赤子胸いっぱいに燃えている 契る星の名を知らない 右手にだけマニキュア            131227
今朝も断続的に雪が降る
大動脈を絶たれない訓練が
湿り気を帯びた雪を降らすんだ
知ったかぶりを披露する乗客たちを
スコップでいっぺんに運んでゆく
線路脇 ...
薄紅の花びらの真中で
一匹の蚊が死んでいました
その造花の霊廟には
微かに白く埃が積もり
異なる時が流れているのです

知っていましたか
昆虫は外見が骨格なのです
死んだニンゲンが放置 ...
いのちある
きのうは

醜く
苦しく
さびしく
うれしく
輝いて


いのちある
言葉は

清く
汚く
痛く
美しく
生きる


いのちある
今日は

泥 ...
たったの四分十一秒
すでに そのうちの
三分以上が過ぎようとしている

消えてしまいそうな気配の中で
異国の言語による雑談を聴く

「手術中」と言わんばかりの
真っ赤なネオンサインの取 ...
いろつやかたち
どれをとっても
こんなに優しいものはない

両手でそっと抱いてみる


たましいは傷つきやすくて
触れあうたびに痛がっている
薄皮を爪ではがせば
そこには
今に ...
思想と無縁に庭の茂り

知識は及ばずの緑みどり

なにか悲しい主無しの蜘蛛の巣

なにも冬に咲くことなかろう薔薇

及ぼせはしない

そこに膝ついて

深く覆えよ雪と

枯 ...
あなたが
死んで
産まれてから
八回目の年の瀬がきた

その少し前には
サンタが
入院先のベッドに
インドのパンツを届けた

去年、おととし、その前の年・・・・・・
二人が咲いて ...
トルコの東部農村地帯の子供達は貧しさの中を生きている。
トルコは経済成長しているが日本ほど経済成長はしていない。
日本が経済発展していく中で失っていったものがトルコにはあるんじゃないかと思う。
...
不満足の象徴としての道路

なぜなら

そこではだれでも自分のいる場所から

足を上げて

立ち去ろうとしているから
チャージした
ライブに行き
踊る
何かをし始める
動き出す
動き始める
動きを止める
苦しさは取れないが
前を向き始める暖かい日にはビールを飲み
女の子と朝まで抱き合った
疲れて明 ...
空を目指して 山道をゆく
土を踏みしめ 前を見据えて 
太陽を背に 進みゆく

蹴り飛ばしたのは 昨日の言葉
放り投げたのは 明日の行方
崖下は遠く落ちていく中
あのいつかだけが 消えず ...
今年も届いた母からの小包

まずは
?AKB48みたいな洋服がほしい?
という娘達のリクエストに応え
母が見つくろってくれた 
チェックのワンピースやミニスカート

その下には
ハロ ...
讃岐うどんを
食べ歩きすると言ったまま消えた
ペンシルベニア州出身
角田勲(48)が
セルフの店を出し
味の良さから
うどんの神様と呼ばれているとの
情報を入手した
妻ジャクリーン角田 ...
忘れている何かの先に

頭の狂ったマンドリン弾きが
丘の上に座ってじっと
坂の下を見ている。

その男の着ているコートは
薄茶色のバックスキン
しかも、足元は合成皮革のハッシュパピー
...
空は言う
イタイ イタイ イタイ
土は言う
オモイ オモイ オモイ
水は言う
クルシイ クルシイ クルシイ

風は無言で、木々はうつむく

人は言う
すごい すごい すごい
人は ...
寝室の窓の外で
また今夜も
切れかかった街灯が
青白い点滅を繰り返す

この世に未練があるのか
ただ惚けてしまったのか
それとも
死二ユク前のあがきなのだろうか
今夜も
わたしの静 ...
どんなに騒いでいても
静かに眠っていても
来るものはくるのだ

 小川一本の県境
 だからといって
 
 天候が
 変わるわけでもないのに
 天気予報は変わる

 水の性質が ...
コロコロ ゴトゴト
コロコロ ゴトゴト

車のドアポケットの小石が
今日も小言を言う

夏休み
娘が海岸で拾った
薄緑色の小石が
車のドアポケットで
今日も小言を言う

アクセ ...
一隅の小草のいのちわが道なるぞ 淡くもふかき雨のはざまに

蒼くおぼめく記憶の収斂

薄き陽にいはけなき夢

ほの見ゆる永劫の影


太初よりかくもありしか

秋晴の水晶のうれひ

やさ心かすかささやき
...
時雨ふる鳥羽のわたりに駒とめて
うき身のほどをいかにとぞする


唐衣涙にそむる袖しぼり
深草のさと時雨ふるなり


返りごとなきぞかなしきね覚めかな
逢坂山に霰降るらし

砧う ...
いつも思い浮かぶのは遠くにある街だ
帰り道を探していた気がする 僕は
見えるものに何だと思わされた
いること自体が わからなかった 君が


時折 何だろうと思う
壊された瞬間がある ...
いつか煙突みたいだと言われたような

紫煙に囲まれた部屋で
背中にくっついたソファの表面を剥がしながら起きる

いらいらしたりそわそわしたり

なぜこのようないったりきたりを繰り返さねば ...
合コンで虫の話や年の暮 ジョン・ケージのあの曲ばかりクリスマス 手のひらに橙ひとつ五重塔 チェルノブイリから3年

こんどは火山の塵埃で

真っ赤っかの夕焼け世界

バブルと呼ばれた片隅で

愛も消費税も知らない

オレに吹いていた風とは


氷河期なんか来るもの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
赤子胸いっぱいに燃えている北大路京介自由詩313/12/27 23:20
契る星の名を知らない自由詩413/12/27 23:20
右手にだけマニキュア自由詩413/12/27 23:19
断続的あおば自由詩13*13/12/27 23:08
安らかに眠れただのみきや自由詩29*13/12/27 22:59
いのちあるichiro...自由詩12*13/12/27 22:27
破棄された街灯yuugao自由詩1*13/12/27 22:14
八布自由詩413/12/27 22:06
思想と知識とその他ドクダミ五十...自由詩213/12/27 22:02
年の瀬草野大悟2自由詩1*13/12/27 21:13
トルコ子供達の祈りガンジー自由詩213/12/27 20:00
無題駒沢優希自由詩313/12/27 18:43
声 13年前コバーン自由詩413/12/27 17:55
燃え残る声自由詩213/12/27 17:47
味噌漬けと詩集夏美かをる自由詩31*13/12/27 17:36
四国の黙示録花形新次自由詩213/12/27 17:22
うけいか……とある蛙自由詩5*13/12/27 12:33
高層マンションuri_ka...自由詩213/12/27 10:43
死二ゾコナイそらの珊瑚自由詩17*13/12/27 9:29
越年イナエ自由詩17*13/12/27 8:56
小石の小言ichiro...自由詩11*13/12/27 7:52
いのち織部桐二郎俳句013/12/27 4:52
秋憶自由詩013/12/27 4:31
玲玉詠草短歌013/12/27 3:44
詩に書かれた詩番田 自由詩213/12/27 2:37
眠魚よりカマキリ自由詩213/12/26 23:56
合コンで虫の話や年の暮北大路京介俳句413/12/26 22:27
ジョン・ケージのあの曲ばかりクリスマス俳句2*13/12/26 22:27
手のひらに橙ひとつ五重塔俳句313/12/26 22:27
母なき時代の子守歌たち吉岡ペペロ自由詩113/12/26 22:26

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加筆訂正:
燃え残る声/[13/12/27 20:14]
1連目変更
音のように/ichirou[13/12/27 7:05]
一部修正しました。
3.81sec.