夏休みの終わりを告げる残酷な音が、晴れ渡っていたはずの空を埋め尽くしてゆく。
縁側から顔を出して見あげた。頭上をぎっしり埋めているのは色とりどりのヘリコプターの群れなのだ。真っ青な空 ...
一人の男性の訃報に 世界中が涙する
ここにいる僕は
他の誰でもなく、僕は
その終焉に涙してくれる人が 果たしているのだろうか
見知らぬ少女の死に
黙って白い花をそえ 冥福を祈る
だ ...
食器洗浄機であらう
ジャージャージャー
だれかが食べたお皿
だれかのたべのこし
だれかの命のかけら
ジャージャージャー
大量の水で
綺麗でしょう?
また盛りつけてください
...
もし、僕以外の全ての人間が死んでしまったら
僕はその瞬間、とてもせいせいするだろう
そしてこの地球も一人の邪魔者を除いて
余計な連中が消えた事を神に感謝するかもしれない
・・・ ...
記憶を忘れないように
テクニクス社のメモリーに換えた
外気が通常よりも低く
保護フィールドが温度を上げる
月が懐かしい
そのくらい昔には
まだ夜があった
庭の無花果か ...
宝籤はもうずいぶんりっぱな犬になった。しっぽのわずかな先と、胸もとと、それから腿のうしろにも毛羽立つような白い毛が生える、黒い犬だ。しっぽは太くてたっぷりしていて、よく動く。
雨のあがったきょう ...
新しく出来たショッピングモールには世界を意識した品揃え
学校の図書室に行き本選ぶ百科事典が並ぶ本棚
夏祭りどんなに文明進んでも昔ながらのやり方変えない
野良猫に出逢えば会話したくなる ...
僕は歩いた
青山通りの道の暗闇の中を
歩いていく道の続いていくであろう方へ
僕は 道を たどった
きっと 消えていく
いつも 誰もが 吹かれてはいない
風の風景の中に立ち 見 ...
かたりすぎると
ながれさってしまいそうだ
ことばとともに、かれらの年月が
日々のなにもかもを
あるきまわっているうちに
はなし尽くして
でもまだ、はなしていないことがあるかもし ...
渋谷の街を歩いて多くの人とすれ違いながら思うこと
すれ違った女の人たちの中に一人くらいは下着を履いていない人がいたかも
すれ違った男の人たちの中に一人くらいは小学生とセックスした人がいるはずだ
...
意味や価値より
自分を大切にしていたころ
長すぎる午後に拾い上げた
石は碧を宿したまま
冷たく掌でひろがり
静寂の質量を教えてくれた
いま閉鎖された細胞 ...
同性の上級生を誘いたい夜は短いワンピースを着る
書けない と 白い壁に
ながーく 書いてみる
書 け な い
書 け な い
い―――――――――――――――――― ...
ある人にはいい人で
ある人には悪い人
犯人探し
終われない
不幸を笑ってごめんなさい
自分の影をふんで
昨日から明日へとぶ
手をつないであるこ
いないあなたと
私もあ ...
あんなに近かったというのに
今ではこんなにも 遠い
その手に触れること 簡単な距離
なのに こころ あまりにも 遠い
君をまっすぐに見据える
視線 けして 交わらない
...
ふっくらとした頬の可愛らしい少女
今はもう わたしの愛した 少女ではなくなった
違和感 誤魔化して
ああ かわい、頭撫でてきた
少女 うっすら微笑んだ
知らない人の笑 ...
紅茶を淹れましょう
薔薇のなかで ひとりきり
温もり消えた ティーカップ
冷めた紅茶は捨てましょう
あなたがつくった 白いテーブル
固いイスさえ 愛おしい
主のい ...
冬の手前に立ちきのうをみる
一本の樹の梢に雀が居るばかり
彼らだけにわかる言葉で
話をしていて
ほかに息吹きの声はなく
かといってコンクリートなどもなく
荒野というわけでもないここは
...
