃ!
この、臼野郎!
ついでに
おまえの嫁さんは
元カントリー臼めじゃ!

ちなみに
私はかちかち山なら
泥舟です
と言うか
私の家族にとって
私 ...
このところ
野菜をサプリメントだけで摂取してたら
とうとうピーマンのアルファルファ詰めが現れた

何で肉詰めじゃないんだ!

 そー言われても
 私はピーマンのアルファルファ詰めなんで
...
硝子板の上の小さな池で
草履虫が草履虫を食べる

部屋には誰もいない
かすかに染み付いた酢酸臭がする
壁には飛び散った硝酸銀の痕跡
古代の半島を描いている

午前11時の憂鬱
あたし ...
わたしのとういところをみぞれがながれていった
かこがかこらしいままかせきになり
結晶とわたしが
まったくおんなじそんざいになった

いつかひかるものとしてあつかわれる
幻の火にてらされ ...
もし よかったら
分けてくれませんか
眠らずに見るあなたの夢を
怒りを
悲しみを

もし よかったら
分けてくれませんか
翼を閉じた時
やってくる絶望を
未練を
空しさを

...
シグレタ

3月に降り始めた雨が、三年たった今もやまない。ザァザァが続く。土は流れることに疲れたのか、ずっと海の底で静かに暮らしている。大陸は削れない岩の塊、所々にある隙間は、大きく大きい。人が入 ...
さよならを受け取る代わりに
ひとつだけわたしにください
あなたの命を



一通りあなたがくれた言葉たち
ほんとの意味は
辞書には載らない



いつまでの約束でしたか
...
吐く息の白さを
何度も確かめることに
慣れてしまって

あなたのいない夜に
泣くことも、
もうない

だって世界は進んでいて
あたしの上にも
朝が降りてくることを知ったから

...
都市に吸い寄せられ
消えていく
山奥の村

恋だったから
踏まれても
壊れても
染められ
私を失って


沈んでいこう
柔らかな陽射しと緑の風を抱いて


いつか
私の ...
しぃんと静まった夕暮れ
雪を踏むようにゆっくり歩く
音もなくすれ違い、走り去っていく景色

誰も私の中で息づいていないように、
今、
私は誰の中にも息づいていないように思う

気道を広 ...
案外
やさしいことだろう

冬のおわりを思うのも
春のたよりを受けるのも

案外
やさしいことだろう

夏のかげりを思うのも
秋のかたりを受けるのも


案外
やさ ...
笑われても
無視されても
ぽきぽき折れるばかりだった自尊心を
つっかい棒に
ただ適応することを
拒んだ


育っていけない子どもとして
倒れるために
長い間待った
ふるさとが沈む ...
  
      -分かったこと-


漸く 分かった
「ようやく」

この 漢字を
いさぎよく、とでも
読みたくなるような
感覚と ともに

要約すれば 良かったんだね
演 ...
昔、ちょうど今くらいの季節だったかな。

クラスに石川っていうのがいてね。嫌な奴でさ。
ちょっと小太りで、狡賢くて。
運動は苦手だったんけど、
人を馬鹿にして笑いをとるような奴だったんだ ...
{引用=
わた し は ねこ だ
な まえは ま だ ない 


殺伐とした空気が支配する部屋で、
きみは子猫に名前を付けようとしている。
子猫が産まれてからもう三日が経った。

...
ぽん、ぽん、

ぱっ ぱっ ぱあ
ぱっ ぱっ ぱあ

ぽん、ぽん、

ぴーきゃら ぴーきゃら
ぴーきゃら ぴーきゃら

どら どら どら どら どら どら どら どら

ごん  ...
どうして
コンクリートで
庭の地面を覆うのでしょう
芽生えようとしていた希望が
誰にも知られず
腐敗してしまったことなど 
コンクリートは
教えてくれません
腐る。
ギリギリのところで
なんとか持ちこたえている
としたら
死がとても怖い
かくれんぼしていて
うっかり見つけてしまった
小鳥の死骸にうごめいていたうじむし
その卵が
この空気中 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
次の四季mizuno...自由詩514/2/14 0:38
 HAYABUSAハァモニィベ...自由詩2*14/2/14 0:35
ディドのはなしフユナ自由詩6*14/2/14 0:15
マリア藤原絵理子自由詩3*14/2/13 23:53
陽炎自由詩014/2/13 23:52
閑話三首藤原絵理子短歌1*14/2/13 22:54
「ご試食にひとつどうぞ」と貰ったし、今年のバレンタインは1 ...北大路京介短歌414/2/13 22:02
ペンギンのいない二月の動物園俳句414/2/13 22:02
浜汁を啜るふたりはもう他人俳句214/2/13 22:02
遍路する足があった遠い昔自由詩214/2/13 22:01
明けない夜にピザが届いた自由詩314/2/13 22:01
昨日の風に名前をつけた自由詩414/2/13 22:01
昔話に例えるなら花形新次自由詩0*14/2/13 21:40
とうとうピーマンのアルファルファ詰めが現れたichiro...自由詩5*14/2/13 21:33
パラサイト藤原絵理子自由詩10*14/2/13 21:31
イニシエ平井容子自由詩1214/2/13 21:16
もし よかったらalju自由詩5*14/2/13 21:15
シグレタ赤青黄自由詩1*14/2/13 20:48
◆ラヴ・レター千波 一也短歌214/2/13 20:22
春へ、AquAri...自由詩214/2/13 19:40
水の村 ⅢLucy自由詩6*14/2/13 19:40
夕暮れa-litt...自由詩1*14/2/13 17:01
直感千波 一也自由詩414/2/13 15:53
水の村 ⅡLucy自由詩8*14/2/13 15:43
ようやく藤鈴呼自由詩2*14/2/13 11:43
春の源になれ。時子散文(批評...0*14/2/13 11:23
猫のいる部屋大覚アキラ自由詩714/2/13 10:35
タカタカatsuch...自由詩3*14/2/13 9:44
イナエ自由詩11*14/2/13 9:23
冬時間そらの珊瑚自由詩14*14/2/13 8:31

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加筆訂正:
タカタカ/atsuchan69[14/2/13 12:38]
ちょこっと、推敲しました。
【霧】生国      /るるりら[14/2/13 9:56]
誤字の指摘ありがとうございました。
5.29sec.