その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜
傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
...
眠れないことがつらいのは
どうしてだろう
眠れないことがつらくなければ
流されなかった涙は
いくつあるのだろう
数えきれない眠れぬ影は
朝焼けで溶かされず
凝固する
凝固しながら
...
だまされたのかも知れない
甘いにおいに誘われて
近づきすぎた
人だって
グルメな匂いに弱い
縁日の雑踏の中の醤油の臭い
に誘われて
埃と一緒に口に入れる
焼きと ...
悲しいけどさわやかだ
今起きたばかりだから
さむいけどあたたかだ
風が吹いていないから
歩いてゆく
おとがする
しがみつく
木の枯れ葉
悲しいけ ...
師走の涙が凍りつく前に
あなたの胸に僕を突き刺して
肌に絡みつく寥な冷気を
受け入れながら僕は生きよう
飽くことなく社会の灰汁を啜り
一縷の希望にしがみつきながら叫ぶ
...
鳥葬の似合う枯野を探しけり
袋とじを開けてガッカリ畳替え
大安売りの愛も愛
クローンのほうがおもしろい
鏡がないと狭い部屋
ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ...
すべては夢
吹く風も
木陰の光も
朴訥な勇ましさも
無声映画の悲しみも
すべては夢
ながれる
夢をみてる
つよく
悲しく
一人立つ
...
君に堅く結ばれた
ひもがほどけない
この送られてきた荷物に入っていた
巾着袋のひもがほどけない
わざと堅く結んだな
僕が困っている顔を
想像しているのだろうけど
そうは問 ...
蒼なき夜空に
星が散りばむ
手の平に星が墜ちたなら 左様
私の手が空になる
手の空いっぱいに
星が墜ちる
それは
瞬く間もなく
きらきらと
吸い込まれていく
私の
空に
...
私は泣いてしまいたい
心にこびりついた汚れを
落とすために
泣いてしまいたい
まるでどこかの主人公
悲劇のヒロインを気取っている
ボロボロ涙をこぼして
顔をぬぐう私
満足す ...
どうして鏡には
こんなに知らないような女ばかりうつるのだろう
手垢のついた壁にかこまれて
言いたいことがある、と
思っていた
そればかりを覚えている
冷えた砂漠になげだされた夜だ
...
誰もいない日
眠りに落ちていくような日の
昼下がり そんな
僕はどうも失業していたけれど
かつては学校にも行っていたし
かつては人間だったわけなのだが
外に昼飯を買いに出ることすら怖 ...
ストレスか
なにかの病か
胸がどきどきする
ような気がする
眠れなくて
活字も追えなくて
いま
なんの予感もなく
消えてゆく
ストレスか
...
みんなに可愛くないと言われるけど
私は自分が誰よりも一番可愛いと思うの
だって例えば事件や事故に巻き込まれた時
他人の心配より自分の心配をするでしょ?
だから私は自分が一番可愛いと思うの。
{引用=
( 竹林に翁が影、竹を切る 音がする )
里はもうそんな時節らしい
路によりそう水の流れ
ここは、暮らしにいつも水音がある
流れる水は 淀むことをし ...
みどりの精悍な城あとをみる
稜線はふるえて、夜半
南へむかうと述べた喉の
ほとけに花燭を抱きあわせ
うきあがった契りの舟をそらへ
放流する手つきで 投げた
その眼には
映っているだろ ...
雪は降らなくていい
長い詩もいらない
部屋には
湯沸かし器があればいい
わたしは臆病すぎるだろうか
ねえわたしたちは
なんて滑稽なかたちをしているのだろう
冬海の人近づけぬ厳しさよ その雪代に生きる魚あり
金ばらまかれたら
俺も貰っちゃうかもねー
だからそんなことは
どーでもいいんだけど
ただ、とらおの視線を
追うのが異常に速過ぎて
本当にとらおの意向を
汲み取ってんのかな
とらおも内心 ...
私はある種の病を患っているのだろう。そう考えるようになった久しいのだがこの病の正体については未だ結論付けられていないのが正直なところである。
ある朝、妻は居間で私のシャツにアイロンをかけていた時 ...
夜空を突き破る
中天の
三日月
【車窓から見える赤い風船は、まるで祝福のしるしみたいに 】
なんでかしらないが
あなたとわたしには
おなじ「なにか」が ある気がする
その「なにか」が なんなのかを
知 ...
悲しさに満たされていた寒い夜貴方の前では泣けなかった
旋律が響き渡る時
時の鼓動が聞こえる
時間はいつも音もなく過ぎ去るが
それは「音」として現れざるを得ない
私には見えない無数の事が
私を取り巻いていつも私を
...
星が結んだ絵に
子は指を使い描く
それは何万年と
変わらぬイラスト
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】
夏美かをる
自由詩
25*
13/12/19 15:09
あなたにやわらかな朝を
茜井ことは
自由詩
4*
13/12/19 14:12
ウツボカズラ
イナエ
自由詩
18*
13/12/19 13:22
歩いてゆく
吉岡ペペロ
自由詩
2
13/12/19 11:56
師走の涙が凍りつく前に
Utatan...
自由詩
0
13/12/19 10:27
鳥葬の似合う枯野を探しけり
北大路京介
俳句
6
13/12/19 10:21
袋とじを開けてガッカリ畳替え
〃
俳句
2
13/12/19 10:20
大安売りの愛も愛
〃
自由詩
4
13/12/19 10:19
クローンのほうがおもしろい
〃
自由詩
5
13/12/19 10:19
鏡がないと狭い部屋
〃
自由詩
9
13/12/19 10:19
猫のダイヤモンド
そらの珊瑚
自由詩
13
13/12/19 8:56
夢をみてる
吉岡ペペロ
自由詩
2
13/12/19 8:45
君が堅く結んだ結び目に完敗した
ichiro...
自由詩
11
13/12/19 4:41
星。
駒沢優希
自由詩
5
13/12/19 1:55
涙
群青ジャム
自由詩
2
13/12/19 1:20
砂漠
はるな
自由詩
3
13/12/19 0:49
今日コスプレの子と
番田
自由詩
0
13/12/19 0:33
眠れなくて
吉岡ペペロ
自由詩
1
13/12/18 23:13
自分が一番
リィ
自由詩
2
13/12/18 22:29
水の帰郷
月乃助
自由詩
14*
13/12/18 22:26
肩ごしに
とおの
自由詩
7
13/12/18 22:14
湯沸かし器
はるな
自由詩
6
13/12/18 22:13
無題
gorses...
短歌
3*
13/12/18 21:24
とらおの指示
花形新次
自由詩
1
13/12/18 21:07
無題
sho_ko...
自由詩
1
13/12/18 20:34
夜空を突き破る
駒沢優希
俳句
1+
13/12/18 19:55
ふうてん とばそ
るるりら
自由詩
19*
13/12/18 19:20
寒い夜
森川美咲
短歌
2*
13/12/18 18:59
私と他人
yamada...
自由詩
2
13/12/18 18:47
「星と子」
宇野康平
短歌
4
13/12/18 18:18
2437
2438
2439
2440
2441
2442
2443
2444
2445
2446
2447
2448
2449
2450
2451
2452
2453
2454
2455
2456
2457
2458
2459
2460
2461
2462
2463
2464
2465
2466
2467
2468
2469
2470
2471
2472
2473
2474
2475
2476
2477
加筆訂正:
苦しいときに、やれること
/
まーつん
[13/12/18 21:36]
細部変更しました
寒い夜
/
森川美咲
[13/12/18 19:00]
題名入れ忘れていました
4.17sec.