血が逆流すんだ
血が逆流すんだ
隣人は僕を知らない
隣人は僕の名を知らない!
血が逆流すんだ
血が逆流すんだ
親さえ僕を知らない
親は僕に名前を与えなかった!
...
エクレアを土産にするや後の月
ゴールデンハンマー雀蛤に
虹色の花蛤となる雀
割り箸を割らずに食べた
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている
好きでもない人をタイプだと答えている
形象
黄色いきつねが
三角形持ちおる
白い大根が
赤かぶらを添えて
おちょぼ口の
お月様二つ
ブルーの二つの影
さっとよぎりいく
{引用=
抱きとめるのは、
こんなにも
どんなにも
悲しいこと
行き惑う身は、心のつばさも
なんの役にもたたないと、
きみはひとり
街の明かりに唾をする
...
笑い声の間に聴こえる雨の音が。
心を満たす。
...
ごめんね
じつはわざとなんだ
悪気があったんだよどっかで
そう
突き詰めると自己肯定したいだけなんだ
って
ほんとのところ
「言い訳」なんて
...
おめでとう
うれしいよ
からだじゅうきぼう
あふれだしてる
ふくらんでいる
えらかったなあ
よかったなあ
いとしいよ
しがみつきたいよ
なみだがな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あの日覗き込んだ照準器の十字架Destiny
北街かな
自由詩
2*
13/10/21 17:56
訃報に涙されるのは 一体誰だ
創輝
自由詩
1
13/10/21 17:34
台所の声
朧月
自由詩
1
13/10/21 14:37
他人を愛せる時
yamada...
自由詩
1
13/10/21 13:45
tonight
mizuno...
自由詩
3
13/10/21 12:30
10
はるな
散文(批評...
3
13/10/21 11:16
百科事典
夏川ゆう
短歌
2
13/10/21 10:43
青山通りのごろつき
番田
自由詩
0
13/10/21 1:23
かたらない日
遙洋
自由詩
5*
13/10/20 23:42
暮らしが轢死
ボトルシップ
自由詩
1
13/10/20 23:06
碧の石
ただのみきや
自由詩
18*
13/10/20 23:04
同性の上級生を誘いたい
佐野みお
短歌
1
13/10/20 22:54
ながーく
八男(はちお...
自由詩
1
13/10/20 21:47
鬼ごっこ
朧月
自由詩
2
13/10/20 20:44
こころ
瑠依
自由詩
1
13/10/20 20:34
少女
〃
自由詩
2
13/10/20 20:33
紅茶
〃
自由詩
2
13/10/20 20:29
ひとり
もっぷ
自由詩
8
13/10/20 20:00
王国
自転車に乗れ...
自由詩
2*
13/10/20 19:39
エクレアを土産にするや後の月
北大路京介
俳句
3
13/10/20 17:23
ゴールデンハンマー雀蛤に
〃
俳句
1
13/10/20 17:22
虹色の花蛤となる雀
〃
俳句
1
13/10/20 17:22
割り箸を割らずに食べた
〃
自由詩
3
13/10/20 17:21
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている
〃
自由詩
9
13/10/20 17:21
好きでもない人をタイプだと答えている
〃
自由詩
2
13/10/20 17:21
形象
生田 稔
自由詩
3
13/10/20 17:04
鶴のおんがえし
月乃助
自由詩
5*
13/10/20 16:47
Rainy day
世江
自由詩
2
13/10/20 15:57
言い訳
hiroto...
自由詩
2*
13/10/20 15:15
あふれだす
吉岡ペペロ
自由詩
6
13/10/20 14:36
2427
2428
2429
2430
2431
2432
2433
2434
2435
2436
2437
2438
2439
2440
2441
2442
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
加筆訂正:
鶴のおんがえし
/
月乃助
[13/10/21 8:43]
少し
Edge
/
夏美かをる
[13/10/20 17:11]
最終連が後になって気になったので、変えてみました。
4.66sec.